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久しぶりの他人
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『なあ、リュゼ。本当にあれで良かったのか?』
「・・ああ。あれで、良かった。あれでいいんだ」
ズィーリオスの首筋に腕を回し、抱き着きながら揺られて、岩と砂だらけの大地を進む。
ヴァルードが亡くなった昨日は、泣き疲れるままに眠りに落ちた。そして今日、朝はヴァルードの遺言を果たすため、遺骸となってしまったその体から、鱗や角、爪といった部分を一部剥ぎ取り、プレゼントとして受け取った。角は1本、爪は3本、鱗は十数枚。これだけでも、一つ一つがかなりの大きさなので、大量に貰ったように感じる。しかし全体で見ると、これでも極々一部でしかなかった。
そして残りは、全てズィーリオスが燃やし尽くした。火葬だ。
そのままにしておくことは出来なかったので、きちんとお墓を作ったのだ。
死した後もその体には消滅の邪龍としての力が宿っていたようで、並みの火魔法では燃えることはなかった。だが、燃やすためと言っても強力過ぎると、洞窟が崩壊してしまう危険がある為使えない。
そこで属性同士を掛け合わせ、複合属性の魔法でズィーリオスが燃やし尽くした。
複合魔法は新しい概念のものではないが、今回の複合属性はズィーリオスにとって初の試みだった。特に今までは、複合属性で聖属性を使わなかったからだ。
聖属性と火属性による複合魔法、聖火。
しかし、何故か発動出来なかった。ズィーリオス曰く、まるで対となる反対の属性同士の複合魔法の様な、排斥感を感じたとのことだった。聖属性と火属性は反対の属性同士ではない。ズィーリオスがこの程度の難易度の魔法を失敗するようなことは信じられないが、それを究明している場合ではないため、ヴァルードの遺骸に強固な結界を張り、その内側で強力な火魔法を行使する事で終了とした。
燃え尽きた灰を集め、地に埋め、今に至る。
ズィーリオスの質問の意図はきっと、全部燃やしてしまっても良かったのか。すぐあの場を離れ出て来たが良かったのか。そのどちらか、あるいはどちらの意味も含まれているのだろう。
この世界は基本的に、火葬ではなく土葬だ。だが、ただ埋葬してはアンデット化してしまうため、注意が必要なのだ。特殊な加工をされた九元教の棺が本来は使われる。しかしドラゴンを棺に入れれるわけがないので、その方法は除外する。
棺を使わずに土葬する時は、基本的に3つの方法を全て守ればアンデット化はしないとされている。
1、その場所が魔素溜まりになっていないこと
2、死者が未練を残していないこと
3、死の気配が近くにないこと
これら3つを満たしていれば、問題はない。満たしてはいるだろうが、念のためにアンデット化出来ないように、また、空から飛行系の魔物に食われぬように、火葬し埋葬した。聖属性を含んだ”聖火”であったならば、確実にアンデット化は阻止出来る火葬だったが。
燃やしたことに悔いはない。そして、あれ以上あの場に留まっていたら、いつまでも引きずるような気がしたのだ。
だから、あれで良かったんだ。
前を見据えて、師匠に恥じないように生きるために。
それから1週間近い間、いくつもの峰を移動して、当初の予定通りに東へと進んでいく。
魔力制御が出来るようになったおかげで、俺の魔力に引き寄せられる魔物はおらず、代わり映えのしない風景の中、ただひたすら進んでいく。
いつものごとく、ズィーリオスに乗って揺られながら意識を飛ばしていると、急にズィーリオスが立ち止まり、声をかけて来る。
『おーい。リュゼ』
「ふああーぁ。なにー」
『前方の方でちょっと問題が』
「え?問題?」
目元を擦りながら前方を見るが、特に何も見えない。目を部位強化して視力をあげると、かなり遠くの方で、ロックリザードが何かを追い詰めるように囲んでいた。山腹と裾野の間の暴風地帯のギリギリのラインだ。
「なんだあれ?」
『人間の子どもが襲われかけている様ねぇ』
「え?そうなの?」
『今見に行って来たわぁ。何でこんなところにいるのかしらぁ?』
『周囲に他に人はいなかったのか?』
『いなかったわよぉ』
『よし。行くか』
「ちょっ!ズィー!」
急に立ち止まった時と同じく、急にズィーリオスが動き出す。方向は、その子供がいると言う場所だ。
『なんで行くんだよ』
『逆に何で行かないんだよ』
舌を噛まないように念話での会話に切り替える。するとズィーリオスが質問に質問を重ねて来た。
『だって俺らは指名手配犯だぞ?今はどうなっているか分からないが。多分まだ取り下げられてはいないだろうし』
『顔を隠せばいいだろ?俺は人化して、精霊王は見えないのだしな。それに人がいるということは、近くに人里があるということ。情報収集は必要だろう』
『うっ!』
確かに情報収集は必要であった。今の俺たちには最新の情報が何一つない。人と接触する事で何かしらの情報は得られるだろう。指名手配犯についてだけではなく。
『分かった。それなら近づいたら、俺はズィーから降りてフードで髪を隠し、ズィーも人化してフードを被って髪を隠せよ?』
『了解だ』
その会話からそれほど時間も経たずに、現場の近くに到着し準備を整えた。ロックリザードは全部で4体。3体が人間の子どもを取り囲み、少し離れたところからもう1体が様子を見ていた。ロックリザードも人間の子供も、こちらの接近には気付いていない。
人間の子どもを取り囲んでいる3体は、やけに小さかった。子どものようだ。離れて見ている1体が親で、子どもの狩りの練習のつもりなのだろう。囲まれている子どもはどうやら水属性持ちのようで、飛び掛かって来るチビロックリザードに水をぶつけて牽制している。しかし威力が弱く、本当に牽制しているだけだ。このままの今着状態が続くと、明らかに人間の子どもの方が先に魔力欠乏で倒れる。
『ズィーはあっちを頼む。俺はこっちをやる』
『了解だ』
ズィーリオスが指示を引き受けたと同時に、俺は子供の方に駆け出す。そして今まさに尻餅をついて倒れた子供に向かって、一斉に飛び掛かっているチビロックリザードを、魔力を流した剣で真横に一振りし、一撃で3体を屠る。
目を固く閉じ、腕で頭を庇っている子どもの周囲に、ドサドサッと音を立てながら6つの肉塊が落ちていく。
その間に背後の方では、ズィーリオスの魔法により親の方が仕留められていた。
「えーーと。怪我は?」
なんと声を掛けたら良いか分からず、腰を屈め右手を差し出しながら、とりあえず怪我がないか訊ねる。
「・・・??生きてる?た、助かった?あん、たは・・・?」
俺の声に反応した子供が、腕を退かし自分の両手を見つめた後、こちらに視線をよこす。澄み切ったアクアブルーの瞳だった。歳は7,8歳ぐらいだろうか。小麦色に焼けた健康的な肌色に、紺色に近い短く切った青色の髪。村人の様な、多少の汚れが目立つ質素な服装をした、少年だった。いや、何か違和感がある。なんだ?
「お前、もしかして、女か?」
そう、どこか少年にしては細すぎで、骨格が角ばっていなかった。それに、恰好は少年だが、顔が可愛らしい顔であった。まるで少女のように。
「・・・・・」
「おーい。聞こえてる?聞こえてるよな。さっき返事してたし。・・・うーん」
口を閉ざしてしまった少女をどうすればいいのか分からなくなる。そもそも少女で合っているのだろうか。俺と同じようなパターンだったらどうしよう。もしかしてそのせいで口を閉ざしてしまったとか?・・・有り得る。気持ちが分かるだけに有り得る。それか女顔の体の弱い少年っていう線もある。でもそうだとしたら、体の弱い少年が一人でこんな場所に来るだろうか。いや、来なければならない何かがあるのか?あーーーーもーーー!分からない!
ズィーリオスに手を貸してもらおう!と振り返り掛けたが、ズボンを引っ張られ動きを止める。視線を向ければ、子供の手が俺のズボンを掴んでいた。
「・・・なんだ?」
「ーーーとう」
「ん?」
「ぁりがと」
小さく呟かれた言葉であったが、ちゃんと俺の耳に届いていた。その姿に無意識に手が伸び、その子の頭を撫でまわしていた。
「良く頑張ったな。怖かっただろ?」
その瞬間、その子供は俺にしがみ付きながら、大声をあげて泣き出した。
「・・ああ。あれで、良かった。あれでいいんだ」
ズィーリオスの首筋に腕を回し、抱き着きながら揺られて、岩と砂だらけの大地を進む。
ヴァルードが亡くなった昨日は、泣き疲れるままに眠りに落ちた。そして今日、朝はヴァルードの遺言を果たすため、遺骸となってしまったその体から、鱗や角、爪といった部分を一部剥ぎ取り、プレゼントとして受け取った。角は1本、爪は3本、鱗は十数枚。これだけでも、一つ一つがかなりの大きさなので、大量に貰ったように感じる。しかし全体で見ると、これでも極々一部でしかなかった。
そして残りは、全てズィーリオスが燃やし尽くした。火葬だ。
そのままにしておくことは出来なかったので、きちんとお墓を作ったのだ。
死した後もその体には消滅の邪龍としての力が宿っていたようで、並みの火魔法では燃えることはなかった。だが、燃やすためと言っても強力過ぎると、洞窟が崩壊してしまう危険がある為使えない。
そこで属性同士を掛け合わせ、複合属性の魔法でズィーリオスが燃やし尽くした。
複合魔法は新しい概念のものではないが、今回の複合属性はズィーリオスにとって初の試みだった。特に今までは、複合属性で聖属性を使わなかったからだ。
聖属性と火属性による複合魔法、聖火。
しかし、何故か発動出来なかった。ズィーリオス曰く、まるで対となる反対の属性同士の複合魔法の様な、排斥感を感じたとのことだった。聖属性と火属性は反対の属性同士ではない。ズィーリオスがこの程度の難易度の魔法を失敗するようなことは信じられないが、それを究明している場合ではないため、ヴァルードの遺骸に強固な結界を張り、その内側で強力な火魔法を行使する事で終了とした。
燃え尽きた灰を集め、地に埋め、今に至る。
ズィーリオスの質問の意図はきっと、全部燃やしてしまっても良かったのか。すぐあの場を離れ出て来たが良かったのか。そのどちらか、あるいはどちらの意味も含まれているのだろう。
この世界は基本的に、火葬ではなく土葬だ。だが、ただ埋葬してはアンデット化してしまうため、注意が必要なのだ。特殊な加工をされた九元教の棺が本来は使われる。しかしドラゴンを棺に入れれるわけがないので、その方法は除外する。
棺を使わずに土葬する時は、基本的に3つの方法を全て守ればアンデット化はしないとされている。
1、その場所が魔素溜まりになっていないこと
2、死者が未練を残していないこと
3、死の気配が近くにないこと
これら3つを満たしていれば、問題はない。満たしてはいるだろうが、念のためにアンデット化出来ないように、また、空から飛行系の魔物に食われぬように、火葬し埋葬した。聖属性を含んだ”聖火”であったならば、確実にアンデット化は阻止出来る火葬だったが。
燃やしたことに悔いはない。そして、あれ以上あの場に留まっていたら、いつまでも引きずるような気がしたのだ。
だから、あれで良かったんだ。
前を見据えて、師匠に恥じないように生きるために。
それから1週間近い間、いくつもの峰を移動して、当初の予定通りに東へと進んでいく。
魔力制御が出来るようになったおかげで、俺の魔力に引き寄せられる魔物はおらず、代わり映えのしない風景の中、ただひたすら進んでいく。
いつものごとく、ズィーリオスに乗って揺られながら意識を飛ばしていると、急にズィーリオスが立ち止まり、声をかけて来る。
『おーい。リュゼ』
「ふああーぁ。なにー」
『前方の方でちょっと問題が』
「え?問題?」
目元を擦りながら前方を見るが、特に何も見えない。目を部位強化して視力をあげると、かなり遠くの方で、ロックリザードが何かを追い詰めるように囲んでいた。山腹と裾野の間の暴風地帯のギリギリのラインだ。
「なんだあれ?」
『人間の子どもが襲われかけている様ねぇ』
「え?そうなの?」
『今見に行って来たわぁ。何でこんなところにいるのかしらぁ?』
『周囲に他に人はいなかったのか?』
『いなかったわよぉ』
『よし。行くか』
「ちょっ!ズィー!」
急に立ち止まった時と同じく、急にズィーリオスが動き出す。方向は、その子供がいると言う場所だ。
『なんで行くんだよ』
『逆に何で行かないんだよ』
舌を噛まないように念話での会話に切り替える。するとズィーリオスが質問に質問を重ねて来た。
『だって俺らは指名手配犯だぞ?今はどうなっているか分からないが。多分まだ取り下げられてはいないだろうし』
『顔を隠せばいいだろ?俺は人化して、精霊王は見えないのだしな。それに人がいるということは、近くに人里があるということ。情報収集は必要だろう』
『うっ!』
確かに情報収集は必要であった。今の俺たちには最新の情報が何一つない。人と接触する事で何かしらの情報は得られるだろう。指名手配犯についてだけではなく。
『分かった。それなら近づいたら、俺はズィーから降りてフードで髪を隠し、ズィーも人化してフードを被って髪を隠せよ?』
『了解だ』
その会話からそれほど時間も経たずに、現場の近くに到着し準備を整えた。ロックリザードは全部で4体。3体が人間の子どもを取り囲み、少し離れたところからもう1体が様子を見ていた。ロックリザードも人間の子供も、こちらの接近には気付いていない。
人間の子どもを取り囲んでいる3体は、やけに小さかった。子どものようだ。離れて見ている1体が親で、子どもの狩りの練習のつもりなのだろう。囲まれている子どもはどうやら水属性持ちのようで、飛び掛かって来るチビロックリザードに水をぶつけて牽制している。しかし威力が弱く、本当に牽制しているだけだ。このままの今着状態が続くと、明らかに人間の子どもの方が先に魔力欠乏で倒れる。
『ズィーはあっちを頼む。俺はこっちをやる』
『了解だ』
ズィーリオスが指示を引き受けたと同時に、俺は子供の方に駆け出す。そして今まさに尻餅をついて倒れた子供に向かって、一斉に飛び掛かっているチビロックリザードを、魔力を流した剣で真横に一振りし、一撃で3体を屠る。
目を固く閉じ、腕で頭を庇っている子どもの周囲に、ドサドサッと音を立てながら6つの肉塊が落ちていく。
その間に背後の方では、ズィーリオスの魔法により親の方が仕留められていた。
「えーーと。怪我は?」
なんと声を掛けたら良いか分からず、腰を屈め右手を差し出しながら、とりあえず怪我がないか訊ねる。
「・・・??生きてる?た、助かった?あん、たは・・・?」
俺の声に反応した子供が、腕を退かし自分の両手を見つめた後、こちらに視線をよこす。澄み切ったアクアブルーの瞳だった。歳は7,8歳ぐらいだろうか。小麦色に焼けた健康的な肌色に、紺色に近い短く切った青色の髪。村人の様な、多少の汚れが目立つ質素な服装をした、少年だった。いや、何か違和感がある。なんだ?
「お前、もしかして、女か?」
そう、どこか少年にしては細すぎで、骨格が角ばっていなかった。それに、恰好は少年だが、顔が可愛らしい顔であった。まるで少女のように。
「・・・・・」
「おーい。聞こえてる?聞こえてるよな。さっき返事してたし。・・・うーん」
口を閉ざしてしまった少女をどうすればいいのか分からなくなる。そもそも少女で合っているのだろうか。俺と同じようなパターンだったらどうしよう。もしかしてそのせいで口を閉ざしてしまったとか?・・・有り得る。気持ちが分かるだけに有り得る。それか女顔の体の弱い少年っていう線もある。でもそうだとしたら、体の弱い少年が一人でこんな場所に来るだろうか。いや、来なければならない何かがあるのか?あーーーーもーーー!分からない!
ズィーリオスに手を貸してもらおう!と振り返り掛けたが、ズボンを引っ張られ動きを止める。視線を向ければ、子供の手が俺のズボンを掴んでいた。
「・・・なんだ?」
「ーーーとう」
「ん?」
「ぁりがと」
小さく呟かれた言葉であったが、ちゃんと俺の耳に届いていた。その姿に無意識に手が伸び、その子の頭を撫でまわしていた。
「良く頑張ったな。怖かっただろ?」
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