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溢れた魔力
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『では、その溢れ出ている魔力を体内に閉じ込めることから、始めるとしようかの』
「わかった」
『まず、自身の内側にある魔力に意識を向けてみるのじゃ』
言葉に従い、うちにある魔力に意識を向ける。穏やかに一定の速さで流れる魔力が、全身を満たしている。
『次にその魔力を体内で循環させるんじゃ。その際に、全身の魔力を均一に広げ、どの箇所でも同じ速さでの。ここまでは問題なく出来るじゃろ』
普段の身体強化のように、全身に隈なく魔力が均一に広がるように、循環させるその速さも全てコントロールする。8年間も続けて来た制御だ。これぐらいのことは片手間にでも出来る。
『どうじゃ?闇の。出来ているように見えるが、お主の目で”視た”限りどう見えるかの?』
『出来ているわよぉ』
精霊王がヴァルードの頭の上に座って、俺を見下ろしながら答える。その姿はまるで、ドラゴンを従えた女王のようだ。精霊”王”なのだからあながち間違いではない。だが実際には従えて、は・・・。今までの精霊王とヴァルードのやり取りを思い出す。特に、さきほどの俺も一緒になってヴァルードを揶揄っていたことを。・・・まあ、同列には見えないな。なんだろう。姉と弟、みたいな?主従ではないけどそんな感じがする。やっぱり、従えている、はちょっと違うか?
『うむうむ。流石じゃな。如才なく出来ておる』
言葉に対応するようにヴァルードの頭が上下に揺れるが、精霊王は全く気にしていないようだ。足を組んでリラックスしている。
魔力感知能力の高いヴァルードと精霊王は魔力の流れが見えるらしいが、ヴァルードは大体の動きしか見えないようで、はっきりと見ることが出来る精霊王が補助に入る形で、訓練が行われることになったのだ。勿論、ズィーリオスも感知能力は高いが、精霊王のように質までは”視え”ない。
体外に出ている自身の魔力の制御が出来て初めて、魔力の流れが見えるらしい。自身の魔力とそれ以外の魔力を判別するためには、感知することが必要だからだ。そして、個別の魔力を判断出来るようになって、彼らと同じぐらい感知能力が高い状態になるらしい。まだまだ先は長い。
『ではその状態を維持して、体外にある自身の魔力を探ってみるのじゃ。先ずは、無意識に溢れ出ている魔力があることを、認識しないといけないからのぉ』
以前、魔力が開放された時は、体内にある魔力を外に広げるように散らしたため、自分の魔力であると簡単に認識出来たが、無意識で溢れている魔力を探るというのは案外難しい。誰かが魔法を使おうとしている時の魔力は感知できるが、周りの変化が無い状態ではなかなか・・・。
唸りつつ試行錯誤を繰り返して1時間ほど。
『リュゼェー?』
精霊王に声を掛けられて意識が浮上する。ああ、集中力が欠けて居眠りしていたようだ。ぐっ。首が痛い。首をぐるりと回すとボキボキボキッと音がした。ついでに両手を組んで裏返し、腕から背中にかけての筋肉を伸ばす。あー。解れた。
結局、未だに体外に溢れ出た魔力を認識出来ていなかった。長年、魔力を封じてきたせいで、外部の魔力に鈍感になっているのだろうか?いや、他者の魔力は感知出来るのだから、そんなことはないはずだ。ただ単に、集中力が足りないとかそんなものだろう。まだ訓練は始まったばかりなのだから。
でも何故分からないのだろうか。魔力の解放時は、手足のように感じることが出来たのに。馴染み過ぎたのだろうか?あの時はいきなり、自分の手足が増えたような感じで・・・、あれ?新しく手に入れたから、そこにあるということが認識出来ていたのか?物珍しく感じて。てことはやっぱり、慣れてしまって、認識出来なくなっているだけでは・・・。
よし、もう一度魔力に意識を向けてみよう。集中するために目を瞑る。眠ってしまったことにより止まっていた魔力の体内循環を再開し、少しずつ体の外部の魔力と比べるように、全く同じ魔力の気配を探る。
・・・・・あった。全く同じ魔力だ。俺の体からゆっくりと滲み出るように溢れて、周りに広がって行っているのが分かる。本当にすっごい垂れ流し状態だ。俺の半径3メートル圏内は俺の魔力しかないじゃん。その外側は魔力が薄れながら広がり、魔力として維持できずに魔素に戻りながら、拡散していっている。よく、こんな状態の俺の魔力回路の動きを、精霊王は視ることが出来たな。たとえ”視る”ことが出来ても、分かりにくくて区別がつきにくいだろうに。
とりあえず、垂れ流しの魔力を止めなくては。溢れ出た魔力を回収することは出来ないから、これ以上の流出を止めよう。
止めるにはどうすればいいんだ?外へ流れないように、勝手に溢れている魔力の流れを遮断して・・・。お!止まった。体外へ垂れ流していた魔力の流れが止まる。あ。なんか分かってきたかも。
『おお!止めることまで出来たか!』
『凄いじゃなぁい!』
「あっ」
精霊王とヴァルードが、俺からの魔力の流出が止まったことに気付き、歓喜してくれる。が、注意が逸れたことで集中が途切れて、再び魔力の流出が始まる。そして慌てて魔力の流れを止め直す。
やばい。ちょっと意識がズレただけで、魔力を抑えられない。体内の魔力循環を止めて意識を完全に体外に出る魔力の方に移し、その流れを止めてみる。多少楽になった程度かな?
『これは時間がかかりそうねぇ』
『そうじゃな。魔力が多すぎて、集中せんと抑えが効かないのじゃろ』
マジでその状態!話に反応して答えようと口を開きかけると、抑えていた魔力の半分ほどがまた溢れだしてしまう。まるで体という器に無理やり押し込もうとして、容量不足で入り切っていないかのようだ。
意識して魔力を把握出来るようになったのに、溢れだした魔力の流れを止めることが出来ないなんて。無意識を自覚したら止まるんじゃないのかよ。意識したおかげで、当初よりはその流れ出る量は減っているが、勝手に溢れている分があるのだ。この流れが止められない。
いっそのこと、魔力を消費したら溢れ出ないのではないか。ここは魔素濃度が濃いので、直ぐに魔力が回復してしまうと思うが、消費して減っている間は溢れることはないだろう。しかし、魔法の行使は俺がこの溢れている魔力を抑え、体外に出た自身の魔力を制御できるようになってからとズィーリオスに決められた。だから魔法を使い魔力を減らすことは出来ない。身体強化をかけて魔力を消費し続けることにしよう。焼け石に水ではあると思うが。やらないよりはマシだろう。
身体強化を掛ける。うーん。体内の魔力は簡単に扱えるんだけどな。溢れる分を無視すれば。それに本来、このアーデ直伝の身体強化は通常の身体強化魔法とは違うもので、倍以上の魔力を消費する代物だ。なのに大して魔力を消費しないとは。俺の魔力量の異常性を突き付けられた気分だ。
精霊王やヴァルードの会話を聞くだけで応答できず、四苦八苦しながら苦戦していると、ジャリッ、タタン。という音と共にズィーリオスが帰って来る。
『お!魔力を・・・うん。まだ完全に抑えきれていないんだな』
『そうねぇ』
『じゃが、頑張っておるよ』
『そうみたいだな』
悪かったな!まだ抑えきれてなくて!
『して、まだ日が暮れるまで時間はあるはずじゃが、なんで戻って来たんじゃ?』
『リュゼの様子の確認だ。あと、食料を調達してきたから持って来たんだ』
再び、高い位置にある横穴の通路の中に飛び込んで、何かを咥えて戻ってくる。食料という単語に反応してしまい、つい様子を窺うために視線を向けると、そこには頭のないアーマーベアがいた。ロザロ山脈に生息しておらず、近場にもいないはずの魔物だ。一体どこから持って来たんだ?
「わかった」
『まず、自身の内側にある魔力に意識を向けてみるのじゃ』
言葉に従い、うちにある魔力に意識を向ける。穏やかに一定の速さで流れる魔力が、全身を満たしている。
『次にその魔力を体内で循環させるんじゃ。その際に、全身の魔力を均一に広げ、どの箇所でも同じ速さでの。ここまでは問題なく出来るじゃろ』
普段の身体強化のように、全身に隈なく魔力が均一に広がるように、循環させるその速さも全てコントロールする。8年間も続けて来た制御だ。これぐらいのことは片手間にでも出来る。
『どうじゃ?闇の。出来ているように見えるが、お主の目で”視た”限りどう見えるかの?』
『出来ているわよぉ』
精霊王がヴァルードの頭の上に座って、俺を見下ろしながら答える。その姿はまるで、ドラゴンを従えた女王のようだ。精霊”王”なのだからあながち間違いではない。だが実際には従えて、は・・・。今までの精霊王とヴァルードのやり取りを思い出す。特に、さきほどの俺も一緒になってヴァルードを揶揄っていたことを。・・・まあ、同列には見えないな。なんだろう。姉と弟、みたいな?主従ではないけどそんな感じがする。やっぱり、従えている、はちょっと違うか?
『うむうむ。流石じゃな。如才なく出来ておる』
言葉に対応するようにヴァルードの頭が上下に揺れるが、精霊王は全く気にしていないようだ。足を組んでリラックスしている。
魔力感知能力の高いヴァルードと精霊王は魔力の流れが見えるらしいが、ヴァルードは大体の動きしか見えないようで、はっきりと見ることが出来る精霊王が補助に入る形で、訓練が行われることになったのだ。勿論、ズィーリオスも感知能力は高いが、精霊王のように質までは”視え”ない。
体外に出ている自身の魔力の制御が出来て初めて、魔力の流れが見えるらしい。自身の魔力とそれ以外の魔力を判別するためには、感知することが必要だからだ。そして、個別の魔力を判断出来るようになって、彼らと同じぐらい感知能力が高い状態になるらしい。まだまだ先は長い。
『ではその状態を維持して、体外にある自身の魔力を探ってみるのじゃ。先ずは、無意識に溢れ出ている魔力があることを、認識しないといけないからのぉ』
以前、魔力が開放された時は、体内にある魔力を外に広げるように散らしたため、自分の魔力であると簡単に認識出来たが、無意識で溢れている魔力を探るというのは案外難しい。誰かが魔法を使おうとしている時の魔力は感知できるが、周りの変化が無い状態ではなかなか・・・。
唸りつつ試行錯誤を繰り返して1時間ほど。
『リュゼェー?』
精霊王に声を掛けられて意識が浮上する。ああ、集中力が欠けて居眠りしていたようだ。ぐっ。首が痛い。首をぐるりと回すとボキボキボキッと音がした。ついでに両手を組んで裏返し、腕から背中にかけての筋肉を伸ばす。あー。解れた。
結局、未だに体外に溢れ出た魔力を認識出来ていなかった。長年、魔力を封じてきたせいで、外部の魔力に鈍感になっているのだろうか?いや、他者の魔力は感知出来るのだから、そんなことはないはずだ。ただ単に、集中力が足りないとかそんなものだろう。まだ訓練は始まったばかりなのだから。
でも何故分からないのだろうか。魔力の解放時は、手足のように感じることが出来たのに。馴染み過ぎたのだろうか?あの時はいきなり、自分の手足が増えたような感じで・・・、あれ?新しく手に入れたから、そこにあるということが認識出来ていたのか?物珍しく感じて。てことはやっぱり、慣れてしまって、認識出来なくなっているだけでは・・・。
よし、もう一度魔力に意識を向けてみよう。集中するために目を瞑る。眠ってしまったことにより止まっていた魔力の体内循環を再開し、少しずつ体の外部の魔力と比べるように、全く同じ魔力の気配を探る。
・・・・・あった。全く同じ魔力だ。俺の体からゆっくりと滲み出るように溢れて、周りに広がって行っているのが分かる。本当にすっごい垂れ流し状態だ。俺の半径3メートル圏内は俺の魔力しかないじゃん。その外側は魔力が薄れながら広がり、魔力として維持できずに魔素に戻りながら、拡散していっている。よく、こんな状態の俺の魔力回路の動きを、精霊王は視ることが出来たな。たとえ”視る”ことが出来ても、分かりにくくて区別がつきにくいだろうに。
とりあえず、垂れ流しの魔力を止めなくては。溢れ出た魔力を回収することは出来ないから、これ以上の流出を止めよう。
止めるにはどうすればいいんだ?外へ流れないように、勝手に溢れている魔力の流れを遮断して・・・。お!止まった。体外へ垂れ流していた魔力の流れが止まる。あ。なんか分かってきたかも。
『おお!止めることまで出来たか!』
『凄いじゃなぁい!』
「あっ」
精霊王とヴァルードが、俺からの魔力の流出が止まったことに気付き、歓喜してくれる。が、注意が逸れたことで集中が途切れて、再び魔力の流出が始まる。そして慌てて魔力の流れを止め直す。
やばい。ちょっと意識がズレただけで、魔力を抑えられない。体内の魔力循環を止めて意識を完全に体外に出る魔力の方に移し、その流れを止めてみる。多少楽になった程度かな?
『これは時間がかかりそうねぇ』
『そうじゃな。魔力が多すぎて、集中せんと抑えが効かないのじゃろ』
マジでその状態!話に反応して答えようと口を開きかけると、抑えていた魔力の半分ほどがまた溢れだしてしまう。まるで体という器に無理やり押し込もうとして、容量不足で入り切っていないかのようだ。
意識して魔力を把握出来るようになったのに、溢れだした魔力の流れを止めることが出来ないなんて。無意識を自覚したら止まるんじゃないのかよ。意識したおかげで、当初よりはその流れ出る量は減っているが、勝手に溢れている分があるのだ。この流れが止められない。
いっそのこと、魔力を消費したら溢れ出ないのではないか。ここは魔素濃度が濃いので、直ぐに魔力が回復してしまうと思うが、消費して減っている間は溢れることはないだろう。しかし、魔法の行使は俺がこの溢れている魔力を抑え、体外に出た自身の魔力を制御できるようになってからとズィーリオスに決められた。だから魔法を使い魔力を減らすことは出来ない。身体強化をかけて魔力を消費し続けることにしよう。焼け石に水ではあると思うが。やらないよりはマシだろう。
身体強化を掛ける。うーん。体内の魔力は簡単に扱えるんだけどな。溢れる分を無視すれば。それに本来、このアーデ直伝の身体強化は通常の身体強化魔法とは違うもので、倍以上の魔力を消費する代物だ。なのに大して魔力を消費しないとは。俺の魔力量の異常性を突き付けられた気分だ。
精霊王やヴァルードの会話を聞くだけで応答できず、四苦八苦しながら苦戦していると、ジャリッ、タタン。という音と共にズィーリオスが帰って来る。
『お!魔力を・・・うん。まだ完全に抑えきれていないんだな』
『そうねぇ』
『じゃが、頑張っておるよ』
『そうみたいだな』
悪かったな!まだ抑えきれてなくて!
『して、まだ日が暮れるまで時間はあるはずじゃが、なんで戻って来たんじゃ?』
『リュゼの様子の確認だ。あと、食料を調達してきたから持って来たんだ』
再び、高い位置にある横穴の通路の中に飛び込んで、何かを咥えて戻ってくる。食料という単語に反応してしまい、つい様子を窺うために視線を向けると、そこには頭のないアーマーベアがいた。ロザロ山脈に生息しておらず、近場にもいないはずの魔物だ。一体どこから持って来たんだ?
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