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無意識
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ズィーリオスが、思っていたよりも元気そうなのは良かった。だが、朝一番から誰かを潰していい理由にはならない。昨日、ズィーリオスが魔力欠乏でぶっ倒れた後、俺の魔力をあげたり、あげたり・・・あげたりと世話をしたのに。こんな目に合う謂れはない!
『今何時かって聞いてるんだけど』
「だから知るわけ『何時?』・・・・・昼過ぎ?」
抗議の意思を示すために、ズィーリオスの質問に答えないつもりだったが、ズィーリオスからの見えない圧に屈し、今までの経験から現在時刻を割り出す。うーん。だけどこれほど機嫌悪いなら、もしかしたら夕方頃なのだろうか。え?だとしても、これほど機嫌悪くなることではなくないか?
『・・・』
「えーっと。夕方?」
『朝方だ』
「は?」
なんか空耳が聞こえた気がする。
「今、なんて?」
『朝方だと言っている』
「・・・はぁ?」
空耳ではなかったようだ。朝とか言っていたよな?そんなに早い時間に起こされて、何故ズィーリオスが機嫌悪いんだ?機嫌悪くなるのは俺の方だろう。朝とかまだまだ眠る時間じゃないか!
「なんでそんな早い時間に起こされなくちゃいけないんだ!今日は特に用事はないだろ!俺は寝る!」
ズィーリオスの反対側へ向くように、地面に横向きに寝転がってキツく目を閉じる。なんで朝っぱなから・・・。
・・・っは!まさか、結界を張ったのは昨日じゃないとか!?一昨日だったり?もし、そうなら・・・あれだけ機嫌が悪いのも納得出来る。
ゆっくりと体の向きを反対に転がし、ズィーリオスを見上げ、バッと視線をズィーリオスの足元に向ける。
めちゃくちゃ冷たーい視線だったのだが!やっぱり、丸一日俺が寝てた、に一票!
『なんで怒ってるかわかる?』
いいえ、わかりません。なんて言ったら丸かじりされるだろうな。素直に認めよう。きっと俺は、丸一日寝ていたのだと!
「ごめん。結界を張ったのは一昨日だったんだろ?昨日は丸一日寝ていて悪かった!」
寝ていた体勢から身を起こし、正座で頭を下げる。土下座だ。1番頑張って疲れたズィーリオスを差し置いて、のんびりと眠り続けていたのだ。土下座しか俺の打てる手はない。一流のプロの様に滑らかとはいかないが、身体能力をフル活用した動きで素早く手と頭をくっつけた。
ぶつかった手が痛むが、自己回復で一瞬で痛みを消す。
『結界を張ったのは昨日で合ってる。丸一日寝ていたわけではない』
「ん?」
頭を上げてズィーリオスの顔を覗き込む。そしたらなんで俺、怒られてるわけ?普段より早起きじゃないか!
『何をしたか覚えてない?無意識なのか?』
話の意図が読めないんだけど。俺は何かしたのか?おかしなことをした記憶はないんだが。首を傾げながら頭をひねる。やっぱり、怒られるようなことをした記憶はない。
『本当に覚えてないのぉ?』
不審げに、驚愕気味に精霊王が尋ねる。疚しいことは何もない。頷き、その言葉を肯定する。
「魔力を渡したことではないだろう?」
『違う。本当に覚えていないのか・・・』
どうやら信じてくれたようだが、呆けた顔をしている。精霊王とヴァルードも同じだった。俺は俺の知らない何かをしてしまっている様だ。一体何を仕出かしたというのだ。
「俺は何かしたのか?それと時間を聞いていたのと、何か関係があるのか?」
ズィーリオスは黙り込み、その顔に苦悩の色が浮かぶ。精霊王とヴァルードは先ほどから俺と目を合わせようとしない。俺以外は何かしら知っている。しかし、俺に伝えるかどうかの判断はズィーリオスに託されている様だ。
「なあ、ズィー。教えてくれ。俺は何をしたんだ?」
『・・・・・』
5分、10分と、いや本当はほとんど時間が経っていないのかもしれない、無言の時間が過ぎる。そのズィーリオスの様子はあの時の、聖域内で俺が黒の書の所有者になった時の様子とダブって見えた。
何かあるのだろう。だけど、その何かが分からない。俺には検討もつかない。ただ教えられるのを待つことしか出来ない。
・・・本当に?教えられるのを待つだけで本当に良いのだろうか。自分に関わりがあることだからこそ、自分自身の力で見つけるべきなのではないだろうか。言い伝えられていることであるのなら、それを知っている誰かに教えてもらえるように、その相手を見つけ出す必要があるのでは・・・?
だけど、その”相手”はズィーリオスが良いな。ズィーリオスに教えてもらえないからといって、他の誰かに教えてもらうのは何か違う。俺がズィーリオスの立場だったとしたら、ズィーリオスは俺を信用していないように感じる。感じてしまう!それだけはしてはいけない行為だ。俺はズィーリオスを信じて待つと決めたのだから。だから・・・、俺は動かない。ズィーリオスが話してくれるまで、待つ!
だってズィーリオスのことだ。きっといつかは教えてくれる。ただそれが、今ではないというだけで。タイミングが合わないだけだ。ズィーリオスが俺に対して何かをするときは、悪いようにならないように色々考えてくれていることは分かっているのだから。
「ズィー」
努めて柔らかな声で呼びかける。ビクッとズィーリオスの体が跳ねて、全身の毛も逆立ったのが見える。だが、俺の声から負の感情は感じ取れないことが分かったようで、落ち着きを取り戻す。
「いい。今はまだ答えてくれなくて構わない。ズィーのことだ。いつかは教えるつもりだろ?だから俺は、その時を楽しみに待っているよ。・・・・・無理に話そうとしなくていい」
金の瞳をこれでもかと大きく見開き、ただ真っ直ぐ、真っ直ぐ俺を見つめる。そして、そっと目を閉じて頭を下げる。
『ごめん・・・。ありがとう、助かる。』
何がズィーリオスの負担になっているのかは分からないけれど、いつかはその抱えている負担を俺にも担ぐ手助けをさせてほしい。俺たちは同じ日に生まれた兄弟で相棒なのだから。
息を吐き、俺を見据えるズィーリオスの表情は未だ少し硬いが、肩の荷が下りたようだ。
一区切りついたことで、精霊王とヴァルードもホットしたように体から力が抜けて、ゆっくりと動き出す。精霊王はズィーリオスのところへ向かい、ヴァルードはブクブクと水の中に顎下まで沈んでいく。
でもな?俺は、何かあったことと時間に関しての質問との関連性について”は”もう何も聞かないと言ったのであって、寝ている人を押しつぶしていた件に関しては、見逃すとは言ってないぞ?
ズィーリオスに詰め寄ろうと立ち上がろうとして、脚に力が入らず座り込む。あ゛~!まただ!忘れてた!正座していたんだったーーーー!
痺れた脚を抱え込み地面を転がる。ズィーリオスと精霊王が、何してんだと言いたげな顔をしてこっちを見ているが、俺はする必要もない正座という罰を受けたのだぞ!酷い!自己治癒能力をフルに使用して痺れを取っていく。怪我だけでなく、痺れにまで効果があるのは有難い。お陰で正座をしても大丈、夫って大丈夫じゃない!もう正座はこりごりだ!なんで次も正座をしても問題ないって思考になっているんだ俺!
脚の痺れは取れたが、自分の思考のおかしさに思わず再び地面を転がりまくる。頭の中からふざけた思考回路を放り出さんとするように。今度こそ、頭おかしくなったんじゃない?と精霊王が呆れた顔をしているのが、転がりながら見える視界の端に映る。だがそんなことを気にしている余裕は欠片もなかった。
『今何時かって聞いてるんだけど』
「だから知るわけ『何時?』・・・・・昼過ぎ?」
抗議の意思を示すために、ズィーリオスの質問に答えないつもりだったが、ズィーリオスからの見えない圧に屈し、今までの経験から現在時刻を割り出す。うーん。だけどこれほど機嫌悪いなら、もしかしたら夕方頃なのだろうか。え?だとしても、これほど機嫌悪くなることではなくないか?
『・・・』
「えーっと。夕方?」
『朝方だ』
「は?」
なんか空耳が聞こえた気がする。
「今、なんて?」
『朝方だと言っている』
「・・・はぁ?」
空耳ではなかったようだ。朝とか言っていたよな?そんなに早い時間に起こされて、何故ズィーリオスが機嫌悪いんだ?機嫌悪くなるのは俺の方だろう。朝とかまだまだ眠る時間じゃないか!
「なんでそんな早い時間に起こされなくちゃいけないんだ!今日は特に用事はないだろ!俺は寝る!」
ズィーリオスの反対側へ向くように、地面に横向きに寝転がってキツく目を閉じる。なんで朝っぱなから・・・。
・・・っは!まさか、結界を張ったのは昨日じゃないとか!?一昨日だったり?もし、そうなら・・・あれだけ機嫌が悪いのも納得出来る。
ゆっくりと体の向きを反対に転がし、ズィーリオスを見上げ、バッと視線をズィーリオスの足元に向ける。
めちゃくちゃ冷たーい視線だったのだが!やっぱり、丸一日俺が寝てた、に一票!
『なんで怒ってるかわかる?』
いいえ、わかりません。なんて言ったら丸かじりされるだろうな。素直に認めよう。きっと俺は、丸一日寝ていたのだと!
「ごめん。結界を張ったのは一昨日だったんだろ?昨日は丸一日寝ていて悪かった!」
寝ていた体勢から身を起こし、正座で頭を下げる。土下座だ。1番頑張って疲れたズィーリオスを差し置いて、のんびりと眠り続けていたのだ。土下座しか俺の打てる手はない。一流のプロの様に滑らかとはいかないが、身体能力をフル活用した動きで素早く手と頭をくっつけた。
ぶつかった手が痛むが、自己回復で一瞬で痛みを消す。
『結界を張ったのは昨日で合ってる。丸一日寝ていたわけではない』
「ん?」
頭を上げてズィーリオスの顔を覗き込む。そしたらなんで俺、怒られてるわけ?普段より早起きじゃないか!
『何をしたか覚えてない?無意識なのか?』
話の意図が読めないんだけど。俺は何かしたのか?おかしなことをした記憶はないんだが。首を傾げながら頭をひねる。やっぱり、怒られるようなことをした記憶はない。
『本当に覚えてないのぉ?』
不審げに、驚愕気味に精霊王が尋ねる。疚しいことは何もない。頷き、その言葉を肯定する。
「魔力を渡したことではないだろう?」
『違う。本当に覚えていないのか・・・』
どうやら信じてくれたようだが、呆けた顔をしている。精霊王とヴァルードも同じだった。俺は俺の知らない何かをしてしまっている様だ。一体何を仕出かしたというのだ。
「俺は何かしたのか?それと時間を聞いていたのと、何か関係があるのか?」
ズィーリオスは黙り込み、その顔に苦悩の色が浮かぶ。精霊王とヴァルードは先ほどから俺と目を合わせようとしない。俺以外は何かしら知っている。しかし、俺に伝えるかどうかの判断はズィーリオスに託されている様だ。
「なあ、ズィー。教えてくれ。俺は何をしたんだ?」
『・・・・・』
5分、10分と、いや本当はほとんど時間が経っていないのかもしれない、無言の時間が過ぎる。そのズィーリオスの様子はあの時の、聖域内で俺が黒の書の所有者になった時の様子とダブって見えた。
何かあるのだろう。だけど、その何かが分からない。俺には検討もつかない。ただ教えられるのを待つことしか出来ない。
・・・本当に?教えられるのを待つだけで本当に良いのだろうか。自分に関わりがあることだからこそ、自分自身の力で見つけるべきなのではないだろうか。言い伝えられていることであるのなら、それを知っている誰かに教えてもらえるように、その相手を見つけ出す必要があるのでは・・・?
だけど、その”相手”はズィーリオスが良いな。ズィーリオスに教えてもらえないからといって、他の誰かに教えてもらうのは何か違う。俺がズィーリオスの立場だったとしたら、ズィーリオスは俺を信用していないように感じる。感じてしまう!それだけはしてはいけない行為だ。俺はズィーリオスを信じて待つと決めたのだから。だから・・・、俺は動かない。ズィーリオスが話してくれるまで、待つ!
だってズィーリオスのことだ。きっといつかは教えてくれる。ただそれが、今ではないというだけで。タイミングが合わないだけだ。ズィーリオスが俺に対して何かをするときは、悪いようにならないように色々考えてくれていることは分かっているのだから。
「ズィー」
努めて柔らかな声で呼びかける。ビクッとズィーリオスの体が跳ねて、全身の毛も逆立ったのが見える。だが、俺の声から負の感情は感じ取れないことが分かったようで、落ち着きを取り戻す。
「いい。今はまだ答えてくれなくて構わない。ズィーのことだ。いつかは教えるつもりだろ?だから俺は、その時を楽しみに待っているよ。・・・・・無理に話そうとしなくていい」
金の瞳をこれでもかと大きく見開き、ただ真っ直ぐ、真っ直ぐ俺を見つめる。そして、そっと目を閉じて頭を下げる。
『ごめん・・・。ありがとう、助かる。』
何がズィーリオスの負担になっているのかは分からないけれど、いつかはその抱えている負担を俺にも担ぐ手助けをさせてほしい。俺たちは同じ日に生まれた兄弟で相棒なのだから。
息を吐き、俺を見据えるズィーリオスの表情は未だ少し硬いが、肩の荷が下りたようだ。
一区切りついたことで、精霊王とヴァルードもホットしたように体から力が抜けて、ゆっくりと動き出す。精霊王はズィーリオスのところへ向かい、ヴァルードはブクブクと水の中に顎下まで沈んでいく。
でもな?俺は、何かあったことと時間に関しての質問との関連性について”は”もう何も聞かないと言ったのであって、寝ている人を押しつぶしていた件に関しては、見逃すとは言ってないぞ?
ズィーリオスに詰め寄ろうと立ち上がろうとして、脚に力が入らず座り込む。あ゛~!まただ!忘れてた!正座していたんだったーーーー!
痺れた脚を抱え込み地面を転がる。ズィーリオスと精霊王が、何してんだと言いたげな顔をしてこっちを見ているが、俺はする必要もない正座という罰を受けたのだぞ!酷い!自己治癒能力をフルに使用して痺れを取っていく。怪我だけでなく、痺れにまで効果があるのは有難い。お陰で正座をしても大丈、夫って大丈夫じゃない!もう正座はこりごりだ!なんで次も正座をしても問題ないって思考になっているんだ俺!
脚の痺れは取れたが、自分の思考のおかしさに思わず再び地面を転がりまくる。頭の中からふざけた思考回路を放り出さんとするように。今度こそ、頭おかしくなったんじゃない?と精霊王が呆れた顔をしているのが、転がりながら見える視界の端に映る。だがそんなことを気にしている余裕は欠片もなかった。
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