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魔法の影響
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『どうかしらぁ?説明が難しいのだけれど理解出来たかしらぁ』
「大丈夫だ。理解出来た」
『だったら良かったわぁ』
精霊王が近寄り、そっと俺の頬を撫でてくる。魔力がふわりと触れているだけにしか感じない。
『リュゼ。雷の落下地点を見に行くんだろう。乗って』
ズィーリオスが精霊王との間に割って入ってくる。そんなに急ぐ必要はないのに。ズィーリオスも気になっていたのか。精霊王がクスクスと笑っているが、ズィーリオスは早く乗れとばかりに俺を見つめる。
『契約後は大変そうねぇ』
「ん?どうした?」
『何でもないわよぉ』
急に契約後のことを心配するなんて、何か思うことがあったのだろうか。むやみやたらに魔法を使う気はないんだけどな。んん?
遅い俺に焦れたズィーリオスが、風魔法で強制的に乗せられる。いきなりの視界のブレに驚き、そのせいか、先ほどまで考えていたことを忘れてしまう。
あれ?何を考えていたんだっけ?まあ、忘れるということは大したことではなかったのだろう。手元の黒の書を送還し、グンっと引き付ける重力を感じながら飛び立った。
上空に出て、隣にあった峰の全貌が露わになる。そこには、見上げるほどに有った頂上はなくなっており、代わりに臼状になってしまったクレーターが存在した。峰と言うよりも谷である。
太陽の光に反射して、クレーター部分とその周辺はキラキラと光っている所がある。再び脳裏に、砂塵が舞わなかった原因の可能性が浮かび上がる。まさかとは思いつつも、ズィーリオスに頼み、クレーターの中に降りて行ってもらう。
地面に降り立つと、辺り一帯の地面がキラキラと光を反射させていた。座り込み、足元の地面を見てみる。キラキラと光る物質は、明らかに溶けて形を変え再び固まりました、という様な有様だった。周りの他のキラキラの物質も見てみるが、全て同じような状況だ。
「はあー」
思わず漏れた溜息を吐きながら、額を抑える。予想通りの結果だった。ほとんどの物資が融解し、凝固している様だった。高校で地学を選択してはいなかったが、化学は選択していたので何となくは分かる。13年以上も昔の記憶なのでかなり曖昧だが。
現在ここに散らばっているほとんどは、多分ケイ素だろう。一部、鉄などの他の鉱物の様な物が見られるが、このロザロ山脈が鉱山とは聞いたことが無い。採掘量があまりないか、今まで知られていなかったかのどちらかか。周りにあるそのような鉱石のほとんどが、大きな塊というわけでもないので鉱山にはなり得ないだろうが。
ケイ素は、天然には単体としては存在しないが、ケイ砂という化合物として地殻中に酸素に次いで多く存在している。現代日本では、多くの用途に使われる物質の中に含まれているものだ。ガラスにもこのケイ素が含まれている。
この世界の技術では、前世の世界よりは上手くいかせないだろうが、ガラスづくりのための材料がこのロザロ山脈にあることが分かったのだ。ガラスづくりの職人が喜びそうだ。いやいや、話の道が逸れている。問題はそこではない。
物質が融解した、と言うことが問題なのだ。それほどの高温のエネルギーを持っていたということだ。辺りを見渡す。そしてこの威力。1章1節の魔法すら簡単に打ってはいけない。でも、他の”項”の魔法もどれぐらいのものなのか試してみたい。だが、同じぐらいの威力と考えると、さらに8つの峰が消失することになる。もう山脈ではなく別々の山になるだろう。
『これは早急に制御方を身に付けた方が良いな』
『そうねぇ。所有者の意思を反映することは出来るでしょうしぃ』
ズィーリオスと精霊王が俺を見ながら、俺にも聞こえるように念話をする。威力や範囲の制御が可能なのであれば、俺としても是非とも身に付けたい。
『それにしてもぉ・・・、凄いわねぇ。このスピードわぁ』
『やはりそうか。予想していたとはいえ、実際に目にすると中々のものだろうな』
精霊王が呆れたように半目になりながら視線をよこす。スピード?なんのことだ?
『自覚がないのぉ?制御がまだ上手く出来ていないのだから仕方ないわねぇ』
溜息を吐かれるが、本当になんのことか分からないのだが。説明プリーズ。
『リュゼ、以前に魔力回復についての話があったのは覚えているか?』
「あー、何かあった気がする」
うろ覚えだが何となく記憶にある。人によって吸収した魔素の魔力への変換スピードの違いがあり、それが魔力の回復スピードに影響しているっていう・・・。あ、もしかして?
体内の魔力に意識を向けてみる。残存魔力が4分の3程度まで回復していた。確かに速い気がする。他の人は知らないから何とも言えないが。
「スピードって魔力回復速度のことか?」
『そうよぉ。消費した魔力量が多いのに、回復速度が異常なほど速いのよぉ』
『普通の人間であれば、発動出来たとしてもそれだけの魔力を消費したら、魔力欠乏で全回復までに2日は掛かるぞ。エルフでも1日か。ハイエルフと呼ばれる者達であれば、一晩寝ている間ぐらいの時間だな』
『私達もそれなりに速いけれどねぇ?』
「・・・」
俺の回復速度ってそんなに速かったのか。バンバン魔法を打てとでもいうことだろうか。地形が変わっちまうぞ。だから、身体強化や自己回復で魔力を消耗しても、あまり減っているように感じなかったんだな。ただでさえ魔力量は多いと言うのに。魔力を体力に変換出来ないだろうか。出来ないよなー。
『リュゼェ、戻ってらっしゃぁーい?別に悪いことではないのよぉ?』
「うん?ああ。うん、知ってる。けど、な?」
ズィーリオスも精霊王も保有魔力は俺と同じく多いのに、魔力の出口の開放口部分が違うだけで、使える魔法の種類に違いが出るとはな。回復スピードが速いのは良いことだけれど。
俺の魔力量が多いことは分かっているが、感覚として、今の魔力量では黒の書の”3章”の辺りの魔法は使えない。魔力量が足りないのだ。これでも足りない!?まだ必要なのか!?と叫びたいが、足りないものは足りないのである。まともに魔力を外部に放出する魔法は、黒の書の魔法しか使えないのだから、黒の書に載っている全ての魔法が使えるだけの魔力は持っていた方が良いだろう。
魔力回復速度が速ければ足りない分の魔力分を補うことも容易くなるので、回復スピードが速いことに文句はない。
今後は無駄に放出している魔力の制御と、魔法を打つ時の制御、魔力の総量を増やすしていく必要がある。
魔力の総量を増やすためには、成長の過程で増える分と、魔力をギリギリまで枯渇させて鍛えていく方法がある。黒の書の魔法を使えば魔力の枯渇は簡単に出来るだろうが、それにはまず、魔力の制御を身に付けなければならない。やるべきことが山積みだ。
聖域での滞在中は、ぐーたらと寝て過ごそうと考えていたが、あまりそれは出来なさそうだ。いや、魔力を使って、回復の間は寝て待つということが出来るか!長時間眠れるだろうか?うーん、短時間になりそうだな。
でもこの状況では、2度目の魔法の試し打ちはダメって言われそうだな。黒の書の魔法を行使する以外の方法で、魔力欠乏に成り得ないからこそ、魔力欠乏の感覚を知っておきたい。そうすれば、もしもの時に魔力欠乏でぶっ倒れることはないはずだ。
魔法の試し打ちを行った実験現場を後にし、再びズィーリオスに乗って聖域に繋がる洞窟の入口まで行く。移動中、案の定暫くの間は黒の書の使用が禁止された。これからズィーリオスは結界の張り替え作業に入る為、対応出来ないという理由もあるのだろう。
でも正直、黒の書の魔法にはかなり面白そうなものが多くある。使ってみたいものがたくさんあるので、制御を頑張って身に付けて、また試し打ちの許可を得られるように努力しよう。
聖域のところまで戻る為、洞窟に入り、ひたすら立体的な1本道を進んで行った。
「大丈夫だ。理解出来た」
『だったら良かったわぁ』
精霊王が近寄り、そっと俺の頬を撫でてくる。魔力がふわりと触れているだけにしか感じない。
『リュゼ。雷の落下地点を見に行くんだろう。乗って』
ズィーリオスが精霊王との間に割って入ってくる。そんなに急ぐ必要はないのに。ズィーリオスも気になっていたのか。精霊王がクスクスと笑っているが、ズィーリオスは早く乗れとばかりに俺を見つめる。
『契約後は大変そうねぇ』
「ん?どうした?」
『何でもないわよぉ』
急に契約後のことを心配するなんて、何か思うことがあったのだろうか。むやみやたらに魔法を使う気はないんだけどな。んん?
遅い俺に焦れたズィーリオスが、風魔法で強制的に乗せられる。いきなりの視界のブレに驚き、そのせいか、先ほどまで考えていたことを忘れてしまう。
あれ?何を考えていたんだっけ?まあ、忘れるということは大したことではなかったのだろう。手元の黒の書を送還し、グンっと引き付ける重力を感じながら飛び立った。
上空に出て、隣にあった峰の全貌が露わになる。そこには、見上げるほどに有った頂上はなくなっており、代わりに臼状になってしまったクレーターが存在した。峰と言うよりも谷である。
太陽の光に反射して、クレーター部分とその周辺はキラキラと光っている所がある。再び脳裏に、砂塵が舞わなかった原因の可能性が浮かび上がる。まさかとは思いつつも、ズィーリオスに頼み、クレーターの中に降りて行ってもらう。
地面に降り立つと、辺り一帯の地面がキラキラと光を反射させていた。座り込み、足元の地面を見てみる。キラキラと光る物質は、明らかに溶けて形を変え再び固まりました、という様な有様だった。周りの他のキラキラの物質も見てみるが、全て同じような状況だ。
「はあー」
思わず漏れた溜息を吐きながら、額を抑える。予想通りの結果だった。ほとんどの物資が融解し、凝固している様だった。高校で地学を選択してはいなかったが、化学は選択していたので何となくは分かる。13年以上も昔の記憶なのでかなり曖昧だが。
現在ここに散らばっているほとんどは、多分ケイ素だろう。一部、鉄などの他の鉱物の様な物が見られるが、このロザロ山脈が鉱山とは聞いたことが無い。採掘量があまりないか、今まで知られていなかったかのどちらかか。周りにあるそのような鉱石のほとんどが、大きな塊というわけでもないので鉱山にはなり得ないだろうが。
ケイ素は、天然には単体としては存在しないが、ケイ砂という化合物として地殻中に酸素に次いで多く存在している。現代日本では、多くの用途に使われる物質の中に含まれているものだ。ガラスにもこのケイ素が含まれている。
この世界の技術では、前世の世界よりは上手くいかせないだろうが、ガラスづくりのための材料がこのロザロ山脈にあることが分かったのだ。ガラスづくりの職人が喜びそうだ。いやいや、話の道が逸れている。問題はそこではない。
物質が融解した、と言うことが問題なのだ。それほどの高温のエネルギーを持っていたということだ。辺りを見渡す。そしてこの威力。1章1節の魔法すら簡単に打ってはいけない。でも、他の”項”の魔法もどれぐらいのものなのか試してみたい。だが、同じぐらいの威力と考えると、さらに8つの峰が消失することになる。もう山脈ではなく別々の山になるだろう。
『これは早急に制御方を身に付けた方が良いな』
『そうねぇ。所有者の意思を反映することは出来るでしょうしぃ』
ズィーリオスと精霊王が俺を見ながら、俺にも聞こえるように念話をする。威力や範囲の制御が可能なのであれば、俺としても是非とも身に付けたい。
『それにしてもぉ・・・、凄いわねぇ。このスピードわぁ』
『やはりそうか。予想していたとはいえ、実際に目にすると中々のものだろうな』
精霊王が呆れたように半目になりながら視線をよこす。スピード?なんのことだ?
『自覚がないのぉ?制御がまだ上手く出来ていないのだから仕方ないわねぇ』
溜息を吐かれるが、本当になんのことか分からないのだが。説明プリーズ。
『リュゼ、以前に魔力回復についての話があったのは覚えているか?』
「あー、何かあった気がする」
うろ覚えだが何となく記憶にある。人によって吸収した魔素の魔力への変換スピードの違いがあり、それが魔力の回復スピードに影響しているっていう・・・。あ、もしかして?
体内の魔力に意識を向けてみる。残存魔力が4分の3程度まで回復していた。確かに速い気がする。他の人は知らないから何とも言えないが。
「スピードって魔力回復速度のことか?」
『そうよぉ。消費した魔力量が多いのに、回復速度が異常なほど速いのよぉ』
『普通の人間であれば、発動出来たとしてもそれだけの魔力を消費したら、魔力欠乏で全回復までに2日は掛かるぞ。エルフでも1日か。ハイエルフと呼ばれる者達であれば、一晩寝ている間ぐらいの時間だな』
『私達もそれなりに速いけれどねぇ?』
「・・・」
俺の回復速度ってそんなに速かったのか。バンバン魔法を打てとでもいうことだろうか。地形が変わっちまうぞ。だから、身体強化や自己回復で魔力を消耗しても、あまり減っているように感じなかったんだな。ただでさえ魔力量は多いと言うのに。魔力を体力に変換出来ないだろうか。出来ないよなー。
『リュゼェ、戻ってらっしゃぁーい?別に悪いことではないのよぉ?』
「うん?ああ。うん、知ってる。けど、な?」
ズィーリオスも精霊王も保有魔力は俺と同じく多いのに、魔力の出口の開放口部分が違うだけで、使える魔法の種類に違いが出るとはな。回復スピードが速いのは良いことだけれど。
俺の魔力量が多いことは分かっているが、感覚として、今の魔力量では黒の書の”3章”の辺りの魔法は使えない。魔力量が足りないのだ。これでも足りない!?まだ必要なのか!?と叫びたいが、足りないものは足りないのである。まともに魔力を外部に放出する魔法は、黒の書の魔法しか使えないのだから、黒の書に載っている全ての魔法が使えるだけの魔力は持っていた方が良いだろう。
魔力回復速度が速ければ足りない分の魔力分を補うことも容易くなるので、回復スピードが速いことに文句はない。
今後は無駄に放出している魔力の制御と、魔法を打つ時の制御、魔力の総量を増やすしていく必要がある。
魔力の総量を増やすためには、成長の過程で増える分と、魔力をギリギリまで枯渇させて鍛えていく方法がある。黒の書の魔法を使えば魔力の枯渇は簡単に出来るだろうが、それにはまず、魔力の制御を身に付けなければならない。やるべきことが山積みだ。
聖域での滞在中は、ぐーたらと寝て過ごそうと考えていたが、あまりそれは出来なさそうだ。いや、魔力を使って、回復の間は寝て待つということが出来るか!長時間眠れるだろうか?うーん、短時間になりそうだな。
でもこの状況では、2度目の魔法の試し打ちはダメって言われそうだな。黒の書の魔法を行使する以外の方法で、魔力欠乏に成り得ないからこそ、魔力欠乏の感覚を知っておきたい。そうすれば、もしもの時に魔力欠乏でぶっ倒れることはないはずだ。
魔法の試し打ちを行った実験現場を後にし、再びズィーリオスに乗って聖域に繋がる洞窟の入口まで行く。移動中、案の定暫くの間は黒の書の使用が禁止された。これからズィーリオスは結界の張り替え作業に入る為、対応出来ないという理由もあるのだろう。
でも正直、黒の書の魔法にはかなり面白そうなものが多くある。使ってみたいものがたくさんあるので、制御を頑張って身に付けて、また試し打ちの許可を得られるように努力しよう。
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