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念願の海の幸
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「では!いっただっきまーす!!」
目の前にズラリと並ぶ魚介料理に手を付けていく。久しぶりに食べる新鮮な海の幸の味は、満腹感を感じさせないようになっているかの如く、どんどん口の中に入っては咀嚼されていく。
俺は念願の海の幸食べ放題を、深海の国にて行っていた。剣の稽古が終わった頃、お昼を少し過ぎたぐらいの時間帯に海まで移動し、案内役のエリムに連れられてやって来た。海には今までどこにいたのか分からないがズィーリオスが待っていた。そして合流したズィーリオスと俺、悪魔、精霊王の4人で海に入った。
海中での呼吸はどうするのかと疑問だったが、人魚以外の他種族は魔道具の力を使っていたらしく、エリムから魔道具を貰い受けた。貸し出しではなく、今回の功績によるプレゼントらしい。この魔道具はズィーリオスと悪魔の分も貰えた。ズィーリオスはともかく、悪魔の方も魔道具がなくとも自力でどうにか出来そうだが、今は人間の振りをしているので、両者共にエリムは魔道具をくれたのだろう。
魔道具は腕輪型で、人魚の生え変わった鱗を利用しているらしく、丈夫な繊維の海藻のベルトにポイントのように一定間隔で丸くカットされた虹色に輝く鱗があしらわれていた。
この魔道具を使うと、海の中にいるのに一斉濡れず、息も出来、水圧も気にすることなく簡単に海の中を移動出来た。
そして一番嬉しいのが、魔道具でも俺が扱えることだ。通常の魔法が使えない理屈と同じで、莫大な魔力量を持つが故にほとんどの魔道具が使えない俺としては、魔道具の便利さにかなりテンションがあがった。
なんとなく想像はついていたが、この魔道具を作ったのはラナンのようで、俺の魔道具は精霊王からの注文があっての特別仕様だった。だから俺でも魔道具を扱えたのだ。いい仕事をしてくれた精霊王には感謝だ。
案内された深海の国につくまでどれほどの時間が掛かったかは分からない。案内がなければ絶対に辿り着かないだろうと断言出来るほど、どこを進んでいるか全く分からなかった。スイスイ移動出来るエリムの後ろ姿を見失わないように進むことに必死で、目印になる何かがあったのだとしても全く気付くことはなかった。
そうやって進んで行った先に広がっていたのが、広大な深海の世界だった。
いくつもの巨岩を利用して作られていることが分かる天然の住宅に、街路樹のように揺れる海藻。そして自由に泳ぎ回る沢山の人魚たち。それらの様子を照らし出している、いくつもの謎の光る魚の群れ。
そして見えた。本当に人魚はいたのだ。
腰から先が魚のような鱗の覆われた尾ひれがついており、上半身は人間の体。陸地でも見た耳の後ろの鰭は健在で、よりその存在を主張しているように見える。上半身は男女ともに裸ではなく、体にピッタリとした服のようなものを着ていた。デザインはシンプルに淡色のみで、男が右肩、女が左肩がそれぞれオフショルであった。
だが最も目を引くのは、中央に尖塔のように聳え立つ巨岩、ではなくその後ろに存在する巨木。圧倒的に巨大な、神秘的な雰囲気すら漂い、深海の国全域が余裕で入るだろう規模の傘。これがエリムが言っていた世界樹に限りなく近い植物の事だろう。
確かに、世界樹と思い込んでしまうほどの異様な巨大さだった。
巨木の周りには沢山の生き物がいた。枝葉の間を行きかう多数の魚たちに、イルカ、ウミガメ、サメの姿も見える。しかし、お互いに共存しているようで、争うような様子は見られない。エリムの解説曰く、この巨木の近辺では獲物関係であるような生物が近くにいても、彼らは襲わないらしい。しかし、この場から離れれば離れる程、通常の狩りの関係になるため、人魚も深海の生物たちも含め、狩場は此処からだいぶ離れたところになるらしい。
そして不思議な事に、この巨木の周囲には魔物が寄り付かない。サハギンの事件は例外だったが、通常時では外から魔物が入り込んでくることはないため、人魚たちだけでなく海の生物たちは、この辺りの海は自由に泳ぐことが出来るらしい。
だから、光に照らされて揺らめく生物たちが、のんびりしていると感じられるような幻想的な光景に見えるのだろう。
そして俺は巨岩のうちの一つの建物の中へ案内された。それは最も高い尖塔のような建物で、そこは深海の国の王族が住まう場所。つまり領主邸であった。
今代の人魚の王は女王であるらしく、俺に感謝の言葉を述べると王女により代読された。なんでもダガリスのように明日の準備に忙しく、顔を出す暇もないらしい。もしかしたら緊急会合とやらの事前のすり合わせでもあるのかもしれない。
人魚の女王を見れなかったことはちょっとだけ残念ではあるが、国の賓客として迎え入れてくれるそうで、俺の食事は王家の料理人が腕によりをかけて作って準備していると聞き、僅かに沈んだ気分さえ一瞬で吹き飛ばされた。
そして昼時ということもあり早速案内された部屋は、先には、2×10ぐらいの大きさのテーブルに所狭しと並んだ料理の数々があった。どうなっているのか詳しくは分からないが、水の中にあるはずの料理だが浮かんでいくこともなく、汁気がある物も混ざることなく存在していた。そしてそれらは一皿一皿全て違う料理であり、俺の目を奪いとったことは必然であった。
沢山あった料理が次々とからの皿だけになっていく。海水まで飲み込んでしまうこともなく、味がしょっぱいということもなく、陸の上のように海水を気にすることなく食事を楽しめた。ズィーリオスは俺が海の幸を押していた理由が分かったようで、上品に食べていた。勿論、俺も最初のうちは久しぶりの味や初めての味を堪能するためにじっくりと味わっていたのだが、どこぞの悪魔が俺がまだ味見していない皿の料理まで空にしていっていたのだ。
許せるわけがない。対抗するように食べるスピードが上がっていき、最終的には早食い王決定戦のようになっており、いつの間にか人魚の観戦者たちが出来ていた。
何とか全ての料理を食べきったが、お陰で俺のお腹ははち切れそうなほど苦しく、少しでも動こうものなら吐きそうだ。悪魔もこの世界の飯も美味いなとか言いながら、俺の隣でお腹を抱えて呻いている。
すると、状況を人伝てに聞いたのかエリムが顔を覗かせ、俺と悪魔、ズィーリオスの様子を見渡し、苦笑いを浮かべて入って来る。
「ねえ。バカなの?」
ちらりとエリムがやって来たことを確認したズィーリオスの、冷たい声と寒々とした視線が向けられる。
「うっ。きつっ。だって、あいつが俺の分まで、食うんだから、仕方ない、じゃないか」
唇を尖らせ、悪魔のせいだとズィーリオスに説明するが、ズィーリオスは理解していくれていない。冷ややかに「あっそ」とだけ言い残して、エリムと何か小声で会話をした後どこかへ行ってしまった。
俺を置いて深海の国の探検に行ったんだな!ずるい!俺も見て回りたいのに!待って!という俺の乞う視線はズィーリオスには届かなかった。
精霊王はそんな俺たちを見て爆笑しており、助けてくれる気配は全くない。がっくりと肩を落とすと、振動で吐きそうになり顔を青褪めさせる。それを見て精霊王はまた笑い出す。
「えーっと。どうやらお食事の方は気に入って頂けたようで良かったです。滞在中はいつでも好きなだけご用意したしますので、無理はしないでくださいね」
優しく接してくれるのはエリムだけのようだ。胃の中にあるものがある程度消化されるのを待つ間、エリムの指示により用意してくれた大きなジェルクッションにもたれかかりながら、食器が片付けられていく様を眺めていた。
目の前にズラリと並ぶ魚介料理に手を付けていく。久しぶりに食べる新鮮な海の幸の味は、満腹感を感じさせないようになっているかの如く、どんどん口の中に入っては咀嚼されていく。
俺は念願の海の幸食べ放題を、深海の国にて行っていた。剣の稽古が終わった頃、お昼を少し過ぎたぐらいの時間帯に海まで移動し、案内役のエリムに連れられてやって来た。海には今までどこにいたのか分からないがズィーリオスが待っていた。そして合流したズィーリオスと俺、悪魔、精霊王の4人で海に入った。
海中での呼吸はどうするのかと疑問だったが、人魚以外の他種族は魔道具の力を使っていたらしく、エリムから魔道具を貰い受けた。貸し出しではなく、今回の功績によるプレゼントらしい。この魔道具はズィーリオスと悪魔の分も貰えた。ズィーリオスはともかく、悪魔の方も魔道具がなくとも自力でどうにか出来そうだが、今は人間の振りをしているので、両者共にエリムは魔道具をくれたのだろう。
魔道具は腕輪型で、人魚の生え変わった鱗を利用しているらしく、丈夫な繊維の海藻のベルトにポイントのように一定間隔で丸くカットされた虹色に輝く鱗があしらわれていた。
この魔道具を使うと、海の中にいるのに一斉濡れず、息も出来、水圧も気にすることなく簡単に海の中を移動出来た。
そして一番嬉しいのが、魔道具でも俺が扱えることだ。通常の魔法が使えない理屈と同じで、莫大な魔力量を持つが故にほとんどの魔道具が使えない俺としては、魔道具の便利さにかなりテンションがあがった。
なんとなく想像はついていたが、この魔道具を作ったのはラナンのようで、俺の魔道具は精霊王からの注文があっての特別仕様だった。だから俺でも魔道具を扱えたのだ。いい仕事をしてくれた精霊王には感謝だ。
案内された深海の国につくまでどれほどの時間が掛かったかは分からない。案内がなければ絶対に辿り着かないだろうと断言出来るほど、どこを進んでいるか全く分からなかった。スイスイ移動出来るエリムの後ろ姿を見失わないように進むことに必死で、目印になる何かがあったのだとしても全く気付くことはなかった。
そうやって進んで行った先に広がっていたのが、広大な深海の世界だった。
いくつもの巨岩を利用して作られていることが分かる天然の住宅に、街路樹のように揺れる海藻。そして自由に泳ぎ回る沢山の人魚たち。それらの様子を照らし出している、いくつもの謎の光る魚の群れ。
そして見えた。本当に人魚はいたのだ。
腰から先が魚のような鱗の覆われた尾ひれがついており、上半身は人間の体。陸地でも見た耳の後ろの鰭は健在で、よりその存在を主張しているように見える。上半身は男女ともに裸ではなく、体にピッタリとした服のようなものを着ていた。デザインはシンプルに淡色のみで、男が右肩、女が左肩がそれぞれオフショルであった。
だが最も目を引くのは、中央に尖塔のように聳え立つ巨岩、ではなくその後ろに存在する巨木。圧倒的に巨大な、神秘的な雰囲気すら漂い、深海の国全域が余裕で入るだろう規模の傘。これがエリムが言っていた世界樹に限りなく近い植物の事だろう。
確かに、世界樹と思い込んでしまうほどの異様な巨大さだった。
巨木の周りには沢山の生き物がいた。枝葉の間を行きかう多数の魚たちに、イルカ、ウミガメ、サメの姿も見える。しかし、お互いに共存しているようで、争うような様子は見られない。エリムの解説曰く、この巨木の近辺では獲物関係であるような生物が近くにいても、彼らは襲わないらしい。しかし、この場から離れれば離れる程、通常の狩りの関係になるため、人魚も深海の生物たちも含め、狩場は此処からだいぶ離れたところになるらしい。
そして不思議な事に、この巨木の周囲には魔物が寄り付かない。サハギンの事件は例外だったが、通常時では外から魔物が入り込んでくることはないため、人魚たちだけでなく海の生物たちは、この辺りの海は自由に泳ぐことが出来るらしい。
だから、光に照らされて揺らめく生物たちが、のんびりしていると感じられるような幻想的な光景に見えるのだろう。
そして俺は巨岩のうちの一つの建物の中へ案内された。それは最も高い尖塔のような建物で、そこは深海の国の王族が住まう場所。つまり領主邸であった。
今代の人魚の王は女王であるらしく、俺に感謝の言葉を述べると王女により代読された。なんでもダガリスのように明日の準備に忙しく、顔を出す暇もないらしい。もしかしたら緊急会合とやらの事前のすり合わせでもあるのかもしれない。
人魚の女王を見れなかったことはちょっとだけ残念ではあるが、国の賓客として迎え入れてくれるそうで、俺の食事は王家の料理人が腕によりをかけて作って準備していると聞き、僅かに沈んだ気分さえ一瞬で吹き飛ばされた。
そして昼時ということもあり早速案内された部屋は、先には、2×10ぐらいの大きさのテーブルに所狭しと並んだ料理の数々があった。どうなっているのか詳しくは分からないが、水の中にあるはずの料理だが浮かんでいくこともなく、汁気がある物も混ざることなく存在していた。そしてそれらは一皿一皿全て違う料理であり、俺の目を奪いとったことは必然であった。
沢山あった料理が次々とからの皿だけになっていく。海水まで飲み込んでしまうこともなく、味がしょっぱいということもなく、陸の上のように海水を気にすることなく食事を楽しめた。ズィーリオスは俺が海の幸を押していた理由が分かったようで、上品に食べていた。勿論、俺も最初のうちは久しぶりの味や初めての味を堪能するためにじっくりと味わっていたのだが、どこぞの悪魔が俺がまだ味見していない皿の料理まで空にしていっていたのだ。
許せるわけがない。対抗するように食べるスピードが上がっていき、最終的には早食い王決定戦のようになっており、いつの間にか人魚の観戦者たちが出来ていた。
何とか全ての料理を食べきったが、お陰で俺のお腹ははち切れそうなほど苦しく、少しでも動こうものなら吐きそうだ。悪魔もこの世界の飯も美味いなとか言いながら、俺の隣でお腹を抱えて呻いている。
すると、状況を人伝てに聞いたのかエリムが顔を覗かせ、俺と悪魔、ズィーリオスの様子を見渡し、苦笑いを浮かべて入って来る。
「ねえ。バカなの?」
ちらりとエリムがやって来たことを確認したズィーリオスの、冷たい声と寒々とした視線が向けられる。
「うっ。きつっ。だって、あいつが俺の分まで、食うんだから、仕方ない、じゃないか」
唇を尖らせ、悪魔のせいだとズィーリオスに説明するが、ズィーリオスは理解していくれていない。冷ややかに「あっそ」とだけ言い残して、エリムと何か小声で会話をした後どこかへ行ってしまった。
俺を置いて深海の国の探検に行ったんだな!ずるい!俺も見て回りたいのに!待って!という俺の乞う視線はズィーリオスには届かなかった。
精霊王はそんな俺たちを見て爆笑しており、助けてくれる気配は全くない。がっくりと肩を落とすと、振動で吐きそうになり顔を青褪めさせる。それを見て精霊王はまた笑い出す。
「えーっと。どうやらお食事の方は気に入って頂けたようで良かったです。滞在中はいつでも好きなだけご用意したしますので、無理はしないでくださいね」
優しく接してくれるのはエリムだけのようだ。胃の中にあるものがある程度消化されるのを待つ間、エリムの指示により用意してくれた大きなジェルクッションにもたれかかりながら、食器が片付けられていく様を眺めていた。
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