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暗躍する者〈???視点〉
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「引き続き監視を行うように。下がれ」
「失礼いたしました」
扉を開けて出て行った侍女の後ろ姿を見送りながら、執務机の上に用意されていた冷え切った紅茶を飲み干す。
第四王子レオナード殿下に付けている監視役の侍女の定期報告は、まずまずといった内容であった。第四王子という地位ではあるが、最も王に相応しい器を持っている。そして、その専属護衛であるバルネリア家の四男は、武術の腕こそバルネリア家としては劣る。しかし、剣の腕はそこらの騎士よりは良く、魔力量は少ないが希少属性の光属性を持つ。そして天才と名高い。だからこそ、少ない魔力量でも剣の技量を組合せ、焼死したバルネリア家の三男の代わりに、第四王子の専属護衛に抜擢されたのだろう。その頭脳を使って王城内、第四王子の側に常にいられるように動いたのだしな。
だからこそ危険だ。有能な王族ほど邪魔なものはない。
だが、今のところは大人しい。王位継承権では順位が低いからか、本人には王位を継ぐ気はないようだ。しかし、だからといって周囲はそう捉えない。特に、王家への忠心が厚く真面目な者達が多い、第四王子派の者達は。
王太子は権力を振りかざし好き勝手する愚者だ。彼の周りにいては無駄に被害を被る。馬鹿は操りやすくて好きだが、味方にまで火の粉をまき散らす愚者は嫌いだ。本人は自分が王になると思っているからこその、愚かな言動が出来ているのだ。王太子派の者は、毎度尻拭いに奔走している。バカバカしい。
第二王子は、王族の中で唯一王妃の子ではなく側妃の子である。その為、側妃の子という立場を気にしており、オドオドとして自己主張がなく、押しに弱い。だからこそ、王太子の仕事を丸々やらされる羽目になっているが、逆言えば、王太子のように周りの者達には被害が行かない。王位に興味はないようだが、もし”偶々偶然”王太子の行動の全てが陛下の耳に入れば、王太子の地位を剥奪される可能性が高い。
陛下は賢王でも愚王でもない普通の王だ。多少渋るだろうが、貴族の声は無視できない。王太子派以外が声をあげれば、第一王子を王太子の座から引きずり下ろせるだろう。
そうなると、順当にいけば王太子として立太子されるのは、第二王子だ。王妃の子ではないと言って反対する貴族もいるだろうが、王太子の仕事をこなしてきたのは紛れもなく第二王子だ。そして第二王子は、王太子のように遊び惚けることはない。王太子は、貴族の令嬢をとっかえひっかえして遊ぶだけでは飽き足らず、城下でも同じことをしている。その行いがかなり派手だからこそ、陛下は側妃の子という貴族の反対は無視して、第二王子を立太子するだろう。
それにもし王妃の子を押すとしても、第二王子の次は第三王子だ。彼も王位には興味が無いようで日夜剣を振るっている。騎士に成りたいようなので、勉強もあまりしていない。陛下も第三王子を王太子にする気は無いようなので大丈夫だ。
そこで問題となるのが第四王子だ。彼がもっと早く生まれていたら、間違いなく次期王に相応しく、賢王と呼ばれる存在になっていただろう。まあ、その場合はバルネリア家の四男も同様に早く生まれていたならば、だが。バルネリア家の四男がいなくとも、現在の陛下よりは明らかに王に相応しい人物だ。
警戒はして監視を付けてはいるが、自分が立ち上げた事業に忙しいようで、先月に起きた誘拐事件に関することは手を出していないようだ。それにまだ、第四王子もバルネリア家の四男も子供だ。頭がいいからと言っても、大人が与えた情報を基に動いているだけだ。ならば、与える情報を変えたり、与えたりしなければいい。第四王子派の者達が情報を与える可能性はあるが、彼らが第四王子に接触することはほとんど出来ない。接触出来たとしても、情報を与えられる場ではない。そのようにしているのだからな。
よって今のところ第四王子もバルネリア家の四男も、自分たちが誘拐されたのは冒険者の少年の犯行であると信じている様だ。そして、その調査を騎士団に任せて、捜査に関与しようとして来ない。これは良い兆候だ。このまま、騙され、何も知らずに動かないでくれよ?彼らが動くと、下手したら色々とバレてしまう可能性があるからな。
自然と口角が上がる。
邪魔な第四王子もバルネリア家の四男も動かない。後は、第一王子を王太子の座から引きずり下ろし、第二王子を王太子の座に据えるだけ。仕事はきちんと行ってくれる、言いなりの傀儡の王の完成だ。
椅子から立ち上がり、隣の部屋へと続く扉を開ける。先ほどまでいた侍女が出て行った扉とは別の扉だ。開いた扉の先には男がいた。その男は私の姿を認識するよりも先に立ち上がり、頭を下げて礼をしてきた。男の前を通り過ぎ、ソファーに腰を下ろす。革張りの表面は、長年愛用してきたことで自然な光沢が生まれていた。
この部屋は私の執務室に繋がる応接間。この男が本来来れる場所ではないが、今回はこちらに招いても問題が無いように、怪しまれないように手配した。堂々と会っても誰にも怪しまれることはない。
未だ頭を下げたままの男に、頭をあげさせ、向かい側にあるソファーに座らせる。目の前の男は、見習い騎士の服装をしている。ビクビクとしている彼を安心させるために笑みを浮かべる。しかし、顔が真っ青になってしまった。何故だ?まあいい。
「私が言ったことはちゃんと出来たか?」
「はっ、はい!でで、出来ました!」
きちんとこなせたようだ。不安要素はなるべく排除しておかなくてはいけない。これで第三王子の方は問題はないだろう。近いうちに、第三王子は王位継承権争いから離脱する。
目の前の男に約束の品を渡し、退出させる。ペコペコしながら出て行った男を見送ることなく、脚を組む。入れ替わるように部屋の中へ入らせた侍女に、紅茶を新しく淹れさせながら考える。
王太子を引きずり下ろす準備は出来ているが、まだ決行する時ではない。まだ役者が全員は揃っていない。それまでは待たないといけない。
「何かあったか?」
侍女が去った後暫くして、部屋の隅の方に男が現れる。諜報をさせている部下の1人だ。
「はっ!閣下に至急お知らせしたいことが」
「話せ」
「王太子とバルネリアの令嬢が婚約するようです。令嬢の学園卒業と同時に婚約し、一気に婚姻まで結ぶ段取りのようです」
「何だと?」
王太子を引きずり下ろす準備が出来たと言うのに、バルネリアが後ろ盾として付いてしまったらそれも危うくなる。そもそも1人の王族に、バルネリアの人間が2人も付くことがご法度とされていることは、陛下もご存じのはず。以前にこの話が出た時に反対し、白紙に戻ったはずだ。しかし、水面下で動き、一気に進めようとしているとなると貴族の反対を大いに買うだろう。
王太子派が危うくなっている地盤固めのためにバルネリアを引き込んだか。バルネリアが中立を崩すなど一体何を考えているのか。これまでの権力バランスを一気に崩壊させる動きだ。王家とバルネリアが他の貴族を敵に回すことになる。けれど、それすら問題にならないという程価値があると判断したのか。
王家としては価値はあるだろう。門外不出とまで言われるバルネリアの血を取り込めるのだから。そうなるとバルネリアが王家と繋がる価値は一つしかない。王家の外戚。次期王を手中にしようということか。
時代が大きく動き出したということか。バルネリアの令嬢が学園を卒業するまで残り1年程。それまでに、王太子を引きずり下ろす算段を組み直さなければならない。派閥の者達を集めるとしよう。目の前の部下に、同じ派閥の者達に声をかけておくように命令し退出させる。バルネリアの均衡を破る動きについて糾弾すれば、バルネリアは簡単には動けなくなる。バルネリアがそのような動きをするとなれば、他国も関心を寄せるほど大事になるのだから。流石の陛下も、他国にまで糾弾される可能性のあることはなさらないだろう。
そして王太子派だけでなく、第四王子派が動くことが出来ないように、力をそぎ落とす。そして第四王子本人も、バルネリア家の四男も。もう少しだ。後は、白髪の少年を捕らえるだけ・・・。
皆、皆、踊ってもらおう。この私の掌の上で。
「失礼いたしました」
扉を開けて出て行った侍女の後ろ姿を見送りながら、執務机の上に用意されていた冷え切った紅茶を飲み干す。
第四王子レオナード殿下に付けている監視役の侍女の定期報告は、まずまずといった内容であった。第四王子という地位ではあるが、最も王に相応しい器を持っている。そして、その専属護衛であるバルネリア家の四男は、武術の腕こそバルネリア家としては劣る。しかし、剣の腕はそこらの騎士よりは良く、魔力量は少ないが希少属性の光属性を持つ。そして天才と名高い。だからこそ、少ない魔力量でも剣の技量を組合せ、焼死したバルネリア家の三男の代わりに、第四王子の専属護衛に抜擢されたのだろう。その頭脳を使って王城内、第四王子の側に常にいられるように動いたのだしな。
だからこそ危険だ。有能な王族ほど邪魔なものはない。
だが、今のところは大人しい。王位継承権では順位が低いからか、本人には王位を継ぐ気はないようだ。しかし、だからといって周囲はそう捉えない。特に、王家への忠心が厚く真面目な者達が多い、第四王子派の者達は。
王太子は権力を振りかざし好き勝手する愚者だ。彼の周りにいては無駄に被害を被る。馬鹿は操りやすくて好きだが、味方にまで火の粉をまき散らす愚者は嫌いだ。本人は自分が王になると思っているからこその、愚かな言動が出来ているのだ。王太子派の者は、毎度尻拭いに奔走している。バカバカしい。
第二王子は、王族の中で唯一王妃の子ではなく側妃の子である。その為、側妃の子という立場を気にしており、オドオドとして自己主張がなく、押しに弱い。だからこそ、王太子の仕事を丸々やらされる羽目になっているが、逆言えば、王太子のように周りの者達には被害が行かない。王位に興味はないようだが、もし”偶々偶然”王太子の行動の全てが陛下の耳に入れば、王太子の地位を剥奪される可能性が高い。
陛下は賢王でも愚王でもない普通の王だ。多少渋るだろうが、貴族の声は無視できない。王太子派以外が声をあげれば、第一王子を王太子の座から引きずり下ろせるだろう。
そうなると、順当にいけば王太子として立太子されるのは、第二王子だ。王妃の子ではないと言って反対する貴族もいるだろうが、王太子の仕事をこなしてきたのは紛れもなく第二王子だ。そして第二王子は、王太子のように遊び惚けることはない。王太子は、貴族の令嬢をとっかえひっかえして遊ぶだけでは飽き足らず、城下でも同じことをしている。その行いがかなり派手だからこそ、陛下は側妃の子という貴族の反対は無視して、第二王子を立太子するだろう。
それにもし王妃の子を押すとしても、第二王子の次は第三王子だ。彼も王位には興味が無いようで日夜剣を振るっている。騎士に成りたいようなので、勉強もあまりしていない。陛下も第三王子を王太子にする気は無いようなので大丈夫だ。
そこで問題となるのが第四王子だ。彼がもっと早く生まれていたら、間違いなく次期王に相応しく、賢王と呼ばれる存在になっていただろう。まあ、その場合はバルネリア家の四男も同様に早く生まれていたならば、だが。バルネリア家の四男がいなくとも、現在の陛下よりは明らかに王に相応しい人物だ。
警戒はして監視を付けてはいるが、自分が立ち上げた事業に忙しいようで、先月に起きた誘拐事件に関することは手を出していないようだ。それにまだ、第四王子もバルネリア家の四男も子供だ。頭がいいからと言っても、大人が与えた情報を基に動いているだけだ。ならば、与える情報を変えたり、与えたりしなければいい。第四王子派の者達が情報を与える可能性はあるが、彼らが第四王子に接触することはほとんど出来ない。接触出来たとしても、情報を与えられる場ではない。そのようにしているのだからな。
よって今のところ第四王子もバルネリア家の四男も、自分たちが誘拐されたのは冒険者の少年の犯行であると信じている様だ。そして、その調査を騎士団に任せて、捜査に関与しようとして来ない。これは良い兆候だ。このまま、騙され、何も知らずに動かないでくれよ?彼らが動くと、下手したら色々とバレてしまう可能性があるからな。
自然と口角が上がる。
邪魔な第四王子もバルネリア家の四男も動かない。後は、第一王子を王太子の座から引きずり下ろし、第二王子を王太子の座に据えるだけ。仕事はきちんと行ってくれる、言いなりの傀儡の王の完成だ。
椅子から立ち上がり、隣の部屋へと続く扉を開ける。先ほどまでいた侍女が出て行った扉とは別の扉だ。開いた扉の先には男がいた。その男は私の姿を認識するよりも先に立ち上がり、頭を下げて礼をしてきた。男の前を通り過ぎ、ソファーに腰を下ろす。革張りの表面は、長年愛用してきたことで自然な光沢が生まれていた。
この部屋は私の執務室に繋がる応接間。この男が本来来れる場所ではないが、今回はこちらに招いても問題が無いように、怪しまれないように手配した。堂々と会っても誰にも怪しまれることはない。
未だ頭を下げたままの男に、頭をあげさせ、向かい側にあるソファーに座らせる。目の前の男は、見習い騎士の服装をしている。ビクビクとしている彼を安心させるために笑みを浮かべる。しかし、顔が真っ青になってしまった。何故だ?まあいい。
「私が言ったことはちゃんと出来たか?」
「はっ、はい!でで、出来ました!」
きちんとこなせたようだ。不安要素はなるべく排除しておかなくてはいけない。これで第三王子の方は問題はないだろう。近いうちに、第三王子は王位継承権争いから離脱する。
目の前の男に約束の品を渡し、退出させる。ペコペコしながら出て行った男を見送ることなく、脚を組む。入れ替わるように部屋の中へ入らせた侍女に、紅茶を新しく淹れさせながら考える。
王太子を引きずり下ろす準備は出来ているが、まだ決行する時ではない。まだ役者が全員は揃っていない。それまでは待たないといけない。
「何かあったか?」
侍女が去った後暫くして、部屋の隅の方に男が現れる。諜報をさせている部下の1人だ。
「はっ!閣下に至急お知らせしたいことが」
「話せ」
「王太子とバルネリアの令嬢が婚約するようです。令嬢の学園卒業と同時に婚約し、一気に婚姻まで結ぶ段取りのようです」
「何だと?」
王太子を引きずり下ろす準備が出来たと言うのに、バルネリアが後ろ盾として付いてしまったらそれも危うくなる。そもそも1人の王族に、バルネリアの人間が2人も付くことがご法度とされていることは、陛下もご存じのはず。以前にこの話が出た時に反対し、白紙に戻ったはずだ。しかし、水面下で動き、一気に進めようとしているとなると貴族の反対を大いに買うだろう。
王太子派が危うくなっている地盤固めのためにバルネリアを引き込んだか。バルネリアが中立を崩すなど一体何を考えているのか。これまでの権力バランスを一気に崩壊させる動きだ。王家とバルネリアが他の貴族を敵に回すことになる。けれど、それすら問題にならないという程価値があると判断したのか。
王家としては価値はあるだろう。門外不出とまで言われるバルネリアの血を取り込めるのだから。そうなるとバルネリアが王家と繋がる価値は一つしかない。王家の外戚。次期王を手中にしようということか。
時代が大きく動き出したということか。バルネリアの令嬢が学園を卒業するまで残り1年程。それまでに、王太子を引きずり下ろす算段を組み直さなければならない。派閥の者達を集めるとしよう。目の前の部下に、同じ派閥の者達に声をかけておくように命令し退出させる。バルネリアの均衡を破る動きについて糾弾すれば、バルネリアは簡単には動けなくなる。バルネリアがそのような動きをするとなれば、他国も関心を寄せるほど大事になるのだから。流石の陛下も、他国にまで糾弾される可能性のあることはなさらないだろう。
そして王太子派だけでなく、第四王子派が動くことが出来ないように、力をそぎ落とす。そして第四王子本人も、バルネリア家の四男も。もう少しだ。後は、白髪の少年を捕らえるだけ・・・。
皆、皆、踊ってもらおう。この私の掌の上で。
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