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生贄1
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『あ、そういえば、精霊王。ダガリスはどうなったか知っているか?』
ふと思い出した人物について精霊王に問いかける。流石にもうパーティーは終わっているころだが、ダガリスはどうなったのだろうか。俺の後を追って屋敷内に潜入することは、あの状態では出来そうになかったし、だからと言って大人しく帰るほど簡単に諦めるような男ではない。
『それってあの一緒にパーティーに行っていた人間のことよねぇ?』
『ああ、そうだ』
『うーん、知らないわぁ』
流石精霊王。予想通りの反応だ。
『今どこにいるかは分かるか?』
『そうねぇー。眷属に探してもらおうにもぉ、あの子たちはその人間の顔を知らないからぁ・・・。私が探してくるわぁ!外に聖獣がいるはずだからぁ、外に出ているなら聖獣に聞けば良いものねぇ。まずは聖獣のところに行ってぇ、外に出てきていないのであればぁ、そのあとは屋敷内を探してくるわねぇ?』
『頼むな。あと屋敷内を探すなら、他の人魚たちがどこにいるかも調べてきてくれ』
『良いわよぉ』
快く頼みを引き受けてくれた精霊王は、軽くウィンクをして消えて行った。
それから暫く。
暇だ。
やることがない。鎖に繋がれた人魚たちを見ていてもなんも面白くない。既に体から薬の効果は抜けており、自由に動かすことも、喋ることも可能だ。けれど、縛られているので完全に自由とは言えない。ただの縄程度なら、身体強化した状態なら引きちぎることは出来るはずだが、まだその時ではないため、未だに縄を体に食い込ませていた。頭を回して手首を見ると鬱血しているので、そろそろどうにかしないと血流が悪くなってしまいそうだ。あれ?鬱血している時点でもう悪いのか?わかんないからまあいいや。
人魚たちに朝食を運び終えた後からは、一度も部屋に出入りする人はいない。そして今の今まで、人魚たちから暴言や暴力を振るわれたということはない。暴力は距離的に届かないからなくて当然だが、当初のような高圧的な態度を取られることはなくなっていた。というか会話が成立しない。俺が枯れた声で話しかけた時は、皆が皆目を見開いて硬直してしまい、暇すぎて眠ろうとしたら、途端に「寝るな!」騒ぎ立てられて、縛り付けられているという体勢のせいで浅い睡眠を繰り返していた俺に、僅かな睡眠すらも取らせない勢いなのだ。その時に話しかけても再び応答はなくなるのだから、どうしようもない。
思い出したように空腹を感じてきた。それと昨晩から一滴も水分を取っていないためか、とても喉が渇いた。ああ、暇、眠い、喉が渇いた。お腹空いたぁー。
ガチャッ。
扉が開かれる音が部屋中に響いた。人数は今朝と同じぐらいか。もうお昼の時間かな?やっと昼食だ。監禁されているとは思えない感想を脳内で垂れ流していると、部屋に入って来た人物のうち2人が俺に近づいてくる気配がした。
「こんな姿になってもやっぱり君は可愛いよ」
うん?この声は・・・ジェニスか。覗き込みながら俺の頬を撫でるのは、この状況を作り出した張本人のジェニスだった。そしてその後ろから、サンタからのプレゼントを心待ちにしている子供のような目をした領主、ラダーガの姿があった。
俺の頬を撫でるジェニスの腕を叩き落としたいが、生憎と腕は縄で固定されたままだ。引きちぎるこの今ではない。まだ我慢だ。
「あれ?黒いやつは出さないんだ?もしかして、やっと僕を受け入れる気になったのかい!」
だから!!
「誰がおま、ゴホッゴホッ。うっ。ゴホッゴホッゴホッ」
乾燥しイガイガした喉が痛み、咳き込む。その咳がさらに喉を傷める悪循環となる。
「昨晩から何も飲み食いしておらず、喉が渇いているようだな。グラスを持って来い」
ラダーガが俺の様子を見て、入口に立っているであろう部下に向かって命令する。そして再びちらりと視線を向ける。
「その目・・・。報告にあった通り性格だけでなく健康をも偽っていたわけか。まあいい。この者が本当にあの男の縁者である可能性は低い。だから今回ここに送り込んできたわけであろう。それほどまでに孫娘が大事か。それにしても残念だったね?リュゼ嬢と言ったか?あの男の孫の代わりに君が死ぬこととなる。恨むならダガリスの奴を恨むんだな」
嬉しそうに、楽しそうに、ラダーガが告げる。声が枯れていたせいか、それとも態度があからさま
だったせいか、声の低さに全く気付いていない。
執事服を身に纏った老齢の男が、ラダーガにグラスを渡しに来る。そんなに時間はかかっていないため、初めからグラスを持ってきていたのだろう。だがそのグラスを見て、思わず眉を顰めてしまう。
そのグラスには何も入っていなかった。話の内容から飲み物をくれるのかと思っていたのに。どういうことだとラダーガを睨み付ける。
「なに、今から新鮮なのをくれてやる。連れて来い」
俺にグラスを掲げて見せた後、部下たちに何やら命令を下す。だが、連れて来いとはどういうことだ?先ほどから大人しく黙っているジェニスに説明を求めて顔を向けるが、ずっと俺を見つめたままだったのだろう、目があった瞬間にウットリとした顔をされ、ぞわぞわとした寒気に襲われ顔をそむける。そして変態と目が合わないように気を付けつつ、ラダーガの部下に視線を向ける。
部下たちのあの服装には見覚えがある。確か数日前に見た、ベン領の兵たちの恰好だ。あの時は兵といった感じであったが、領主の護衛役も兼ねていると考えれば、騎士の方かもしれないな。
騎士と兵は似ているが、階級と職務が違う。身分としては騎士の方が高い。
職務の違いとしては、騎士は主に忠誠を誓う主人の身の回りの警護を行うことが多いが、兵は町の治安維持や、魔物の討伐など、主人を対象としていない業務を行うことが多い。多いというだけで、騎士が兵の仕事をすることもあるため、大国の貴族などのように財力を有している者でなければ、兵はおらず騎士のみが街にいるということもあり得る。
そのため、身なりとしては兵のようであるが、階級としては騎士になるのだろう。
そんな騎士が、2人掛かりで人魚の男1人を連れてくる。男は抵抗していたが、他の騎士たちに殴る蹴るの暴行を受け、大人しくなった。
騎士の1人が男の腕を横に突き出させた状態で、もう1人の騎士が羽交い絞めにして押さえつける。そして、身動きが取れないようにされた男の前に、片手でグラスを持ち、反対の手に抜き身の剣を持つラダーガ。
おい。おいおいおい!まさか!?
俺が制止の声をかけるよりも早く、ラダーガの剣が振り下ろされた。一切の躊躇いもなく。
鮮血が辺りに飛び散り、切断された傷口からは止めどなく血が溢れ、床を赤黒く染め上げる。切り離された腕からも、同じく血が滴り落ちていく。
腕を切り落とされた人魚の男は絶叫し、暴れるが、更に別の騎士たちが集まり、押さえつける。これを見ていた他の人魚たちから猛烈な殺意が膨れ上がる。
そんな中、腕を持っている騎士がダガリスに近づき、腕から溢れ出る血をグラスへ注ぐ。
あまりの衝撃に思考が停止し、身動きが取れなかった。事前情報から分かっていたはずだ。彼らが人魚の血を欲しており、その血肉にまつわる伝説を信じ込んでいることを。そして、その研究だなんだのために、今回の事件を引き起こしたことを。
注がれたグラスを見て、満足げにラダーガが頷く。ラダーガ自身が飲むと思われたそれは、俺へと向けられた。俺に、この血を、飲めと。
俺に対する嫌がらせか。
それとも、人魚からの敵対心を俺に集中させることが目的か。
「まるで、俺が、吸血鬼みたい、だな」
痛む喉を無視して声を絞り出し、嘲笑い、グラスを拒む。その言葉に、ラダーガが面白そうに眉を吊り上げる。
「その声、男か」
「ああ。だから、これ以上、人魚たちを生贄にしても、俺が乙女ではないから、無意味だ」
「そこまで知っているか」
ラダーガが呟くが、なぜかその顔に諦めの様子は全く見えなかった。
ふと思い出した人物について精霊王に問いかける。流石にもうパーティーは終わっているころだが、ダガリスはどうなったのだろうか。俺の後を追って屋敷内に潜入することは、あの状態では出来そうになかったし、だからと言って大人しく帰るほど簡単に諦めるような男ではない。
『それってあの一緒にパーティーに行っていた人間のことよねぇ?』
『ああ、そうだ』
『うーん、知らないわぁ』
流石精霊王。予想通りの反応だ。
『今どこにいるかは分かるか?』
『そうねぇー。眷属に探してもらおうにもぉ、あの子たちはその人間の顔を知らないからぁ・・・。私が探してくるわぁ!外に聖獣がいるはずだからぁ、外に出ているなら聖獣に聞けば良いものねぇ。まずは聖獣のところに行ってぇ、外に出てきていないのであればぁ、そのあとは屋敷内を探してくるわねぇ?』
『頼むな。あと屋敷内を探すなら、他の人魚たちがどこにいるかも調べてきてくれ』
『良いわよぉ』
快く頼みを引き受けてくれた精霊王は、軽くウィンクをして消えて行った。
それから暫く。
暇だ。
やることがない。鎖に繋がれた人魚たちを見ていてもなんも面白くない。既に体から薬の効果は抜けており、自由に動かすことも、喋ることも可能だ。けれど、縛られているので完全に自由とは言えない。ただの縄程度なら、身体強化した状態なら引きちぎることは出来るはずだが、まだその時ではないため、未だに縄を体に食い込ませていた。頭を回して手首を見ると鬱血しているので、そろそろどうにかしないと血流が悪くなってしまいそうだ。あれ?鬱血している時点でもう悪いのか?わかんないからまあいいや。
人魚たちに朝食を運び終えた後からは、一度も部屋に出入りする人はいない。そして今の今まで、人魚たちから暴言や暴力を振るわれたということはない。暴力は距離的に届かないからなくて当然だが、当初のような高圧的な態度を取られることはなくなっていた。というか会話が成立しない。俺が枯れた声で話しかけた時は、皆が皆目を見開いて硬直してしまい、暇すぎて眠ろうとしたら、途端に「寝るな!」騒ぎ立てられて、縛り付けられているという体勢のせいで浅い睡眠を繰り返していた俺に、僅かな睡眠すらも取らせない勢いなのだ。その時に話しかけても再び応答はなくなるのだから、どうしようもない。
思い出したように空腹を感じてきた。それと昨晩から一滴も水分を取っていないためか、とても喉が渇いた。ああ、暇、眠い、喉が渇いた。お腹空いたぁー。
ガチャッ。
扉が開かれる音が部屋中に響いた。人数は今朝と同じぐらいか。もうお昼の時間かな?やっと昼食だ。監禁されているとは思えない感想を脳内で垂れ流していると、部屋に入って来た人物のうち2人が俺に近づいてくる気配がした。
「こんな姿になってもやっぱり君は可愛いよ」
うん?この声は・・・ジェニスか。覗き込みながら俺の頬を撫でるのは、この状況を作り出した張本人のジェニスだった。そしてその後ろから、サンタからのプレゼントを心待ちにしている子供のような目をした領主、ラダーガの姿があった。
俺の頬を撫でるジェニスの腕を叩き落としたいが、生憎と腕は縄で固定されたままだ。引きちぎるこの今ではない。まだ我慢だ。
「あれ?黒いやつは出さないんだ?もしかして、やっと僕を受け入れる気になったのかい!」
だから!!
「誰がおま、ゴホッゴホッ。うっ。ゴホッゴホッゴホッ」
乾燥しイガイガした喉が痛み、咳き込む。その咳がさらに喉を傷める悪循環となる。
「昨晩から何も飲み食いしておらず、喉が渇いているようだな。グラスを持って来い」
ラダーガが俺の様子を見て、入口に立っているであろう部下に向かって命令する。そして再びちらりと視線を向ける。
「その目・・・。報告にあった通り性格だけでなく健康をも偽っていたわけか。まあいい。この者が本当にあの男の縁者である可能性は低い。だから今回ここに送り込んできたわけであろう。それほどまでに孫娘が大事か。それにしても残念だったね?リュゼ嬢と言ったか?あの男の孫の代わりに君が死ぬこととなる。恨むならダガリスの奴を恨むんだな」
嬉しそうに、楽しそうに、ラダーガが告げる。声が枯れていたせいか、それとも態度があからさま
だったせいか、声の低さに全く気付いていない。
執事服を身に纏った老齢の男が、ラダーガにグラスを渡しに来る。そんなに時間はかかっていないため、初めからグラスを持ってきていたのだろう。だがそのグラスを見て、思わず眉を顰めてしまう。
そのグラスには何も入っていなかった。話の内容から飲み物をくれるのかと思っていたのに。どういうことだとラダーガを睨み付ける。
「なに、今から新鮮なのをくれてやる。連れて来い」
俺にグラスを掲げて見せた後、部下たちに何やら命令を下す。だが、連れて来いとはどういうことだ?先ほどから大人しく黙っているジェニスに説明を求めて顔を向けるが、ずっと俺を見つめたままだったのだろう、目があった瞬間にウットリとした顔をされ、ぞわぞわとした寒気に襲われ顔をそむける。そして変態と目が合わないように気を付けつつ、ラダーガの部下に視線を向ける。
部下たちのあの服装には見覚えがある。確か数日前に見た、ベン領の兵たちの恰好だ。あの時は兵といった感じであったが、領主の護衛役も兼ねていると考えれば、騎士の方かもしれないな。
騎士と兵は似ているが、階級と職務が違う。身分としては騎士の方が高い。
職務の違いとしては、騎士は主に忠誠を誓う主人の身の回りの警護を行うことが多いが、兵は町の治安維持や、魔物の討伐など、主人を対象としていない業務を行うことが多い。多いというだけで、騎士が兵の仕事をすることもあるため、大国の貴族などのように財力を有している者でなければ、兵はおらず騎士のみが街にいるということもあり得る。
そのため、身なりとしては兵のようであるが、階級としては騎士になるのだろう。
そんな騎士が、2人掛かりで人魚の男1人を連れてくる。男は抵抗していたが、他の騎士たちに殴る蹴るの暴行を受け、大人しくなった。
騎士の1人が男の腕を横に突き出させた状態で、もう1人の騎士が羽交い絞めにして押さえつける。そして、身動きが取れないようにされた男の前に、片手でグラスを持ち、反対の手に抜き身の剣を持つラダーガ。
おい。おいおいおい!まさか!?
俺が制止の声をかけるよりも早く、ラダーガの剣が振り下ろされた。一切の躊躇いもなく。
鮮血が辺りに飛び散り、切断された傷口からは止めどなく血が溢れ、床を赤黒く染め上げる。切り離された腕からも、同じく血が滴り落ちていく。
腕を切り落とされた人魚の男は絶叫し、暴れるが、更に別の騎士たちが集まり、押さえつける。これを見ていた他の人魚たちから猛烈な殺意が膨れ上がる。
そんな中、腕を持っている騎士がダガリスに近づき、腕から溢れ出る血をグラスへ注ぐ。
あまりの衝撃に思考が停止し、身動きが取れなかった。事前情報から分かっていたはずだ。彼らが人魚の血を欲しており、その血肉にまつわる伝説を信じ込んでいることを。そして、その研究だなんだのために、今回の事件を引き起こしたことを。
注がれたグラスを見て、満足げにラダーガが頷く。ラダーガ自身が飲むと思われたそれは、俺へと向けられた。俺に、この血を、飲めと。
俺に対する嫌がらせか。
それとも、人魚からの敵対心を俺に集中させることが目的か。
「まるで、俺が、吸血鬼みたい、だな」
痛む喉を無視して声を絞り出し、嘲笑い、グラスを拒む。その言葉に、ラダーガが面白そうに眉を吊り上げる。
「その声、男か」
「ああ。だから、これ以上、人魚たちを生贄にしても、俺が乙女ではないから、無意味だ」
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