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王宮2
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「帰って来たか」
レオナードは、天井から感じる気配に向かって声をかける。その様子にシゼルスは気にした様子もなく、報告を切り上げる。気配の存在に気付いていたようだ。
「殿下。只今戻りました」
室内に響く第三者の声と同時に、レオナードの執務机の向こう側に全身黒づくめの男が現れる。片膝を立てしゃがみ込む男は、目深いフードを被りながら俯いている為、その顔は見えない。レオナードは、顔を跪いている男に向けて口を開く。
「ご苦労だった。報告を頼む」
「はっ。失礼します」
レオナードの言葉に返答した黒づくめの男は、立ち上がりフードを外す。男は小柄な体系であり、かなり痩せている様だった。灰色の髪と瞳、しかし片眼は白く濁っており光がない。それでも、どこにでも居そうな目立たない地味な顔は、視線を外すとすぐに見失ってしまうだろう特徴のないものだった。
「手紙は受け取ってもらいましたが、内容を確認した後、突き返されました。『どなたからか存じませんが、名も名乗らない礼儀知らずの見知らぬ相手に渡す情報など、私は持ち合わせておりません』とのことです」
「なるほど」
男の報告を聞いたレオナードは、脚を組んで腕も組みながら何かを考えこむ。シゼルスはその様子を静かに見守っているだけで、口を開こうとする意志は無いようだった。
「シゼルス、どう思う」
「まあ、第一基準は合格でしょう。学園への復帰という餌を前にして、そのように強気に否定出来るようですからね」
「そうだな。事前情報通りに、命の恩人へは礼儀を尽くす性格のようだ」
レオナードに意見を求められて、考えを述べるシゼルス。今回の手紙は、相手がどのような人間性をしているか見極めるための、小手調べの意味合いを含んだ物だった。返って来た考えに、レオナードは同意するように頷きつつ、自身の執務机のカギのかかった引き出しから一束の紙を取り出し、机の上に置く。
その紙には、今回手紙を送り素気無く突き返された相手である、アンナ・カストレア及び、カストレア家についてまとめられた内容が書かれてあった。レオナードは上半身を起こして、紙に書かれている内容に目を通し、紙の上の文字を指でなぞる。そしてある一点で指の動きを止めた後、一定のリズムを刻みながらトントンと指を紙に打ち付ける。所在なさげにしていた左腕は、いつの間にか彼の柔らかくさらさらとした金髪の中に手が埋まり、机に肘をついて頭を支えていた。
手紙には、レオナードから送ったと推測できるようなものは一切乗せていない。差出人の名前を記載せず、高位貴族であれば入手可能な質の紙を使い、王家の封は切っていない。筆跡が唯一判断出来る物だと考えられるが、辺境伯の令嬢では”第四王子レオナード”の筆跡だと判定する事は出来ないだろう。筆跡を調査する事にしたとしても、手紙は突き返されているので筆跡鑑定は出来ない。例え、手紙の筆跡鑑定をされたとしてもレオナードと判断される可能性は低い。
今回の手紙を書くにあたり、彼は自身の筆跡の特徴を極限までなくしていた。ゆっくりと丁寧に仕上げることで、無意識に出る筆跡の癖をなくしていた。
「では次に進めて行こうか」
再びレオナードが執務机の引き出しから紙を取り出す。今度の紙はまっさらな白紙だった。そこにゆっくりと文字を書いていく。その間に、シゼルスは部屋の奥の方に置いてある棚の前まで歩いていき、引き出しを開けて小袋を取り出す。小袋からはジャラリと金属同士がぶつかる音がしていた。
引き出しを閉めて小袋を持ったまま、シゼルスは先ほどまでいた場所に戻り、レオナードが書き終えるのを見守る。
暫く、万年筆の筆先が紙の上を走る音だけが聞こえていたが、コトリと軽い物を置く音に変わる。レオナードが手紙を書き終えた合図であった。手紙を便箋に入れ、ロウを垂らして封をするが、差出人を示す家紋のシーリングスタンプは押さない。突き返された手紙と同じ、差出人不明の手紙が完成した。
完成した手紙をレオナードの執務机の奥、黒づくめの男の前に差し出す。
「相手は同じだ。また頼む」
「御意」
黒づくめの男はレオナードの前まで行き、手紙を回収してお辞儀をし、後ろに下がる。そこに、横からシゼルスが腕を男の前に突き出す。その手に握られているのは、先ほどの小袋であった。それを受け取った黒づくめの男は再び一礼して、次の瞬間にはその姿を消していた。
「やはり、彼は仕事が早くていいな」
「それが彼の持ち味ですからね」
先ほどまでいた黒ずくめの男。
彼は第四王子レオナードの配下の1人、諜報を担当する影であった。
レオナードが11歳になり、シゼルスと共にお忍びで城下町に降りるようになって暫くたった時、彼は王都のスラム街の端で死を待っている状態でいた。このハーデル王国では奴隷制度は禁止されている。しかし、裏の世界では、奴隷が売買されていることは珍しくなかった。
彼は獣人だ。それも、希少種と呼ばれる珍しい種であった。よって最初のうちは、奴隷としては好待遇の扱いを受けていた。
彼は影鴫カゲシギと呼ばれる種族だ。小柄な体系と周囲に溶け込んでしまうほどの影の薄さ、闇魔法の一種である影魔法に特化した能力を有している。そして獣化した時は、全ての獣人の中で最も早く長距離間を移動する事が可能なのだ。
それを可能とするのは、食事等の休みを取らずに飛び続けることが出来るからである。ただし、出発前は十分に肥えている必要があり、ずんぐりむっくりとした体形になる。これで最速で飛べるのかと疑問が出ると思うが、この脂肪をエネルギーに変えることで休みなしの長距離飛行を可能としている。その為、限界まで飛び終えた後は脂肪がなく、精根尽き果てた状態になってしまう。
そんなある日、彼の当時の主であった人物から無茶ぶりを受けた。それは荷物の搬送だった。その荷物は結構重めであり、なにやら大事な物らしかった。獣化中はその荷物は重すぎて運べないと言ったが、聞き入れてもらえずよろよろとなりながらも必死になって飛んでいた。
しかし、この日の運は悪かった。大型の飛行系の魔物に襲われたのだ。その怪我で片眼の視力を失い、やっとのことで運んだ荷物は中身が壊れてしまい、使い物にならなかった。届けた先の人物に、八つ当たりで立ち上がれなくなるほどの暴力を受け、ただでさえ長距離飛行により疲労困憊の体は、指先1つ動かすことも出来ずに、路地裏にて死んだように眠り続けた。
彼は当時10歳だった。
長らく奴隷として生きていた彼は、自分1人で生きていく方法を知らなかった。自然と思考は、主の下へと帰る方法を考える。
フラフラになりながらもどうにか食い繋ぎ、3週間の時間をかけて主の下へとたどり着いた。しかし、彼が破損してしまった荷物はとても貴重な物だった。戻ってきた彼を、彼の主は殴る蹴るの暴行と罵声の雨を浴びせた。1度の失敗すら許されなかった。
今までの好待遇はなくなった。肥えるほどのエネルギーが無ければ行えない長距離飛行を、たった1日1度の小さな乾パン1つで、無理やり行わなければならなくなった。そのせいで到着時間に間に合わなくなる。そしてさらに暴行を受ける。そんな日々が4年間続いた。
ある日、いつものようにボロボロのフラフラになりながら仕事を終えると、吐血と高熱で寝込んだ。
彼の幼い体はもう限界だった。酷使し尽くした体は、死を待つだけであり、今まで倒れなかったのが奇跡なほどだった。奴隷の所有者が、奴隷を治癒する事はない。彼はスラム街に捨てられた。奴隷がいたことがバレないように、奴隷の証である首輪を外され、王都のスラムの端に捨てられた。
体が冷たくなっていく一方で、やっと解放されたにも関わらず、”父”のように慕っていた可愛がってくれた主を憎むことが出来なく、ただただ虚しさだけが取り残された。
そんな時に、未来の主となるレオナードと出会った。レオナードに助けられ、彼は奴隷ではなく、1人の人として自分の意志を持って生きていくことを教えられた。そして決意した。死にかけの彼を助けてくれた、主の為に生きていくことを。
彼の主は、彼に長距離間の移動をする仕事を任せる時、十分に往復出来る分のエネルギーを蓄えられるだけの食費を渡す。勿論、これは給料とは別の経費であった。お陰で彼は、馬車で3週間はかかる距離を、僅か2日で移動出来るようになっていた。到着後も精根尽き果てることなく。
そして任された仕事を完璧にこなし、褒めてもらうために、食事を取りに城下町へ溶け込んで行った。
レオナードは、天井から感じる気配に向かって声をかける。その様子にシゼルスは気にした様子もなく、報告を切り上げる。気配の存在に気付いていたようだ。
「殿下。只今戻りました」
室内に響く第三者の声と同時に、レオナードの執務机の向こう側に全身黒づくめの男が現れる。片膝を立てしゃがみ込む男は、目深いフードを被りながら俯いている為、その顔は見えない。レオナードは、顔を跪いている男に向けて口を開く。
「ご苦労だった。報告を頼む」
「はっ。失礼します」
レオナードの言葉に返答した黒づくめの男は、立ち上がりフードを外す。男は小柄な体系であり、かなり痩せている様だった。灰色の髪と瞳、しかし片眼は白く濁っており光がない。それでも、どこにでも居そうな目立たない地味な顔は、視線を外すとすぐに見失ってしまうだろう特徴のないものだった。
「手紙は受け取ってもらいましたが、内容を確認した後、突き返されました。『どなたからか存じませんが、名も名乗らない礼儀知らずの見知らぬ相手に渡す情報など、私は持ち合わせておりません』とのことです」
「なるほど」
男の報告を聞いたレオナードは、脚を組んで腕も組みながら何かを考えこむ。シゼルスはその様子を静かに見守っているだけで、口を開こうとする意志は無いようだった。
「シゼルス、どう思う」
「まあ、第一基準は合格でしょう。学園への復帰という餌を前にして、そのように強気に否定出来るようですからね」
「そうだな。事前情報通りに、命の恩人へは礼儀を尽くす性格のようだ」
レオナードに意見を求められて、考えを述べるシゼルス。今回の手紙は、相手がどのような人間性をしているか見極めるための、小手調べの意味合いを含んだ物だった。返って来た考えに、レオナードは同意するように頷きつつ、自身の執務机のカギのかかった引き出しから一束の紙を取り出し、机の上に置く。
その紙には、今回手紙を送り素気無く突き返された相手である、アンナ・カストレア及び、カストレア家についてまとめられた内容が書かれてあった。レオナードは上半身を起こして、紙に書かれている内容に目を通し、紙の上の文字を指でなぞる。そしてある一点で指の動きを止めた後、一定のリズムを刻みながらトントンと指を紙に打ち付ける。所在なさげにしていた左腕は、いつの間にか彼の柔らかくさらさらとした金髪の中に手が埋まり、机に肘をついて頭を支えていた。
手紙には、レオナードから送ったと推測できるようなものは一切乗せていない。差出人の名前を記載せず、高位貴族であれば入手可能な質の紙を使い、王家の封は切っていない。筆跡が唯一判断出来る物だと考えられるが、辺境伯の令嬢では”第四王子レオナード”の筆跡だと判定する事は出来ないだろう。筆跡を調査する事にしたとしても、手紙は突き返されているので筆跡鑑定は出来ない。例え、手紙の筆跡鑑定をされたとしてもレオナードと判断される可能性は低い。
今回の手紙を書くにあたり、彼は自身の筆跡の特徴を極限までなくしていた。ゆっくりと丁寧に仕上げることで、無意識に出る筆跡の癖をなくしていた。
「では次に進めて行こうか」
再びレオナードが執務机の引き出しから紙を取り出す。今度の紙はまっさらな白紙だった。そこにゆっくりと文字を書いていく。その間に、シゼルスは部屋の奥の方に置いてある棚の前まで歩いていき、引き出しを開けて小袋を取り出す。小袋からはジャラリと金属同士がぶつかる音がしていた。
引き出しを閉めて小袋を持ったまま、シゼルスは先ほどまでいた場所に戻り、レオナードが書き終えるのを見守る。
暫く、万年筆の筆先が紙の上を走る音だけが聞こえていたが、コトリと軽い物を置く音に変わる。レオナードが手紙を書き終えた合図であった。手紙を便箋に入れ、ロウを垂らして封をするが、差出人を示す家紋のシーリングスタンプは押さない。突き返された手紙と同じ、差出人不明の手紙が完成した。
完成した手紙をレオナードの執務机の奥、黒づくめの男の前に差し出す。
「相手は同じだ。また頼む」
「御意」
黒づくめの男はレオナードの前まで行き、手紙を回収してお辞儀をし、後ろに下がる。そこに、横からシゼルスが腕を男の前に突き出す。その手に握られているのは、先ほどの小袋であった。それを受け取った黒づくめの男は再び一礼して、次の瞬間にはその姿を消していた。
「やはり、彼は仕事が早くていいな」
「それが彼の持ち味ですからね」
先ほどまでいた黒ずくめの男。
彼は第四王子レオナードの配下の1人、諜報を担当する影であった。
レオナードが11歳になり、シゼルスと共にお忍びで城下町に降りるようになって暫くたった時、彼は王都のスラム街の端で死を待っている状態でいた。このハーデル王国では奴隷制度は禁止されている。しかし、裏の世界では、奴隷が売買されていることは珍しくなかった。
彼は獣人だ。それも、希少種と呼ばれる珍しい種であった。よって最初のうちは、奴隷としては好待遇の扱いを受けていた。
彼は影鴫カゲシギと呼ばれる種族だ。小柄な体系と周囲に溶け込んでしまうほどの影の薄さ、闇魔法の一種である影魔法に特化した能力を有している。そして獣化した時は、全ての獣人の中で最も早く長距離間を移動する事が可能なのだ。
それを可能とするのは、食事等の休みを取らずに飛び続けることが出来るからである。ただし、出発前は十分に肥えている必要があり、ずんぐりむっくりとした体形になる。これで最速で飛べるのかと疑問が出ると思うが、この脂肪をエネルギーに変えることで休みなしの長距離飛行を可能としている。その為、限界まで飛び終えた後は脂肪がなく、精根尽き果てた状態になってしまう。
そんなある日、彼の当時の主であった人物から無茶ぶりを受けた。それは荷物の搬送だった。その荷物は結構重めであり、なにやら大事な物らしかった。獣化中はその荷物は重すぎて運べないと言ったが、聞き入れてもらえずよろよろとなりながらも必死になって飛んでいた。
しかし、この日の運は悪かった。大型の飛行系の魔物に襲われたのだ。その怪我で片眼の視力を失い、やっとのことで運んだ荷物は中身が壊れてしまい、使い物にならなかった。届けた先の人物に、八つ当たりで立ち上がれなくなるほどの暴力を受け、ただでさえ長距離飛行により疲労困憊の体は、指先1つ動かすことも出来ずに、路地裏にて死んだように眠り続けた。
彼は当時10歳だった。
長らく奴隷として生きていた彼は、自分1人で生きていく方法を知らなかった。自然と思考は、主の下へと帰る方法を考える。
フラフラになりながらもどうにか食い繋ぎ、3週間の時間をかけて主の下へとたどり着いた。しかし、彼が破損してしまった荷物はとても貴重な物だった。戻ってきた彼を、彼の主は殴る蹴るの暴行と罵声の雨を浴びせた。1度の失敗すら許されなかった。
今までの好待遇はなくなった。肥えるほどのエネルギーが無ければ行えない長距離飛行を、たった1日1度の小さな乾パン1つで、無理やり行わなければならなくなった。そのせいで到着時間に間に合わなくなる。そしてさらに暴行を受ける。そんな日々が4年間続いた。
ある日、いつものようにボロボロのフラフラになりながら仕事を終えると、吐血と高熱で寝込んだ。
彼の幼い体はもう限界だった。酷使し尽くした体は、死を待つだけであり、今まで倒れなかったのが奇跡なほどだった。奴隷の所有者が、奴隷を治癒する事はない。彼はスラム街に捨てられた。奴隷がいたことがバレないように、奴隷の証である首輪を外され、王都のスラムの端に捨てられた。
体が冷たくなっていく一方で、やっと解放されたにも関わらず、”父”のように慕っていた可愛がってくれた主を憎むことが出来なく、ただただ虚しさだけが取り残された。
そんな時に、未来の主となるレオナードと出会った。レオナードに助けられ、彼は奴隷ではなく、1人の人として自分の意志を持って生きていくことを教えられた。そして決意した。死にかけの彼を助けてくれた、主の為に生きていくことを。
彼の主は、彼に長距離間の移動をする仕事を任せる時、十分に往復出来る分のエネルギーを蓄えられるだけの食費を渡す。勿論、これは給料とは別の経費であった。お陰で彼は、馬車で3週間はかかる距離を、僅か2日で移動出来るようになっていた。到着後も精根尽き果てることなく。
そして任された仕事を完璧にこなし、褒めてもらうために、食事を取りに城下町へ溶け込んで行った。
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