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生贄2
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「だが、残念だったな。全てを知っているわけではないようだ。別に人魚以外の生贄は少女でなければならないということはない。どちらかというと、有する魔力量の方が重要だ。昔は乙女の方が良いと言われていたようだが、それは真実ではないのだよ!」
グラスを持ったまま、得意げに両腕を広げて俺を見下ろす。この地域の子供の中で一番の魔力量保持者がジュリアだっただけ、そうラダーガは付け加える。
「だから、君、いやお前ほどの魔力量があれば、問題なく生贄として役に立つ!気にしないでいい」
俺が男だから、人魚たちを無意味に傷つける意味はない。そう思わせる作戦は失敗した。ニヤリと口角を上げた笑みに、思わず蹴り飛ばそうとしたが、縄で括りつけられた木がミシリと音を立てて我に返る。まだだ。まだ、その時ではない。
ジューー。
そんな音と共に、新たな絶叫が響き渡たる。
音のする方向に振り向くよりも先に、鼻につく匂い。熱せられていることが分かる、赤く光る剣。その腹の部分を切断面に押し付けている騎士。肉が焼ける匂い。
俺の心中を無視して、腹の虫が思い出したかのように騒ぎ立てた。
「腹が減っているようだな。食事の時間にするか?」
ラダーガはグラスを持ってきた執事に血が入っているグラスを渡し、受け取り際に渡されたハンカチで、零れた血で汚れた手を拭う。
そして人魚の男性を抑えている騎士たちを呼び寄せる。人魚の男性は荒い呼吸を繰り返し、ラダーガを睨み付けるが、側の騎士たちによって頭を抑えられる。
近くに寄った男性の残された片方の腕をラダーガは鷲掴みし、俺の目の前に突き出す。
「食事だ。食え」
誰が、誰が食うものか!生きたままの人を食うなど、それこそ魔物の所業だ!人が人を食うなど、そんな奴は人ではない!
反抗の言葉を言う際に開いた口に腕を突っ込まれそうな気がしたので、口を固く閉じ押し黙る。口元に押し付けられても抵抗し続けていると、何かを思い至ったようにラダーガは口を開く。
「そうか。生肉だから食えないってことだな。なら今から調理してやる。待ってろ」
男性を抑え込んでいた騎士たちが、男性を離れたところに突き飛ばす。無事な腕で傷口を抱え蹲る男性。そして聞こえてくる詠唱。
咄嗟に魔力の塊を男性に向けて放り投げようとしたが、他人の魔力の塊、それも濃度が高く多い量の魔力に触れた場合、接触と同時に爆発しかねない。その可能性があることを思い出し、一瞬躊躇する。その一瞬で詠唱が終了してしまい、魔法が発動した。
男性を中心に多い尽くす炎。苦し気に叫ぶ助けを呼ぶ声が部屋に残響する。
そして消えた火の後に残ったのは、所々焦げ跡の見える人型の焼けた肉塊。
頭ではわかっていた。それに俺だって人を殺したことはある。だから、目の前で人が死ぬことが初めてなわけではない。けれど、俺はいつだって、自分に殺意を向けられた時しか力を振るわなかった。無抵抗な者を、無慈悲に残酷に殺すことなどなかった。
イカレている。
同じ国の民を、隣人を、殺し、剰え、人ではなく家畜のように扱うなど。他人などどうでもいい。生きようが死のうが俺には関係ない。そう思っている俺であっても、こいつらがやったことは許容出来るわけがない!
怒りに体が震える。けれど、縄を引きちぎり、この場の制圧に乗り出すことは出来なかった。まだ残っている理性が衝動を抑え込む。
今ここで俺が暴れてしまえば、この場に居ない人魚たちが危険に陥るかもしれない。俺の目の届く範囲にいないからこそ、その安全性を保障出来ない。
今回の仕事の最終目的は、囚われた人魚たちをなるべく全員生きて助け出すこと。1人の犠牲のために、それ以上の犠牲者を出すわけにはいかないのだ。
「どうしたものか。水も食べ物も与えていないはずだから、渇きと飢えで辛いはずだが・・・。どちらも取ってもらわねばならないのだがなあ。こいつも人魚の血肉は食わないで餓死するつもりか?これほどの魔力量を持つ者は他を探してもいないだろう。なんとしても口にしてもらわねばならない。そうだな、こいつの目の前で人魚たちにだけ食事を与えるか。出来立ての匂いを嗅げば食欲が刺激されるだろう」
ラダーガが手を顎に当てて思案気にぶつぶつと呟く。その内容から、どうしても俺に人魚の血肉を食わせたいことが分かったが、1つ気になることがあった。
「も、だと?」
奴は今「こいつも人魚の血肉は食わないで餓死するつもりか?」と言っていた。つまりそれは、俺の前に同じ目に合い、餓死した者がいたということ。
「ん?ああ、あの小娘の事か?乙女が重要だと思っていた時に生贄にした奴なのだが、どうしても口にすることを拒否してな。無理やり血だけは飲ませたのだが、結局餓死しやがったんだ。人魚の血肉を食べた者の心臓が必要だというのに。きちんと口にした他の者達は、魔力が少ない奴らだったのが惜しいな」
ブチッ。
生贄の犠牲になった者が1人ではなくもっと大勢いた。それを本人が暴露した。それは単に、俺がここから逃げることが出来ないという自信の表れなのだろう。
『ズィー。準備出来てるな?』
『ん?まあ出来てはいるけど?精霊王から色々と情報を貰ったし。だから誰がどこにい『ならいい』・・・えっ?ちょっ』
念話を強制的に断ち切る。
我慢の限界だった。
力ずくで足の縄を引きちぎり、腕の縄も引きちぎる。自由になり重力に従うままストンと降り立つと、自身が想像する以上に落ち着いていた。
ラダーガに顔を向ける。目を見開いて驚愕するが、武を嗜む者として何かを感じ取ったのか、慌てたように俺から距離を取り、騎士たちに押さえつける様に指示を出す。ジェニスはラダーガの側まで移動し、ラダーガたちを守るように取り囲んだ騎士たちに守られながら震えていた。
一歩、二歩とラダーガに近づく。剣を構えた騎士たちが振りかぶって襲い掛かって来るが、それら全てをいなし、部位強化した手刀によってすれ違い様に首を落としていく。返り血が、汚れヨレヨレになったドレスを赤く染め上げる。
ゆっくり、ただゆっくりと歩を進め、ラダーガ達との距離を詰める。気付けばラダーガを守る騎士だけになっていた。
木の磔の場所から俺のいる場所までは、人間や獣人の首と胴体が転がり、赤黒い道となっていた。改めてラダーガとジェニスに感情の籠らない視線を向ける。引きつり、冷汗をかく顔は、差し迫る死の恐怖で青ざめていた。そんな状態でも逃げないのは、まだ何か策があるのか、それとも武人としてのプライドからか。
血を滴らせる手を振って血を払い、近くに落ちている剣を拾う。
その時、扉が乱雑に開け放たれ、先ほどまで相手をした倍以上の人数の騎士たちが雪崩込んで来た。その様子にジェニスはホッと息を吐き、安堵の表情を浮かべるが、ラダーガの表情は暗い。けれど、騎士の中から誰かを見つけ出したようで、勝ち誇った表情を浮かべた。
ラダーガの視線の先に目を向けると、巨大な斧を担いだドワーフと、嗜虐的な笑みを浮かべた不健康そうなエルフがいた。
「ハハハハハッ!よくあの人数をたった1人で相手に出来たなものだ!けれどこの人数では敵うまいっ!いくら武術が強かろうと、精霊魔法を使う相手にどう抗うというのだ!今すぐその持っている剣を置き、地べたを這い蹲って許しを請い、生贄としての務めを果たすのであれば、苦しませずに殺してやる!」
キラキラした視線を向ける息子を背後に、声高らかにラダーガは狂気に満ちた目を俺に向けて宣言した。
グラスを持ったまま、得意げに両腕を広げて俺を見下ろす。この地域の子供の中で一番の魔力量保持者がジュリアだっただけ、そうラダーガは付け加える。
「だから、君、いやお前ほどの魔力量があれば、問題なく生贄として役に立つ!気にしないでいい」
俺が男だから、人魚たちを無意味に傷つける意味はない。そう思わせる作戦は失敗した。ニヤリと口角を上げた笑みに、思わず蹴り飛ばそうとしたが、縄で括りつけられた木がミシリと音を立てて我に返る。まだだ。まだ、その時ではない。
ジューー。
そんな音と共に、新たな絶叫が響き渡たる。
音のする方向に振り向くよりも先に、鼻につく匂い。熱せられていることが分かる、赤く光る剣。その腹の部分を切断面に押し付けている騎士。肉が焼ける匂い。
俺の心中を無視して、腹の虫が思い出したかのように騒ぎ立てた。
「腹が減っているようだな。食事の時間にするか?」
ラダーガはグラスを持ってきた執事に血が入っているグラスを渡し、受け取り際に渡されたハンカチで、零れた血で汚れた手を拭う。
そして人魚の男性を抑えている騎士たちを呼び寄せる。人魚の男性は荒い呼吸を繰り返し、ラダーガを睨み付けるが、側の騎士たちによって頭を抑えられる。
近くに寄った男性の残された片方の腕をラダーガは鷲掴みし、俺の目の前に突き出す。
「食事だ。食え」
誰が、誰が食うものか!生きたままの人を食うなど、それこそ魔物の所業だ!人が人を食うなど、そんな奴は人ではない!
反抗の言葉を言う際に開いた口に腕を突っ込まれそうな気がしたので、口を固く閉じ押し黙る。口元に押し付けられても抵抗し続けていると、何かを思い至ったようにラダーガは口を開く。
「そうか。生肉だから食えないってことだな。なら今から調理してやる。待ってろ」
男性を抑え込んでいた騎士たちが、男性を離れたところに突き飛ばす。無事な腕で傷口を抱え蹲る男性。そして聞こえてくる詠唱。
咄嗟に魔力の塊を男性に向けて放り投げようとしたが、他人の魔力の塊、それも濃度が高く多い量の魔力に触れた場合、接触と同時に爆発しかねない。その可能性があることを思い出し、一瞬躊躇する。その一瞬で詠唱が終了してしまい、魔法が発動した。
男性を中心に多い尽くす炎。苦し気に叫ぶ助けを呼ぶ声が部屋に残響する。
そして消えた火の後に残ったのは、所々焦げ跡の見える人型の焼けた肉塊。
頭ではわかっていた。それに俺だって人を殺したことはある。だから、目の前で人が死ぬことが初めてなわけではない。けれど、俺はいつだって、自分に殺意を向けられた時しか力を振るわなかった。無抵抗な者を、無慈悲に残酷に殺すことなどなかった。
イカレている。
同じ国の民を、隣人を、殺し、剰え、人ではなく家畜のように扱うなど。他人などどうでもいい。生きようが死のうが俺には関係ない。そう思っている俺であっても、こいつらがやったことは許容出来るわけがない!
怒りに体が震える。けれど、縄を引きちぎり、この場の制圧に乗り出すことは出来なかった。まだ残っている理性が衝動を抑え込む。
今ここで俺が暴れてしまえば、この場に居ない人魚たちが危険に陥るかもしれない。俺の目の届く範囲にいないからこそ、その安全性を保障出来ない。
今回の仕事の最終目的は、囚われた人魚たちをなるべく全員生きて助け出すこと。1人の犠牲のために、それ以上の犠牲者を出すわけにはいかないのだ。
「どうしたものか。水も食べ物も与えていないはずだから、渇きと飢えで辛いはずだが・・・。どちらも取ってもらわねばならないのだがなあ。こいつも人魚の血肉は食わないで餓死するつもりか?これほどの魔力量を持つ者は他を探してもいないだろう。なんとしても口にしてもらわねばならない。そうだな、こいつの目の前で人魚たちにだけ食事を与えるか。出来立ての匂いを嗅げば食欲が刺激されるだろう」
ラダーガが手を顎に当てて思案気にぶつぶつと呟く。その内容から、どうしても俺に人魚の血肉を食わせたいことが分かったが、1つ気になることがあった。
「も、だと?」
奴は今「こいつも人魚の血肉は食わないで餓死するつもりか?」と言っていた。つまりそれは、俺の前に同じ目に合い、餓死した者がいたということ。
「ん?ああ、あの小娘の事か?乙女が重要だと思っていた時に生贄にした奴なのだが、どうしても口にすることを拒否してな。無理やり血だけは飲ませたのだが、結局餓死しやがったんだ。人魚の血肉を食べた者の心臓が必要だというのに。きちんと口にした他の者達は、魔力が少ない奴らだったのが惜しいな」
ブチッ。
生贄の犠牲になった者が1人ではなくもっと大勢いた。それを本人が暴露した。それは単に、俺がここから逃げることが出来ないという自信の表れなのだろう。
『ズィー。準備出来てるな?』
『ん?まあ出来てはいるけど?精霊王から色々と情報を貰ったし。だから誰がどこにい『ならいい』・・・えっ?ちょっ』
念話を強制的に断ち切る。
我慢の限界だった。
力ずくで足の縄を引きちぎり、腕の縄も引きちぎる。自由になり重力に従うままストンと降り立つと、自身が想像する以上に落ち着いていた。
ラダーガに顔を向ける。目を見開いて驚愕するが、武を嗜む者として何かを感じ取ったのか、慌てたように俺から距離を取り、騎士たちに押さえつける様に指示を出す。ジェニスはラダーガの側まで移動し、ラダーガたちを守るように取り囲んだ騎士たちに守られながら震えていた。
一歩、二歩とラダーガに近づく。剣を構えた騎士たちが振りかぶって襲い掛かって来るが、それら全てをいなし、部位強化した手刀によってすれ違い様に首を落としていく。返り血が、汚れヨレヨレになったドレスを赤く染め上げる。
ゆっくり、ただゆっくりと歩を進め、ラダーガ達との距離を詰める。気付けばラダーガを守る騎士だけになっていた。
木の磔の場所から俺のいる場所までは、人間や獣人の首と胴体が転がり、赤黒い道となっていた。改めてラダーガとジェニスに感情の籠らない視線を向ける。引きつり、冷汗をかく顔は、差し迫る死の恐怖で青ざめていた。そんな状態でも逃げないのは、まだ何か策があるのか、それとも武人としてのプライドからか。
血を滴らせる手を振って血を払い、近くに落ちている剣を拾う。
その時、扉が乱雑に開け放たれ、先ほどまで相手をした倍以上の人数の騎士たちが雪崩込んで来た。その様子にジェニスはホッと息を吐き、安堵の表情を浮かべるが、ラダーガの表情は暗い。けれど、騎士の中から誰かを見つけ出したようで、勝ち誇った表情を浮かべた。
ラダーガの視線の先に目を向けると、巨大な斧を担いだドワーフと、嗜虐的な笑みを浮かべた不健康そうなエルフがいた。
「ハハハハハッ!よくあの人数をたった1人で相手に出来たなものだ!けれどこの人数では敵うまいっ!いくら武術が強かろうと、精霊魔法を使う相手にどう抗うというのだ!今すぐその持っている剣を置き、地べたを這い蹲って許しを請い、生贄としての務めを果たすのであれば、苦しませずに殺してやる!」
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