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場所を変え、移動した小さな会議室。6人掛けのテーブルを中心に、対面するように椅子が並べられていた。そこにダガリスとエリム。反対側に俺とズィーリオスの2人ずつの形で向かい合って座っていた。
そこでダガリスを中心に話が進んでいく。俺はズィーリオスの弟設定があるので、あまり喋らず、時々質問をするぐらいで、基本大人しく清聴していた。そのため、俺が寝ていた間に起こっていた様々な事が淀みなく伝えられた。
まず弟君に関して。
ジュリアが受け取り、行方知れずとなっていた病気の特効薬たる薬草だが、確保したライナーが弟君のベッドサイドに置いて行っていたようだ。これはまだ、町の住人が領主邸に避難していた時、弟君の様子を見に行った使用人が気付き、後ほど、ライナー自身がそのことについて言及していたらしい。そして薬草を使い、弟君の薬を作ったところ、先ほど見たとおりに元気に回復した。他の住人の治療は、現在進行中のようだ。皆回復していっているらしく。ダガリスも肩の荷が下りたようで、安堵の表情を浮かべていた。
次にライナーについて。
端的に言うと、ライナーは人質を取られており、仕方なく人攫い組織に加担していた。実際に、ダガリスがライナーを拘束した状況では、一切の抵抗をせず、大人しく捕まったらしい。その時、俺は無事なのかと言う発言があったようで、ライナーは未だに、俺が疑似虫の知らせを演出したことを認識していないようだ。だが、俺の姿を自分の目で認識し、放心していたらしい。やっぱり、虫の知らせの真実に気付いていないが。
そして、俺の援護に来た時。
地下の脱出路の存在を予め知っており、ダガリスやその他の援軍が、真っすぐに駆け付けることが出来たのは、ライナーからの情報提供のおかげだとか。
更に、薬草。
もし本当に、完全に裏切っていたのならば、薬草を発見しやすく、安全なところに置かないだろうということだ。
以上の行動から、仕方なく従っていたのは事実であり、また、今まで彼がポートライト家に忠誠を誓い仕えていたことから、情状酌量の余地ありと判断された。
今は、客室のうちの一室に監禁しているらしい。なんでも、この町はかなり昔から治安が良く、地下に牢屋はあるにはあるが、使うことがなかったので、老朽化が酷く、危険な状態であるための処置とのことだ。
そして最後、未だ解決には至っていない、人魚たちの拉致事件について。
そのことについて協議するために、この後午後、再び人魚の王女を交えて会議を行うらしい。その調整役として、エリムは朝からここに来ていたのだ。シラーっと俺はその会議に参加しないように逃げようとしたが、生憎、王女の指名があるため逃げきれなかった。ズィーリオスという代理人は無効らしい。俺が逃げないようにきちんと監視し、万が一逃げ出そうとした場合、首根っこを引っ掴んで連れてくると、ズィーリオスがダガリスに約束していた。恐ろしい。本気で逃げても確実に捕まるじゃないか。
不貞腐れている俺の目の前で、ダガリスとズィーリオスによる無慈悲な協定が組まれる。ちゃっかりエリムも参加しているのが腹立たしい。エリムが参入するということは、必然的に精霊も与するということ。精霊王は俺の味方をしてくれると思うが、かなり分が悪い。本気で抗えば逃げ切れるか?
・・・ダメだ。例え何とか逃げ切れても、その後のズィーリオスの説教が怖い。怖すぎる。
昼食の時間といういうことで、にこやかに談笑していた面々が席を立ち、部屋から出て行く。その後ろを、血の気が引いた状態で、フラフラと付いていくのだった。
味が感じない食事を終え、ついに来てしまった会議の時間。先ほどと同じ部屋で、今度は王女を加えて話をする。
王女とエリム。その反対側に、俺、ズィーリオス、ダガリス。逃げるつもりは微塵もないのに、俺はズィーリオスとダガリスに挟まれるようにして中央に座っていた。
相変わらず、目の前に置かれている昆布茶の味がしない。口が忙しいと見せつけるために、無意味にお茶を啜り続ける。だが、中身は無限にあるわけではない。あっという間に空になる。お代わりを頼もうと使用人の姿を探し、首を回すが、笑顔のズィーリオスとダガリスの姿に遮られる。どころか、気配を探るといつの間にか使用人は姿を消していた。手回しが良すぎる。
流石に根負けし、渋々ながらも会議に参加する姿勢を見せると、満足げな雰囲気を3方向から感じた。薄々感じてはいたが、無駄な抵抗だったようだ。
促されるまま、俺が何をしていたか当時の状況を説明する。その途中、精霊王の手を借りたいくつかの件は、隠すことは出来なかったので暈かしながら説明したのだが、その曖昧さを見咎められてしまった。エリムとズィーリオスは精霊王が関わっていると察してくれていたが、他の2人に追求されてしまったので、精霊が手を貸してくれたとだけ伝えた。王女は表情があまり表に出にくい人のようで、ダガリス程は愕然とはしていなかったが、その一驚っぷりは十分に窺えた。そしてこのことは、この場にいる人物たち以外には口外しないとも約束してもらった。ラナンは既に知っているため、例外だとも伝える。
ただ、精霊の手を貸してもらったのは事実だが、あくまで契約していないということだけは強調しておいた。そうすれば、精霊自身の気紛れで手を貸してもらっただけであると認識してもらえるからだ。
けれども、精霊が気紛れでも手を貸すということは、それは精霊に気に入られているという状態に他ならない。どうやら俺は、割と力が強い精霊に気に入られていると認識されてしまったようだ。
だからだろう。人攫い組織のアジトを、陽動目的で真一文字に切り払ったと話した時は、何故だか納得するようにダガリスと王女に何度も頷かれた。
最終的に王女に、お前は何者なんだと問われてしまっていた。もう事件の話は関係ないじゃないか。ダガリスは以前、俺たちの事を詮索しないと約束してくれたから聞くことはなかったが、王女のその質問に興味津々なのはあからさまであった。
個人的な話をズィーリオスのおかげで何とか乗り越え、話を元に戻す。ズィーリオスの話術の腕がここ数日で異常に上がっている。相手は一領主であり、次期女王と言われているらしい人魚の王女である。交渉術などは長年に渡り鍛えられているはずだ。なのにそんな2人と互角、下手したらそれ以上に弁が経つようになっている。これは、聖獣だからなせる業なのか?そういうチート能力なのか?
圧倒的チートを前に、遠くに思いを馳せる。
いつものこと。
またしても、意識を逸らす、ということをしてしまっていた。だから、気付けない。
もう話は先へ先へと進んでいることを。
「そういうわけだからリュゼ殿、お願いしても良いか?」
「ん?あ、うん」
いきなりダガリスに名前を呼ばれ、とりあえず反射的に肯定しておく。きっともう話し合いを終えるが良いか?ということだろう。たぶん。
「はあ!?本当に良いのか!?あれほど嫌がっていたのに!?」
物凄い勢いでズィーリオスが振り向く。うおっ!!びっくりした!どうしたんだ?それに俺が嫌がっていただって?さっさと終わって欲しいんだが。
「なんだ?話し合いを終えるかどうかだろう?」
その瞬間、一瞬ズィーリオスがフリーズしたのち、大きな溜息を吐く。ダガリスは慈愛に満ちた表情で、エリムは同情の眼差しで俺を、じゃなくズィーリオスを見つめる。王女はゴミを見るかのような視線だ。
な、なんだ?みんなして酷くないか?
「リュゼ。話聞いてなかったでしょ」
じとーっとした目をズィーリオスに向けられる。やっぱり俺、何かしでかしたらしい。話を聞いていなかっただけなのに?
「話を聞いていなかったリュゼが悪い。頷いたんだからちゃんと役目は果たすんだよ」
「え?待って待って!何を!?」
ズィーリオスの言葉に不穏なものを感じる。俺が嫌がっていたことと言っていたから、そんな嫌な仕事をさせられると!?まずい!
「お願いだから教えて!教えてくれよズィーリオス!!」
頼み込むが機嫌の悪いズィーリオスは教えてくれない。身の危険を感じ、必死になってズィーリオスに縋るが頷いてくれる気配はなかった。
そんな俺を愉快気に笑って観ているだけだったダガリスが、教えると言ってくれた。
「ダガリスさん。そんなにリュゼを甘やかさないで良いんだぞ」
ズィーリオスがそう遠慮がてら伝えるが、そんな中、エリムもダガリスの発言に乗り、俺の味方をしてくれたことで、俺はもう一度話を聞く機会を得ることが出来た。
マジありがとう!ダガリス!エリム!
そこでダガリスを中心に話が進んでいく。俺はズィーリオスの弟設定があるので、あまり喋らず、時々質問をするぐらいで、基本大人しく清聴していた。そのため、俺が寝ていた間に起こっていた様々な事が淀みなく伝えられた。
まず弟君に関して。
ジュリアが受け取り、行方知れずとなっていた病気の特効薬たる薬草だが、確保したライナーが弟君のベッドサイドに置いて行っていたようだ。これはまだ、町の住人が領主邸に避難していた時、弟君の様子を見に行った使用人が気付き、後ほど、ライナー自身がそのことについて言及していたらしい。そして薬草を使い、弟君の薬を作ったところ、先ほど見たとおりに元気に回復した。他の住人の治療は、現在進行中のようだ。皆回復していっているらしく。ダガリスも肩の荷が下りたようで、安堵の表情を浮かべていた。
次にライナーについて。
端的に言うと、ライナーは人質を取られており、仕方なく人攫い組織に加担していた。実際に、ダガリスがライナーを拘束した状況では、一切の抵抗をせず、大人しく捕まったらしい。その時、俺は無事なのかと言う発言があったようで、ライナーは未だに、俺が疑似虫の知らせを演出したことを認識していないようだ。だが、俺の姿を自分の目で認識し、放心していたらしい。やっぱり、虫の知らせの真実に気付いていないが。
そして、俺の援護に来た時。
地下の脱出路の存在を予め知っており、ダガリスやその他の援軍が、真っすぐに駆け付けることが出来たのは、ライナーからの情報提供のおかげだとか。
更に、薬草。
もし本当に、完全に裏切っていたのならば、薬草を発見しやすく、安全なところに置かないだろうということだ。
以上の行動から、仕方なく従っていたのは事実であり、また、今まで彼がポートライト家に忠誠を誓い仕えていたことから、情状酌量の余地ありと判断された。
今は、客室のうちの一室に監禁しているらしい。なんでも、この町はかなり昔から治安が良く、地下に牢屋はあるにはあるが、使うことがなかったので、老朽化が酷く、危険な状態であるための処置とのことだ。
そして最後、未だ解決には至っていない、人魚たちの拉致事件について。
そのことについて協議するために、この後午後、再び人魚の王女を交えて会議を行うらしい。その調整役として、エリムは朝からここに来ていたのだ。シラーっと俺はその会議に参加しないように逃げようとしたが、生憎、王女の指名があるため逃げきれなかった。ズィーリオスという代理人は無効らしい。俺が逃げないようにきちんと監視し、万が一逃げ出そうとした場合、首根っこを引っ掴んで連れてくると、ズィーリオスがダガリスに約束していた。恐ろしい。本気で逃げても確実に捕まるじゃないか。
不貞腐れている俺の目の前で、ダガリスとズィーリオスによる無慈悲な協定が組まれる。ちゃっかりエリムも参加しているのが腹立たしい。エリムが参入するということは、必然的に精霊も与するということ。精霊王は俺の味方をしてくれると思うが、かなり分が悪い。本気で抗えば逃げ切れるか?
・・・ダメだ。例え何とか逃げ切れても、その後のズィーリオスの説教が怖い。怖すぎる。
昼食の時間といういうことで、にこやかに談笑していた面々が席を立ち、部屋から出て行く。その後ろを、血の気が引いた状態で、フラフラと付いていくのだった。
味が感じない食事を終え、ついに来てしまった会議の時間。先ほどと同じ部屋で、今度は王女を加えて話をする。
王女とエリム。その反対側に、俺、ズィーリオス、ダガリス。逃げるつもりは微塵もないのに、俺はズィーリオスとダガリスに挟まれるようにして中央に座っていた。
相変わらず、目の前に置かれている昆布茶の味がしない。口が忙しいと見せつけるために、無意味にお茶を啜り続ける。だが、中身は無限にあるわけではない。あっという間に空になる。お代わりを頼もうと使用人の姿を探し、首を回すが、笑顔のズィーリオスとダガリスの姿に遮られる。どころか、気配を探るといつの間にか使用人は姿を消していた。手回しが良すぎる。
流石に根負けし、渋々ながらも会議に参加する姿勢を見せると、満足げな雰囲気を3方向から感じた。薄々感じてはいたが、無駄な抵抗だったようだ。
促されるまま、俺が何をしていたか当時の状況を説明する。その途中、精霊王の手を借りたいくつかの件は、隠すことは出来なかったので暈かしながら説明したのだが、その曖昧さを見咎められてしまった。エリムとズィーリオスは精霊王が関わっていると察してくれていたが、他の2人に追求されてしまったので、精霊が手を貸してくれたとだけ伝えた。王女は表情があまり表に出にくい人のようで、ダガリス程は愕然とはしていなかったが、その一驚っぷりは十分に窺えた。そしてこのことは、この場にいる人物たち以外には口外しないとも約束してもらった。ラナンは既に知っているため、例外だとも伝える。
ただ、精霊の手を貸してもらったのは事実だが、あくまで契約していないということだけは強調しておいた。そうすれば、精霊自身の気紛れで手を貸してもらっただけであると認識してもらえるからだ。
けれども、精霊が気紛れでも手を貸すということは、それは精霊に気に入られているという状態に他ならない。どうやら俺は、割と力が強い精霊に気に入られていると認識されてしまったようだ。
だからだろう。人攫い組織のアジトを、陽動目的で真一文字に切り払ったと話した時は、何故だか納得するようにダガリスと王女に何度も頷かれた。
最終的に王女に、お前は何者なんだと問われてしまっていた。もう事件の話は関係ないじゃないか。ダガリスは以前、俺たちの事を詮索しないと約束してくれたから聞くことはなかったが、王女のその質問に興味津々なのはあからさまであった。
個人的な話をズィーリオスのおかげで何とか乗り越え、話を元に戻す。ズィーリオスの話術の腕がここ数日で異常に上がっている。相手は一領主であり、次期女王と言われているらしい人魚の王女である。交渉術などは長年に渡り鍛えられているはずだ。なのにそんな2人と互角、下手したらそれ以上に弁が経つようになっている。これは、聖獣だからなせる業なのか?そういうチート能力なのか?
圧倒的チートを前に、遠くに思いを馳せる。
いつものこと。
またしても、意識を逸らす、ということをしてしまっていた。だから、気付けない。
もう話は先へ先へと進んでいることを。
「そういうわけだからリュゼ殿、お願いしても良いか?」
「ん?あ、うん」
いきなりダガリスに名前を呼ばれ、とりあえず反射的に肯定しておく。きっともう話し合いを終えるが良いか?ということだろう。たぶん。
「はあ!?本当に良いのか!?あれほど嫌がっていたのに!?」
物凄い勢いでズィーリオスが振り向く。うおっ!!びっくりした!どうしたんだ?それに俺が嫌がっていただって?さっさと終わって欲しいんだが。
「なんだ?話し合いを終えるかどうかだろう?」
その瞬間、一瞬ズィーリオスがフリーズしたのち、大きな溜息を吐く。ダガリスは慈愛に満ちた表情で、エリムは同情の眼差しで俺を、じゃなくズィーリオスを見つめる。王女はゴミを見るかのような視線だ。
な、なんだ?みんなして酷くないか?
「リュゼ。話聞いてなかったでしょ」
じとーっとした目をズィーリオスに向けられる。やっぱり俺、何かしでかしたらしい。話を聞いていなかっただけなのに?
「話を聞いていなかったリュゼが悪い。頷いたんだからちゃんと役目は果たすんだよ」
「え?待って待って!何を!?」
ズィーリオスの言葉に不穏なものを感じる。俺が嫌がっていたことと言っていたから、そんな嫌な仕事をさせられると!?まずい!
「お願いだから教えて!教えてくれよズィーリオス!!」
頼み込むが機嫌の悪いズィーリオスは教えてくれない。身の危険を感じ、必死になってズィーリオスに縋るが頷いてくれる気配はなかった。
そんな俺を愉快気に笑って観ているだけだったダガリスが、教えると言ってくれた。
「ダガリスさん。そんなにリュゼを甘やかさないで良いんだぞ」
ズィーリオスがそう遠慮がてら伝えるが、そんな中、エリムもダガリスの発言に乗り、俺の味方をしてくれたことで、俺はもう一度話を聞く機会を得ることが出来た。
マジありがとう!ダガリス!エリム!
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追記
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