177 / 340
ヴァルードの遺言
しおりを挟む
「リュゼさん、今よろしいでしょうか」
エリムがジェルクッションに横たわる俺に近づき声を掛けてくる。
「何?」
「休憩した後で構いませんので、ご案内したいところがあるので付いて来て頂けませんでしょうか。ラナンがリュゼさんに渡したいものがあると言っていました」
「渡したいもの?あ、もしかして!」
ふと思いつくことがあり、パッと下向きだった顔をエリムに向けて上にあげると、顔が青くなり気分が悪くなる。まだ消化しきれていないようだ。
エリムに案内を了承し、ラナンが渡したいというものについて楽しみにしつつ、胃が落ち着くのを待った。
数十分ほど経つと、お腹は苦しくとも吐き気までは治まってきたので、早速案内をしてもらうことになった。悪魔はもう俺よりも回復しており、苦しさなど全く感じさせない程に元気だ。
ここでの生活での移動は、建物内でも歩くというよりは泳ぐもののようだ。水の中だから泳ぐ方が移動が速くて楽なのだろう。王城を出て隣にある建物に移動する。建物の入り口は至る所にあるので、窓から出入りしているような感覚だ。水の中なので高さも関係ない。王城なのに防衛面は大丈夫なのかと聞けば、王城に許可のない者が勝手に入り込むような不埒な真似をする者はいないから大丈夫とのことだった。本当に大丈夫なのだろうか。
俺は賓客なので自由に出入りしても大丈夫らしいが、人魚以外の自力で泳げる外の者が来た時はどうするのだろうか。あちらこちらに人魚がいるから、不審者が来ても人目に触れないことはないから大丈夫と考えているのか?まあ、彼らが大丈夫というのだから大丈夫なのだろう。
だが、王城内でもやはり関係者以外は立ち入り禁止の場所もあるらしく、そこへの通路には警備の者が立っているから、謝って俺が入ってしまうことはないと言われた。本当に大事なところはちゃんと守っているから、その他は手を抜いても問題ないと考えているのだろう。
人魚の王族が民との距離が近いからこうなっているのか、または民をそれほど信頼しているのか。どちらにせよ同胞同士の結束が強いのだろう。
そして辿り着いた場所は製作所のようなところだった。様々な制作関連の施設があり、ここで魔道具やその他の物作りをしているようだ。エリムに連れられ奥へ奥へと進む。いくつもの分かれ道があり、どこも似たような道なので迷いそうだ。
そして次第に前方から水が細かく振動した流れがやって来る。振動は進むほどに大きくなり、音の伝送性は低いはずだが、何か音が聞こえてくる。するといきなり、ポチャンと水の膜を抜けた。泳いでいた俺はいきなり空気の中に放り出されて転がる。それと同時に金属が叩きつけられる騒音が鼓膜を襲う。
「すいません!注意するよう伝えるのを忘れてました。ここから先は水中ではありません。魔道具によりこの辺りだけ海水を排除した空間となっています」
そう言ってエリムは俺が起き上がる際に手を貸してくれた。悪魔は転がることもなく平然と水の膜を超えており、俺が転がった様子を見て1人爆笑していた。よし、おいて行こう。エリムを急かして先に進む。ちッ、しっかりと付いて来ている。爆笑しながら。
時折向けられるエリムの憐れみの視線を無視して進んでいく。ついた先は鍛冶場だった。その中でラナンが1人で何かしらの作業をしている。エリムがラナンに声を掛け、ラナンが俺たちの到着に気付き手を止める。
「おっ!来たんだね!悪いけど少しだけ待ってて!もう少しで終わるから!」
ちらりと俺たちの方に視線を向けながら言った後、すぐに作業に戻った。悪魔について一言もなかったのは別に良い。お願いだからそろそろ落ち着こうか。いつまで笑っているつもりだ。もう勝手に笑い死にしてくれないかな。そして勝手に還ってくれ。俺が爆笑してやるから。
ジト目で悪魔を見るが、何がおかしいのか更に笑いだした。無言で右手の甲にある黒の書が収納されている六芒星の文様を左手でなぞる。殺るか。
「待て待て!早まるな!!ここは海の底だぞ!そこのエルフとドワーフも無事では済まないんだぞ!」
ピタリと笑いを止めた悪魔が慌てて止めに入る。勿論、こんなところで黒の書を使うつもりは微塵もない。悪魔に危機感を持たせるためだけのパフォーマンスだ。上手くいったようで何よりだが、黒の書の魔法を見たこともないはずの悪魔がなぜ毎度これほど慌てているのだろう。黒の書がどういったものかまるで知っているかのような反応だ。出会った当初からの反応だから、ズィーリオスや精霊王が教えたわけではないだろう。一体なぜだ?
俺の思考が逸れて、意識が黒の書から離れたことに気付いた悪魔が安堵の息を吐く。その様子をエリムが不思議そうに眺めていた。
「はぁーー!出来た!我ながら完璧だね!」
ラナンの一言で俺の意識は引き戻される。全員の視線がラナンに集まると、ラナンは身に着けていた道具類を外し、タオルで汗を拭いながら俺に笑顔を向ける。
「例のモノ出来上がったよ!いやー、あれほどの素材は人生初だったから不安だったけど、とても挑戦し甲斐がある逸品に仕上がった!」
そして奥の方から黒い布に巻かれた細長い物を持って、作業台のようなテーブルの上に置く。
「ほら、おいで!解いて中身を見てみなよ!」
ラナンが手招きして近くに来るように促す。
テーブルの側に移動し、そっと黒い布に触れる。すると横から鷲掴みにしようと伸ばされた手が見えたので、部位強化した手でその手の甲を引っ叩く。
「痛ってぇ!!」
なんで?という顔をしているアホを睨み付けて抗議を無視する。ゆっくりと布を剥がしていくと、そこから現れたのは、マットな質感で程よく細かな凹凸のある手触りの鞘に収まった黒い細身の剣であった。
鍔の部分は通常の剣の鍔の大きさから考えればやや小さめだが、この剣の鍔として見ればバランスが良い。グリップ部分は布が巻かれており、滑り止めの役割を担っている。グリップを掴むとフィットするように握りやすい。左手で鞘を持ち剣身を抜き出すと、透明感のある黒い刃が俺の顔を映し出す。
ホッと息を吐くほど美しい剣だった。一目惚れとはこのような感覚なのだろうか。視線が剣に吸い寄せられ、見とれてしまう。
ラナンの声掛けにより我に返り、両手で握ってみる。やはりしっくりくる。重さも重心も刃渡りの長さも丁度良い。ラナンの許可を貰い、軽く周りの物に当たらないように剣を振ってみる。今までにないほど扱いやすかった。
「ご注文の通り、提供してくれたドラゴンの素材とアダマンタイトを使用した剣身だ!本当に加工が大変だったんだよ!?どこのドラゴンかは分からないけど、まるで昔世界で大暴れしていたという消滅の邪龍ヴァルードを彷彿とさせるほど、魔法をキャンセルさせられまくったのよ!まあ?私に掛かれば技術だけで形に出来たんだけどね!アダマンタイトは希少金属の一つだけど、ここでは使う機会もないし必要性がないから余っていて良かったね!私の中での渾身の傑作を気に入ってくれたかい?」
「もちろんだとも!!」
ラナンの問いかけに食い入るように即答する。気に入っているのは事実だ。これほど素晴らしい逸品を造りだしてくれたラナンには感謝しかない。
これでヴァルードの遺言を守ることが出来た。ヴァルードは自分の死後、その体を素材として剣を作るようにと言い残した。そして死後も弟子を守り、共に世界を旅出来ると言い笑ったのだ。
その遺言を果たすために、ラナンにヴァルードの鱗や角などを渡し、剣を作ってもらった。これからはヴァルードも共に旅をするのだ。
ドラゴンの素材など滅多に出回らず扱う機会も少ないが、ラナンは完璧に仕上げてくれた。とても良い腕をした鍛冶職人なのは疑いようのない実力だ。
そんなホクホク顔の俺の前に、ラナンが再び奥から木箱を持ってやって来た。
エリムがジェルクッションに横たわる俺に近づき声を掛けてくる。
「何?」
「休憩した後で構いませんので、ご案内したいところがあるので付いて来て頂けませんでしょうか。ラナンがリュゼさんに渡したいものがあると言っていました」
「渡したいもの?あ、もしかして!」
ふと思いつくことがあり、パッと下向きだった顔をエリムに向けて上にあげると、顔が青くなり気分が悪くなる。まだ消化しきれていないようだ。
エリムに案内を了承し、ラナンが渡したいというものについて楽しみにしつつ、胃が落ち着くのを待った。
数十分ほど経つと、お腹は苦しくとも吐き気までは治まってきたので、早速案内をしてもらうことになった。悪魔はもう俺よりも回復しており、苦しさなど全く感じさせない程に元気だ。
ここでの生活での移動は、建物内でも歩くというよりは泳ぐもののようだ。水の中だから泳ぐ方が移動が速くて楽なのだろう。王城を出て隣にある建物に移動する。建物の入り口は至る所にあるので、窓から出入りしているような感覚だ。水の中なので高さも関係ない。王城なのに防衛面は大丈夫なのかと聞けば、王城に許可のない者が勝手に入り込むような不埒な真似をする者はいないから大丈夫とのことだった。本当に大丈夫なのだろうか。
俺は賓客なので自由に出入りしても大丈夫らしいが、人魚以外の自力で泳げる外の者が来た時はどうするのだろうか。あちらこちらに人魚がいるから、不審者が来ても人目に触れないことはないから大丈夫と考えているのか?まあ、彼らが大丈夫というのだから大丈夫なのだろう。
だが、王城内でもやはり関係者以外は立ち入り禁止の場所もあるらしく、そこへの通路には警備の者が立っているから、謝って俺が入ってしまうことはないと言われた。本当に大事なところはちゃんと守っているから、その他は手を抜いても問題ないと考えているのだろう。
人魚の王族が民との距離が近いからこうなっているのか、または民をそれほど信頼しているのか。どちらにせよ同胞同士の結束が強いのだろう。
そして辿り着いた場所は製作所のようなところだった。様々な制作関連の施設があり、ここで魔道具やその他の物作りをしているようだ。エリムに連れられ奥へ奥へと進む。いくつもの分かれ道があり、どこも似たような道なので迷いそうだ。
そして次第に前方から水が細かく振動した流れがやって来る。振動は進むほどに大きくなり、音の伝送性は低いはずだが、何か音が聞こえてくる。するといきなり、ポチャンと水の膜を抜けた。泳いでいた俺はいきなり空気の中に放り出されて転がる。それと同時に金属が叩きつけられる騒音が鼓膜を襲う。
「すいません!注意するよう伝えるのを忘れてました。ここから先は水中ではありません。魔道具によりこの辺りだけ海水を排除した空間となっています」
そう言ってエリムは俺が起き上がる際に手を貸してくれた。悪魔は転がることもなく平然と水の膜を超えており、俺が転がった様子を見て1人爆笑していた。よし、おいて行こう。エリムを急かして先に進む。ちッ、しっかりと付いて来ている。爆笑しながら。
時折向けられるエリムの憐れみの視線を無視して進んでいく。ついた先は鍛冶場だった。その中でラナンが1人で何かしらの作業をしている。エリムがラナンに声を掛け、ラナンが俺たちの到着に気付き手を止める。
「おっ!来たんだね!悪いけど少しだけ待ってて!もう少しで終わるから!」
ちらりと俺たちの方に視線を向けながら言った後、すぐに作業に戻った。悪魔について一言もなかったのは別に良い。お願いだからそろそろ落ち着こうか。いつまで笑っているつもりだ。もう勝手に笑い死にしてくれないかな。そして勝手に還ってくれ。俺が爆笑してやるから。
ジト目で悪魔を見るが、何がおかしいのか更に笑いだした。無言で右手の甲にある黒の書が収納されている六芒星の文様を左手でなぞる。殺るか。
「待て待て!早まるな!!ここは海の底だぞ!そこのエルフとドワーフも無事では済まないんだぞ!」
ピタリと笑いを止めた悪魔が慌てて止めに入る。勿論、こんなところで黒の書を使うつもりは微塵もない。悪魔に危機感を持たせるためだけのパフォーマンスだ。上手くいったようで何よりだが、黒の書の魔法を見たこともないはずの悪魔がなぜ毎度これほど慌てているのだろう。黒の書がどういったものかまるで知っているかのような反応だ。出会った当初からの反応だから、ズィーリオスや精霊王が教えたわけではないだろう。一体なぜだ?
俺の思考が逸れて、意識が黒の書から離れたことに気付いた悪魔が安堵の息を吐く。その様子をエリムが不思議そうに眺めていた。
「はぁーー!出来た!我ながら完璧だね!」
ラナンの一言で俺の意識は引き戻される。全員の視線がラナンに集まると、ラナンは身に着けていた道具類を外し、タオルで汗を拭いながら俺に笑顔を向ける。
「例のモノ出来上がったよ!いやー、あれほどの素材は人生初だったから不安だったけど、とても挑戦し甲斐がある逸品に仕上がった!」
そして奥の方から黒い布に巻かれた細長い物を持って、作業台のようなテーブルの上に置く。
「ほら、おいで!解いて中身を見てみなよ!」
ラナンが手招きして近くに来るように促す。
テーブルの側に移動し、そっと黒い布に触れる。すると横から鷲掴みにしようと伸ばされた手が見えたので、部位強化した手でその手の甲を引っ叩く。
「痛ってぇ!!」
なんで?という顔をしているアホを睨み付けて抗議を無視する。ゆっくりと布を剥がしていくと、そこから現れたのは、マットな質感で程よく細かな凹凸のある手触りの鞘に収まった黒い細身の剣であった。
鍔の部分は通常の剣の鍔の大きさから考えればやや小さめだが、この剣の鍔として見ればバランスが良い。グリップ部分は布が巻かれており、滑り止めの役割を担っている。グリップを掴むとフィットするように握りやすい。左手で鞘を持ち剣身を抜き出すと、透明感のある黒い刃が俺の顔を映し出す。
ホッと息を吐くほど美しい剣だった。一目惚れとはこのような感覚なのだろうか。視線が剣に吸い寄せられ、見とれてしまう。
ラナンの声掛けにより我に返り、両手で握ってみる。やはりしっくりくる。重さも重心も刃渡りの長さも丁度良い。ラナンの許可を貰い、軽く周りの物に当たらないように剣を振ってみる。今までにないほど扱いやすかった。
「ご注文の通り、提供してくれたドラゴンの素材とアダマンタイトを使用した剣身だ!本当に加工が大変だったんだよ!?どこのドラゴンかは分からないけど、まるで昔世界で大暴れしていたという消滅の邪龍ヴァルードを彷彿とさせるほど、魔法をキャンセルさせられまくったのよ!まあ?私に掛かれば技術だけで形に出来たんだけどね!アダマンタイトは希少金属の一つだけど、ここでは使う機会もないし必要性がないから余っていて良かったね!私の中での渾身の傑作を気に入ってくれたかい?」
「もちろんだとも!!」
ラナンの問いかけに食い入るように即答する。気に入っているのは事実だ。これほど素晴らしい逸品を造りだしてくれたラナンには感謝しかない。
これでヴァルードの遺言を守ることが出来た。ヴァルードは自分の死後、その体を素材として剣を作るようにと言い残した。そして死後も弟子を守り、共に世界を旅出来ると言い笑ったのだ。
その遺言を果たすために、ラナンにヴァルードの鱗や角などを渡し、剣を作ってもらった。これからはヴァルードも共に旅をするのだ。
ドラゴンの素材など滅多に出回らず扱う機会も少ないが、ラナンは完璧に仕上げてくれた。とても良い腕をした鍛冶職人なのは疑いようのない実力だ。
そんなホクホク顔の俺の前に、ラナンが再び奥から木箱を持ってやって来た。
11
お気に入りに追加
1,854
あなたにおすすめの小説

お願いだから俺に構わないで下さい
大味貞世氏
ファンタジー
高校2年の9月。
17歳の誕生日に甲殻類アレルギーショックで死去してしまった燻木智哉。
高校1年から始まったハブりイジメが原因で自室に引き籠もるようになっていた彼は。
本来の明るい楽観的な性格を失い、自棄から自滅願望が芽生え。
折角貰った転生のチャンスを不意に捨て去り、転生ではなく自滅を望んだ。
それは出来ないと天使は言い、人間以外の道を示した。
これは転生後の彼の魂が辿る再生の物語。
有り触れた異世界で迎えた新たな第一歩。その姿は一匹の…
ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異世界生活
天三津空らげ
ファンタジー
日本の田舎で平凡な会社員だった松田理奈は、不慮の事故で亡くなり10歳のマグダリーナに異世界転生した。転生先の子爵家は、どん底の貧乏。父は転生前の自分と同じ歳なのに仕事しない。二十五歳の青年におまるのお世話をされる最悪の日々。転生チートもないマグダリーナが、美しい魔法使いの少女に出会った時、失われた女神と幻の種族にふりまわされつつQOLが爆上がりすることになる――

幼女と執事が異世界で
天界
ファンタジー
宝くじを握り締めオレは死んだ。
当選金額は約3億。だがオレが死んだのは神の過失だった!
謝罪と称して3億分の贈り物を貰って転生したら異世界!?
おまけで貰った執事と共に異世界を満喫することを決めるオレ。
オレの人生はまだ始まったばかりだ!
転生少女、運の良さだけで生き抜きます!
足助右禄
ファンタジー
【9月10日を持ちまして完結致しました。特別編執筆中です】
ある日、災害に巻き込まれて命を落とした少女ミナは異世界の女神に出会い、転生をさせてもらう事になった。
女神はミナの体を創造して問う。
「要望はありますか?」
ミナは「運だけ良くしてほしい」と望んだ。
迂闊で残念な少女ミナが剣と魔法のファンタジー世界で様々な人に出会い、成長していく物語。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています

チートな親から生まれたのは「規格外」でした
真那月 凜
ファンタジー
転生者でチートな母と、王族として生まれた過去を神によって抹消された父を持つシア。幼い頃よりこの世界では聞かない力を操り、わずか数年とはいえ前世の記憶にも助けられながら、周りのいう「規格外」の道を突き進む。そんなシアが双子の弟妹ルークとシャノンと共に冒険の旅に出て…
これは【ある日突然『異世界を発展させて』と頼まれました】の主人公の子供達が少し大きくなってからのお話ですが、前作を読んでいなくても楽しめる作品にしているつもりです…
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-
2024/7/26 95.静かな場所へ、97.寿命 を少し修正してます
時々さかのぼって部分修正することがあります
誤字脱字の報告大歓迎です(かなり多いかと…)
感想としての掲載が不要の場合はその旨記載いただけると助かります

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

お前じゃないと、追い出されたが最強に成りました。ざまぁ~見ろ(笑)
いくみ
ファンタジー
お前じゃないと、追い出されたので楽しく復讐させて貰いますね。実は転生者で今世紀では貴族出身、前世の記憶が在る、今まで能力を隠して居たがもう我慢しなくて良いな、開き直った男が楽しくパーティーメンバーに復讐していく物語。
---------
掲載は不定期になります。
追記
「ざまぁ」までがかなり時間が掛かります。
お知らせ
カクヨム様でも掲載中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる