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港町ベイス
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「おお!凄いな」
「ハハ!だろ!?あれがベッツェ最北端の町で、俺が住んでいるベイスだ!」
ジュリアと、影ながら方向をサポートしてくれた精霊王の案内で、ロザロ山脈を降り、岩陰から顔を出すと、海辺に長閑な港町があるのが見えた。
この世界では初めてとなる、どこまでも続く広く大きな海。その広大な青い海は、どこまでも穏やかだ。沖に行くほど深い蒼になり、海岸付近はエメラルドグリーンの色合いをしている。きっとその海面の下にはサンゴ礁が広がり、数多の生物たちの憩いの場となっているのだろう。
太陽の光に反射され、輝くほどの真っ白な砂浜には、透明な水飛沫となって飛び散る波が打ち寄せる。その白い砂浜はどこまでも続くように思えるが、湾曲した土地に沿って遠くその先は見えない。
海岸からは段々畑のように建物が立ち並んでいる。町が一望出来るほどの大きさしか土地が無いからか、今まで見て来た街並みに比べて、道は細く、建物と建物の間は狭くこじんまりとした作りになっている。
その乱雑にも見える建物群は、砂浜の白さに並び立つほど白い。全ての建物が白い壁面で覆われていた。これまで訪れて見て来た建物は、石造りか木造か、一目見て直ぐに判断がつくものだった。
これら国情緒溢れる白い街並みを守るように、大きな石壁で囲われ、ロザロ山脈側からの魔物の侵入を防いでいる。
実際に近くで見てみないと分からないが、この町の建物の白さの原因は、漆喰を利用しているためであろう。
降り注ぐ日差しは、まだ短時間しかいないにも関わらず、熱気を含んでいる為暑い。そして、海の側という場所柄もあり、この地で形成されてきた文化の中で、漆喰は最適な選択と言える。
漆喰は、調湿性、消臭性があり、建物の空気環境を整え、また、防水効果が高く抗菌性があり、燃えにくい不燃性を持つ。
また、白色ということもあり、建物内部の温度の上昇を抑える役割も持つ。
道幅が狭く風通りが悪く、そのせいで建物と建物の幅がわずかである為、もし火事が起きてしまった場合直ぐに周りに燃え移る危険性があるが、漆喰を利用していることで問題はないだろう。
今まで見て来たハーデル王国とは様々な物が違う。完全なる異国の風景だった。国外に来たことを改めて実感する。
そしてそのままジュリアの案内に従い進んでいくと、町へ入るための門が見えて来た。その門の前には、騎士や兵士とは違う武装した住人らしき大人たちが、数名話し込んでいた。そのうちの中の一人がこちらの存在に気付き、ジュリアもその相手に気付いたようで大声をあげる。
「ライナーのおっさん!」
「嬢ちゃん!無事だったか!」
ジュリアがズィーリオスから離れて、声を掛けた人物へと走り出し、ライナーと呼ばれた男に受け止められる。その様子を嬉しそうに見ていた他の面々は、思い出したかのようにこちらに視線を向け、訝し気に眉を顰めて手に持った槍や剣を構える。
「お前ら何者だ!」
「ちょっと!こいつ等は俺を助けてくれたんだ!武器を向けるのはよせ!」
その様子を見て、慌ててジュリアが彼らの前に立ちふさがり、武器を下ろすように説得するが、どうにも話がかみ合っていないようで、ピリピリしたまま膠着状態が続く。
俺たちはその様子を、門から50メートルほど離れた場所から眺める。近づき過ぎて下手に刺激しない方が良いだろうというズィーリオスの意見だ。
現在俺たちは、髪が見えない程深くフードを被っている怪しい奴等で、2人共まだ子供だ。それも、普段は人が来ることのないロザロ山脈側の北門だったのも、怪しさを助長した一因だろう。
このベイスの町は、北門と南門の2か所に門があり、人の流れは南門からがほとんどであるのだ。
ベッツェの国土自体が細長く、大陸の東側の海岸線沿いに出来た港町をいくつも合わせて国となっている。西は英雄の森に面し、東側は海だ。そして北はロザロ山脈に囲まれた土地。南は各国に交易路を有する、大商人たちが作り上げた商業国家が存在する。その為、ベッツェの最北端に位置するこのベイスは、南門が正面の正門となっていたのだ。北門はごく稀にいるロザロ山脈に行く人向けの門であり、そこから人がやって来るとは考えられていなかったのだ。
ベッツェという国は、ハーデル王国のように王を頂点とした貴族から成る国家ではない。身分差が無いわけではないが、基本的には共和国の在り方なのだ。
各港町にいる領主がそれぞれの町を管理し、国としての何かしらの事象があった場合、その時々の盟主と呼ばれる人物が表に立つ。この盟主は、それぞれの領主の中から1人選ばれるのだ。
そしてこの国の特色と言っても過言ではないのが、人魚と呼ばれる種族も国民として暮らしていることだ。人魚の彼らは、基本的に海の中にある彼らの領地で暮らしている。それぞれの領地間での交流もあるので、各領地の中に人魚の同僚が働いているという光景も日常的にあるのだ。
だが、人魚は海と共に生きる種族である為、陸地に上がっている者は少ない。その為、もし上がる者がいたとしても、このベッツェ国内のみの光景となっているのだった。
ジュリアとおじさん達が言い争いをしながらも、そのうちの何人かはこちらを睨みつけている。そろそろ収束の兆しを見せてくれないだろうか。早く町の中に入りたい。美味しい海鮮ものの食事をしたい。そして、本物の人魚を見てみたいのだが。人魚との仲が悪くなっていると言っていたが、まだ見ることは出来るのだろうか。
そもそも町に入れるのだろうか。指名手配がまだ緩和しきっておらず、この国にもその話が届いているとか?それで揉めてたり?まあ、最悪このまま振り返ってロザロ山脈に逃げ込めばいいか。
「ジュリア!!」
暇すぎてボーっとしながら考え込んでいると、突如大声でジュリアの名を叫ぶ声が聞こえて来た。そのあまりの声量に反射的に顔をあげて、聞こえて来た門の先に視線を向けると、町の中からガタイの良い体に紺色の髪には白い物が混じった男が出て来た。周りにはその男と似たような体格の男たちが後ろに一緒について来ている。周りの男たちよりも屈強であり、肌も日に焼けた小麦色。ズボンにタンクトップ1枚という何とも漢らしい男だ。歳は重ねていそうだが、おじいちゃんという感じはしない。まさに、海の男と言える存在感を放っていた。
男は一瞬だけチラリとこちらに視線を向けたが、直ぐにジュリアを抱き上げる。一緒に現れた他の男たちに挨拶をしていたジュリアは、抱き上げられたことで挨拶を強制的に切り上げられ、それに対して抱き上げた男に抗議していた。
ジュリアはかなり顔が広いようだ。
多分、俺もハーデル王国では顔は広いぞ?・・・犯罪者として。
ジュリアを抱き上げて会話をしていた男が、ジュリアを抱っこしたままこちらに歩いて来る。それをジュリアは恥ずかしがって男の腕を叩いているが、男にダメージは全くなさそうだ。
「君たちがジュリアを助けてくれて、さらに協力までしてくれたというのは本当か?」
「あ「ええ。そうです」・・・」
返事をしようと声を出しかけた瞬間に、ズィーリオスに遮られ口を閉じる。
『いきなり何すんだよ、ズィー』
『リュゼは黙ってて。リュゼが喋るとめん・・・ごめん何でもない』
『いや、今なんか言いかけてたよな?』
『気のせいだって。交渉とか色々俺が代わりにやろうってだけだから。ほら、いつもは俺は人型じゃないからリュゼが会話はしているだろ?そのせいで相手がおこ・・・じゃなくて、えー、ほら。相手がしなくても良い勘違いや疲労を起こしてしまうじゃないか』
『・・・・』
半目でズィーリオスの後頭部を睨みつける。絶対に誤魔化そうとしている。
『ま、まあ。ほら!何もしなくていいから楽だろ?な?今回は俺に人との会話はさせてくれ。リュゼ以外の人とあまり話したことないからさ?』
ふむ。そんなにいろんな人と話してみたかったのか。分かってあげられずにいてすまなかった。ズィーリオス。だからずっとジュリアと話しをしてたんだな。
「ハハ!だろ!?あれがベッツェ最北端の町で、俺が住んでいるベイスだ!」
ジュリアと、影ながら方向をサポートしてくれた精霊王の案内で、ロザロ山脈を降り、岩陰から顔を出すと、海辺に長閑な港町があるのが見えた。
この世界では初めてとなる、どこまでも続く広く大きな海。その広大な青い海は、どこまでも穏やかだ。沖に行くほど深い蒼になり、海岸付近はエメラルドグリーンの色合いをしている。きっとその海面の下にはサンゴ礁が広がり、数多の生物たちの憩いの場となっているのだろう。
太陽の光に反射され、輝くほどの真っ白な砂浜には、透明な水飛沫となって飛び散る波が打ち寄せる。その白い砂浜はどこまでも続くように思えるが、湾曲した土地に沿って遠くその先は見えない。
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その乱雑にも見える建物群は、砂浜の白さに並び立つほど白い。全ての建物が白い壁面で覆われていた。これまで訪れて見て来た建物は、石造りか木造か、一目見て直ぐに判断がつくものだった。
これら国情緒溢れる白い街並みを守るように、大きな石壁で囲われ、ロザロ山脈側からの魔物の侵入を防いでいる。
実際に近くで見てみないと分からないが、この町の建物の白さの原因は、漆喰を利用しているためであろう。
降り注ぐ日差しは、まだ短時間しかいないにも関わらず、熱気を含んでいる為暑い。そして、海の側という場所柄もあり、この地で形成されてきた文化の中で、漆喰は最適な選択と言える。
漆喰は、調湿性、消臭性があり、建物の空気環境を整え、また、防水効果が高く抗菌性があり、燃えにくい不燃性を持つ。
また、白色ということもあり、建物内部の温度の上昇を抑える役割も持つ。
道幅が狭く風通りが悪く、そのせいで建物と建物の幅がわずかである為、もし火事が起きてしまった場合直ぐに周りに燃え移る危険性があるが、漆喰を利用していることで問題はないだろう。
今まで見て来たハーデル王国とは様々な物が違う。完全なる異国の風景だった。国外に来たことを改めて実感する。
そしてそのままジュリアの案内に従い進んでいくと、町へ入るための門が見えて来た。その門の前には、騎士や兵士とは違う武装した住人らしき大人たちが、数名話し込んでいた。そのうちの中の一人がこちらの存在に気付き、ジュリアもその相手に気付いたようで大声をあげる。
「ライナーのおっさん!」
「嬢ちゃん!無事だったか!」
ジュリアがズィーリオスから離れて、声を掛けた人物へと走り出し、ライナーと呼ばれた男に受け止められる。その様子を嬉しそうに見ていた他の面々は、思い出したかのようにこちらに視線を向け、訝し気に眉を顰めて手に持った槍や剣を構える。
「お前ら何者だ!」
「ちょっと!こいつ等は俺を助けてくれたんだ!武器を向けるのはよせ!」
その様子を見て、慌ててジュリアが彼らの前に立ちふさがり、武器を下ろすように説得するが、どうにも話がかみ合っていないようで、ピリピリしたまま膠着状態が続く。
俺たちはその様子を、門から50メートルほど離れた場所から眺める。近づき過ぎて下手に刺激しない方が良いだろうというズィーリオスの意見だ。
現在俺たちは、髪が見えない程深くフードを被っている怪しい奴等で、2人共まだ子供だ。それも、普段は人が来ることのないロザロ山脈側の北門だったのも、怪しさを助長した一因だろう。
このベイスの町は、北門と南門の2か所に門があり、人の流れは南門からがほとんどであるのだ。
ベッツェの国土自体が細長く、大陸の東側の海岸線沿いに出来た港町をいくつも合わせて国となっている。西は英雄の森に面し、東側は海だ。そして北はロザロ山脈に囲まれた土地。南は各国に交易路を有する、大商人たちが作り上げた商業国家が存在する。その為、ベッツェの最北端に位置するこのベイスは、南門が正面の正門となっていたのだ。北門はごく稀にいるロザロ山脈に行く人向けの門であり、そこから人がやって来るとは考えられていなかったのだ。
ベッツェという国は、ハーデル王国のように王を頂点とした貴族から成る国家ではない。身分差が無いわけではないが、基本的には共和国の在り方なのだ。
各港町にいる領主がそれぞれの町を管理し、国としての何かしらの事象があった場合、その時々の盟主と呼ばれる人物が表に立つ。この盟主は、それぞれの領主の中から1人選ばれるのだ。
そしてこの国の特色と言っても過言ではないのが、人魚と呼ばれる種族も国民として暮らしていることだ。人魚の彼らは、基本的に海の中にある彼らの領地で暮らしている。それぞれの領地間での交流もあるので、各領地の中に人魚の同僚が働いているという光景も日常的にあるのだ。
だが、人魚は海と共に生きる種族である為、陸地に上がっている者は少ない。その為、もし上がる者がいたとしても、このベッツェ国内のみの光景となっているのだった。
ジュリアとおじさん達が言い争いをしながらも、そのうちの何人かはこちらを睨みつけている。そろそろ収束の兆しを見せてくれないだろうか。早く町の中に入りたい。美味しい海鮮ものの食事をしたい。そして、本物の人魚を見てみたいのだが。人魚との仲が悪くなっていると言っていたが、まだ見ることは出来るのだろうか。
そもそも町に入れるのだろうか。指名手配がまだ緩和しきっておらず、この国にもその話が届いているとか?それで揉めてたり?まあ、最悪このまま振り返ってロザロ山脈に逃げ込めばいいか。
「ジュリア!!」
暇すぎてボーっとしながら考え込んでいると、突如大声でジュリアの名を叫ぶ声が聞こえて来た。そのあまりの声量に反射的に顔をあげて、聞こえて来た門の先に視線を向けると、町の中からガタイの良い体に紺色の髪には白い物が混じった男が出て来た。周りにはその男と似たような体格の男たちが後ろに一緒について来ている。周りの男たちよりも屈強であり、肌も日に焼けた小麦色。ズボンにタンクトップ1枚という何とも漢らしい男だ。歳は重ねていそうだが、おじいちゃんという感じはしない。まさに、海の男と言える存在感を放っていた。
男は一瞬だけチラリとこちらに視線を向けたが、直ぐにジュリアを抱き上げる。一緒に現れた他の男たちに挨拶をしていたジュリアは、抱き上げられたことで挨拶を強制的に切り上げられ、それに対して抱き上げた男に抗議していた。
ジュリアはかなり顔が広いようだ。
多分、俺もハーデル王国では顔は広いぞ?・・・犯罪者として。
ジュリアを抱き上げて会話をしていた男が、ジュリアを抱っこしたままこちらに歩いて来る。それをジュリアは恥ずかしがって男の腕を叩いているが、男にダメージは全くなさそうだ。
「君たちがジュリアを助けてくれて、さらに協力までしてくれたというのは本当か?」
「あ「ええ。そうです」・・・」
返事をしようと声を出しかけた瞬間に、ズィーリオスに遮られ口を閉じる。
『いきなり何すんだよ、ズィー』
『リュゼは黙ってて。リュゼが喋るとめん・・・ごめん何でもない』
『いや、今なんか言いかけてたよな?』
『気のせいだって。交渉とか色々俺が代わりにやろうってだけだから。ほら、いつもは俺は人型じゃないからリュゼが会話はしているだろ?そのせいで相手がおこ・・・じゃなくて、えー、ほら。相手がしなくても良い勘違いや疲労を起こしてしまうじゃないか』
『・・・・』
半目でズィーリオスの後頭部を睨みつける。絶対に誤魔化そうとしている。
『ま、まあ。ほら!何もしなくていいから楽だろ?な?今回は俺に人との会話はさせてくれ。リュゼ以外の人とあまり話したことないからさ?』
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