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魔法書の使い方1
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ズィーリオスと共に聖域を出ると、精霊王が落ち着き無く飛び回っており、ヴァルードが心底怠そうにその様子を眺めていた。だが、俺達の姿を確認した瞬間、精霊王が一目散に俺達に向かって飛んできて、ヴァルードは何処か安堵したような表情をしていた。
精霊王が向かっている途中でピタリとその動きを止めた。そして視線は、俺の手元にある魔法書に向いている。
『そぉ。リュゼは、それに選ばれたのね』
チラリとズィーリオスに目を向けた後、ゆっくりと俺の前まで移動して来る。選ばれるって、この魔法書について知っているのだろうか。
「この魔法書について知っていたのか?」
『え、ええ。すこぉーしだけねぇ』
この魔法書、実はかなり有名なモノなのだろうか。長い間ここの聖域で封印されていたようだし、4000年以上前を知っている精霊王であれば、知っていてもおかしくないか?
精霊王がそっと俺の右手の甲を撫でる。紋様が入っているところだ。聖域に入る前にはなかったのだから、気になるんだろう。好きに触らせておくことにしよう。
『リュ、リュゼよ。その魔法書はど、どうしたんじゃ?持って来ても良いモノなのかのぉお!?』
先程までは何ともない様子であったのに、今では怯えた様子のヴァルードの声が聞こえて来た。何故そんなに怯えてるんだ?あ、もしかして封印していたモノだからか?
「大丈夫だ。この魔法書、どうやら意思があるようで、俺が持ち主に選ばれたんだ。だからコレは俺の物。ズィーリオスにも確認済みだ。問題ないぞ」
『そ、そうか。それは良かったのぉ。その魔法をわしに試し撃ちするつもりは・・・』
「なんでそんなことをするんだ?」
『しないなら良いのじゃ!』
なんでヴァルードに試し撃ちをすると思ったのだろう。魔法を無効化するからか?周りに被害も出ないし、丁度良いから的にでもされるとでも思ったのか。いくら無効化されると分かっていても、知り合いに、それも長い間閉じ込められた哀れな老龍を的にする気はない。俺をなんだと思っているんだ!
安堵のあまり脱力しているヴァルードを無視して、ズィーリオスの方に向き直ると、どうやら精霊王と話をしているようだ。お互いだけの念話にしているようで内容はわからないが、雰囲気からは喧嘩してないようで安心だ。
いいな。俺も自由に念話が使いこなせるようになりたい。昨日、本題に入る前にズィーリオスが帰って来た事で、念話についての講義は取り止めになったが、ここに滞在するので、きっと習得出来るはずだ。
あれ?しかしもう、聖域内に封印する物がなくなったのに、聖域の結界を張り替えることはするのだろうか。
『リュゼ、どうかした?』
ズィーリオスを見つめながら考え込んでいると、視線に気付いたようで声をかけてくる。話は良いのか?まあ、良いのだろう。良いとしよう!
「俺がコレを持ち出したのに、聖域の結界を張る必要はあるのかな?と思ってな」
『ああ、そういうこと。張り替え作業はするよ。今後別のもので、ここに入れておかないといけないものが出て来るかもしれないからな。それに、中身があろうがなかろうが、聖域ということには変りがないから』
「そうか。そうだな」
そうだ。聖域とはそういう場所だった。手にしていた魔法書を軽く掲げながら尋ねると、予定は何も変わらないらしいことが分かった。今朝から、俺はズィーリオスの邪魔ばかりをしている気がしていたため、特に問題なさそうで安心した。
心配するようなことが何もないとなれば、やっぱり・・・、魔法書、使ってみたくなるよな!?
視線を手元の魔法書に落とし、表紙を開こうとした瞬間、ズィーリオスと精霊王の両方から制止の声がかかる。
「リュゼ!使うのは待ってくれ。使い方は分かるのか?そこから確認した方がいい」
使い方は、そりゃあ分かる。持ち主になった瞬間に理解している。だがまあ、復習してみるか。
魔法書は俺以外に使うことは出来ない。触ることも出来ない。俺以外が触れると、具体的にどのようになるかは分からないが、触れた者が弾かれる。もし、それに耐えて触れ続けたとしても、開くことは絶対に出来ない。開かずの扉ならぬ、開かずの本になるようだ。
また便利なことに、置き忘れ防止機能が付いている。俺から10メートル以上離れると、自動的に手元に返って来る。めちゃくちゃいい子だ。ありがたい。
前世の俺は忘れ物が酷かった。テストの日に消しゴムを忘れたり、シャープペンシルの芯が切れていたりした。勿論、前日に確認しようとしたが、確認しようと思っていたこと自体を忘れているのだ。それも、メモを書いても書いたこと自体を忘れているから手に負えない。途中からは、なるべく思い立った時に問題を解決させるようにしたが、完全には解決できるわけではないので諦めた。
だが、そんなものはまだいい方だ。置き忘れと言うか落とし物が多く、毎回、買ったばかりの手袋を片方どこかでなくしていたり、携帯や時計を電車の中に忘れて行ったり、一番焦ったのは、航空券のチケットを空港内で気付かないうちに落としていたことだ。
落としても、軽い物は音が鳴らないから気付かないのだ。自己主張が足りないんだよ!俺は、私は、ここに居る!落としているぜ!忘れて行ってるよ!と一言言ってほしいものだ。全く。
ああ、俺の物忘れの酷さについて復習しているのではなかった。えーと。どこまで復習したっけ?あっ、そうそう、自動的に戻って来るっていう話だ。どうやって戻って来るかと言うと、手元に魔法書が無い時に欲しいのであれば、紋様に魔力を流せばいいだけなのだ。すると即座に手元に現れる。
なんという早業!某大手ECサイトでのネットショッピングよりも素早い配達だ。それも送料無料!永久保証付き!ただし、固定の1品に限る!が。
しかし、ずっと手元にあるのも邪魔に感じるだろう。そんな時におすすめなのが、送還機能だ。これは、先ほどの手元に引き寄せる召喚機能の対になる機能だ。
送還機能は、手元に魔法書がある時に召喚時と同じく、紋様に魔力を流すだけでいい。すると手元から消える。いつでもどこでも呼び出し自在の便利機能なのだ。
どこに送還されているかって?そんなことは知らない。戻って来るんだからどうでもいいだろう?
まだまだ復習すべき事柄はあるが、復習したんだから実際に試したくなるよな!
では早速!
魔法書は左手で持ち、右手の甲に魔力を流し込む。あれ?送還されないぞ?ああ、手の甲全体に魔力を流しているせいで、部位強化のようになってしまったのかな?
ならば!魔法書は左腕で抱え込み、左の指先で紋様に沿う様になぞりながら、魔力を指先から流し込む。中央部の細かな所は、右手の甲の魔力を意識してなぞるように流した。すると、魔法書が吸い込まれる様に紋様の中心部に向かって消えて行った。・・・どうやら送還場所は、俺の右手の中らしい。
右手を振ってみる。違和感はない。分厚くもデカくもなっていない。
『リュゼ!何してんの!?』
「魔法書の、送還?」
突如、吸い込まれる様にして消えた魔法書に、ギョッとしながらも俺に詰め寄るズィーリオス。ありのままの事実を伝えたのにも関わらず、この子ったら全くしょうもない子ね、とばかりの視線を向けられる意味が分からない。分からないから仕方ない。召喚も試してみよう。
先ほどと同じように紋様に魔力を流す。今度は先ほどに比べたら、短時間で全てに流し終えることが出来た。逆再生のように、外に吸い出される様に魔法書が出て来る。だが、出てくる時は送還よりも幾分か早い。ポンっと出て来る、という表現がピッタリなスピードだった。
凄い。一流の手品師にでもなった気分だ。
あ、この世界は公式チートの魔法があるんだった。手品なんて訳ないな。うん。
精霊王が向かっている途中でピタリとその動きを止めた。そして視線は、俺の手元にある魔法書に向いている。
『そぉ。リュゼは、それに選ばれたのね』
チラリとズィーリオスに目を向けた後、ゆっくりと俺の前まで移動して来る。選ばれるって、この魔法書について知っているのだろうか。
「この魔法書について知っていたのか?」
『え、ええ。すこぉーしだけねぇ』
この魔法書、実はかなり有名なモノなのだろうか。長い間ここの聖域で封印されていたようだし、4000年以上前を知っている精霊王であれば、知っていてもおかしくないか?
精霊王がそっと俺の右手の甲を撫でる。紋様が入っているところだ。聖域に入る前にはなかったのだから、気になるんだろう。好きに触らせておくことにしよう。
『リュ、リュゼよ。その魔法書はど、どうしたんじゃ?持って来ても良いモノなのかのぉお!?』
先程までは何ともない様子であったのに、今では怯えた様子のヴァルードの声が聞こえて来た。何故そんなに怯えてるんだ?あ、もしかして封印していたモノだからか?
「大丈夫だ。この魔法書、どうやら意思があるようで、俺が持ち主に選ばれたんだ。だからコレは俺の物。ズィーリオスにも確認済みだ。問題ないぞ」
『そ、そうか。それは良かったのぉ。その魔法をわしに試し撃ちするつもりは・・・』
「なんでそんなことをするんだ?」
『しないなら良いのじゃ!』
なんでヴァルードに試し撃ちをすると思ったのだろう。魔法を無効化するからか?周りに被害も出ないし、丁度良いから的にでもされるとでも思ったのか。いくら無効化されると分かっていても、知り合いに、それも長い間閉じ込められた哀れな老龍を的にする気はない。俺をなんだと思っているんだ!
安堵のあまり脱力しているヴァルードを無視して、ズィーリオスの方に向き直ると、どうやら精霊王と話をしているようだ。お互いだけの念話にしているようで内容はわからないが、雰囲気からは喧嘩してないようで安心だ。
いいな。俺も自由に念話が使いこなせるようになりたい。昨日、本題に入る前にズィーリオスが帰って来た事で、念話についての講義は取り止めになったが、ここに滞在するので、きっと習得出来るはずだ。
あれ?しかしもう、聖域内に封印する物がなくなったのに、聖域の結界を張り替えることはするのだろうか。
『リュゼ、どうかした?』
ズィーリオスを見つめながら考え込んでいると、視線に気付いたようで声をかけてくる。話は良いのか?まあ、良いのだろう。良いとしよう!
「俺がコレを持ち出したのに、聖域の結界を張る必要はあるのかな?と思ってな」
『ああ、そういうこと。張り替え作業はするよ。今後別のもので、ここに入れておかないといけないものが出て来るかもしれないからな。それに、中身があろうがなかろうが、聖域ということには変りがないから』
「そうか。そうだな」
そうだ。聖域とはそういう場所だった。手にしていた魔法書を軽く掲げながら尋ねると、予定は何も変わらないらしいことが分かった。今朝から、俺はズィーリオスの邪魔ばかりをしている気がしていたため、特に問題なさそうで安心した。
心配するようなことが何もないとなれば、やっぱり・・・、魔法書、使ってみたくなるよな!?
視線を手元の魔法書に落とし、表紙を開こうとした瞬間、ズィーリオスと精霊王の両方から制止の声がかかる。
「リュゼ!使うのは待ってくれ。使い方は分かるのか?そこから確認した方がいい」
使い方は、そりゃあ分かる。持ち主になった瞬間に理解している。だがまあ、復習してみるか。
魔法書は俺以外に使うことは出来ない。触ることも出来ない。俺以外が触れると、具体的にどのようになるかは分からないが、触れた者が弾かれる。もし、それに耐えて触れ続けたとしても、開くことは絶対に出来ない。開かずの扉ならぬ、開かずの本になるようだ。
また便利なことに、置き忘れ防止機能が付いている。俺から10メートル以上離れると、自動的に手元に返って来る。めちゃくちゃいい子だ。ありがたい。
前世の俺は忘れ物が酷かった。テストの日に消しゴムを忘れたり、シャープペンシルの芯が切れていたりした。勿論、前日に確認しようとしたが、確認しようと思っていたこと自体を忘れているのだ。それも、メモを書いても書いたこと自体を忘れているから手に負えない。途中からは、なるべく思い立った時に問題を解決させるようにしたが、完全には解決できるわけではないので諦めた。
だが、そんなものはまだいい方だ。置き忘れと言うか落とし物が多く、毎回、買ったばかりの手袋を片方どこかでなくしていたり、携帯や時計を電車の中に忘れて行ったり、一番焦ったのは、航空券のチケットを空港内で気付かないうちに落としていたことだ。
落としても、軽い物は音が鳴らないから気付かないのだ。自己主張が足りないんだよ!俺は、私は、ここに居る!落としているぜ!忘れて行ってるよ!と一言言ってほしいものだ。全く。
ああ、俺の物忘れの酷さについて復習しているのではなかった。えーと。どこまで復習したっけ?あっ、そうそう、自動的に戻って来るっていう話だ。どうやって戻って来るかと言うと、手元に魔法書が無い時に欲しいのであれば、紋様に魔力を流せばいいだけなのだ。すると即座に手元に現れる。
なんという早業!某大手ECサイトでのネットショッピングよりも素早い配達だ。それも送料無料!永久保証付き!ただし、固定の1品に限る!が。
しかし、ずっと手元にあるのも邪魔に感じるだろう。そんな時におすすめなのが、送還機能だ。これは、先ほどの手元に引き寄せる召喚機能の対になる機能だ。
送還機能は、手元に魔法書がある時に召喚時と同じく、紋様に魔力を流すだけでいい。すると手元から消える。いつでもどこでも呼び出し自在の便利機能なのだ。
どこに送還されているかって?そんなことは知らない。戻って来るんだからどうでもいいだろう?
まだまだ復習すべき事柄はあるが、復習したんだから実際に試したくなるよな!
では早速!
魔法書は左手で持ち、右手の甲に魔力を流し込む。あれ?送還されないぞ?ああ、手の甲全体に魔力を流しているせいで、部位強化のようになってしまったのかな?
ならば!魔法書は左腕で抱え込み、左の指先で紋様に沿う様になぞりながら、魔力を指先から流し込む。中央部の細かな所は、右手の甲の魔力を意識してなぞるように流した。すると、魔法書が吸い込まれる様に紋様の中心部に向かって消えて行った。・・・どうやら送還場所は、俺の右手の中らしい。
右手を振ってみる。違和感はない。分厚くもデカくもなっていない。
『リュゼ!何してんの!?』
「魔法書の、送還?」
突如、吸い込まれる様にして消えた魔法書に、ギョッとしながらも俺に詰め寄るズィーリオス。ありのままの事実を伝えたのにも関わらず、この子ったら全くしょうもない子ね、とばかりの視線を向けられる意味が分からない。分からないから仕方ない。召喚も試してみよう。
先ほどと同じように紋様に魔力を流す。今度は先ほどに比べたら、短時間で全てに流し終えることが出来た。逆再生のように、外に吸い出される様に魔法書が出て来る。だが、出てくる時は送還よりも幾分か早い。ポンっと出て来る、という表現がピッタリなスピードだった。
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