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嵐の前の静けさ
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夜の帳が降りた町並みの中に紛れ込む陰が1つ。屋根の上で身を低くしながら、その陰たる俺は視線の先にある何の変哲もない建物を眺めていた。
『なんで馬車を見つけたのに襲撃しなかったのぉ?』
のんびりとした精霊王の声に、チラリと建物を一瞥した後、気配だけはその建物へと注意を向けながら、屋根の上に寝転がり肩肘をついて精霊王を見る。
この屋根、めちゃくちゃ汚れているんだけど。うわー、ミスったな。後で合流次第、ズィーリオスにクリーンをしてもらおう。
『敵は仲間と合流するためにアジトに向かう可能性が高いから、そのまま案内してもらった方が良いだろ?もしかしたら、他に連れ去られた人たちがいる可能性もあるし』
『ふぅーん』
『興味なさそー』
『ないわよぉ』
なら聞くなと言いたいが、どうせ精霊王だからな。
『いつ動くのぉ?』
興味ないんじゃないのか?何故聞く?あぁ、俺が直接関係することだからか。たぶん、そういうことだよな?
『そりゃあ、夜に決まっているだろ?』
『もう夜じゃなぁい。なんで動かないのぉ?聖獣を待っているのぉ?』
『襲撃を仕掛けるのは、寝静まった夜が鉄則なんだよ。だけどまだ”寝静まった夜”じゃないだろ?因みにズィーは関係ないぞ』
やはり襲撃を仕掛けるのは夜が定番だよな。うんうん。だけどまだ夜も始まったばかりで、町の明かりは煌々と煌めいている。この辺りが、夜の街に近い商業区域の倉庫街というのも理由としてあげられるが。
そう、今俺たちがいるのは町の中だ。ベイスの町ではない。ベイスの南に位置する街の中に入り込んでいた。勿論、門を潜り抜けていない。不法侵入だけどな!だって、ギルドカードなんて危険物を取り出すわけにはいかないからな。
ベイスから出たはずの追跡していた馬車は、ギリギリ門の開門時間内で通って行ったようだ。もしかしたら、追っ手がいたとしても逃げ切れるように計算していたのかもしれない。まあ、俺みたいな奴がいるとは思ってなかったと思うけど。なんせ俺もやろうと思っていなかった方法だったし。その方法は精霊王に焚きつけられたというかなんというか。壁を蹴って駆け上がったんだよ。そう、”壁を駆けあがった”んだぜ?いや、実際には壁をちょいと蹴ったぐらいか。壁の高さが10メートルぐらいだったから、とりあえず垂直ジャンプして、壁を駆けあがる感じで蹴ったら上がれた。びっくりして、壁の上から落ちかけたけど。
そんな感じで侵入し、屋根伝いに追跡していたら今の状況になったってところか。
別に俺、忍者は目指していないんだけどな。それよりも、ズィーリオスの毛並みに埋もれて過ごす安眠生活を目指したい。最近働き過ぎだと思うんだよね、ズィーリオスが!ズィーリオスが忙しいと必然的に俺も忙しくなるんだよ。だからズィーリオスには休みが必要だと思うわけだよ。俺を癒すという休みが!
『別にこの程度で聖獣に休みなどは要らないわよぉ』
『・・・・なんで考えていることを・・・!』
『聖獣が働きすぎとかいう辺りから念話で言っていたけどぉ?』
またやらかしたーー!念話で独り言って逆に凄いぞ!俺!褒めることではないけれど!・・・よし、何もなかった。夜に襲撃するって教えたこと以外は何もなかった。そう!何もなかった!念話になってしまわないように気を付けながら、心の中で繰り返し呟く。
念話可能距離を超えてしまったせいでズィーリオスとは連絡が取れないが・・・、まあ大丈夫だろう。夜空の星々を眺めながら、建物の気配を探り続ける。移動しそうな動きはないので、夜中の襲撃は問題なく出来そうだ。
そうして刻々と時間が過ぎていく中、ただ気配を探るだけのつまらないことをしている中、この俺が起きていられるわけがなく。
夜風に当たりながら気持ち良く眠っていると、精霊王に起こされる。うっ、体が痛い。こんな汚い硬い所で寝るもんじゃないな。もっと、屋根の素材はクッション性を持たせるべきだろうが!全く!
それにしても・・・念話は使うと直接脳内に音が聞こえる。元の世界で俺の愛用品の爆音の目覚まし時計があったが、爆音を放つも聞こえずに寝続けるという、誰しも一度はやったことがあるだろう近所迷惑行為を、この念話と組み合わせられたなら・・・近所迷惑にならずに済むから良いな!元の世界で売っていたら売れそう。俺は買う。・・・・え?爆音目覚ましで起きないって経験皆するよね?俺だけか?なら、売れない!?
『いつまで寝ぼけているのぉ?』
寝ぼけていないぞ精霊王よ!俺は商品化について考えていただけでな?あ、そもそも念話自体が再現出来ないな。諦めよっ。
『寝ぼけていない。起きてる起きてる。さーそろそろ行こっかー』
これ以上突っ込まれてはたまらない。さっさと動くことにしよう。もう、周囲はかなり静かになっている。夜の街の方は明るいけど。でも静かなことに変わりはない。
フードを下ろし、寝転がっていたことで緩んでしまった髪を縛り直す。風に流され毛先が風下に向き、ヒラヒラと泳ぐ。そんな髪の束をマントの中に戻し、フードを深く被り直す。準備は出来た。
そして一息で屋根から飛び降り、暗闇の中へ入って行った。
直後。
キィーーーーーーーーーーーーーーン。
夜の暗がりの街の中で一際甲高い音が響いた。そして、続けざまに、静けさを打ち破る轟音が鳴り響いた。それは、音の発生地のとある倉庫を中心として、地響きとなり、街の住人達を叩き起こす。
建物が横から真っ二つになり、上の部分の建物だったモノが、ズレて崩壊していく音だった。
そんな倉庫の中からは、何故かこんな夜更けにも関わらずたくさんの男たちが湧き出て来る。
『アリみたいだな。巣を弄った時の反応とそっくりだ』
『・・・中に入らないのぉ?』
『だった』
屋根から飛び降りながら、魔力をたっぷりと乗せた斬撃を放った俺は、近くの建物の陰に身を隠して様子を窺っていた。敵の一部を外へと誘導し、その混乱に乗じて崩壊した建物の中に入り込む。そして建物内で魔力を拡散し、建物内の構造を把握しながらジュリアの居場所を探り当てる。そのまま全力疾走で目的地まで駆け抜けていく。
進行途中で敵と遭遇するが、あちらが反応する前に一気に駆け抜けるので俺を止めることも出来ない。そもそも視認出来ていないようなので、側を駆け抜けた風圧でやっと認識しているようだ。通路はそれなりに広いので、ただ駆け抜けるに限る。殺しはしない・・・まだ。もしかしたら、後で死ぬかもしれないけど。
「て、敵襲ーー!!」
後方から叫び声が聞こえて来る。うん。気付くの遅いな。この辺りにいる奴等は捨て駒か?
地下へと通じる扉を蹴り飛ばし、前方へのジャンプで階段を飛び降りる。そして再び走り出す。その通路は薄暗く、両サイドの壁に火が灯された燭台が設置されていた。後ろからも前からも人が集まって来る気配を感じる。
へー。後ろの奴等は逃げなかったんだ。こんな街中でこれだけ騒げば、直ぐに街の衛兵辺りが飛んでくるだろうに。良いんだ、逃げなくて。
前からやって来る敵との距離がなくなっていく。武器を構えた敵たちが通路を塞ぐようにやって来るが、甘い。走り加速した勢いのままに飛び上がり、頭上に構えた武器の合間をすり抜けていく。そして彼らの背後に着地し、再び走り出す。地上に居た奴等よりは反応出来ていたが、それでもやはりついて来れないようだ。
それはそうだろう。聖獣アーデ直伝の身体強化に、師匠ヴァルードによる魔力制御を身に付けたのだ。高々その辺の賊が相手になるわけがない。入り組んだ地下を駆けまわりながら、やって来る敵という敵全てを躱し、振り切る。
そしてやって来た重たそうな鉄の扉の前に辿り着く。この先にジュリアがいるはずだ。閉じ込めた人物が中にいる扉の前に、誰も見張りがいないのは気になるが、ここまで誰にも危害を加えずに来れたのだから、そのまま邪魔する人がおらず良かったとしよう。
扉に掛かっている南京錠を破壊しようと手を伸ばした瞬間、背中に衝撃を受ける。
それは激痛であり、熱であった。
振り向いたその視線に映ったのは、真っ赤な血がヌラりと反射する剣を携え、雑に切りそろえた顎鬚をした醜悪な顔に、軽侮の色を浮かべた男と・・・・無表情でたたずむライナーであった。
『なんで馬車を見つけたのに襲撃しなかったのぉ?』
のんびりとした精霊王の声に、チラリと建物を一瞥した後、気配だけはその建物へと注意を向けながら、屋根の上に寝転がり肩肘をついて精霊王を見る。
この屋根、めちゃくちゃ汚れているんだけど。うわー、ミスったな。後で合流次第、ズィーリオスにクリーンをしてもらおう。
『敵は仲間と合流するためにアジトに向かう可能性が高いから、そのまま案内してもらった方が良いだろ?もしかしたら、他に連れ去られた人たちがいる可能性もあるし』
『ふぅーん』
『興味なさそー』
『ないわよぉ』
なら聞くなと言いたいが、どうせ精霊王だからな。
『いつ動くのぉ?』
興味ないんじゃないのか?何故聞く?あぁ、俺が直接関係することだからか。たぶん、そういうことだよな?
『そりゃあ、夜に決まっているだろ?』
『もう夜じゃなぁい。なんで動かないのぉ?聖獣を待っているのぉ?』
『襲撃を仕掛けるのは、寝静まった夜が鉄則なんだよ。だけどまだ”寝静まった夜”じゃないだろ?因みにズィーは関係ないぞ』
やはり襲撃を仕掛けるのは夜が定番だよな。うんうん。だけどまだ夜も始まったばかりで、町の明かりは煌々と煌めいている。この辺りが、夜の街に近い商業区域の倉庫街というのも理由としてあげられるが。
そう、今俺たちがいるのは町の中だ。ベイスの町ではない。ベイスの南に位置する街の中に入り込んでいた。勿論、門を潜り抜けていない。不法侵入だけどな!だって、ギルドカードなんて危険物を取り出すわけにはいかないからな。
ベイスから出たはずの追跡していた馬車は、ギリギリ門の開門時間内で通って行ったようだ。もしかしたら、追っ手がいたとしても逃げ切れるように計算していたのかもしれない。まあ、俺みたいな奴がいるとは思ってなかったと思うけど。なんせ俺もやろうと思っていなかった方法だったし。その方法は精霊王に焚きつけられたというかなんというか。壁を蹴って駆け上がったんだよ。そう、”壁を駆けあがった”んだぜ?いや、実際には壁をちょいと蹴ったぐらいか。壁の高さが10メートルぐらいだったから、とりあえず垂直ジャンプして、壁を駆けあがる感じで蹴ったら上がれた。びっくりして、壁の上から落ちかけたけど。
そんな感じで侵入し、屋根伝いに追跡していたら今の状況になったってところか。
別に俺、忍者は目指していないんだけどな。それよりも、ズィーリオスの毛並みに埋もれて過ごす安眠生活を目指したい。最近働き過ぎだと思うんだよね、ズィーリオスが!ズィーリオスが忙しいと必然的に俺も忙しくなるんだよ。だからズィーリオスには休みが必要だと思うわけだよ。俺を癒すという休みが!
『別にこの程度で聖獣に休みなどは要らないわよぉ』
『・・・・なんで考えていることを・・・!』
『聖獣が働きすぎとかいう辺りから念話で言っていたけどぉ?』
またやらかしたーー!念話で独り言って逆に凄いぞ!俺!褒めることではないけれど!・・・よし、何もなかった。夜に襲撃するって教えたこと以外は何もなかった。そう!何もなかった!念話になってしまわないように気を付けながら、心の中で繰り返し呟く。
念話可能距離を超えてしまったせいでズィーリオスとは連絡が取れないが・・・、まあ大丈夫だろう。夜空の星々を眺めながら、建物の気配を探り続ける。移動しそうな動きはないので、夜中の襲撃は問題なく出来そうだ。
そうして刻々と時間が過ぎていく中、ただ気配を探るだけのつまらないことをしている中、この俺が起きていられるわけがなく。
夜風に当たりながら気持ち良く眠っていると、精霊王に起こされる。うっ、体が痛い。こんな汚い硬い所で寝るもんじゃないな。もっと、屋根の素材はクッション性を持たせるべきだろうが!全く!
それにしても・・・念話は使うと直接脳内に音が聞こえる。元の世界で俺の愛用品の爆音の目覚まし時計があったが、爆音を放つも聞こえずに寝続けるという、誰しも一度はやったことがあるだろう近所迷惑行為を、この念話と組み合わせられたなら・・・近所迷惑にならずに済むから良いな!元の世界で売っていたら売れそう。俺は買う。・・・・え?爆音目覚ましで起きないって経験皆するよね?俺だけか?なら、売れない!?
『いつまで寝ぼけているのぉ?』
寝ぼけていないぞ精霊王よ!俺は商品化について考えていただけでな?あ、そもそも念話自体が再現出来ないな。諦めよっ。
『寝ぼけていない。起きてる起きてる。さーそろそろ行こっかー』
これ以上突っ込まれてはたまらない。さっさと動くことにしよう。もう、周囲はかなり静かになっている。夜の街の方は明るいけど。でも静かなことに変わりはない。
フードを下ろし、寝転がっていたことで緩んでしまった髪を縛り直す。風に流され毛先が風下に向き、ヒラヒラと泳ぐ。そんな髪の束をマントの中に戻し、フードを深く被り直す。準備は出来た。
そして一息で屋根から飛び降り、暗闇の中へ入って行った。
直後。
キィーーーーーーーーーーーーーーン。
夜の暗がりの街の中で一際甲高い音が響いた。そして、続けざまに、静けさを打ち破る轟音が鳴り響いた。それは、音の発生地のとある倉庫を中心として、地響きとなり、街の住人達を叩き起こす。
建物が横から真っ二つになり、上の部分の建物だったモノが、ズレて崩壊していく音だった。
そんな倉庫の中からは、何故かこんな夜更けにも関わらずたくさんの男たちが湧き出て来る。
『アリみたいだな。巣を弄った時の反応とそっくりだ』
『・・・中に入らないのぉ?』
『だった』
屋根から飛び降りながら、魔力をたっぷりと乗せた斬撃を放った俺は、近くの建物の陰に身を隠して様子を窺っていた。敵の一部を外へと誘導し、その混乱に乗じて崩壊した建物の中に入り込む。そして建物内で魔力を拡散し、建物内の構造を把握しながらジュリアの居場所を探り当てる。そのまま全力疾走で目的地まで駆け抜けていく。
進行途中で敵と遭遇するが、あちらが反応する前に一気に駆け抜けるので俺を止めることも出来ない。そもそも視認出来ていないようなので、側を駆け抜けた風圧でやっと認識しているようだ。通路はそれなりに広いので、ただ駆け抜けるに限る。殺しはしない・・・まだ。もしかしたら、後で死ぬかもしれないけど。
「て、敵襲ーー!!」
後方から叫び声が聞こえて来る。うん。気付くの遅いな。この辺りにいる奴等は捨て駒か?
地下へと通じる扉を蹴り飛ばし、前方へのジャンプで階段を飛び降りる。そして再び走り出す。その通路は薄暗く、両サイドの壁に火が灯された燭台が設置されていた。後ろからも前からも人が集まって来る気配を感じる。
へー。後ろの奴等は逃げなかったんだ。こんな街中でこれだけ騒げば、直ぐに街の衛兵辺りが飛んでくるだろうに。良いんだ、逃げなくて。
前からやって来る敵との距離がなくなっていく。武器を構えた敵たちが通路を塞ぐようにやって来るが、甘い。走り加速した勢いのままに飛び上がり、頭上に構えた武器の合間をすり抜けていく。そして彼らの背後に着地し、再び走り出す。地上に居た奴等よりは反応出来ていたが、それでもやはりついて来れないようだ。
それはそうだろう。聖獣アーデ直伝の身体強化に、師匠ヴァルードによる魔力制御を身に付けたのだ。高々その辺の賊が相手になるわけがない。入り組んだ地下を駆けまわりながら、やって来る敵という敵全てを躱し、振り切る。
そしてやって来た重たそうな鉄の扉の前に辿り着く。この先にジュリアがいるはずだ。閉じ込めた人物が中にいる扉の前に、誰も見張りがいないのは気になるが、ここまで誰にも危害を加えずに来れたのだから、そのまま邪魔する人がおらず良かったとしよう。
扉に掛かっている南京錠を破壊しようと手を伸ばした瞬間、背中に衝撃を受ける。
それは激痛であり、熱であった。
振り向いたその視線に映ったのは、真っ赤な血がヌラりと反射する剣を携え、雑に切りそろえた顎鬚をした醜悪な顔に、軽侮の色を浮かべた男と・・・・無表情でたたずむライナーであった。
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