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分かる人は判る
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「貴方、いや貴方たち、この町の人間ではないよね?一体何者なの?」
ジュリアと話をしていた時のハイテンションは何処へやら。ドワーフの女性が落ち着いた声音で訊ねてくる。
現在俺たちは砂浜に向かい合うように座っていた。正面にはドワーフの女性と、その隣にエルフの男性。
この場にジュリアはいない。一先ず、ジュリアの用件であるゴーレムの核と薬草の交換を行い、ジュリアは一足先に帰らせた。本人も直ぐにでも薬草を届けたがっていたので、ぐずることもなかった。領主もいつも町を出歩いていると言っていたし、問題はないだろう。
「俺たちはただの旅人だ。領主に確認を取ってもらっても構わないぞ。それに先ほどもジュリアが言っていた通りだ」
「ふーん。お嬢ちゃんを助けたって話かい。それにアイアンゴーレムの核の採取に協力したという・・・」
「そうだ」
「・・・そっか!なら敵ではないのだろう?」
訝し気にこちらを見ていた女性が、いきなり態度を一転させて笑顔を向けてくる。なんだ?隣に座っている男性の背中をバシバシ叩いて、同意を得ようとしていた。男性は顔を顰めて痛そうだ。咳き込んでいるではないか。あの、止めてやってくれ。あ、男性が頷いて止まった。
「どういうことだ?」
「あはは!ま、嘘はついていないようだし、それだけの強者があんな手段を使う必要はないからね!」
話が見えない。どういうことだ?
「話をする時は脈絡を考えるようにといつも言っていますよね」
初めて男性が口を開き、女性を制する。
「まずは自己紹介が先だという話です。私は、エリムランデルト・バステ・カルロージャと言います。こちらは妻の、ラナン・デール・カルロージャと言います。初めまして、聖獣様。闇の精霊王様。そして契約者様。」
・・・・・・・・。ん?色々と情報が一気に押し寄せて、思考が強制停止したぞ?
ツマ?つまって妻のことだよな?・・・・夫婦!?
頭を下げている男、・・・名前は何だっけ?エリ、エリン?は、頭を下げたまま上げる気配がない。隣の女性は真っ白い歯を輝かせて笑顔を向けている。
「頭を上げてくれ。良く、俺たちの正体が分かったな」
ズィーリオスが男性に声をかけ、男性が頭を上げる。やっぱついていけない。・・・一先ず傍観で!
「ええ、それほどの魔力を持つ者が人間にいるとは思えないですし。まあ、そちらの方は例外ですが・・・」
なるほどなー。魔力量で判断したのかー。
「こちらの自己紹介がまだだったな。俺の名はズィーリオス。こっちは俺の契約者のリュゼ。で、あいつはストーカーだ」
「すとーかー、ですか?えっと、闇の精霊王様が?あの、大丈夫ですか?」
ストーカー、もとい精霊王は、ズィーリオスの紹介にいつぞやの攻撃を加えるが、状況が状況なだけに威力は大したことはなく、ズィーリオスは簡単に防いでいた。今回は避けないんだな。
実際まだ、契約してないからストーカーという表現も間違ってはいないが・・・、もう仲間じゃん?ズィーリオス、流石にストーカーは酷いと思うぞ?
「大丈夫だ、気にするな」
「そうですか・・・」
気にするなと言われても、ねー?エルフにとって精霊は身近な存在だからなー。・・・無理だと思う。
「それで、えーっと。エリムランデルト、隣。彼女、大丈夫か?」
ズィーリオスが戸惑ったように単語ばかりの言葉を並び立てる。それもそうだろう。あの笑顔のまま気絶していたのだから。
それを見たエリム、エリムラン・・・だぁーー!長くて覚えられない!エリムと勝手に呼ばせてもらおう。エリムが奥さん、名前は何だっけ?紹介の時に色々と爆弾を投下されたからな。ズィーリオスはあのたった一度の自己紹介で覚えたようだから、ズィーリオスが名前を言った時に覚えよう。取り敢えず今は”奥さん”で!
エリムが奥さんを正気に戻し、色々会話をしているのを聞いている限り、どうやら俺たちの正体をきちんと把握出来ていたのはエリムだけだったようだ。
奥さんは、精霊王のことを、王位精霊ではなく高位精霊だと思っていたらしい。王位精霊がこんな所にいるはずがないのだから、当然の反応と言える。そして精霊に懐かれている人が悪い奴な訳が無いという判断で、警戒を解いたようだった。そして、ズィーリオスが聖獣と聞き、脳の許容量が足りなくなり気絶してしまったらしい。
奥さんの様子が落ち着き、エリムが咳払いをして謝り、再びズィーリオスとの会話が再開される。
「俺たちの正体が分かったから、警戒を解いたという認識で良いのか?」
「ええ、それで合ってます。彼女も同じだと思ったのですが違ったようですね」
エリムが乾いた笑い声をあげる。
「どうやってリュゼが契約者だと分かった?」
「実は私は巫女の家系のエルフなのです」
「なるほど。そういうことか」
「はい。リュゼ様は知らないのですね。詳しく説明申し上げましょう」
俺の疑問符だらけの顔を見て、エリムが詳しく説明してくれた。気難しいそうと勝手に思い込んでいたが、存外親切で優しい人かもしれない。
エリムの説明を纏めると。
エルフたちの暮らす森は1つの国となっており、集落という規模ではない。その国では王族の他に、代々巫女と呼ばれる人物を輩出する家系がある。この家系は王族と同等の権威を持っている。いや、場合によれば巫女個人は王を超すこともあり得る。そして、この巫女の家系が王族と同等に扱われる理由が、エルフにとって命より大事な”世界樹”の巫女であるからなのだ。巫女に選ばれた者は”世界樹の巫女”と呼ばれ、この巫女は世界樹自身が選ぶ。
巫女の家系は、ほとんどの者が”魔力視”と呼ばれる目を持っている。この”魔力視”は魔力の流れを常に視界に映すことが出来る目のことを示す。つまり、精霊と同じことが出来る者達なのだ。ただ違う点は、精霊はこの力をコントロール出来るが、彼らはコントロールする事が出来ないという点だろう。
そして今回、俺とズィーリオスが契約関係だと分かったのが、この”魔力視”による魔力の繋がりを見たからだという。確かに、人間同士が魔力による契約関係になることはあり得ない。一部例外があるとすれば、奴隷契約であろうが。ただその場合は、明らかにそれと分かる魔力の繋がりをしているらしい。
あとは、魔力の色とその量から可能性を探り当てて、ズィーリオスが聖獣であると判断したようだ。聖獣の存在も、彼が巫女の家系だからこそ知っている知識のようだ。例えエルフと言っても、全てのエルフが知っているわけでもなく、巫女の家系と、エルフの国の現王、そして王太子のみにしか知られていないらしい。
ただ、本日をもって新たに1人のドワーフがその事実を知ることになったわけだが。
その後、何故2人が海から出て来たのか尋ねたところ、2人は海の底にある人魚達の国、ベッツェの領の1つであるそこで暮らしているとのことだった。今は人魚達は人間との交流を絶っている為、今回の件では2人が駆り出されたとのことだった。
因みに、エリムは植物学者であるらしく、海の植物を研究しているらしい。そして奥さんは、鍛冶職人兼魔道具職人らしい。
そして衝撃だったのが、あのアイアンゴーレムはこの奥さんの最高傑作のゴーレムだったのだ。彼女も、まさか自分が作ったゴーレムの核が戻って来るとは思っていなかったようで、爆笑していた。自分の作品を無傷で倒したと言われたのに、そのような反応が返って来るとは思わず唖然としてしまったが、そのゴーレムが必要ない状況になったと聞き、ならば問題ないと言われてしまった。
職人にとっては、作品は自分の子どものようだという話を聞いたことがある。知らなかったとはいえ、彼女の作品を破壊し、その形見を本人に素材として持って来たのだ。それなのに俺を責めることをしないなど、彼女こそが海の様な寛大な心を持っていると言える。
俺も見習うことにしよう。
ジュリアと話をしていた時のハイテンションは何処へやら。ドワーフの女性が落ち着いた声音で訊ねてくる。
現在俺たちは砂浜に向かい合うように座っていた。正面にはドワーフの女性と、その隣にエルフの男性。
この場にジュリアはいない。一先ず、ジュリアの用件であるゴーレムの核と薬草の交換を行い、ジュリアは一足先に帰らせた。本人も直ぐにでも薬草を届けたがっていたので、ぐずることもなかった。領主もいつも町を出歩いていると言っていたし、問題はないだろう。
「俺たちはただの旅人だ。領主に確認を取ってもらっても構わないぞ。それに先ほどもジュリアが言っていた通りだ」
「ふーん。お嬢ちゃんを助けたって話かい。それにアイアンゴーレムの核の採取に協力したという・・・」
「そうだ」
「・・・そっか!なら敵ではないのだろう?」
訝し気にこちらを見ていた女性が、いきなり態度を一転させて笑顔を向けてくる。なんだ?隣に座っている男性の背中をバシバシ叩いて、同意を得ようとしていた。男性は顔を顰めて痛そうだ。咳き込んでいるではないか。あの、止めてやってくれ。あ、男性が頷いて止まった。
「どういうことだ?」
「あはは!ま、嘘はついていないようだし、それだけの強者があんな手段を使う必要はないからね!」
話が見えない。どういうことだ?
「話をする時は脈絡を考えるようにといつも言っていますよね」
初めて男性が口を開き、女性を制する。
「まずは自己紹介が先だという話です。私は、エリムランデルト・バステ・カルロージャと言います。こちらは妻の、ラナン・デール・カルロージャと言います。初めまして、聖獣様。闇の精霊王様。そして契約者様。」
・・・・・・・・。ん?色々と情報が一気に押し寄せて、思考が強制停止したぞ?
ツマ?つまって妻のことだよな?・・・・夫婦!?
頭を下げている男、・・・名前は何だっけ?エリ、エリン?は、頭を下げたまま上げる気配がない。隣の女性は真っ白い歯を輝かせて笑顔を向けている。
「頭を上げてくれ。良く、俺たちの正体が分かったな」
ズィーリオスが男性に声をかけ、男性が頭を上げる。やっぱついていけない。・・・一先ず傍観で!
「ええ、それほどの魔力を持つ者が人間にいるとは思えないですし。まあ、そちらの方は例外ですが・・・」
なるほどなー。魔力量で判断したのかー。
「こちらの自己紹介がまだだったな。俺の名はズィーリオス。こっちは俺の契約者のリュゼ。で、あいつはストーカーだ」
「すとーかー、ですか?えっと、闇の精霊王様が?あの、大丈夫ですか?」
ストーカー、もとい精霊王は、ズィーリオスの紹介にいつぞやの攻撃を加えるが、状況が状況なだけに威力は大したことはなく、ズィーリオスは簡単に防いでいた。今回は避けないんだな。
実際まだ、契約してないからストーカーという表現も間違ってはいないが・・・、もう仲間じゃん?ズィーリオス、流石にストーカーは酷いと思うぞ?
「大丈夫だ、気にするな」
「そうですか・・・」
気にするなと言われても、ねー?エルフにとって精霊は身近な存在だからなー。・・・無理だと思う。
「それで、えーっと。エリムランデルト、隣。彼女、大丈夫か?」
ズィーリオスが戸惑ったように単語ばかりの言葉を並び立てる。それもそうだろう。あの笑顔のまま気絶していたのだから。
それを見たエリム、エリムラン・・・だぁーー!長くて覚えられない!エリムと勝手に呼ばせてもらおう。エリムが奥さん、名前は何だっけ?紹介の時に色々と爆弾を投下されたからな。ズィーリオスはあのたった一度の自己紹介で覚えたようだから、ズィーリオスが名前を言った時に覚えよう。取り敢えず今は”奥さん”で!
エリムが奥さんを正気に戻し、色々会話をしているのを聞いている限り、どうやら俺たちの正体をきちんと把握出来ていたのはエリムだけだったようだ。
奥さんは、精霊王のことを、王位精霊ではなく高位精霊だと思っていたらしい。王位精霊がこんな所にいるはずがないのだから、当然の反応と言える。そして精霊に懐かれている人が悪い奴な訳が無いという判断で、警戒を解いたようだった。そして、ズィーリオスが聖獣と聞き、脳の許容量が足りなくなり気絶してしまったらしい。
奥さんの様子が落ち着き、エリムが咳払いをして謝り、再びズィーリオスとの会話が再開される。
「俺たちの正体が分かったから、警戒を解いたという認識で良いのか?」
「ええ、それで合ってます。彼女も同じだと思ったのですが違ったようですね」
エリムが乾いた笑い声をあげる。
「どうやってリュゼが契約者だと分かった?」
「実は私は巫女の家系のエルフなのです」
「なるほど。そういうことか」
「はい。リュゼ様は知らないのですね。詳しく説明申し上げましょう」
俺の疑問符だらけの顔を見て、エリムが詳しく説明してくれた。気難しいそうと勝手に思い込んでいたが、存外親切で優しい人かもしれない。
エリムの説明を纏めると。
エルフたちの暮らす森は1つの国となっており、集落という規模ではない。その国では王族の他に、代々巫女と呼ばれる人物を輩出する家系がある。この家系は王族と同等の権威を持っている。いや、場合によれば巫女個人は王を超すこともあり得る。そして、この巫女の家系が王族と同等に扱われる理由が、エルフにとって命より大事な”世界樹”の巫女であるからなのだ。巫女に選ばれた者は”世界樹の巫女”と呼ばれ、この巫女は世界樹自身が選ぶ。
巫女の家系は、ほとんどの者が”魔力視”と呼ばれる目を持っている。この”魔力視”は魔力の流れを常に視界に映すことが出来る目のことを示す。つまり、精霊と同じことが出来る者達なのだ。ただ違う点は、精霊はこの力をコントロール出来るが、彼らはコントロールする事が出来ないという点だろう。
そして今回、俺とズィーリオスが契約関係だと分かったのが、この”魔力視”による魔力の繋がりを見たからだという。確かに、人間同士が魔力による契約関係になることはあり得ない。一部例外があるとすれば、奴隷契約であろうが。ただその場合は、明らかにそれと分かる魔力の繋がりをしているらしい。
あとは、魔力の色とその量から可能性を探り当てて、ズィーリオスが聖獣であると判断したようだ。聖獣の存在も、彼が巫女の家系だからこそ知っている知識のようだ。例えエルフと言っても、全てのエルフが知っているわけでもなく、巫女の家系と、エルフの国の現王、そして王太子のみにしか知られていないらしい。
ただ、本日をもって新たに1人のドワーフがその事実を知ることになったわけだが。
その後、何故2人が海から出て来たのか尋ねたところ、2人は海の底にある人魚達の国、ベッツェの領の1つであるそこで暮らしているとのことだった。今は人魚達は人間との交流を絶っている為、今回の件では2人が駆り出されたとのことだった。
因みに、エリムは植物学者であるらしく、海の植物を研究しているらしい。そして奥さんは、鍛冶職人兼魔道具職人らしい。
そして衝撃だったのが、あのアイアンゴーレムはこの奥さんの最高傑作のゴーレムだったのだ。彼女も、まさか自分が作ったゴーレムの核が戻って来るとは思っていなかったようで、爆笑していた。自分の作品を無傷で倒したと言われたのに、そのような反応が返って来るとは思わず唖然としてしまったが、そのゴーレムが必要ない状況になったと聞き、ならば問題ないと言われてしまった。
職人にとっては、作品は自分の子どものようだという話を聞いたことがある。知らなかったとはいえ、彼女の作品を破壊し、その形見を本人に素材として持って来たのだ。それなのに俺を責めることをしないなど、彼女こそが海の様な寛大な心を持っていると言える。
俺も見習うことにしよう。
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追記
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