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アンドリューの余裕
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興奮気味のダガリスが俺の両手を取ろうと伸ばした手を、咄嗟に身を引いて避ける。俺の行動に驚き、不思議そうな表情で見つめてくる。
おい。明らかにだらんとしているのに気付かないのか?ってあぁ。俺の顔ばっか見ていて、その他のことは注意が向いてないのか。ならば見せつけて、気付かせてやるしかあるまい!
さあ!見るのだ!この折れた腕を!俺がきちんと頑張って役割を果たした証だ!
ダガリスの目の高さまで腕を持ち上げる。肘を高く上げ、手首が垂れ下がるように見せつける。するとダガリスの目がゆっくりと見開いていった。
やっと状況を理解してくれたようだ。キリッとした領主の顔になる。そしてすぐさま同行していた人に指示を出し、やって来た兵士の人が骨折箇所を固定してくれた。簡易的なものらしく、後でもう1度きちんと固定し直すそうだ。だったらズィーリオスに治してもらうから要らないのだが、このレベルの怪我は中級ポーションが必要になる。
聖属性が消え去り存在しない属性になっている現状では、骨折を魔法で治すことは不可能だ。だが、ポーションであれば治癒が可能だ。もっと太い骨の骨折ならば上級ポーションが必要になるが、手首の骨折ならば中級ポーションで治癒が可能だ。そして上級ポーションならともかく、中級ポーションなら割と手に入れやすい。もちろん、それなりに根が張るが、貴族や上級者の冒険者ならば資金があるので、入手が困難となることはない。
だが、今の俺はほぼ無一文だ。折角稼いだのに、引き出すのに必要なギルドカードが使えなくなったことで、一瞬で大金が蒸発してしまったのと同じだからだ。
そんなことで、治癒には中級ポーションを買い、使うか、時間による治癒を行うしかないが、俺には中級ポーションを買うお金はない。だけどズィーリオスがいるからお金はなくとも治癒は出来るが、魔法で治癒したとバレてはいけない。もし、中級ポーションがあるから大丈夫だと言っても、実物を見せろと言われてしまえば、簡単に嘘だということがバレてしまう。
だからと言って時間治癒を選ぶ気はない。
さて、どうしたものか。
考え込みながら周囲を見渡していると、ずっと続いていた冷戦の終わりが見えた。ザスとアンドリューが連行されるようだ。話を聞いた感じでは、結局、他の人魚の人たちがどこにいるか口を割らなかったらしい。わからないとしらばっくれていたようだ。
ザスとアンドリューに視線をやると、連行されるというのに、相変わらず随分と余裕な態度だ。するとアンドリューと視線が絡み合う。
「お前にこんなところで会えるとは思わなかった。それに思った以上に面白い」
アンドリューのその言葉で初めて王女が俺を見る。僅かに瞳孔が開き、そして目を細める。
今日が初対面のくせにまるで知り合いかのようなセリフを吐くアンドリューのせいで、王女の護衛らしき彼女の背後にいる人魚達から複数の殺気が飛んでくる。が、王女が片手を上げた途端、殺気が止み、代わりに数多の負の感情が込められた視線が突き刺さる。
ああ、スッゲェー居心地悪っ!
元凶であるアンドリューを睨み付けるが、全く意に介することなくニヤリと嘲笑を浮かべる。
「なに。だいぶ前からお前を探していたんだ。うちの奴らが今の今まで見つけられなかったとか、いったいどこに隠れてたんだか」
面白くもないのに肩を震わせ笑うアンドリューをぶん殴りたくなるが、ダガリスに肩を掴まれて阻止される。
「探していただと?どういうことだ。何故俺がお前たち人攫いに探されなくちゃならないんだ」
「くっくっく。残念ながら俺とザスは、今回はこいつらに協力していただけで仲間ではない」
「協力していただけ?」
「仲間なら簡単に切り捨てたりしないだろう?特に俺たちはそんなことをしたら自分の身が危なくなる。絶対にしない。こいつ等みたいな雑魚だと仲間でも簡単に切り捨てるような連中だけどな」
殴る代わりに質問を投げかけるが、はぐらかされ、何故俺を探していたか答えようとしない。ギルドやハーデル王国の回し者なら分かるが・・・。この2人がハーデル王国の回し者とは到底思えない。犯罪者が、例え俺に賞金が掛けられていたとしても、ここまでのことをするはずがない。それに、先ほどの言い方ではまるで、自分たちはプロの犯罪者組織と言っているような・・・。
「まさかお前たちは・・・!」
俺の思考が辿りついた答えは、以前少しだけその存在を耳にした組織。有り得ないと思いつつも、彼らが俺を探す理由は、ある。だからこそ、有り得ない答えが現実味を帯びる。
かつてハーデル王国の王都で、俺が一度だけ関わったことがあった存在。王都のギルマスのエルフに言われた、関わらない方が良い危険な集団。あの時の者達がその集団だったかどうかは分からないが、その可能性があった。それが可能性ではなく真実であったのなら。彼らが俺を探していたと言われても、納得出来てしまう。
裏ギルド。
この2人はそこのギルドの所属。そう考えれば、危険と言われる者達がどれほど強いのか、その強さは身を以て知った。今の俺では、周囲一帯を巻き込むことに目を瞑らない限り、勝つことは出来ない。周囲を気にする限り、勝つことは出来ない程の実力差が存在する。
特にアンドリューだ。
ずっとふざけていたように見えるが、一切の隙が無かった。それに最後の魔法の一撃以外、全く本気を出していなかった。アンドリューなら、魔法ではなくそのレイピアを使えば簡単に俺を殺すことが出来ただろう。けれどそれをしなかった。俺を連れて行きたがっていたからだとしても、連れて行くだけなら、多少の怪我をしてもお構いなしに連れて行きそうだ。なのにそうしなかった。それは何故だ?
更に言えば、この状況も変だ。この2人なら、例えザスが怪我をしていたとしても、正直アンドリュー1人でこの場を壊滅状態にすることぐらい簡単に出来るはずだ。アンドリューはまだまだ余裕そうだからこそ、大人しく捕まるのはおかしい。実際、余裕な笑みは崩していない。その不敵な笑みが、まだ何かあるのではないかと不安になる。
いやいやいや。でも、例えそうだとしても。
ここから先はもう、俺が出しゃばる必要はない。俺の出番は終わったのだ。後はダガリスやエリム、王女と言った上に立つ権力者の人たちの仕事だ。平民のリュゼの関わることではない。
裏ギルドが俺を探しているということが分かっただけでも十分じゃないか。
でも、だとすると。
彼らの仕事を邪魔をした俺を殺すために探していたのであれば分かる。しかし、何故俺を生きたまま連れて行こうとしたんだ?それも無傷で。何の目的があるんだ?・・・ああ、意味が分からない。
情報が圧倒的に足りていなかった。それもそうだろう。半年近くも人里離れた山奥の洞窟で過ごしていたのだから。何がそうなって裏ギルドに俺の存在が割れたのかは、分かるわけがない。
分かるのは1つだけ。
ハーデル王国、および冒険者ギルドという表の世界からも、裏ギルドという裏の世界からも狙われているということ。表を避けるために裏に身を潜めることも出来やしない。
「お前が想像しているので大体あっている。俺たちがどういう存在か、ということは。だから俺たちを雑魚共と一緒にしないでほしいものだ」
俺が裏ギルドと考えついたことを見越していたのだろう。そんな言葉をかけられる。
「だからそこで、俺たちが何故お前を探しているかという質問には答えられないが、こいつらが攫った人魚共をどこに連れて行っていたかのヒントぐらいは出してやろう。俺たちは仲間ではないからな」
そんなに一緒にされたことが嫌だったのか、先ほど王女と長きにわたる冷戦をくり広げていたとは思えない程あっけなく、王女が聞きたがっていた答えを教えてくれるらしい。
王女の視線が痛い程に突き刺さる中、アンドリューはデフォルトと化してきた嘲笑を浮かべ、チラリと王女を一瞥して、ヒントとやらを教えた。
おい。明らかにだらんとしているのに気付かないのか?ってあぁ。俺の顔ばっか見ていて、その他のことは注意が向いてないのか。ならば見せつけて、気付かせてやるしかあるまい!
さあ!見るのだ!この折れた腕を!俺がきちんと頑張って役割を果たした証だ!
ダガリスの目の高さまで腕を持ち上げる。肘を高く上げ、手首が垂れ下がるように見せつける。するとダガリスの目がゆっくりと見開いていった。
やっと状況を理解してくれたようだ。キリッとした領主の顔になる。そしてすぐさま同行していた人に指示を出し、やって来た兵士の人が骨折箇所を固定してくれた。簡易的なものらしく、後でもう1度きちんと固定し直すそうだ。だったらズィーリオスに治してもらうから要らないのだが、このレベルの怪我は中級ポーションが必要になる。
聖属性が消え去り存在しない属性になっている現状では、骨折を魔法で治すことは不可能だ。だが、ポーションであれば治癒が可能だ。もっと太い骨の骨折ならば上級ポーションが必要になるが、手首の骨折ならば中級ポーションで治癒が可能だ。そして上級ポーションならともかく、中級ポーションなら割と手に入れやすい。もちろん、それなりに根が張るが、貴族や上級者の冒険者ならば資金があるので、入手が困難となることはない。
だが、今の俺はほぼ無一文だ。折角稼いだのに、引き出すのに必要なギルドカードが使えなくなったことで、一瞬で大金が蒸発してしまったのと同じだからだ。
そんなことで、治癒には中級ポーションを買い、使うか、時間による治癒を行うしかないが、俺には中級ポーションを買うお金はない。だけどズィーリオスがいるからお金はなくとも治癒は出来るが、魔法で治癒したとバレてはいけない。もし、中級ポーションがあるから大丈夫だと言っても、実物を見せろと言われてしまえば、簡単に嘘だということがバレてしまう。
だからと言って時間治癒を選ぶ気はない。
さて、どうしたものか。
考え込みながら周囲を見渡していると、ずっと続いていた冷戦の終わりが見えた。ザスとアンドリューが連行されるようだ。話を聞いた感じでは、結局、他の人魚の人たちがどこにいるか口を割らなかったらしい。わからないとしらばっくれていたようだ。
ザスとアンドリューに視線をやると、連行されるというのに、相変わらず随分と余裕な態度だ。するとアンドリューと視線が絡み合う。
「お前にこんなところで会えるとは思わなかった。それに思った以上に面白い」
アンドリューのその言葉で初めて王女が俺を見る。僅かに瞳孔が開き、そして目を細める。
今日が初対面のくせにまるで知り合いかのようなセリフを吐くアンドリューのせいで、王女の護衛らしき彼女の背後にいる人魚達から複数の殺気が飛んでくる。が、王女が片手を上げた途端、殺気が止み、代わりに数多の負の感情が込められた視線が突き刺さる。
ああ、スッゲェー居心地悪っ!
元凶であるアンドリューを睨み付けるが、全く意に介することなくニヤリと嘲笑を浮かべる。
「なに。だいぶ前からお前を探していたんだ。うちの奴らが今の今まで見つけられなかったとか、いったいどこに隠れてたんだか」
面白くもないのに肩を震わせ笑うアンドリューをぶん殴りたくなるが、ダガリスに肩を掴まれて阻止される。
「探していただと?どういうことだ。何故俺がお前たち人攫いに探されなくちゃならないんだ」
「くっくっく。残念ながら俺とザスは、今回はこいつらに協力していただけで仲間ではない」
「協力していただけ?」
「仲間なら簡単に切り捨てたりしないだろう?特に俺たちはそんなことをしたら自分の身が危なくなる。絶対にしない。こいつ等みたいな雑魚だと仲間でも簡単に切り捨てるような連中だけどな」
殴る代わりに質問を投げかけるが、はぐらかされ、何故俺を探していたか答えようとしない。ギルドやハーデル王国の回し者なら分かるが・・・。この2人がハーデル王国の回し者とは到底思えない。犯罪者が、例え俺に賞金が掛けられていたとしても、ここまでのことをするはずがない。それに、先ほどの言い方ではまるで、自分たちはプロの犯罪者組織と言っているような・・・。
「まさかお前たちは・・・!」
俺の思考が辿りついた答えは、以前少しだけその存在を耳にした組織。有り得ないと思いつつも、彼らが俺を探す理由は、ある。だからこそ、有り得ない答えが現実味を帯びる。
かつてハーデル王国の王都で、俺が一度だけ関わったことがあった存在。王都のギルマスのエルフに言われた、関わらない方が良い危険な集団。あの時の者達がその集団だったかどうかは分からないが、その可能性があった。それが可能性ではなく真実であったのなら。彼らが俺を探していたと言われても、納得出来てしまう。
裏ギルド。
この2人はそこのギルドの所属。そう考えれば、危険と言われる者達がどれほど強いのか、その強さは身を以て知った。今の俺では、周囲一帯を巻き込むことに目を瞑らない限り、勝つことは出来ない。周囲を気にする限り、勝つことは出来ない程の実力差が存在する。
特にアンドリューだ。
ずっとふざけていたように見えるが、一切の隙が無かった。それに最後の魔法の一撃以外、全く本気を出していなかった。アンドリューなら、魔法ではなくそのレイピアを使えば簡単に俺を殺すことが出来ただろう。けれどそれをしなかった。俺を連れて行きたがっていたからだとしても、連れて行くだけなら、多少の怪我をしてもお構いなしに連れて行きそうだ。なのにそうしなかった。それは何故だ?
更に言えば、この状況も変だ。この2人なら、例えザスが怪我をしていたとしても、正直アンドリュー1人でこの場を壊滅状態にすることぐらい簡単に出来るはずだ。アンドリューはまだまだ余裕そうだからこそ、大人しく捕まるのはおかしい。実際、余裕な笑みは崩していない。その不敵な笑みが、まだ何かあるのではないかと不安になる。
いやいやいや。でも、例えそうだとしても。
ここから先はもう、俺が出しゃばる必要はない。俺の出番は終わったのだ。後はダガリスやエリム、王女と言った上に立つ権力者の人たちの仕事だ。平民のリュゼの関わることではない。
裏ギルドが俺を探しているということが分かっただけでも十分じゃないか。
でも、だとすると。
彼らの仕事を邪魔をした俺を殺すために探していたのであれば分かる。しかし、何故俺を生きたまま連れて行こうとしたんだ?それも無傷で。何の目的があるんだ?・・・ああ、意味が分からない。
情報が圧倒的に足りていなかった。それもそうだろう。半年近くも人里離れた山奥の洞窟で過ごしていたのだから。何がそうなって裏ギルドに俺の存在が割れたのかは、分かるわけがない。
分かるのは1つだけ。
ハーデル王国、および冒険者ギルドという表の世界からも、裏ギルドという裏の世界からも狙われているということ。表を避けるために裏に身を潜めることも出来やしない。
「お前が想像しているので大体あっている。俺たちがどういう存在か、ということは。だから俺たちを雑魚共と一緒にしないでほしいものだ」
俺が裏ギルドと考えついたことを見越していたのだろう。そんな言葉をかけられる。
「だからそこで、俺たちが何故お前を探しているかという質問には答えられないが、こいつらが攫った人魚共をどこに連れて行っていたかのヒントぐらいは出してやろう。俺たちは仲間ではないからな」
そんなに一緒にされたことが嫌だったのか、先ほど王女と長きにわたる冷戦をくり広げていたとは思えない程あっけなく、王女が聞きたがっていた答えを教えてくれるらしい。
王女の視線が痛い程に突き刺さる中、アンドリューはデフォルトと化してきた嘲笑を浮かべ、チラリと王女を一瞥して、ヒントとやらを教えた。
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