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聖域の結界
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「寝たな」
『寝たわねぇ』
『そうじゃな』
俺の腕の中には納まりきらない白いもふもふを見て、各々が声を出す。あれ程の繊細な作業を、長時間行ったズィーリオスの卓越した技術は、筆舌に尽くし難いものだ。崩れ落ちるように眠ってしまうことは予測出来ていなかったが、精神系の負担と疲労、消費した魔力の多さを考えれば、このようなことになるのは納得出来る。ヴァルードが言っていた凄さが実感出来た。
『張り替えたばかりの聖域の管理者の結界ってぇ、聞いていたよりもかなり巧緻なのねぇ』
『わしが見てきた管理者の中でも秀逸じゃよ。初めてにして、ここまでの結界を張るとはのうぉ』
「ズィーが凄いことをしたとは分かるが、それほど凄いのか?」
『貴方は元々見えないのだし、分からなくても仕方ないわねぇ』
精霊王とヴァルードがお互いを見合って、うんうんと頷いている。いや、だから何がそんなに凄いんだよ。張り替える前と同じ結界を張っているんだろ?
『今までの管理者の結界は、結界を張り替えた後に幻覚魔法で入口を覆い隠してしたんじゃよ』
それは知っている。けど、今まで?
『じゃが、今代の管理者は、その幻覚魔法を結界と組み合わせて張り替えたのじゃよ。それも魔力の残滓がなるべく残らないようにしての』
え!?組み合わせるって、別々で施す処置を同時に行ったのか!それと、魔力の残滓が残らないようにって普通はそこまでしないってことだよな。
『聖域の管理者が聖域に張る結界は、他の結界とは別格の性質を持ち、特殊だということは知っておるな?』
「勿論だ」
『その特殊な結界の効果に、幻覚の効果まで織り込むのは至難の業なのじゃよ。昔、管理者にわしが聞いたことがあっての。分けないで同時に行ってはどうかと。するとそれはそれはもう烈火の如くキレられてのぉ。ほっほっほっ』
キレられたと言うのに笑うのか。昔のことだから笑えるのか?そうなのかもしれない。本人、じゃなかった本龍が気にしてないのなら、俺が気にする必要はないな。・・・その管理者とは仲が良かったのだろうな。懐かしむような、穏やかな声色でヴァルードは喋り続ける。
『詰まる所、決められた形のある特殊な結界に、新たに別の要素を織り込むのは難儀な事というわけじゃ。それに加えて、わし、いや、わし等でさえ看破不可能な強力な幻覚じゃ。のう、闇の』
『ええ。不愉快なことにねぇ。私が全力で”視よう”としない限り分からない程よぉ。それでも薄っすらとしか認識出来ないわぁ』
「・・・」
精霊王ですら欺く幻覚魔法ってなんだよ。ここの聖域にはもう、保管・封印しているものは何もないじゃないか。これほど強固にする必要あるか?それも、聖域にたどり着くまでに長時間の地底湖の移動や、守護者として”消滅の邪龍ヴァルード”がいるんだぞ?過剰過ぎるだろっ!
問い詰めたくとも、それを施したズィーリオスは寝ている。問い詰められるわけがなかった。
もういいや。一先ず、ズィーリオスが起きないことには聞きたいことも聞けないのだから、このことは脇に置いておくとしよう。頭を振って今まで浮かんでいた疑問を追い出すように、思考を切り替える。
「ズィーが魔力欠乏になったのは、その幻覚魔法を織り込んだ特殊な結界を張ったからだろう?普通なら魔力欠乏にはなっていなかったのか?」
『歴代の管理者も魔力欠乏になっておったよ。そこは変わりない。むしろ、織り込むことで消費される魔力量が減った程じゃ』
「減ってるんだ」
『そりゃあのう。今までは結界を張るだけで魔力欠乏になって、魔力が一定量回復してから幻覚魔法で偽装しておったぞ』
そう考えると使用する魔力の総量が減ったのだろうが、やっぱり無理する必要はなかっただろうに。
『この空間は魔素が多くあるからのぉ。魔力の回復も早いのじゃよ。今までの管理者であれば1日~2日程眠りについておったが、今代はお主からの魔力提供がある故に、明日の朝には目が覚めているじゃろうて。もしかすると、完全に魔力が回復しておるかもしれぬのぉ。心配はいらぬよ』
魔晶石の空間を見渡したあと、ヴァルードは俺に視線を向けてズィーリオスを見る。まだ魔力の提供は続けていたので、それを指摘しているようだ。だが、管理者の魔力を全て消費して結界を張り、その後別に幻覚魔法を施すのであれば、わざわざ魔力消費量を抑える必要はないはずだ。やっぱり、何故ズィーリオスがそこまで無理をしたのか分からない。
「なんでズィーはそんなことをしたんだろうな」
『それは分からぬな。目が覚めてから直接聞けばよかろう』
「ああ、そうする」
明日の昼、俺が起きたらズィーリオスも起きているだろうからその時に聞こう。改めて決意する。朝じゃないのかって?この俺が起きてるわけがないだろう?
そして気付けば、精霊王曰くもう夕方らしかった。太陽の見えない洞窟内では時間感覚が鈍る。自然を象徴する精霊だからこそ把握出来ることだろう。短い様で長い1日だった。
外での戦闘を行っていないので、いつも通りに剣の訓練と、最近ずっと行っている魔力操作の訓練を行う。軽く食事をとった後、勝手にズィーリオスの内側に入り込み、もふもふを堪能して眠りについた。
翌昼。圧迫される窮屈感が苦しくて目が覚める。
「・・・・・」
『・・・・・』
美しい金色の瞳に俺の顔が映る。髪がぐしゃぐしゃだな。爆発しているようだ。服装が見えないから少女にも少年にも見える。成長しても相変わらず中性的な顔だな。もっと筋肉を付けて、男らしい恰好をすればいいか。・・・あまり筋肉が付かないけどな。筋骨隆々であれば少女には見間違われないだろうが、服の上からは筋肉が付いているようには見えないんだよな。子供のうちに筋肉が付きすぎると身長が伸びないと言うし、今のままでも良いのかもしれないけど。身長欲しいな。
それにしても苦しい。ちょっと限界だ。目の前の白を押す。
もふん。
ああー。気持ちいい!なんて柔らかくてサラサラ。はっ!誘惑に負けてはダメだ!
もふもふもふもふ、もふもふん、もふ。・・・・・すぴー。
「ぐっ。ぐるしい、いぃー」
『なー。リュゼってば。遊んでないで起きてくれ』
いや、どこが遊んでいるように見えるんだ!苦しすぎて死ぬ!息が!
多少息苦しさはあったが、体全体で感じる心地良い毛並みに意識が刈り取られたが、直後、苦しすぎて目が覚める。視界は一面白。顔がくすぐったくて、また目に何か入ってしまう気がして、目を開けていられずに閉じた状態で抗議する。何故、こんなにも目覚めが最悪なのだ。さっきまではいつも通り最高の目覚めだったのに。
ジタバタ暴れて何とか抵抗していると、顔に掛かっていたムズムズする毛が離れていく。あー、助かっ、てはない!息は出来るが体が潰れる!息がし辛い!
「ズィ、ズィー退いてくれ。マジ、で死ぬ」
『やっと起きたか』
上に乗っかっていたズィーリオスがやっと退いてくれた。大きく深呼吸をして上体を起こす。ああ、体が軽い。解放感が清々しい。
「元気そうだな。おはよう、ズィー。昨日はお疲れ。で、なんで俺は潰されて居たわけ?」
半目になりながらズィーリオスに問いかける。もふもふに埋もれて死ぬのは悪くはないが、もっと世界をズィーリオス達と共に見てからにしたい。
『うん、元気だよ。お陰様でね。今何時だと思っているわけ?』
「え、知るわけないじゃん」
俺の質問は無視かよ。視線の端にチラッと映った精霊王とヴァルードを見ると、この状況の理由を知っているのか、精霊王は苦笑いで、ヴァルードには速攻で目を逸らされたのだった。
『寝たわねぇ』
『そうじゃな』
俺の腕の中には納まりきらない白いもふもふを見て、各々が声を出す。あれ程の繊細な作業を、長時間行ったズィーリオスの卓越した技術は、筆舌に尽くし難いものだ。崩れ落ちるように眠ってしまうことは予測出来ていなかったが、精神系の負担と疲労、消費した魔力の多さを考えれば、このようなことになるのは納得出来る。ヴァルードが言っていた凄さが実感出来た。
『張り替えたばかりの聖域の管理者の結界ってぇ、聞いていたよりもかなり巧緻なのねぇ』
『わしが見てきた管理者の中でも秀逸じゃよ。初めてにして、ここまでの結界を張るとはのうぉ』
「ズィーが凄いことをしたとは分かるが、それほど凄いのか?」
『貴方は元々見えないのだし、分からなくても仕方ないわねぇ』
精霊王とヴァルードがお互いを見合って、うんうんと頷いている。いや、だから何がそんなに凄いんだよ。張り替える前と同じ結界を張っているんだろ?
『今までの管理者の結界は、結界を張り替えた後に幻覚魔法で入口を覆い隠してしたんじゃよ』
それは知っている。けど、今まで?
『じゃが、今代の管理者は、その幻覚魔法を結界と組み合わせて張り替えたのじゃよ。それも魔力の残滓がなるべく残らないようにしての』
え!?組み合わせるって、別々で施す処置を同時に行ったのか!それと、魔力の残滓が残らないようにって普通はそこまでしないってことだよな。
『聖域の管理者が聖域に張る結界は、他の結界とは別格の性質を持ち、特殊だということは知っておるな?』
「勿論だ」
『その特殊な結界の効果に、幻覚の効果まで織り込むのは至難の業なのじゃよ。昔、管理者にわしが聞いたことがあっての。分けないで同時に行ってはどうかと。するとそれはそれはもう烈火の如くキレられてのぉ。ほっほっほっ』
キレられたと言うのに笑うのか。昔のことだから笑えるのか?そうなのかもしれない。本人、じゃなかった本龍が気にしてないのなら、俺が気にする必要はないな。・・・その管理者とは仲が良かったのだろうな。懐かしむような、穏やかな声色でヴァルードは喋り続ける。
『詰まる所、決められた形のある特殊な結界に、新たに別の要素を織り込むのは難儀な事というわけじゃ。それに加えて、わし、いや、わし等でさえ看破不可能な強力な幻覚じゃ。のう、闇の』
『ええ。不愉快なことにねぇ。私が全力で”視よう”としない限り分からない程よぉ。それでも薄っすらとしか認識出来ないわぁ』
「・・・」
精霊王ですら欺く幻覚魔法ってなんだよ。ここの聖域にはもう、保管・封印しているものは何もないじゃないか。これほど強固にする必要あるか?それも、聖域にたどり着くまでに長時間の地底湖の移動や、守護者として”消滅の邪龍ヴァルード”がいるんだぞ?過剰過ぎるだろっ!
問い詰めたくとも、それを施したズィーリオスは寝ている。問い詰められるわけがなかった。
もういいや。一先ず、ズィーリオスが起きないことには聞きたいことも聞けないのだから、このことは脇に置いておくとしよう。頭を振って今まで浮かんでいた疑問を追い出すように、思考を切り替える。
「ズィーが魔力欠乏になったのは、その幻覚魔法を織り込んだ特殊な結界を張ったからだろう?普通なら魔力欠乏にはなっていなかったのか?」
『歴代の管理者も魔力欠乏になっておったよ。そこは変わりない。むしろ、織り込むことで消費される魔力量が減った程じゃ』
「減ってるんだ」
『そりゃあのう。今までは結界を張るだけで魔力欠乏になって、魔力が一定量回復してから幻覚魔法で偽装しておったぞ』
そう考えると使用する魔力の総量が減ったのだろうが、やっぱり無理する必要はなかっただろうに。
『この空間は魔素が多くあるからのぉ。魔力の回復も早いのじゃよ。今までの管理者であれば1日~2日程眠りについておったが、今代はお主からの魔力提供がある故に、明日の朝には目が覚めているじゃろうて。もしかすると、完全に魔力が回復しておるかもしれぬのぉ。心配はいらぬよ』
魔晶石の空間を見渡したあと、ヴァルードは俺に視線を向けてズィーリオスを見る。まだ魔力の提供は続けていたので、それを指摘しているようだ。だが、管理者の魔力を全て消費して結界を張り、その後別に幻覚魔法を施すのであれば、わざわざ魔力消費量を抑える必要はないはずだ。やっぱり、何故ズィーリオスがそこまで無理をしたのか分からない。
「なんでズィーはそんなことをしたんだろうな」
『それは分からぬな。目が覚めてから直接聞けばよかろう』
「ああ、そうする」
明日の昼、俺が起きたらズィーリオスも起きているだろうからその時に聞こう。改めて決意する。朝じゃないのかって?この俺が起きてるわけがないだろう?
そして気付けば、精霊王曰くもう夕方らしかった。太陽の見えない洞窟内では時間感覚が鈍る。自然を象徴する精霊だからこそ把握出来ることだろう。短い様で長い1日だった。
外での戦闘を行っていないので、いつも通りに剣の訓練と、最近ずっと行っている魔力操作の訓練を行う。軽く食事をとった後、勝手にズィーリオスの内側に入り込み、もふもふを堪能して眠りについた。
翌昼。圧迫される窮屈感が苦しくて目が覚める。
「・・・・・」
『・・・・・』
美しい金色の瞳に俺の顔が映る。髪がぐしゃぐしゃだな。爆発しているようだ。服装が見えないから少女にも少年にも見える。成長しても相変わらず中性的な顔だな。もっと筋肉を付けて、男らしい恰好をすればいいか。・・・あまり筋肉が付かないけどな。筋骨隆々であれば少女には見間違われないだろうが、服の上からは筋肉が付いているようには見えないんだよな。子供のうちに筋肉が付きすぎると身長が伸びないと言うし、今のままでも良いのかもしれないけど。身長欲しいな。
それにしても苦しい。ちょっと限界だ。目の前の白を押す。
もふん。
ああー。気持ちいい!なんて柔らかくてサラサラ。はっ!誘惑に負けてはダメだ!
もふもふもふもふ、もふもふん、もふ。・・・・・すぴー。
「ぐっ。ぐるしい、いぃー」
『なー。リュゼってば。遊んでないで起きてくれ』
いや、どこが遊んでいるように見えるんだ!苦しすぎて死ぬ!息が!
多少息苦しさはあったが、体全体で感じる心地良い毛並みに意識が刈り取られたが、直後、苦しすぎて目が覚める。視界は一面白。顔がくすぐったくて、また目に何か入ってしまう気がして、目を開けていられずに閉じた状態で抗議する。何故、こんなにも目覚めが最悪なのだ。さっきまではいつも通り最高の目覚めだったのに。
ジタバタ暴れて何とか抵抗していると、顔に掛かっていたムズムズする毛が離れていく。あー、助かっ、てはない!息は出来るが体が潰れる!息がし辛い!
「ズィ、ズィー退いてくれ。マジ、で死ぬ」
『やっと起きたか』
上に乗っかっていたズィーリオスがやっと退いてくれた。大きく深呼吸をして上体を起こす。ああ、体が軽い。解放感が清々しい。
「元気そうだな。おはよう、ズィー。昨日はお疲れ。で、なんで俺は潰されて居たわけ?」
半目になりながらズィーリオスに問いかける。もふもふに埋もれて死ぬのは悪くはないが、もっと世界をズィーリオス達と共に見てからにしたい。
『うん、元気だよ。お陰様でね。今何時だと思っているわけ?』
「え、知るわけないじゃん」
俺の質問は無視かよ。視線の端にチラッと映った精霊王とヴァルードを見ると、この状況の理由を知っているのか、精霊王は苦笑いで、ヴァルードには速攻で目を逸らされたのだった。
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