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ダガリスの覚悟
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ダガリスが部屋から出て行っている間、移動する事は出来ず、やることもなく暇なので、精霊王と会話をしていた。
『ジュリアが一瞬で消えたって話と、人魚が消えたって話は、きっと同一の敵によるものだよな』
『その話が本当ならねぇ』
『え?本当のことじゃないのか!?』
『少なくともぉ、人魚側の方は本当のことだとは思うわよぉ。もしくはぁ、そう信じているってことねぇ』
『エリムが言っていたことは事実だけど、ライナーが言っていたことは違うということか?』
『ええ。あの少女のことを話していた時は全部嘘だったわよぉ』
『はあ!?なんでもっと早く言わないんだよ!?』
目を見開いて精霊王に問い詰める。が、精霊王は全く悪びれることもなく、つまらなそうに自身の髪先を弄ぶ。
『だってぇ、あの時そんなことを教えて欲しいと言われてないしぃ。それに・・・』
『・・・それに、なんだ』
『あの少女がどうなろうがぁ、どうでもいいものぉ。だって私は精霊だしぃ?精霊は気に入った相手以外にはこんなものよぉ?』
俺は・・・精霊という存在ものをいつの間にか勘違いしていたようだ。
そうだった。本来、精霊というものは気まぐれな性質をしているのだった。ずっと、俺が困っていたり、何かしら助けが欲しい時に色々教えてくれるから、自発的に手を貸してくれるものと思い込んでいたようだ。けれどそれは、精霊王が俺と契約を結びたいと思うほどの気に入った相手であるからで、今まで精霊王が自発的に助けてくれた事柄は、全て俺に関係していることだ。今回は俺に被害もなく、逃げようと思えば逃げることも出来ることだ。俺は特に関係していない。
それも、王位精霊のような格が高い精霊に関しては、特にその傾向が強い。だからこそ、ほとんどその姿を精霊の園フェアリーガーデンから現すことが無いのだ。そもそも、このようなことに自発的に手を貸してくれる精霊なのであれば、世の中はもっと精霊が身近な存在になっているはずだ。
そして、このことに関して俺は、精霊王を責める資格はない。もう半年以上の付き合いで、ずっと側にいたから忘れていたが、そもそも俺たちはまだ契約関係ですらない。ただ精霊王が俺を気に入ったから、というだけで”好意”で協力してくれているだけだ。そんな俺が精霊王にとやかく言うことは、筋違いというものだ。
『責め立てて悪かった。精霊王は何も悪くないのに』
『んー。別に気にしてないわよぉ』
俯きながらポツリと呟くように精霊王に謝るも、本当に全く気にしていないようで、片手をヒラヒラと振りながら、もう片方の手で欠伸を抑えていた。
本当にどうでもいいようだ。なら、俺もあまり悩む必要はないか。今はライナーが言っていたことが嘘だということの意味を考える方が重要だ。
何故ライナーは嘘を吐いたんだ?そういえば、なんで人魚達が消えた時と同じようにジュリアが消えたということを説明出来たんだ?まさか・・・!
ガチャッ。
「すまない、待たせたな」
その時、扉が開きダガリスが戻って来た。その顔は、どこか困っているように見えた。
「どうした?何かあったか?」
「いや、ライナーがどこにもいなくてな。まあ、近くに来ていたギルマスと、兵士に伝言として頼んでおいたから大丈夫だとは思うが・・・。どこに行ったんだろうな。あいつの家族を避難させるためか?だとしても一言ぐらい俺に断ってから行くべきだろうが。ったく」
俺への言葉が次第に独り言になっていった。ダガリスは無意識のようで気付いていないようだが。
だが、今の発言で引っかかる発言があった。怪しい人物たるライナーがいなくなっただと?人魚の王子みたいに、消えた人物を見たから消えたと考えるには、あまりにもタイミングが良過ぎる。
精霊王は、ライナーの発言自体が嘘だと言っていた。だとしたら、もし目の前で消えたのではなく、ライナー自身が消したのだったら?ライナー自身がジュリアを攫ったのだとしたら?
「ダガリス!」
「なんだ!?急に、叫ぶな」
「そんなことはどうでもいい!ライナーの魔法属性はなんだ!?」
「そんなことって。まあ、いい。風属性だが?ライナーがどうした?」
風か。光ではないなら、人魚の方の実行犯は別人で、ライナーはジュリアと面識があるからジュリアは警戒しない。この世界に科学知識はほとんどないから、酸素を奪って意識を狩りとるという方法を使うとは思えない。
なら・・・ジュリアを誘導した?
けれど、薬草を持ったジュリアが、弟にその薬を届ける前にどこかへ行くだろうか?あの性格だぞ。大人しく弟より優先して付いて行くとは思えない。あ、そこでライナーか。弟に代わりに届けると言って受け取って仲間に預ければ、ジュリアはライナーについて行くか?
うーん。実際にはどのようにジュリアを連れて行ったかは犯人しか分からないが、分かることはライナーは敵である可能性が高いということ。どうやって連れて行ったかは犯人に聞けばいい。
「おい。リュゼ殿?」
あ。ダガリスがいるんだった。・・・ダガリスにこの憶測を話すべきか?だが、身内の犯行の可能性があると言って信じるだろうか。昨日会ったばかりの子どものいうことよりも、長年自分に仕えてくれている人物の方を信じるのではないだろうか。
それに、もしライナーが敵側だった場合、ダガリスは裏切られたということになる。身近な存在の裏切り。それがどれだけ辛いかは身を以て知っている。憶測は話すべきではないか?だけど、事前に知っておいた方が後へのショックは小さくなるか?
どうすればいい?
「・・・何か言いたいことがあるのか?ジュリアのことで話があると言っていただろう」
ダガリスの声に視線を上げて、その目を見返す。その目はどこまでも真剣で、強い意志を宿していた。よし。
「今から話すことは憶測だ。事実は分からないが、でも現状で最も可能性が高い」
「ジュリアの居場所か?」
「いや、そこまでは分からないが、ジュリアに関連した話だ」
「なら憶測でも構わない」
「だけど、ダガリスにとっては不快になる可能性がある。だから・・・」
「それでも良い。現状で一番可能性があるんだろ?」
頷き、ダガリスの言葉に肯定すると、ダガリスは逡巡する事なく話すように言ってきたので、俺が精霊と話が出来、姿が見えることは伏せて、ライナーが敵に通じている可能性を話す。すると、次第にダガリスの眉間に皺が寄っていき、そして話を聞き終えると瞼を閉じて、両手で顔を覆い俯いて黙ってしまう。
やはり、身近な側近が裏切っている可能性があると知り、気持ちが揺れているのだろうか。
「大丈夫、・・・じゃないよな」
どうすればいいか分からず、慰めようとして失敗してしまった。裏切られて大丈夫な人などいない。言葉をミスってしまった。気まずくてダガリスから視線を外した先に、壁に掛かっている肖像画があった。
その肖像画は、ダガリスと赤ん坊の頃らしき小さなジュリアが描かれている。ダガリスの表情はとても幸せそうで、とても柔らかく目元には小さな皺が寄っている。その視線はジュリアを見つめており、ジュリアは心地良さげに眠っている。
「そうか。ライナーが・・・ジュリアを」
ポツリと呟かれた言葉に視線をダガリスに戻すと、先ほどまで俺が見ていた肖像画にダガリスの視線も注がれていた。
「その絵を描いてもらった時、側にライナーがいて、ジュリアが泣かないように玩具を持って待機していたんだよ。ライナーも我が子のように可愛がっていたんだ」
懐かしむようにダガリスは目を細める。そして目を完全に閉じて10秒ほどした後、ゆっくりと目を開き、俺を真っ直ぐ見据える。
「ライナーよりも、俺にとっては息子夫妻の忘れ形見のジュリアの方が大事だ。勿論ライナーも大切だが、ジュリアにはかなわない。君はジュリアの恩人だ。俺はその言葉を信じる。・・・ライナーを敵の一味として対応する。そして、敵だった場合、何故このようなことをしたのか、きっちりと説明させる!」
そう宣言したダガリスの目に迷いはなかった。きっと今言ったことを本当に実行するだろう。ならば俺も手を貸そう。俺の話が嘘の可能性もあるのに、疑うことなく信じてくれたのだから。
ダガリスと頷き合い、ライナーの行方からジュリアの居場所を探り出そうと、2人同時に立ち上がった時、ズィーリオスから念話がきた。
それはラナンからの新たな情報で。
『ジュリアの居場所が分かった!』
今まさに求めている情報であった。
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『はあ!?なんでもっと早く言わないんだよ!?』
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『・・・それに、なんだ』
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俺は・・・精霊という存在ものをいつの間にか勘違いしていたようだ。
そうだった。本来、精霊というものは気まぐれな性質をしているのだった。ずっと、俺が困っていたり、何かしら助けが欲しい時に色々教えてくれるから、自発的に手を貸してくれるものと思い込んでいたようだ。けれどそれは、精霊王が俺と契約を結びたいと思うほどの気に入った相手であるからで、今まで精霊王が自発的に助けてくれた事柄は、全て俺に関係していることだ。今回は俺に被害もなく、逃げようと思えば逃げることも出来ることだ。俺は特に関係していない。
それも、王位精霊のような格が高い精霊に関しては、特にその傾向が強い。だからこそ、ほとんどその姿を精霊の園フェアリーガーデンから現すことが無いのだ。そもそも、このようなことに自発的に手を貸してくれる精霊なのであれば、世の中はもっと精霊が身近な存在になっているはずだ。
そして、このことに関して俺は、精霊王を責める資格はない。もう半年以上の付き合いで、ずっと側にいたから忘れていたが、そもそも俺たちはまだ契約関係ですらない。ただ精霊王が俺を気に入ったから、というだけで”好意”で協力してくれているだけだ。そんな俺が精霊王にとやかく言うことは、筋違いというものだ。
『責め立てて悪かった。精霊王は何も悪くないのに』
『んー。別に気にしてないわよぉ』
俯きながらポツリと呟くように精霊王に謝るも、本当に全く気にしていないようで、片手をヒラヒラと振りながら、もう片方の手で欠伸を抑えていた。
本当にどうでもいいようだ。なら、俺もあまり悩む必要はないか。今はライナーが言っていたことが嘘だということの意味を考える方が重要だ。
何故ライナーは嘘を吐いたんだ?そういえば、なんで人魚達が消えた時と同じようにジュリアが消えたということを説明出来たんだ?まさか・・・!
ガチャッ。
「すまない、待たせたな」
その時、扉が開きダガリスが戻って来た。その顔は、どこか困っているように見えた。
「どうした?何かあったか?」
「いや、ライナーがどこにもいなくてな。まあ、近くに来ていたギルマスと、兵士に伝言として頼んでおいたから大丈夫だとは思うが・・・。どこに行ったんだろうな。あいつの家族を避難させるためか?だとしても一言ぐらい俺に断ってから行くべきだろうが。ったく」
俺への言葉が次第に独り言になっていった。ダガリスは無意識のようで気付いていないようだが。
だが、今の発言で引っかかる発言があった。怪しい人物たるライナーがいなくなっただと?人魚の王子みたいに、消えた人物を見たから消えたと考えるには、あまりにもタイミングが良過ぎる。
精霊王は、ライナーの発言自体が嘘だと言っていた。だとしたら、もし目の前で消えたのではなく、ライナー自身が消したのだったら?ライナー自身がジュリアを攫ったのだとしたら?
「ダガリス!」
「なんだ!?急に、叫ぶな」
「そんなことはどうでもいい!ライナーの魔法属性はなんだ!?」
「そんなことって。まあ、いい。風属性だが?ライナーがどうした?」
風か。光ではないなら、人魚の方の実行犯は別人で、ライナーはジュリアと面識があるからジュリアは警戒しない。この世界に科学知識はほとんどないから、酸素を奪って意識を狩りとるという方法を使うとは思えない。
なら・・・ジュリアを誘導した?
けれど、薬草を持ったジュリアが、弟にその薬を届ける前にどこかへ行くだろうか?あの性格だぞ。大人しく弟より優先して付いて行くとは思えない。あ、そこでライナーか。弟に代わりに届けると言って受け取って仲間に預ければ、ジュリアはライナーについて行くか?
うーん。実際にはどのようにジュリアを連れて行ったかは犯人しか分からないが、分かることはライナーは敵である可能性が高いということ。どうやって連れて行ったかは犯人に聞けばいい。
「おい。リュゼ殿?」
あ。ダガリスがいるんだった。・・・ダガリスにこの憶測を話すべきか?だが、身内の犯行の可能性があると言って信じるだろうか。昨日会ったばかりの子どものいうことよりも、長年自分に仕えてくれている人物の方を信じるのではないだろうか。
それに、もしライナーが敵側だった場合、ダガリスは裏切られたということになる。身近な存在の裏切り。それがどれだけ辛いかは身を以て知っている。憶測は話すべきではないか?だけど、事前に知っておいた方が後へのショックは小さくなるか?
どうすればいい?
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「いや、そこまでは分からないが、ジュリアに関連した話だ」
「なら憶測でも構わない」
「だけど、ダガリスにとっては不快になる可能性がある。だから・・・」
「それでも良い。現状で一番可能性があるんだろ?」
頷き、ダガリスの言葉に肯定すると、ダガリスは逡巡する事なく話すように言ってきたので、俺が精霊と話が出来、姿が見えることは伏せて、ライナーが敵に通じている可能性を話す。すると、次第にダガリスの眉間に皺が寄っていき、そして話を聞き終えると瞼を閉じて、両手で顔を覆い俯いて黙ってしまう。
やはり、身近な側近が裏切っている可能性があると知り、気持ちが揺れているのだろうか。
「大丈夫、・・・じゃないよな」
どうすればいいか分からず、慰めようとして失敗してしまった。裏切られて大丈夫な人などいない。言葉をミスってしまった。気まずくてダガリスから視線を外した先に、壁に掛かっている肖像画があった。
その肖像画は、ダガリスと赤ん坊の頃らしき小さなジュリアが描かれている。ダガリスの表情はとても幸せそうで、とても柔らかく目元には小さな皺が寄っている。その視線はジュリアを見つめており、ジュリアは心地良さげに眠っている。
「そうか。ライナーが・・・ジュリアを」
ポツリと呟かれた言葉に視線をダガリスに戻すと、先ほどまで俺が見ていた肖像画にダガリスの視線も注がれていた。
「その絵を描いてもらった時、側にライナーがいて、ジュリアが泣かないように玩具を持って待機していたんだよ。ライナーも我が子のように可愛がっていたんだ」
懐かしむようにダガリスは目を細める。そして目を完全に閉じて10秒ほどした後、ゆっくりと目を開き、俺を真っ直ぐ見据える。
「ライナーよりも、俺にとっては息子夫妻の忘れ形見のジュリアの方が大事だ。勿論ライナーも大切だが、ジュリアにはかなわない。君はジュリアの恩人だ。俺はその言葉を信じる。・・・ライナーを敵の一味として対応する。そして、敵だった場合、何故このようなことをしたのか、きっちりと説明させる!」
そう宣言したダガリスの目に迷いはなかった。きっと今言ったことを本当に実行するだろう。ならば俺も手を貸そう。俺の話が嘘の可能性もあるのに、疑うことなく信じてくれたのだから。
ダガリスと頷き合い、ライナーの行方からジュリアの居場所を探り出そうと、2人同時に立ち上がった時、ズィーリオスから念話がきた。
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