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結界の張り替え
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魔力操作に訓練の重きを置き換えて、約1週間後。
成果が出ずにイライラしていた先週の訓練とは違い、ヴァルードの指導の下、やればやる程自分の意思通りに放出された自分の魔力を操れるようになっていった。魔法の再使用が認められる程ではないが、僅かでも良い成果が出るのは続けていく活力となる。
「今日はここに居とけば良いんだよな?」
『そうよぉ』
今日はついに、ズィーリオスの聖域の管理者として初仕事である、結界の張り替え作業の日であった。魔法書が置かれていた台座の結界は必要がないので、聖域の結界だけである。その作業を見守るために、聖域のある魔晶石の空間に来ていた。ズィーリオスの邪魔にならないよう、精霊王とヴァルードと共に聖域からは離れた位置にいる。
「ヴァルードは結界が張り替えられるのを見たことがあるんだよな」
『うむ。それはもう何度見ても凄いぞ。ただでさえ大変な作業じゃ。特に初めての張り替えとなれば、かなり疲弊するじゃろうて』
「へー、そんなにか」
『なんじゃ。信じておらぬな?』
「だってなー。あのズィーリオスだし」
なんでも卒なく、俺の無茶ぶりも簡単にこなしてしまうズィーリオスが苦戦する姿は、想像が出来なかった。600年は維持される結界を張るのだ。かなり大変なのだろうけど、やはり・・・。
『いくらあの聖獣でもぉ、この結界に関しては特殊だから簡単にはいかないと思うわよぉ?』
「分かってはいるんだが、ズィーが苦戦する様子が想像出来ないんだ」
『普段はぁ、とても繊細な魔力操作をすまし顔でいとも簡単に行うものねぇ。想像出来ないのも無理はないかしらぁ。私も聖域の管理者の結界の張り替えなんてぇ、初めて見るから気持ちは分かるしぃ?』
結界の張り替え作業を見たことない組で気持ちが一致する。そうだよな。想像出来ないよな!
『おっ。出て来おったぞ』
ヴァルードの声に聖域の方へ視線を向けると、ズィーリオスが聖域の中から出た所だった。結界を張るために聖域内部での作業が終わったようだ。
ズィーリオスは、この1週間で前よりも魔力量が増大し、その質もとても洗礼させた心地よい魔力となっていた。その為魔力の繋がりがある俺は、いつも通りズィーリオスの腹部で寝ていたが、今日の朝は心地よさに抗えず中々起きられなかった。・・・いつものことだろって?何を言ってる。ここは朝日など見えないのだから、目が覚めた時が朝だ!おい、精霊王。そんなわけないとか言うんじゃない。勝手に感情を読むな!てか読めないはずじゃ・・・。え?顔に出てたって?それこそ、そんなわけない・・・。
『それじゃあ始めるぞ』
ズィーリオスの言葉に慌てて思考を切り替えて、今から行われることに意識を向ける。精霊王やヴァルードも念話を止めて静かにズィーリオスに視線を向ける。
ズィーリオスが結界を張り替え終わるまでは、念話は使えない。念話は魔力を使用しているので、ズィーリオスの集中の妨げになるかもしれないからだ。集中している時に、外から魔力が発せられているのを感じれば、一瞬でも乱れる可能性がある。それをなくすための処置だった。勿論、俺が声を出すということもしない。
ズィーリオスの魔力がどんどん高まっていく。濃厚な魔力の気配が辺りを漂いだし、ズィーリオスの近くにある魔晶石がピキッと音を立てて、僅かにヒビが入る。ズィーリオスの周りで風が渦を巻き、柔らかな毛並みを揺らす。これは、魔法による風ではない。ズィーリオスの体内の魔力と外部の魔素との濃度差とでも言えばいいのだろうか。圧力差、気圧差の様な現象が生じ、風が発生していた。言うなれば、魔圧差だろう。
その後もさらに魔力は高まる。しかし、そこで魔力が外部に流れ出す。だが、失敗ではない。流れ出た魔力が指向性を持ち、渦を巻くようにズィーリオスの頭付近に収束されていく。広げるのではなく、圧縮。俺が先週までやろうとしていたことと同じことを、さらに難易度を上げて押し込める。その莫大な魔力の流れが、視ることは出来ないはずの俺でさえも見えるほどのもの。神聖な輝きを放つ、白銀の魔力。圧縮、圧縮。ひたすら圧縮をし続ける。
直径2メートルほどだった魔力の塊が、圧縮をしていくうちに半分ほどになっていた。どれ程時間が経ったのだろうか。見ているだけにも関わらず、緊張からか頬を汗が伝い顎先からポタポタと落ちる。むず痒いが、拭う動作1つ憚れるような空気。いや、伝い落ちる汗さえもかいてはいけないような。そんな空気。
白銀の魔力の球体となった塊が、直径50センチほどとなった。あまりにも濃厚な魔力の輝きに、直視することが困難を極めるほどの眩さだ。
今まで通りまた圧縮を行うと思っていたが、動きが変わる。魔力の塊がゆっくりとズィーリオスから離れて、聖域の入口付近に移動する。
ただでさえ難しいことを、あの濃度と量の魔力で行えるなど流石ズィーリオスである。目を奪われていた魔力の塊からズィーリオスに視線を向ける。
「っ!?」
漏れ出てしまいそうな声を何とか止めて、息をのむ。ズィーリオスの四肢が震えていた。今にも崩れ落ちてしまいそうだ。慌ててズィーリオスとの繋がりに意識を向けると、かなり辛そうな感情が僅かに感じ取れた。契約者間であれば、その繋がりが強い程相手の感情が伝わると言う。今まで、ズィーリオスから感じ取れる感情でこれほどの懊悩おうのうは感じ取れなかった。それだけ苦境に立たされているということだろう。
何か俺に出来ることはないのだろうか。ズィーリオスの契約者として、何か。何か・・・。
魔力の塊が次第に膨らんでいく。聖域内を覆う様に。壁で止まることなく侵入するように、まるで壁などないように通過していく。暴発しないように抑えながら魔力の塊を操作する事は、圧縮する時よりも神経をすり減らすことだろう。
ズィーリオスの左の前足がガクッと曲がり、態勢を崩す。思わず飛び出し駆け寄りそうになった俺を、ヴァルードが尻尾で阻止する。振り返り睨みつけるが、無言で首を横に振られ、顎をクイッと動かしズィーリオスを見るように指示される。
目を閉じ、深呼吸をする。そうだ。俺が邪魔をしてはいけない。落ち着け。これは聖域の管理者の仕事なのだから、歴代の管理者だってこなしてきたことだ。ズィーリオスだって出来るはず。
そっと目を開け、ズィーリオスに視線を向けると、体勢を直してきちんと四肢で地面を踏みしめていた。大丈夫。ズィーリオスなら出来る。そっと祈るように、信じる。契約者たる俺がズィーリオスを信じなくてどうする。俺の契約者なら、出来る!
ジーっとズィーリオスを見つめ続ける。もう視線に不安は乗っていない。
どれだけの時間が過ぎたのだろうか。聖域を覆い光っていた魔力の光が消えて見えなくなる。その数秒後、覚束ない足取りでズィーリオスが俺たちの方を振り返った。
『終わっ、た、ぞ』
その声合図として足を踏み込み飛び出す。一直線にズィーリオスに飛び込むように抱き着いた。そのままの勢いでズィーリオス諸共倒れ込む。
「お疲れさん。ズィー」
返す気力もないのか、俺の顔をひと舐めし頭を俺に押し付ける。押し付けるがあまり力は入っていない。珍しいぐらいに甘えて来る。俺も労う様に撫でまわす。疲労困憊の様だが、他に問題はなさそうだ。ただ、ほとんどズィーリオスの魔力が無い。魔力欠乏の状態だ。撫でまわしながら、魔力を送る。無駄に余っている俺の魔力を流し渡していくと、心地よいのか、精神の疲れもあるのだろう、目を閉じてスースーと寝息を立て始めた。
「お休み」
成果が出ずにイライラしていた先週の訓練とは違い、ヴァルードの指導の下、やればやる程自分の意思通りに放出された自分の魔力を操れるようになっていった。魔法の再使用が認められる程ではないが、僅かでも良い成果が出るのは続けていく活力となる。
「今日はここに居とけば良いんだよな?」
『そうよぉ』
今日はついに、ズィーリオスの聖域の管理者として初仕事である、結界の張り替え作業の日であった。魔法書が置かれていた台座の結界は必要がないので、聖域の結界だけである。その作業を見守るために、聖域のある魔晶石の空間に来ていた。ズィーリオスの邪魔にならないよう、精霊王とヴァルードと共に聖域からは離れた位置にいる。
「ヴァルードは結界が張り替えられるのを見たことがあるんだよな」
『うむ。それはもう何度見ても凄いぞ。ただでさえ大変な作業じゃ。特に初めての張り替えとなれば、かなり疲弊するじゃろうて』
「へー、そんなにか」
『なんじゃ。信じておらぬな?』
「だってなー。あのズィーリオスだし」
なんでも卒なく、俺の無茶ぶりも簡単にこなしてしまうズィーリオスが苦戦する姿は、想像が出来なかった。600年は維持される結界を張るのだ。かなり大変なのだろうけど、やはり・・・。
『いくらあの聖獣でもぉ、この結界に関しては特殊だから簡単にはいかないと思うわよぉ?』
「分かってはいるんだが、ズィーが苦戦する様子が想像出来ないんだ」
『普段はぁ、とても繊細な魔力操作をすまし顔でいとも簡単に行うものねぇ。想像出来ないのも無理はないかしらぁ。私も聖域の管理者の結界の張り替えなんてぇ、初めて見るから気持ちは分かるしぃ?』
結界の張り替え作業を見たことない組で気持ちが一致する。そうだよな。想像出来ないよな!
『おっ。出て来おったぞ』
ヴァルードの声に聖域の方へ視線を向けると、ズィーリオスが聖域の中から出た所だった。結界を張るために聖域内部での作業が終わったようだ。
ズィーリオスは、この1週間で前よりも魔力量が増大し、その質もとても洗礼させた心地よい魔力となっていた。その為魔力の繋がりがある俺は、いつも通りズィーリオスの腹部で寝ていたが、今日の朝は心地よさに抗えず中々起きられなかった。・・・いつものことだろって?何を言ってる。ここは朝日など見えないのだから、目が覚めた時が朝だ!おい、精霊王。そんなわけないとか言うんじゃない。勝手に感情を読むな!てか読めないはずじゃ・・・。え?顔に出てたって?それこそ、そんなわけない・・・。
『それじゃあ始めるぞ』
ズィーリオスの言葉に慌てて思考を切り替えて、今から行われることに意識を向ける。精霊王やヴァルードも念話を止めて静かにズィーリオスに視線を向ける。
ズィーリオスが結界を張り替え終わるまでは、念話は使えない。念話は魔力を使用しているので、ズィーリオスの集中の妨げになるかもしれないからだ。集中している時に、外から魔力が発せられているのを感じれば、一瞬でも乱れる可能性がある。それをなくすための処置だった。勿論、俺が声を出すということもしない。
ズィーリオスの魔力がどんどん高まっていく。濃厚な魔力の気配が辺りを漂いだし、ズィーリオスの近くにある魔晶石がピキッと音を立てて、僅かにヒビが入る。ズィーリオスの周りで風が渦を巻き、柔らかな毛並みを揺らす。これは、魔法による風ではない。ズィーリオスの体内の魔力と外部の魔素との濃度差とでも言えばいいのだろうか。圧力差、気圧差の様な現象が生じ、風が発生していた。言うなれば、魔圧差だろう。
その後もさらに魔力は高まる。しかし、そこで魔力が外部に流れ出す。だが、失敗ではない。流れ出た魔力が指向性を持ち、渦を巻くようにズィーリオスの頭付近に収束されていく。広げるのではなく、圧縮。俺が先週までやろうとしていたことと同じことを、さらに難易度を上げて押し込める。その莫大な魔力の流れが、視ることは出来ないはずの俺でさえも見えるほどのもの。神聖な輝きを放つ、白銀の魔力。圧縮、圧縮。ひたすら圧縮をし続ける。
直径2メートルほどだった魔力の塊が、圧縮をしていくうちに半分ほどになっていた。どれ程時間が経ったのだろうか。見ているだけにも関わらず、緊張からか頬を汗が伝い顎先からポタポタと落ちる。むず痒いが、拭う動作1つ憚れるような空気。いや、伝い落ちる汗さえもかいてはいけないような。そんな空気。
白銀の魔力の球体となった塊が、直径50センチほどとなった。あまりにも濃厚な魔力の輝きに、直視することが困難を極めるほどの眩さだ。
今まで通りまた圧縮を行うと思っていたが、動きが変わる。魔力の塊がゆっくりとズィーリオスから離れて、聖域の入口付近に移動する。
ただでさえ難しいことを、あの濃度と量の魔力で行えるなど流石ズィーリオスである。目を奪われていた魔力の塊からズィーリオスに視線を向ける。
「っ!?」
漏れ出てしまいそうな声を何とか止めて、息をのむ。ズィーリオスの四肢が震えていた。今にも崩れ落ちてしまいそうだ。慌ててズィーリオスとの繋がりに意識を向けると、かなり辛そうな感情が僅かに感じ取れた。契約者間であれば、その繋がりが強い程相手の感情が伝わると言う。今まで、ズィーリオスから感じ取れる感情でこれほどの懊悩おうのうは感じ取れなかった。それだけ苦境に立たされているということだろう。
何か俺に出来ることはないのだろうか。ズィーリオスの契約者として、何か。何か・・・。
魔力の塊が次第に膨らんでいく。聖域内を覆う様に。壁で止まることなく侵入するように、まるで壁などないように通過していく。暴発しないように抑えながら魔力の塊を操作する事は、圧縮する時よりも神経をすり減らすことだろう。
ズィーリオスの左の前足がガクッと曲がり、態勢を崩す。思わず飛び出し駆け寄りそうになった俺を、ヴァルードが尻尾で阻止する。振り返り睨みつけるが、無言で首を横に振られ、顎をクイッと動かしズィーリオスを見るように指示される。
目を閉じ、深呼吸をする。そうだ。俺が邪魔をしてはいけない。落ち着け。これは聖域の管理者の仕事なのだから、歴代の管理者だってこなしてきたことだ。ズィーリオスだって出来るはず。
そっと目を開け、ズィーリオスに視線を向けると、体勢を直してきちんと四肢で地面を踏みしめていた。大丈夫。ズィーリオスなら出来る。そっと祈るように、信じる。契約者たる俺がズィーリオスを信じなくてどうする。俺の契約者なら、出来る!
ジーっとズィーリオスを見つめ続ける。もう視線に不安は乗っていない。
どれだけの時間が過ぎたのだろうか。聖域を覆い光っていた魔力の光が消えて見えなくなる。その数秒後、覚束ない足取りでズィーリオスが俺たちの方を振り返った。
『終わっ、た、ぞ』
その声合図として足を踏み込み飛び出す。一直線にズィーリオスに飛び込むように抱き着いた。そのままの勢いでズィーリオス諸共倒れ込む。
「お疲れさん。ズィー」
返す気力もないのか、俺の顔をひと舐めし頭を俺に押し付ける。押し付けるがあまり力は入っていない。珍しいぐらいに甘えて来る。俺も労う様に撫でまわす。疲労困憊の様だが、他に問題はなさそうだ。ただ、ほとんどズィーリオスの魔力が無い。魔力欠乏の状態だ。撫でまわしながら、魔力を送る。無駄に余っている俺の魔力を流し渡していくと、心地よいのか、精神の疲れもあるのだろう、目を閉じてスースーと寝息を立て始めた。
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