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実力未知数の敵
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暗闇の通路の先から複数の足音と気配が近づいて来る。数は全部で8、か。思っていたよりも少ないが、人質は何人いるんだ?この狭い通路で、人質を奪還し、守りつつ戦えるだろうか。分からない。
息を潜め、気配を消し、彼らがやって来るまでただ静かに待つ。遠くから微かに、足音の様なものが聞こえてきた気がする。
『ねぇ、リュゼェ?どうしてこんなことするのぉ。あなたには関係ないじゃなぁい。あの町の人間でもないんだしぃ、冒険者として依頼を受けたわけでもなぁい。わざわざ貴方が手を貸してあげることはぁ、ないんじゃないかしらぁ?』
確かにそうだ。ちょっと前にも精霊王に聞かれたが、確かに俺が手を貸す必要はない。そんな義務も義理もない。過去の俺なら、ネーデの街に行く前の、森の中の聖域で生活していた頃の俺なら、まず間違いなく見放していただろう。ズィーリオスに頼まれない限り、絶対に手を貸さないはずだ。ベイスが問題に巻き込まれていると聞いた昨日の時点で、さっさと街を離れていた可能性が高い。けれど、俺はここに居る。それも自分の意志で。
何故だ?
分からない。
『分からない』
『え?』
『分からないんだ。自分でもなんでこんなことをしているのか』
本当に、なんでなんだろう。めんどくさいと思いながらも、見捨てるという選択は頭になかった。
・・・ああ、もう!訳が分からない!考えても考えても答えは出そうにない。溜息を吐いて頭を振る。
ダメだ。今はそんなことは忘れて、目の前の問題に集中しよう。気配を殺している最中であることを思い出し、ひたすらゆっくりと深呼吸をする。現状、やって来る相手の実力は不明なんだ。それでもやるしかないだろう。だから集中しないと。
通路の先に光がちらつき出した。そろそろだ。明かりが、敵の姿を浮かび上がらせる。向こうからはこちらの存在を視覚でとらえることは出来ないが、こちらから敵の様子を窺い知ることは容易だ。
1番前の先頭に1人。その後ろに2人。少し距離を開けて後ろに、1人。そのすぐ後ろに2人。この2人の片方がジュリアだ。てことは、隣にいる女の人も人質か?まるでジュリアを守るように寄り添っている。その女性陣2人を気にしつつ、2人のすぐ前の1人が続いている。
ジュリアを守っている2人は、もしかして・・・人魚、だろうか?耳の後ろに鰓っぽいものが生えている。人魚との初の出会いが陸上とはおかしくないだろうか。人魚っぽい人達は、普通に人と同じく二足歩行している。陸上では脚が変形するのだろうか。それともそういう魔法か何かだろうか。あ、今はそんなことを考えている場合ではなかった。
えーっと、そして女性陣の後ろに更に2人の計8人。
1番前の人と、1番後ろの1人が灯りを持っている。
ん?灯りを持っている?
光属性はいないのか?以前ズィーリオスが、光魔法で光球を出していた。光属性がいるなら使えるはずの簡単な魔法だが・・・・・。使っていないということは、ここにはいないということか?それにライナーの姿が見えない。てっきり、一緒にやって来ると思っていたが違ったようだ。
様子を見る感じでは、この中で頭は2列目の男2人の内のどちらかだろう。醜悪な顔に顎鬚を生やしたガタイの良い男と、細身の身体つきだが、引き締まった肉体を服の下に隠していることが分かる、顔の真ん中に傷のある男。どちらも同じだけの強さを感じる。どちらが頭かは分からない。見ている限りではどちらも対等なように見える。
1撃目、暗闇からの奇襲で、この頭っぽいうちの1人を潰そう。
彼らが更に近づくのを待つ。光に照らされないギリギリの距離まで、奇襲を仕掛けるために最短距離に近づくまで。
両者の距離がドンドン無くなっていく。その距離が50メートルほどとなった時、細身の男が隣の顎髭の男に何やら耳打ちする。チッ。聞き取れない。部位強化しないとダメか。
っ!?チッ!
今度の心の中での舌打ちは、部位強化でも聞こえなかったからではない。
いきなり細身の男の魔力が高まり、魔法発動の準備に入ったからだ。そしてその視線から、その気配の変化から、気付いた。
バレた、と。
即座に飛び出しながらまずは一閃。魔力を乗せた斬撃を放ち、牽制、及び先頭の灯り持ちを潰しにかかるが、更にその前に飛び出してきた顎鬚男に、斬撃で打ち消される。そして、細身の男の魔力が弾け魔法が発動する。
細身の男が魔力を高めてから、僅か1秒足らずの出来事だった。
あまりにも早い魔法の発動は、声が発せられることがなかった。そしてそれは無詠唱を表し、それだけの実力の敵がいることを示していた。
放たれた魔法は、辺り一面に強烈にその存在を示した眩しい光で。
攻撃魔法だと思い込んで警戒していた体は、身構えていたため咄嗟には動くことは出来ず、僅かにその初動を遅らせる。しかし、裏闇の中で気配を消し潜んでいる相手を見つけ出し、飛翔する斬撃を打ち消すことが出来る相手が、その僅かな隙を見逃すはずがなく。
強烈な閃光として放たれた光と同時に切りかかって来た。もろに光を目にしてしまい、一時的に視力を失う。が、ビシビシと感じる殺気に反応し、振り下ろされた剣を受け流しつつ、後方に弾けるように下がる。
視覚は完全に役に立たない。魔力を周囲にまき散らし、魔力で状況を把握しながら気配も探る。
あれ?追撃してこないのか?
普通、光により目を潰されたのだから、暫くは視力が戻らない。なら攻撃を仕掛けるのは今がチャンスのはず。なのになぜ追撃に来ない?
両目を閉じて視力回復に努めつつ様子を窺う。すると、この状況に似つかわしくない笑い声が聞こえてきた。
「へー!まさかたった1人で待ち伏せて、さらに今の攻撃を凌ぎ切るかー!1人でやって来るだけはあると言ったところだな!しかもまだガキとか!面白い!なあ!お前もそう思うだろ!?」
聞こえて来た声は野太い声で、つい薄っすらと開いた瞼に映る視界は、既に元に戻っていた。
俺の姿を見たジュリアが何か言おうと口を開きかけたが、隣の女性に開いた口を押えられたのが視界の端に映る。俺の視界には、どこか不思議な気配のする剣を肩に担いだ顎鬚男が、隣の細身の男の肩に手を置きながら、俺に視線を向けて笑っている様子が映っていた。その視線を逸らすことが出来ない。
視線をジュリアの方にズラした瞬間に切り掛かられるのが、本能的に分かるからだ。細身の男も腰に剣を下げている。
この狭い通路で、一対一であればどうにか対応出来たかもしれないが、流石に先ほどの様な連帯で襲われたら、しのぎ切れるか分からない。それも、この2人の後ろに取り返さないといけない人質がいるんだ。取り返したとして、彼らが俺の後方にある出口に逃げ切るまでは時間を稼がないといけない。
ああ゛ー!難易度高い!やっぱり分かっていたとは言え厄介だ。黒の書を使いたい!そうすれば一発でこいつ等を消せるのに。・・・人質も周囲の街の住人もまとめて消えることになるけど。ダメだな。
折角魔法が使えるようになったのに、自主的に封じて使っちゃいけないって酷くないか!
イライラが募り、目の前の敵の顎鬚男を睨みつける。
「おお、怖い怖い!そんな睨みつけるなって。お前のことは知っているぜ?ライナーの奴に聞いてよお。嘘だと思っていたが今の切り合いで本当だと確信した。まさかこれほどやるとは思わなかったぜ。ガキのくせしてな」
「それに疑似”虫の知らせ”を闇魔法で仕掛けるとは中々面白いことを考えたな」
顎鬚男の手を肩から払いのけながら、細身の男が片眉を上げて冷笑を浮かべながら言い放つ。
その申告に思わず目を見開いた。
息を潜め、気配を消し、彼らがやって来るまでただ静かに待つ。遠くから微かに、足音の様なものが聞こえてきた気がする。
『ねぇ、リュゼェ?どうしてこんなことするのぉ。あなたには関係ないじゃなぁい。あの町の人間でもないんだしぃ、冒険者として依頼を受けたわけでもなぁい。わざわざ貴方が手を貸してあげることはぁ、ないんじゃないかしらぁ?』
確かにそうだ。ちょっと前にも精霊王に聞かれたが、確かに俺が手を貸す必要はない。そんな義務も義理もない。過去の俺なら、ネーデの街に行く前の、森の中の聖域で生活していた頃の俺なら、まず間違いなく見放していただろう。ズィーリオスに頼まれない限り、絶対に手を貸さないはずだ。ベイスが問題に巻き込まれていると聞いた昨日の時点で、さっさと街を離れていた可能性が高い。けれど、俺はここに居る。それも自分の意志で。
何故だ?
分からない。
『分からない』
『え?』
『分からないんだ。自分でもなんでこんなことをしているのか』
本当に、なんでなんだろう。めんどくさいと思いながらも、見捨てるという選択は頭になかった。
・・・ああ、もう!訳が分からない!考えても考えても答えは出そうにない。溜息を吐いて頭を振る。
ダメだ。今はそんなことは忘れて、目の前の問題に集中しよう。気配を殺している最中であることを思い出し、ひたすらゆっくりと深呼吸をする。現状、やって来る相手の実力は不明なんだ。それでもやるしかないだろう。だから集中しないと。
通路の先に光がちらつき出した。そろそろだ。明かりが、敵の姿を浮かび上がらせる。向こうからはこちらの存在を視覚でとらえることは出来ないが、こちらから敵の様子を窺い知ることは容易だ。
1番前の先頭に1人。その後ろに2人。少し距離を開けて後ろに、1人。そのすぐ後ろに2人。この2人の片方がジュリアだ。てことは、隣にいる女の人も人質か?まるでジュリアを守るように寄り添っている。その女性陣2人を気にしつつ、2人のすぐ前の1人が続いている。
ジュリアを守っている2人は、もしかして・・・人魚、だろうか?耳の後ろに鰓っぽいものが生えている。人魚との初の出会いが陸上とはおかしくないだろうか。人魚っぽい人達は、普通に人と同じく二足歩行している。陸上では脚が変形するのだろうか。それともそういう魔法か何かだろうか。あ、今はそんなことを考えている場合ではなかった。
えーっと、そして女性陣の後ろに更に2人の計8人。
1番前の人と、1番後ろの1人が灯りを持っている。
ん?灯りを持っている?
光属性はいないのか?以前ズィーリオスが、光魔法で光球を出していた。光属性がいるなら使えるはずの簡単な魔法だが・・・・・。使っていないということは、ここにはいないということか?それにライナーの姿が見えない。てっきり、一緒にやって来ると思っていたが違ったようだ。
様子を見る感じでは、この中で頭は2列目の男2人の内のどちらかだろう。醜悪な顔に顎鬚を生やしたガタイの良い男と、細身の身体つきだが、引き締まった肉体を服の下に隠していることが分かる、顔の真ん中に傷のある男。どちらも同じだけの強さを感じる。どちらが頭かは分からない。見ている限りではどちらも対等なように見える。
1撃目、暗闇からの奇襲で、この頭っぽいうちの1人を潰そう。
彼らが更に近づくのを待つ。光に照らされないギリギリの距離まで、奇襲を仕掛けるために最短距離に近づくまで。
両者の距離がドンドン無くなっていく。その距離が50メートルほどとなった時、細身の男が隣の顎髭の男に何やら耳打ちする。チッ。聞き取れない。部位強化しないとダメか。
っ!?チッ!
今度の心の中での舌打ちは、部位強化でも聞こえなかったからではない。
いきなり細身の男の魔力が高まり、魔法発動の準備に入ったからだ。そしてその視線から、その気配の変化から、気付いた。
バレた、と。
即座に飛び出しながらまずは一閃。魔力を乗せた斬撃を放ち、牽制、及び先頭の灯り持ちを潰しにかかるが、更にその前に飛び出してきた顎鬚男に、斬撃で打ち消される。そして、細身の男の魔力が弾け魔法が発動する。
細身の男が魔力を高めてから、僅か1秒足らずの出来事だった。
あまりにも早い魔法の発動は、声が発せられることがなかった。そしてそれは無詠唱を表し、それだけの実力の敵がいることを示していた。
放たれた魔法は、辺り一面に強烈にその存在を示した眩しい光で。
攻撃魔法だと思い込んで警戒していた体は、身構えていたため咄嗟には動くことは出来ず、僅かにその初動を遅らせる。しかし、裏闇の中で気配を消し潜んでいる相手を見つけ出し、飛翔する斬撃を打ち消すことが出来る相手が、その僅かな隙を見逃すはずがなく。
強烈な閃光として放たれた光と同時に切りかかって来た。もろに光を目にしてしまい、一時的に視力を失う。が、ビシビシと感じる殺気に反応し、振り下ろされた剣を受け流しつつ、後方に弾けるように下がる。
視覚は完全に役に立たない。魔力を周囲にまき散らし、魔力で状況を把握しながら気配も探る。
あれ?追撃してこないのか?
普通、光により目を潰されたのだから、暫くは視力が戻らない。なら攻撃を仕掛けるのは今がチャンスのはず。なのになぜ追撃に来ない?
両目を閉じて視力回復に努めつつ様子を窺う。すると、この状況に似つかわしくない笑い声が聞こえてきた。
「へー!まさかたった1人で待ち伏せて、さらに今の攻撃を凌ぎ切るかー!1人でやって来るだけはあると言ったところだな!しかもまだガキとか!面白い!なあ!お前もそう思うだろ!?」
聞こえて来た声は野太い声で、つい薄っすらと開いた瞼に映る視界は、既に元に戻っていた。
俺の姿を見たジュリアが何か言おうと口を開きかけたが、隣の女性に開いた口を押えられたのが視界の端に映る。俺の視界には、どこか不思議な気配のする剣を肩に担いだ顎鬚男が、隣の細身の男の肩に手を置きながら、俺に視線を向けて笑っている様子が映っていた。その視線を逸らすことが出来ない。
視線をジュリアの方にズラした瞬間に切り掛かられるのが、本能的に分かるからだ。細身の男も腰に剣を下げている。
この狭い通路で、一対一であればどうにか対応出来たかもしれないが、流石に先ほどの様な連帯で襲われたら、しのぎ切れるか分からない。それも、この2人の後ろに取り返さないといけない人質がいるんだ。取り返したとして、彼らが俺の後方にある出口に逃げ切るまでは時間を稼がないといけない。
ああ゛ー!難易度高い!やっぱり分かっていたとは言え厄介だ。黒の書を使いたい!そうすれば一発でこいつ等を消せるのに。・・・人質も周囲の街の住人もまとめて消えることになるけど。ダメだな。
折角魔法が使えるようになったのに、自主的に封じて使っちゃいけないって酷くないか!
イライラが募り、目の前の敵の顎鬚男を睨みつける。
「おお、怖い怖い!そんな睨みつけるなって。お前のことは知っているぜ?ライナーの奴に聞いてよお。嘘だと思っていたが今の切り合いで本当だと確信した。まさかこれほどやるとは思わなかったぜ。ガキのくせしてな」
「それに疑似”虫の知らせ”を闇魔法で仕掛けるとは中々面白いことを考えたな」
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