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熱弁
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「は?そんなことで頷いてくれるわけが「うん」ないだ・・・え?い、今、なんと言った?」
王女がエリムに向けた言葉が途切れる。グイっと勢いよく振り向いたその顔は、時間が止まったかのように停止したまま茫然としている。
そっとズィーリオスの力が抜け、解放される。はー助かった。ん?助かった?なんか違うよな?助かって・・・あれ?全身の緊張状態が一気に緩み安堵を覚えるが、安堵するところではないだろう。けれど、やっと握りしめていたドアノブから手を放すことが出来たのが、こんなにも解放的な気分になるのは知らなかった。気分が良いのだし、細かいことは気にする必要はないな。
手汗でびっしょりの掌に鼻を近づける。うわっ、鉄臭い!ズィーリオスの服で拭こう。ちっ!なんで離れるんだよ。さっきは全然離れなかったのに。
それにしても、部屋中が静まり返っているがどうしたのだろう?俺に手を貸して欲しいとあれほど強引だったのに、何の反応もないとはやるせない。本当はやらなくても良いのか?なら褒美だけもらうぞ?
「やらなくて良いのか?」
「あ、ああ。っていやいや是非やってくれ!本当にありがたい、頼む!!」
俺の言葉に狼狽していた王女が気を取り戻し、今にも飛び掛かりそうな雰囲気を醸し出す。
「分かったが、約束はきちんと守ってくれよ」
「勿論だとも!王太子の名に懸けて誓おう。それにしても、本当に良いのか?我々の国の食を提供するというだけで、あれ程嫌がっていたことをしてくれるなど。もっと他の物でも良いのだぞ?」
怪訝な面持ちで尋ねる王女は、実は王太子らしい。それなら約束はきちんと守ってくれるだろうな。もし約束を破ろうものなら、俺が大暴れしても文句は言わせない!
「他の物は要らない。海鮮食で良い。というか海鮮食が良い!やっとだ。やっとなんだ!俺たちがここに来た目的は魚を食べるためだ!「俺たち?」なのにどこにも魚はないし、魚どころか海の食材自体がないとかマジで意味が分からない!!何のために苦労してここまで来たと思ってるんだ!何十年我慢してきたことか!「いや、何十年もまだ生きて・・・」俺は新鮮な魚介類が食べたいんだ!もう肉は十分なんだよ!旨い刺身が食べたい!寿司が食べたい!魚介のエキスたっぷりの汁が飲みたい!出汁が効いた味噌汁が飲みたい!海老や貝類だって食いたい!焼き貝ならやっぱりバター醤油が一番だ!ああ、あの香ばしい匂いは食欲をそそるっ!じゅるっ。だから食べるとしたらやっぱ、まずは各種刺身の盛り合わせだろ?海鮮丼でも良いよなっ!貝類は生と焼きの両方で味わうとして。あ!カニ!カニも食べよう!!カニを食べるとかは今まで聞いたことないけど、ちゃんといるのか?いるとしたら絶対に食べる!生、焼き、しゃぶしゃぶ!それから・・・・」
食べたい欲求が爆発する。頭の中は食べたいメニューで、口の中は滲み出る唾液でいっぱいだ。ああ!口の端から零れちゃった。え!?ありがとう!ハンカチを差し出してくれるなんて、この使用人はいい人だな!気が利くし!あ、ハンカチ綺麗にして返さなくても良いの?貸してくれてありがとうな。君には人魚たちから何かお土産貰ってくるよ!え、要らない?じゃあ、俺が食べるぞ?良いんだな?
「わーい!」
背後に立っていた使用人は、俺からハンカチを受け取ると静かに壁際に戻って行った。
「えー、心の中の声が口から洩れてるんだけど。でも・・・・・リュゼが可愛すぎる!!」
隣から聞こえてきたボソリとした呟きに振り返る。
「え。ズィー、なに?可愛いっつった?」
「ゴホッゴホッ。言ってない!言ってない!気のせいだって。それよりも、もう変更はなしだぞ?ですよね?王女殿下」
「え?あ、あぁ。そうだな。今更だが、褒美が本当にそんなので良いのか?」
「そんなの?・・・俺にとっては滅茶苦茶大事なことなんだけど?俺の想いが伝わっていないようだからもう一度言うが・・・」
どうやら俺の力説は心に響いていなかったらしい。もう一度力説しようと口を開いた瞬間、ズィーリオスに手で口を塞がれる。ちょっ!何すんだ!俺は今から大事な話をするんだぞ!
睨み付けてやるが、全く動じた様子はない。せっかくの、2度目の説明を受けるチャンスを奪われた王女たちが可哀そうだろ!
隣のダガリスと、目の前の王女とエリムの表情が引き攣っていた。ほらな。やっぱり説明を受けるチャンスを勝手に奪われたことで、何も分からなくて困っているのだろう。安心してくれ。後でもう一度、どれだけ海鮮物が素晴らしいかを語り尽くすから。え?なんで断るんだ?ズィーリオスが一緒にいるからって、別に遠慮しなくていいんだぞ?俺だって何度も遠慮なく聞き返していたじゃないか。俺とは違う?いや、皆一緒だって。
やはり海の幸の素晴らしさは、彼らにとっては身近過ぎて認識が出来ていないようだ。パワポは使えないから、紙媒体でも使ってプレゼンしてあげるのに。地域の活性化を目指そうぜ!その分の発展協力費用は、永久的に海鮮物食べ放題で手を打つぞ?
「そういうことじゃないから!!」
先ほどハンカチを貸してくれた使用人が、ダガリスの指示でどこかへ行っていたようで、何かを手にして、それを俺に差し出してきた。ペロペロキャンディーじゃないか!?直径3センチほどの小さめの信号機カラーをしたグルグルがその手には握られていた。タダでくれるというのならもらうからな?返品は出来ないぞ?
口の中に放り込み、その甘い味を堪能する。この世界の砂糖は昔よりは安くなっているらしいが、まだまだ高級品だ。しかし、意外にも飴という甘味は存在しており、お金さえあれば誰でも飴を手に入れることは可能なのだ。甘味の中でも作り方がシンプルだからかもしれないが。
やっと黙って静かになった俺を見て、周りが安堵の表情を浮かべていたことなど、久しぶりの激甘物質の虜になっていた俺は気付かない。
「やってくれるというのは本当に一安心だが、なぜお前はあの者がノッてくれるものがあれだと知っていたんだ?」
王女が一息破吐き、胸を撫で下ろしながらエリムに問いかける。
「実は念のため何か情報が得られないかと思いまして、昨日ジュリアさんに、お2人がこの町に来た時のお話を伺っていたのです。その時、食事を大変楽しみにしていたとお聞きしましたので、一か八か試してみたのです」
「そして案の定琴線に触れたというわけだな」
「はい」
「よくやった」
「お褒め頂きありがとうございます」
主従の2人の話を聞いたダガリスはなんとも言えない表情を浮かべ、ズィーリオスはどこか痛感することがあったようで、目を細めてどこかを見つめていた。けれど何か得心がいかないようで、疑義を挟む。しかし、それは念話でだった。
『女扱いされるのを嫌がっていたのに、食だけで受け入れるなんて・・・。いつものリュゼなら、食糧は自力で手に入れるとか言いそうなのに』
『確かにそうよねぇ。食領関係はどうにでもなるからぁ、嫌な事をしなければならないような状況は作らないように動くのにねぇ?』
ズィーリオスの言葉に精霊王が同意する。精霊王の言葉にエリムが僅かに反応するが、念話を使っているということからあまり聞かれたくない話題だと空気を呼んだのか、声に出して反応することはなかった。そのため、精霊の言葉が聞こえない他のメンバーは会話が行われていることを知らず、ダガリスと王女はパーティーについての話し合いを行っていた。
『やっぱり無理をさせてしまったのだろうか?うっ、嫌われてしまったかも』
『何を言っているのぉ?そう思うのなら初めから強引にやらせようとしなければ良かったのにぃ。バカじゃないのぉ?まぁ?聖獣が嫌われたのならぁ、契約は解除してリュゼの一番の契約者の座は私に譲ることねぇ?うふふっ』
『そ、それは・・・ダメだ!俺はリュゼのためを思って心を鬼にしたんだ。なのに、良いとこ取りしようなど・・・』
珍しく、ズィーリオスが精霊王に強く出ない。精霊王も目を見開いて、そのペタリと伏せられた耳が、尻尾が、見えそうなほどの有様に、首を横に振り、長く美しい黒髪を揺らしながら言葉を紡ぐ。
『はぁ。そんなにショックなら本人に直接聞けば良いじゃなぁい』
『え!?ちょっと何を言って・・・!?』
『ねぇ、リュゼェ?なんで普段は女扱いされて嫌がっているのに、どころか自分から演じる必要がある、この話を受けたのぉ?』
会話の内容を何も知らない周りから見たら明らかに不審な動きをしかけたズィーリオスは、なんとか動くことを我慢出来たが、その代償とばかりに精霊王の発言を止めることは出来なかった。
そしてタイミングよく、飴が小さくなり噛み砕いていた俺は、目の前にドアップで現れた精霊王の言葉に、意識が飴から現実へと戻されることとなった。
王女がエリムに向けた言葉が途切れる。グイっと勢いよく振り向いたその顔は、時間が止まったかのように停止したまま茫然としている。
そっとズィーリオスの力が抜け、解放される。はー助かった。ん?助かった?なんか違うよな?助かって・・・あれ?全身の緊張状態が一気に緩み安堵を覚えるが、安堵するところではないだろう。けれど、やっと握りしめていたドアノブから手を放すことが出来たのが、こんなにも解放的な気分になるのは知らなかった。気分が良いのだし、細かいことは気にする必要はないな。
手汗でびっしょりの掌に鼻を近づける。うわっ、鉄臭い!ズィーリオスの服で拭こう。ちっ!なんで離れるんだよ。さっきは全然離れなかったのに。
それにしても、部屋中が静まり返っているがどうしたのだろう?俺に手を貸して欲しいとあれほど強引だったのに、何の反応もないとはやるせない。本当はやらなくても良いのか?なら褒美だけもらうぞ?
「やらなくて良いのか?」
「あ、ああ。っていやいや是非やってくれ!本当にありがたい、頼む!!」
俺の言葉に狼狽していた王女が気を取り戻し、今にも飛び掛かりそうな雰囲気を醸し出す。
「分かったが、約束はきちんと守ってくれよ」
「勿論だとも!王太子の名に懸けて誓おう。それにしても、本当に良いのか?我々の国の食を提供するというだけで、あれ程嫌がっていたことをしてくれるなど。もっと他の物でも良いのだぞ?」
怪訝な面持ちで尋ねる王女は、実は王太子らしい。それなら約束はきちんと守ってくれるだろうな。もし約束を破ろうものなら、俺が大暴れしても文句は言わせない!
「他の物は要らない。海鮮食で良い。というか海鮮食が良い!やっとだ。やっとなんだ!俺たちがここに来た目的は魚を食べるためだ!「俺たち?」なのにどこにも魚はないし、魚どころか海の食材自体がないとかマジで意味が分からない!!何のために苦労してここまで来たと思ってるんだ!何十年我慢してきたことか!「いや、何十年もまだ生きて・・・」俺は新鮮な魚介類が食べたいんだ!もう肉は十分なんだよ!旨い刺身が食べたい!寿司が食べたい!魚介のエキスたっぷりの汁が飲みたい!出汁が効いた味噌汁が飲みたい!海老や貝類だって食いたい!焼き貝ならやっぱりバター醤油が一番だ!ああ、あの香ばしい匂いは食欲をそそるっ!じゅるっ。だから食べるとしたらやっぱ、まずは各種刺身の盛り合わせだろ?海鮮丼でも良いよなっ!貝類は生と焼きの両方で味わうとして。あ!カニ!カニも食べよう!!カニを食べるとかは今まで聞いたことないけど、ちゃんといるのか?いるとしたら絶対に食べる!生、焼き、しゃぶしゃぶ!それから・・・・」
食べたい欲求が爆発する。頭の中は食べたいメニューで、口の中は滲み出る唾液でいっぱいだ。ああ!口の端から零れちゃった。え!?ありがとう!ハンカチを差し出してくれるなんて、この使用人はいい人だな!気が利くし!あ、ハンカチ綺麗にして返さなくても良いの?貸してくれてありがとうな。君には人魚たちから何かお土産貰ってくるよ!え、要らない?じゃあ、俺が食べるぞ?良いんだな?
「わーい!」
背後に立っていた使用人は、俺からハンカチを受け取ると静かに壁際に戻って行った。
「えー、心の中の声が口から洩れてるんだけど。でも・・・・・リュゼが可愛すぎる!!」
隣から聞こえてきたボソリとした呟きに振り返る。
「え。ズィー、なに?可愛いっつった?」
「ゴホッゴホッ。言ってない!言ってない!気のせいだって。それよりも、もう変更はなしだぞ?ですよね?王女殿下」
「え?あ、あぁ。そうだな。今更だが、褒美が本当にそんなので良いのか?」
「そんなの?・・・俺にとっては滅茶苦茶大事なことなんだけど?俺の想いが伝わっていないようだからもう一度言うが・・・」
どうやら俺の力説は心に響いていなかったらしい。もう一度力説しようと口を開いた瞬間、ズィーリオスに手で口を塞がれる。ちょっ!何すんだ!俺は今から大事な話をするんだぞ!
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隣のダガリスと、目の前の王女とエリムの表情が引き攣っていた。ほらな。やっぱり説明を受けるチャンスを勝手に奪われたことで、何も分からなくて困っているのだろう。安心してくれ。後でもう一度、どれだけ海鮮物が素晴らしいかを語り尽くすから。え?なんで断るんだ?ズィーリオスが一緒にいるからって、別に遠慮しなくていいんだぞ?俺だって何度も遠慮なく聞き返していたじゃないか。俺とは違う?いや、皆一緒だって。
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「そういうことじゃないから!!」
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「やってくれるというのは本当に一安心だが、なぜお前はあの者がノッてくれるものがあれだと知っていたんだ?」
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「実は念のため何か情報が得られないかと思いまして、昨日ジュリアさんに、お2人がこの町に来た時のお話を伺っていたのです。その時、食事を大変楽しみにしていたとお聞きしましたので、一か八か試してみたのです」
「そして案の定琴線に触れたというわけだな」
「はい」
「よくやった」
「お褒め頂きありがとうございます」
主従の2人の話を聞いたダガリスはなんとも言えない表情を浮かべ、ズィーリオスはどこか痛感することがあったようで、目を細めてどこかを見つめていた。けれど何か得心がいかないようで、疑義を挟む。しかし、それは念話でだった。
『女扱いされるのを嫌がっていたのに、食だけで受け入れるなんて・・・。いつものリュゼなら、食糧は自力で手に入れるとか言いそうなのに』
『確かにそうよねぇ。食領関係はどうにでもなるからぁ、嫌な事をしなければならないような状況は作らないように動くのにねぇ?』
ズィーリオスの言葉に精霊王が同意する。精霊王の言葉にエリムが僅かに反応するが、念話を使っているということからあまり聞かれたくない話題だと空気を呼んだのか、声に出して反応することはなかった。そのため、精霊の言葉が聞こえない他のメンバーは会話が行われていることを知らず、ダガリスと王女はパーティーについての話し合いを行っていた。
『やっぱり無理をさせてしまったのだろうか?うっ、嫌われてしまったかも』
『何を言っているのぉ?そう思うのなら初めから強引にやらせようとしなければ良かったのにぃ。バカじゃないのぉ?まぁ?聖獣が嫌われたのならぁ、契約は解除してリュゼの一番の契約者の座は私に譲ることねぇ?うふふっ』
『そ、それは・・・ダメだ!俺はリュゼのためを思って心を鬼にしたんだ。なのに、良いとこ取りしようなど・・・』
珍しく、ズィーリオスが精霊王に強く出ない。精霊王も目を見開いて、そのペタリと伏せられた耳が、尻尾が、見えそうなほどの有様に、首を横に振り、長く美しい黒髪を揺らしながら言葉を紡ぐ。
『はぁ。そんなにショックなら本人に直接聞けば良いじゃなぁい』
『え!?ちょっと何を言って・・・!?』
『ねぇ、リュゼェ?なんで普段は女扱いされて嫌がっているのに、どころか自分から演じる必要がある、この話を受けたのぉ?』
会話の内容を何も知らない周りから見たら明らかに不審な動きをしかけたズィーリオスは、なんとか動くことを我慢出来たが、その代償とばかりに精霊王の発言を止めることは出来なかった。
そしてタイミングよく、飴が小さくなり噛み砕いていた俺は、目の前にドアップで現れた精霊王の言葉に、意識が飴から現実へと戻されることとなった。
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