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リュゼの異変〈ズィーリオス視点〉
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初めての結界の張り替え作業は、想像していたよりも遥かに尽力しなければならなかった。
今日に至る一週間ほどの間に成長し、力を蓄えることで、結界を張る際に必要な最低限の魔力量は足りていた。使用する魔力量が多ければ多い程、より強固で洗練された結界を張ることが出来る。
代々の管理者は皆、魔力欠乏になるまで魔力を使用して結界を張っていたらしい。特に、この空間の様な魔素に溢れている場所であれば、魔力の回復も迅速だ。終わった後は、もしかしたら倒れるかもしれない。そうなるとリュゼが心配するだろう。けれど直ぐに魔力が回復していくから、命に別状はないはず。
だけど心配はさせちゃうだろうな。目が覚めた後に、たくさん相手をしてあげればいいかな?されるがままに好きにさせて、色々やってあげれば、リュゼの機嫌も直るだろう。
そうだなー。肉の美味しい獲物を取って来て、食事を用意してあげよう。そうだ!巨岩亀ジャイアントロックタートルの肉が美味しかったから、それを食べさせてあげよう!岩だから食べれないとか言っていたけど、外皮の部分を取り除いて中身の肉の部分だけを見せたら、そうとは分からずにきっとおいしく食べてくれるだろう。
騙して食べさせるわけではないよ?言わないだけだ!だって美味しいからきっと気に入ると思うんだ。リュゼは美味しいものを食べるのは好きだからな。一度食べて美味しさが分かれば、今後は岩が・・・と気にすることもなく、一緒に狩りに行って一緒に食べられるな!
狩りの際には乗せてあげて、ついでに以前思いっきり走った時のあの爽快感をリュゼにも体感してもらおう!ああ、楽しみだな!
ここ最近は、ずっと結界の張り替え作業の準備でリュゼとは別行動だったからな。一緒にいる時間がほとんどなかったし?寝る時しかくっ付いていられなかったんだ。リュゼの側には精霊王が独占していて。それなのに俺はずっと1人で行動していたんだ。
だけど、孤独で心細いとか感じてない。だって俺は、これから管理者として立派に仕事をこなすことになるんだから。今までこれ程リュゼと離れて一日を過ごすことなんてなかったけど・・・。リュゼの方がきっと俺がいなくて寂しがっていたに違いない。
離れていた日々の夜のリュゼの様子を思い出す。魔力制御の訓練で疲れているようだったけど、寂しそうな様子はなく満ち足りた表情をしていた・・・?
いやいやそんなまさか。俺の邪魔をしないように配慮して、だいぶ離れた所にいるリュゼ達を見る。何か仲良く話し込んでいる様だ。そこに俺はいないわけで・・・。すると精霊王がこちらに振り向いた。その目が俺の視線を捉え、ニヤっと口角をあげる。
くっそ!明らかに煽られている!俺の方がリュゼと長い付き合いだし、契約だってしてるんだからな!こうなったらめちゃくちゃ凄い結界を張ってやる!そしてリュゼに褒めてもらってご褒美にリュゼを独占してやる!
そうだな、幻覚魔法を織り込んだ結界を張ろう!普通は結界を張った後に、魔力が一定量まで回復してから幻覚魔法で入口を偽装するが、全部まとめて一遍に行おう。そうしよう!かなり特殊な結界だけど、これからリュゼの側にあり続けるためにもこれぐらいのことは出来るようにならないと!
仲良く話し合っているリュゼ達に声をかけて、話し合いを強制終了させる。リュゼの視線を感じる。良し。
体内の魔力を高めていき、脳内で結界の魔方陣を展開する。その魔法陣は、管理者が本能で理解し、使用出来る唯一の特殊魔法。この魔法こそが管理者が管理者たる所以である。その途中で結界の魔方陣に幻覚の効果も織り込んでいく。何度か幻覚の効果が弾かれたり、消滅したりと上手く織り込めなかったが、繰り返すうちに安定していき、幻覚の効果が含まれた特殊な結界へと魔法陣を改変出来た。
物凄く精神が疲弊したが、まだまだこれからだ。魔法陣の効果を発揮させるために、目の前の聖域の入口に魔力の塊として魔法陣を反映させる。体内からごっそりと魔力が抜けていく感覚は、今まで味わったことのない喪失感を伴った。
だが、俺の姿をリュゼが見ていると分かっている以上、無様な姿は晒せない。さらに集中し、魔力を圧縮していきながら、効率的に結界が展開される様に調整を加えていく。
ひたすら圧縮と調整を繰り返し、時間の感覚がなくなっていた頃、体に負荷がかかり過ぎたようでバランスを崩す。が、集中が切れることは許されない。今ここで集中力が切れてしまえば、抑え込んでいる魔力が爆発的に拡散し、周囲の魔素と干渉しあうことで甚大な被害が発生する。リュゼが危ない目に合ってしまう。それを無意識で悟り、集中を切らさずに圧縮を継続する。
そしてふと圧縮していた魔力の抵抗が弱まる。調整が上手く行き、魔力と魔法陣が完全に馴染んだ感覚だった。そこからは、比較的スムーズに進められた。魔力を広げながら聖域を覆い、前の結界の上書きをする。完全に定着したことを確認して、ゆっくりと魔力操作から手を引いていく。
暫く結界の様子を窺っていたが何も異常は見当たらない。ゆっくりと振り返り、リュゼを見つめる。
終わった合図をして、リュゼに褒めてもらうために近づこうとしたが、思い通りに体が動かない。全身が自分の体じゃないかのようだ。俺はリュゼの側に行きたいだけなのに。何故動けない?それになんだか瞼も重い。疲れた。眠たい。
立っているのもやっとな状況で、リュゼが俺に飛び掛かって来るが受け止めてやることが出来ない。力のままに倒れ込み、リュゼが何か言っていることだけは朧気に聞こえたが、返事する気力もなく意識は暗闇に沈んで行った。
体の中に暖かな何かが入り込んで来る。嫌な気はしない。ホッとするような優しさと、馴染みのある心地よさが体全体を包み込み、中に入って駆け回る。暫く揺蕩う微睡に浸りながら、陶酔していると、その空気をぶち壊すように、囂々(ごうごう)たる雑音が聞こえて来た。この声は精霊王と老龍の念話か。無視して眠り続けようとしたが、聞こえて来る声の中に”リュゼ”という名前を聞いた瞬間、一気に眠気が掻き消えた。
飛び起きると、目の前にはこちらに向かって右腕を伸ばし、掌をかざしたリュゼが立っていた。
『リュゼ?』
『聖獣!起きたのね!』
『これはどういうことなのじゃ!』
声をかけてもリュゼは一切反応しない。精霊王も口調が変わるほどに動揺し、老龍も気が動転している。今は2人のことは放置でいい。リュゼが問題だ。
リュゼは明らかに普通じゃなかった。目の色が両目共に、畏敬の念を抱きかけるような透き通る金色に変わっていた。一目見てその異常性が認識出来るというものだ。その目に感情はなく、無表情。そしてその伸ばされた手からは魔力が放出されていた。その魔力は俺を包み込んでいる。そして俺の中に入り込む。
優しく、温かく、心地よい魔力が。表情と魔力が乖離していた。
俺が寝る前の様子を思い出す。俺は魔力欠乏で倒れ、リュゼは普通だった。俺の魔力が一定量回復し、意識が覚醒するには早くとも次の日の夕方頃のはずだ。
『おい!精霊王!今は俺が倒れてからどれぐらいの時間が経った!?』
『数時間程度よ!まだ日も登っていないわ!』
早過ぎる。明らかに俺が目覚めるのが早い。状況から見て、リュゼが俺に魔力をくれているからだろうが、だとしても、もうほぼ全回復状態だ。俺の魔力を全回復させるなど、どれ程魔力が必要になるか。リュゼなら補給出来なくもないが、それだとリュゼの魔力が・・・ってこれは!?
魔力総量が増えている!?俺が寝ている間に何があったと言うのだ!
頭の中が混乱していくが、その瞬間完全に魔力が全回復したことがわかった。だが、リュゼから送られる魔力は止まらない。リュゼの魔力量は、まだ余分に持て余している。
『リュゼ!もういい!十分だ!止めるんだ!』
けれど、送られる魔力は止まらない。俺の声はリュゼには届かない・・・。
完全に意識が無い状態なのだろう。だったら正気に戻すしかない。風魔法でリュゼを押し倒そうとするが、自身に巻き付いた魔力の気配に気づいたのか、倍以上の魔力で以て強引に打ち消される。
仕方ない。物理的にリュゼにぶつかり押し倒す。今度は何の反応もなかった。簡単に背後に倒れていく。地面にぶつかる瞬間に風魔法でクッションを作り、怪我をしないようにした後、念の為身動きを封じるべく圧し掛かる。それでも抵抗をすることはなかった。
じっとリュゼの顔を覗き込んでいると、次第に瞳の色が濃くなり、元のべっ甲飴色の瞳に戻って瞼が閉じられる。それと共に、苦しいのか表情を歪める。大丈夫な気もするが、抑え続けていると再び瞳が開かれる。そこには先ほどの色はなかった。
今日に至る一週間ほどの間に成長し、力を蓄えることで、結界を張る際に必要な最低限の魔力量は足りていた。使用する魔力量が多ければ多い程、より強固で洗練された結界を張ることが出来る。
代々の管理者は皆、魔力欠乏になるまで魔力を使用して結界を張っていたらしい。特に、この空間の様な魔素に溢れている場所であれば、魔力の回復も迅速だ。終わった後は、もしかしたら倒れるかもしれない。そうなるとリュゼが心配するだろう。けれど直ぐに魔力が回復していくから、命に別状はないはず。
だけど心配はさせちゃうだろうな。目が覚めた後に、たくさん相手をしてあげればいいかな?されるがままに好きにさせて、色々やってあげれば、リュゼの機嫌も直るだろう。
そうだなー。肉の美味しい獲物を取って来て、食事を用意してあげよう。そうだ!巨岩亀ジャイアントロックタートルの肉が美味しかったから、それを食べさせてあげよう!岩だから食べれないとか言っていたけど、外皮の部分を取り除いて中身の肉の部分だけを見せたら、そうとは分からずにきっとおいしく食べてくれるだろう。
騙して食べさせるわけではないよ?言わないだけだ!だって美味しいからきっと気に入ると思うんだ。リュゼは美味しいものを食べるのは好きだからな。一度食べて美味しさが分かれば、今後は岩が・・・と気にすることもなく、一緒に狩りに行って一緒に食べられるな!
狩りの際には乗せてあげて、ついでに以前思いっきり走った時のあの爽快感をリュゼにも体感してもらおう!ああ、楽しみだな!
ここ最近は、ずっと結界の張り替え作業の準備でリュゼとは別行動だったからな。一緒にいる時間がほとんどなかったし?寝る時しかくっ付いていられなかったんだ。リュゼの側には精霊王が独占していて。それなのに俺はずっと1人で行動していたんだ。
だけど、孤独で心細いとか感じてない。だって俺は、これから管理者として立派に仕事をこなすことになるんだから。今までこれ程リュゼと離れて一日を過ごすことなんてなかったけど・・・。リュゼの方がきっと俺がいなくて寂しがっていたに違いない。
離れていた日々の夜のリュゼの様子を思い出す。魔力制御の訓練で疲れているようだったけど、寂しそうな様子はなく満ち足りた表情をしていた・・・?
いやいやそんなまさか。俺の邪魔をしないように配慮して、だいぶ離れた所にいるリュゼ達を見る。何か仲良く話し込んでいる様だ。そこに俺はいないわけで・・・。すると精霊王がこちらに振り向いた。その目が俺の視線を捉え、ニヤっと口角をあげる。
くっそ!明らかに煽られている!俺の方がリュゼと長い付き合いだし、契約だってしてるんだからな!こうなったらめちゃくちゃ凄い結界を張ってやる!そしてリュゼに褒めてもらってご褒美にリュゼを独占してやる!
そうだな、幻覚魔法を織り込んだ結界を張ろう!普通は結界を張った後に、魔力が一定量まで回復してから幻覚魔法で入口を偽装するが、全部まとめて一遍に行おう。そうしよう!かなり特殊な結界だけど、これからリュゼの側にあり続けるためにもこれぐらいのことは出来るようにならないと!
仲良く話し合っているリュゼ達に声をかけて、話し合いを強制終了させる。リュゼの視線を感じる。良し。
体内の魔力を高めていき、脳内で結界の魔方陣を展開する。その魔法陣は、管理者が本能で理解し、使用出来る唯一の特殊魔法。この魔法こそが管理者が管理者たる所以である。その途中で結界の魔方陣に幻覚の効果も織り込んでいく。何度か幻覚の効果が弾かれたり、消滅したりと上手く織り込めなかったが、繰り返すうちに安定していき、幻覚の効果が含まれた特殊な結界へと魔法陣を改変出来た。
物凄く精神が疲弊したが、まだまだこれからだ。魔法陣の効果を発揮させるために、目の前の聖域の入口に魔力の塊として魔法陣を反映させる。体内からごっそりと魔力が抜けていく感覚は、今まで味わったことのない喪失感を伴った。
だが、俺の姿をリュゼが見ていると分かっている以上、無様な姿は晒せない。さらに集中し、魔力を圧縮していきながら、効率的に結界が展開される様に調整を加えていく。
ひたすら圧縮と調整を繰り返し、時間の感覚がなくなっていた頃、体に負荷がかかり過ぎたようでバランスを崩す。が、集中が切れることは許されない。今ここで集中力が切れてしまえば、抑え込んでいる魔力が爆発的に拡散し、周囲の魔素と干渉しあうことで甚大な被害が発生する。リュゼが危ない目に合ってしまう。それを無意識で悟り、集中を切らさずに圧縮を継続する。
そしてふと圧縮していた魔力の抵抗が弱まる。調整が上手く行き、魔力と魔法陣が完全に馴染んだ感覚だった。そこからは、比較的スムーズに進められた。魔力を広げながら聖域を覆い、前の結界の上書きをする。完全に定着したことを確認して、ゆっくりと魔力操作から手を引いていく。
暫く結界の様子を窺っていたが何も異常は見当たらない。ゆっくりと振り返り、リュゼを見つめる。
終わった合図をして、リュゼに褒めてもらうために近づこうとしたが、思い通りに体が動かない。全身が自分の体じゃないかのようだ。俺はリュゼの側に行きたいだけなのに。何故動けない?それになんだか瞼も重い。疲れた。眠たい。
立っているのもやっとな状況で、リュゼが俺に飛び掛かって来るが受け止めてやることが出来ない。力のままに倒れ込み、リュゼが何か言っていることだけは朧気に聞こえたが、返事する気力もなく意識は暗闇に沈んで行った。
体の中に暖かな何かが入り込んで来る。嫌な気はしない。ホッとするような優しさと、馴染みのある心地よさが体全体を包み込み、中に入って駆け回る。暫く揺蕩う微睡に浸りながら、陶酔していると、その空気をぶち壊すように、囂々(ごうごう)たる雑音が聞こえて来た。この声は精霊王と老龍の念話か。無視して眠り続けようとしたが、聞こえて来る声の中に”リュゼ”という名前を聞いた瞬間、一気に眠気が掻き消えた。
飛び起きると、目の前にはこちらに向かって右腕を伸ばし、掌をかざしたリュゼが立っていた。
『リュゼ?』
『聖獣!起きたのね!』
『これはどういうことなのじゃ!』
声をかけてもリュゼは一切反応しない。精霊王も口調が変わるほどに動揺し、老龍も気が動転している。今は2人のことは放置でいい。リュゼが問題だ。
リュゼは明らかに普通じゃなかった。目の色が両目共に、畏敬の念を抱きかけるような透き通る金色に変わっていた。一目見てその異常性が認識出来るというものだ。その目に感情はなく、無表情。そしてその伸ばされた手からは魔力が放出されていた。その魔力は俺を包み込んでいる。そして俺の中に入り込む。
優しく、温かく、心地よい魔力が。表情と魔力が乖離していた。
俺が寝る前の様子を思い出す。俺は魔力欠乏で倒れ、リュゼは普通だった。俺の魔力が一定量回復し、意識が覚醒するには早くとも次の日の夕方頃のはずだ。
『おい!精霊王!今は俺が倒れてからどれぐらいの時間が経った!?』
『数時間程度よ!まだ日も登っていないわ!』
早過ぎる。明らかに俺が目覚めるのが早い。状況から見て、リュゼが俺に魔力をくれているからだろうが、だとしても、もうほぼ全回復状態だ。俺の魔力を全回復させるなど、どれ程魔力が必要になるか。リュゼなら補給出来なくもないが、それだとリュゼの魔力が・・・ってこれは!?
魔力総量が増えている!?俺が寝ている間に何があったと言うのだ!
頭の中が混乱していくが、その瞬間完全に魔力が全回復したことがわかった。だが、リュゼから送られる魔力は止まらない。リュゼの魔力量は、まだ余分に持て余している。
『リュゼ!もういい!十分だ!止めるんだ!』
けれど、送られる魔力は止まらない。俺の声はリュゼには届かない・・・。
完全に意識が無い状態なのだろう。だったら正気に戻すしかない。風魔法でリュゼを押し倒そうとするが、自身に巻き付いた魔力の気配に気づいたのか、倍以上の魔力で以て強引に打ち消される。
仕方ない。物理的にリュゼにぶつかり押し倒す。今度は何の反応もなかった。簡単に背後に倒れていく。地面にぶつかる瞬間に風魔法でクッションを作り、怪我をしないようにした後、念の為身動きを封じるべく圧し掛かる。それでも抵抗をすることはなかった。
じっとリュゼの顔を覗き込んでいると、次第に瞳の色が濃くなり、元のべっ甲飴色の瞳に戻って瞼が閉じられる。それと共に、苦しいのか表情を歪める。大丈夫な気もするが、抑え続けていると再び瞳が開かれる。そこには先ほどの色はなかった。
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