107 / 340
プレゼントは?
しおりを挟む
この日もいつものようにズィーリオスによって起こされる。
未だ開き切らない瞼をそのままに、周囲に魔力を広げながら周りの様子を確認する。これもこの半年の間で身に付いたものだ。
重い瞼を開けずとも、魔力を自分の手足のように動かすことで状況の把握が出来る。つまり、半覚醒状態でも行動が出来るため、完全に意識を手放しさえしなければズィーリオスに怒られないというわけだ!
『おい。リュゼ。起きろよ』
『何言ってるんだ。起きているだろ』
『はあ?目を瞑っているじゃないか』
『動いて会話が成立しているんだから、起きてるに決まっているじゃないか』
ズィーリオスの念話に同じく念話で返す。口を開き、声を出すのさえめんどくさい。疲れる。眠たい。
起き上がる気力も湧かないが、これ以上じっとしていると本当に二度寝してしまいそうだ。のそりと起き上がり、ズィーリオスに圧し掛かりながら抱き着く。
さあ、ズィーリオス。俺の代わりに動くのだ。そして俺はそのまま眠・・・ん?
『なあ、ズィー』
『なんだ?』
『なんでどこにも師匠がいないんだ?』
魔力を広げても、ズィーリオスと精霊王、そして俺以外は他の魔力を感じなかった。俺たちは今、聖域のある魔晶石の空間にいる。しかし、魔力を魔晶石の空間の隅々まで広げても、ヴァルードと思わしき魔力反応がどこにもなかった。
つまり、ヴァルードは今ここにはいないわけで、別の場所に行っているということだ。鍾乳洞の空間に行っているのだろうか。
『あー、そのことな。それについて話があるから、とりあえず起きろ』
ズィーリオスが体を揺らし、俺を起こそうと揺さぶる。しかし、逆に眠気、に、誘わ、れ。
『起きろってば!』
「はっ!」
頭に直接響く声が、音の暴力として直接脳に殴りかかる。
あまりの衝撃に刮目し、余韻として残る脳へのダメージがキィーーンと響いている為、跳ね起こした上体がバランスを失って揺らぐ。そのままズィーリオスから転げ落ち、ゴロゴロと転がって止まる。
ズィーリオスが立ち上がっていなかったお陰で怪我もない。
だが。
うっ。今度は目が回る。右手で頭を抑えながら、三半規管が通常運転に戻るのを待つ。
やっとフラつかずに立ち上がれた頃には、完全に目が覚めていた。
なんという新たな起こし方。
朝からダメージがデカい。もっと優しく起こしてほしいものだ。相棒だから怒りはしないが・・・全く。
「それで?師匠はどこ行ったんだ?」
朝ごはん代わりのスープを飲みながら、誰にともなく尋ねる。スープは、数日前にズィーリオスによって乱獲された巨岩亀ジャイアントロックタートルの出汁だ。正直、美味い。これにパンでもあれば尚、良し。
『プレゼントの準備よぉ。直接来てほしいってことだから食事を終えたら行きましょう。案内するわぁ』
「案内?」
『そうよぉ。最初のところとぉ、ここ以外にも空間はあるのよぉ。それでぇ、どぉーしてもそこに連れて来てほしいってぇ頼まれたのぉ』
「ふーん。分かった。案内よろしく」
『任せてぇ』
なるほど。プレゼントの準備だったのか。だからここにはいないんだな。一体、何をくれるのだろう。俺の知らない空間があったのなら、そこに何かあったのかもしれない。時間が掛かる代物なら、手作りのものだったりするのだろうか。
プレゼントを受け取ってしまったら、もうここに滞在する理由はない。
頭を振って、浮かんだ現実を思考から振り払う。ただ、目の前のイベントにだけ目を向ければいい。そうだ。今は今後のことなど考えるな。
・・・・・プレゼントは何かな!楽しみだ!
自分自身を洗脳するようにそれだけを繰り返し考えながら、味がよく分からなくなり冷めたスープを飲み干していく。
プレゼントは何かな?と会話をしていると、ズィーリオスの顔に違和感を覚える。何だか無理して笑っているような、声もわざとらしい明るさを含んでいた。精霊王には違和感はない。
きっとズィーリオスもなんだかんだで、ヴァルードとの別れを惜しんでいるのだろう。でもズィーリオスはまた会えるのに。もしかして、俺に気を遣ってくれているのだろうか。だとしたら、俺も気付かなかったことにしよう。
残っていたスープを飲み干し、タプンタプンになった胃の中を落ち着かせるために暫く休み、そして立ち上がる。
「さて、そろそろ行こっか」
俺の声を合図として、ズィーリオスに引かれながら地底湖の中を潜り進んで行った。
『そろそろ着くわよぉ』
精霊王の声が頭に響くと同時に、水の中に光が差す。光がある方へと浮上していくと、水面から一気に顔を出す。
そこは魔素の比較的少ない空間だった。
ヒカリゴケは何処にもない。けれど、空間の一部に差し込むように入る光があった。
外の、太陽の光であった。
頭上には穴があり、そこから日が差し込んでいた。
スポットライトのように差し込む光の先には、ヴァルードがいた。陸地で丸まり、日向ぼっこをしているように、微睡んでいるようだ。
地底湖の中から這い上がり、陸へとあがる。ヴァルードの側まで近づくが、夢現の状態なのか、俺たちが来たことに気付いていないようだった。
『まだ寝ちゃダメよぉ!起きなさい。自分の言葉で伝えたいってぇ言ってたのは貴方でしょうぉ』
精霊王の言葉に、ゆっくりと大きな瞼が持ち上がる。起きたようだ。
『・・・・・おお。・・・来たか。間に合ったようで、良かった』
ん?間に合う?プレゼントの完成がってことではなさそうだし、もしかしてこの場所に呼んだのだから、今から何か面白い出来事が起きるとか!?それがプレゼントかな?
『・・・・・わしが渡したい物は、・・・・わしじゃよ』
「・・・・・は?」
え?何?プレゼントがヴァルード?え??
脳内にリボンでラッピングされたヴァルードが浮かび上がる。リボンの色はピンクだ。黒い鱗を持つヴァルードに映える彩色。
頭を思いっきり振って、想像した光景をかき消す。いやいやいや。それはない!それはないって!
いや、本当に待って!待て待て待てぇい!
俺にそういう趣味は無い!!無いったら無い!誰がなんと言おうと無い!
流石にドラゴン相手は・・・。しかもおじいちゃん。さらに言えば師匠。そして消滅の邪龍!せめて人型で若くて可愛ければ・・・・そう可愛ければ、イケる????いやいや俺は何を考えているんだ!危ない!危ないぞ!可愛ければ良いって問題じゃない!確かに可愛い子は好きだけれども!性別!俺は男!相手も男!元女だとしても男!恋愛対象がどうなるかは分からないけど、今のところはどちらでもないです!はい!その辺は考えを放棄していたので、これからも放棄していく所存です!はい!
はあー、はあー、はあー。落ち着くんだ俺。思考がおかしなことになっているから!そういう意味とは限らないだろ!?そう、えーと、んーと、あ!サプライズで、実は一緒に付いて行くよっていう意味なのかも知れない!そうだ!きっとそうに違いない!
ヴァルード自身をプレゼントするから、旅に同行するっていうことだ!良かった。お別れはしないんだな!はあー、ひと安心。
『凄い百面相ねぇ』
『・・・これ、絶対何か勘違いしていると思うぞ』
『そうかもしれないわねぇ。クスクスクス』
『リュゼ』
ズィーリオスの声に意識が戻って来る。精霊王が笑っているが、笑っている場合じゃないだろ。旅の一行にヴァルードも加わるんだぞ!絶対に目立つ!対策を考えないと!
『ーと言う意味なんだよ。って聞いてる?おーい?』
『精霊王!笑っている場合じゃないだろ!一緒に旅をするなら色々と対策を考えないと!緊急会議だ!』
『アハハ!』
『・・・やっぱり聞いてなかったんだね。リュ~ゼ~?』
「何だよズィー。話し合いが必要だろ?」
やたらと低いズィーリオスの声に意識を向けると、半目でこちらを見つめていた。何故に?
『良く聞くんだよ。良い?』
「分かった」
俺の意識がきちんと向いていることを確認したズィーリオスが、ヴァルードにバトンタッチする。
『・・・・わしは、多分・・・今日で死ぬ。・・・・故に、・・・わし亡き後、この身を素材として・・・・持って行くが良い。我最愛の弟子よ』
未だ開き切らない瞼をそのままに、周囲に魔力を広げながら周りの様子を確認する。これもこの半年の間で身に付いたものだ。
重い瞼を開けずとも、魔力を自分の手足のように動かすことで状況の把握が出来る。つまり、半覚醒状態でも行動が出来るため、完全に意識を手放しさえしなければズィーリオスに怒られないというわけだ!
『おい。リュゼ。起きろよ』
『何言ってるんだ。起きているだろ』
『はあ?目を瞑っているじゃないか』
『動いて会話が成立しているんだから、起きてるに決まっているじゃないか』
ズィーリオスの念話に同じく念話で返す。口を開き、声を出すのさえめんどくさい。疲れる。眠たい。
起き上がる気力も湧かないが、これ以上じっとしていると本当に二度寝してしまいそうだ。のそりと起き上がり、ズィーリオスに圧し掛かりながら抱き着く。
さあ、ズィーリオス。俺の代わりに動くのだ。そして俺はそのまま眠・・・ん?
『なあ、ズィー』
『なんだ?』
『なんでどこにも師匠がいないんだ?』
魔力を広げても、ズィーリオスと精霊王、そして俺以外は他の魔力を感じなかった。俺たちは今、聖域のある魔晶石の空間にいる。しかし、魔力を魔晶石の空間の隅々まで広げても、ヴァルードと思わしき魔力反応がどこにもなかった。
つまり、ヴァルードは今ここにはいないわけで、別の場所に行っているということだ。鍾乳洞の空間に行っているのだろうか。
『あー、そのことな。それについて話があるから、とりあえず起きろ』
ズィーリオスが体を揺らし、俺を起こそうと揺さぶる。しかし、逆に眠気、に、誘わ、れ。
『起きろってば!』
「はっ!」
頭に直接響く声が、音の暴力として直接脳に殴りかかる。
あまりの衝撃に刮目し、余韻として残る脳へのダメージがキィーーンと響いている為、跳ね起こした上体がバランスを失って揺らぐ。そのままズィーリオスから転げ落ち、ゴロゴロと転がって止まる。
ズィーリオスが立ち上がっていなかったお陰で怪我もない。
だが。
うっ。今度は目が回る。右手で頭を抑えながら、三半規管が通常運転に戻るのを待つ。
やっとフラつかずに立ち上がれた頃には、完全に目が覚めていた。
なんという新たな起こし方。
朝からダメージがデカい。もっと優しく起こしてほしいものだ。相棒だから怒りはしないが・・・全く。
「それで?師匠はどこ行ったんだ?」
朝ごはん代わりのスープを飲みながら、誰にともなく尋ねる。スープは、数日前にズィーリオスによって乱獲された巨岩亀ジャイアントロックタートルの出汁だ。正直、美味い。これにパンでもあれば尚、良し。
『プレゼントの準備よぉ。直接来てほしいってことだから食事を終えたら行きましょう。案内するわぁ』
「案内?」
『そうよぉ。最初のところとぉ、ここ以外にも空間はあるのよぉ。それでぇ、どぉーしてもそこに連れて来てほしいってぇ頼まれたのぉ』
「ふーん。分かった。案内よろしく」
『任せてぇ』
なるほど。プレゼントの準備だったのか。だからここにはいないんだな。一体、何をくれるのだろう。俺の知らない空間があったのなら、そこに何かあったのかもしれない。時間が掛かる代物なら、手作りのものだったりするのだろうか。
プレゼントを受け取ってしまったら、もうここに滞在する理由はない。
頭を振って、浮かんだ現実を思考から振り払う。ただ、目の前のイベントにだけ目を向ければいい。そうだ。今は今後のことなど考えるな。
・・・・・プレゼントは何かな!楽しみだ!
自分自身を洗脳するようにそれだけを繰り返し考えながら、味がよく分からなくなり冷めたスープを飲み干していく。
プレゼントは何かな?と会話をしていると、ズィーリオスの顔に違和感を覚える。何だか無理して笑っているような、声もわざとらしい明るさを含んでいた。精霊王には違和感はない。
きっとズィーリオスもなんだかんだで、ヴァルードとの別れを惜しんでいるのだろう。でもズィーリオスはまた会えるのに。もしかして、俺に気を遣ってくれているのだろうか。だとしたら、俺も気付かなかったことにしよう。
残っていたスープを飲み干し、タプンタプンになった胃の中を落ち着かせるために暫く休み、そして立ち上がる。
「さて、そろそろ行こっか」
俺の声を合図として、ズィーリオスに引かれながら地底湖の中を潜り進んで行った。
『そろそろ着くわよぉ』
精霊王の声が頭に響くと同時に、水の中に光が差す。光がある方へと浮上していくと、水面から一気に顔を出す。
そこは魔素の比較的少ない空間だった。
ヒカリゴケは何処にもない。けれど、空間の一部に差し込むように入る光があった。
外の、太陽の光であった。
頭上には穴があり、そこから日が差し込んでいた。
スポットライトのように差し込む光の先には、ヴァルードがいた。陸地で丸まり、日向ぼっこをしているように、微睡んでいるようだ。
地底湖の中から這い上がり、陸へとあがる。ヴァルードの側まで近づくが、夢現の状態なのか、俺たちが来たことに気付いていないようだった。
『まだ寝ちゃダメよぉ!起きなさい。自分の言葉で伝えたいってぇ言ってたのは貴方でしょうぉ』
精霊王の言葉に、ゆっくりと大きな瞼が持ち上がる。起きたようだ。
『・・・・・おお。・・・来たか。間に合ったようで、良かった』
ん?間に合う?プレゼントの完成がってことではなさそうだし、もしかしてこの場所に呼んだのだから、今から何か面白い出来事が起きるとか!?それがプレゼントかな?
『・・・・・わしが渡したい物は、・・・・わしじゃよ』
「・・・・・は?」
え?何?プレゼントがヴァルード?え??
脳内にリボンでラッピングされたヴァルードが浮かび上がる。リボンの色はピンクだ。黒い鱗を持つヴァルードに映える彩色。
頭を思いっきり振って、想像した光景をかき消す。いやいやいや。それはない!それはないって!
いや、本当に待って!待て待て待てぇい!
俺にそういう趣味は無い!!無いったら無い!誰がなんと言おうと無い!
流石にドラゴン相手は・・・。しかもおじいちゃん。さらに言えば師匠。そして消滅の邪龍!せめて人型で若くて可愛ければ・・・・そう可愛ければ、イケる????いやいや俺は何を考えているんだ!危ない!危ないぞ!可愛ければ良いって問題じゃない!確かに可愛い子は好きだけれども!性別!俺は男!相手も男!元女だとしても男!恋愛対象がどうなるかは分からないけど、今のところはどちらでもないです!はい!その辺は考えを放棄していたので、これからも放棄していく所存です!はい!
はあー、はあー、はあー。落ち着くんだ俺。思考がおかしなことになっているから!そういう意味とは限らないだろ!?そう、えーと、んーと、あ!サプライズで、実は一緒に付いて行くよっていう意味なのかも知れない!そうだ!きっとそうに違いない!
ヴァルード自身をプレゼントするから、旅に同行するっていうことだ!良かった。お別れはしないんだな!はあー、ひと安心。
『凄い百面相ねぇ』
『・・・これ、絶対何か勘違いしていると思うぞ』
『そうかもしれないわねぇ。クスクスクス』
『リュゼ』
ズィーリオスの声に意識が戻って来る。精霊王が笑っているが、笑っている場合じゃないだろ。旅の一行にヴァルードも加わるんだぞ!絶対に目立つ!対策を考えないと!
『ーと言う意味なんだよ。って聞いてる?おーい?』
『精霊王!笑っている場合じゃないだろ!一緒に旅をするなら色々と対策を考えないと!緊急会議だ!』
『アハハ!』
『・・・やっぱり聞いてなかったんだね。リュ~ゼ~?』
「何だよズィー。話し合いが必要だろ?」
やたらと低いズィーリオスの声に意識を向けると、半目でこちらを見つめていた。何故に?
『良く聞くんだよ。良い?』
「分かった」
俺の意識がきちんと向いていることを確認したズィーリオスが、ヴァルードにバトンタッチする。
『・・・・わしは、多分・・・今日で死ぬ。・・・・故に、・・・わし亡き後、この身を素材として・・・・持って行くが良い。我最愛の弟子よ』
25
お気に入りに追加
1,854
あなたにおすすめの小説

幼女と執事が異世界で
天界
ファンタジー
宝くじを握り締めオレは死んだ。
当選金額は約3億。だがオレが死んだのは神の過失だった!
謝罪と称して3億分の贈り物を貰って転生したら異世界!?
おまけで貰った執事と共に異世界を満喫することを決めるオレ。
オレの人生はまだ始まったばかりだ!

お願いだから俺に構わないで下さい
大味貞世氏
ファンタジー
高校2年の9月。
17歳の誕生日に甲殻類アレルギーショックで死去してしまった燻木智哉。
高校1年から始まったハブりイジメが原因で自室に引き籠もるようになっていた彼は。
本来の明るい楽観的な性格を失い、自棄から自滅願望が芽生え。
折角貰った転生のチャンスを不意に捨て去り、転生ではなく自滅を望んだ。
それは出来ないと天使は言い、人間以外の道を示した。
これは転生後の彼の魂が辿る再生の物語。
有り触れた異世界で迎えた新たな第一歩。その姿は一匹の…
転生少女、運の良さだけで生き抜きます!
足助右禄
ファンタジー
【9月10日を持ちまして完結致しました。特別編執筆中です】
ある日、災害に巻き込まれて命を落とした少女ミナは異世界の女神に出会い、転生をさせてもらう事になった。
女神はミナの体を創造して問う。
「要望はありますか?」
ミナは「運だけ良くしてほしい」と望んだ。
迂闊で残念な少女ミナが剣と魔法のファンタジー世界で様々な人に出会い、成長していく物語。

チートな親から生まれたのは「規格外」でした
真那月 凜
ファンタジー
転生者でチートな母と、王族として生まれた過去を神によって抹消された父を持つシア。幼い頃よりこの世界では聞かない力を操り、わずか数年とはいえ前世の記憶にも助けられながら、周りのいう「規格外」の道を突き進む。そんなシアが双子の弟妹ルークとシャノンと共に冒険の旅に出て…
これは【ある日突然『異世界を発展させて』と頼まれました】の主人公の子供達が少し大きくなってからのお話ですが、前作を読んでいなくても楽しめる作品にしているつもりです…
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-
2024/7/26 95.静かな場所へ、97.寿命 を少し修正してます
時々さかのぼって部分修正することがあります
誤字脱字の報告大歓迎です(かなり多いかと…)
感想としての掲載が不要の場合はその旨記載いただけると助かります
ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異世界生活
天三津空らげ
ファンタジー
日本の田舎で平凡な会社員だった松田理奈は、不慮の事故で亡くなり10歳のマグダリーナに異世界転生した。転生先の子爵家は、どん底の貧乏。父は転生前の自分と同じ歳なのに仕事しない。二十五歳の青年におまるのお世話をされる最悪の日々。転生チートもないマグダリーナが、美しい魔法使いの少女に出会った時、失われた女神と幻の種族にふりまわされつつQOLが爆上がりすることになる――

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!

転生貴族のスローライフ
マツユキ
ファンタジー
現代の日本で、病気により若くして死んでしまった主人公。気づいたら異世界で貴族の三男として転生していた
しかし、生まれた家は力主義を掲げる辺境伯家。自分の力を上手く使えない主人公は、追放されてしまう事に。しかも、追放先は誰も足を踏み入れようとはしない場所だった
これは、転生者である主人公が最凶の地で、国よりも最強の街を起こす物語である
*基本は1日空けて更新したいと思っています。連日更新をする場合もありますので、よろしくお願いします

異世界リナトリオン〜平凡な田舎娘だと思った私、実は転生者でした?!〜
青山喜太
ファンタジー
ある日、母が死んだ
孤独に暮らす少女、エイダは今日も1人分の食器を片付ける、1人で食べる朝食も慣れたものだ。
そしてそれは母が死んでからいつもと変わらない日常だった、ドアがノックされるその時までは。
これは1人の少女が世界を巻き込む巨大な秘密に立ち向かうお話。
小説家になろう様からの転載です!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる