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リュゼの知らないこと〈ズィーリオス視点〉
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気持ちよさそうに眠っている。色々なことがあった1日だったから、それも仕方ないかな。翼の間に挟むように、俺にもたれ掛かって寝ているリュゼの顔を覗き込む。
闇の精霊王に言われるまで、外では日が落ちていることに気付かず、リュゼを無理させていたことに気付かなかった。聖獣は数日寝なくとも平気で活動できるからか、人間は休みが必要だということを忘れてしまっていた。リュゼは大事な相棒なのだから、しっかり俺が気付いてフォローしなければならかったのに。よりによって、煩わしい闇の精霊王に言われて気付くなんて。はあー。
『どぉー?リュゼは寝たぁ?』
『うん、寝てる』
『それでぇ?聖獣はあの魔素濃度の異常に心当たりがあるんでしょうぉ?』
『わしも気になっとった。気になり過ぎて眠れないわい』
リュゼが寝たら聞かれると思っていたが、こんなにすぐに聞かれるとは。まあ、答えるけど。それに、もしもの時は協力してもらわないといけないだろうし。
『あれだけの異常な魔素を生み出した元凶は、聖域内に封印というか保管している、魔法書の影響だろうな』
『『魔法書?』』
『そうだ。魔法書だ』
『魔法書がそんなこと出来るなんてぇ、聞いたことないわぁ?』
『わしもじゃ』
そりゃあそうだろうな。あの魔法書は普通の魔法書とは別格なのだから。
『アレは、自ら持ち主を決める意思を持っている魔法書だ』
『え?それってまさかぁ!?』
『なんじゃ?闇の。お主知っておるのか?』
腐っても精霊王。流石に知っているか。目をこれでもかというほど見開いているが、肉体を有していたら零れ落ちていそうだな。ドラゴンの方は知っていないようだが。
『ええ。知ってるわ。他の精霊王も知っているはず。私達にとっては、知ってて当然のことだものぉ』
かなり衝撃の事実だったようだ。普段の絡みつくような、イライラする話し方が削ぎ落ちている。それだけの衝撃を含んでいるからな。
『わしだけ仲間外れはずるいぞ!教えるんじゃ!』
駄々をこねて、水面をバシャバシャと波立たせかけたドラゴンを睨みつけ、行動を止める。おい!リュゼが起きちゃうでしょ!?
『す、すまぬ。教えて下され』
はあー。元々教えるつもりだったからいいが、このドラゴン、面倒臭い。あ。リュゼの面倒臭がりが移ってしまっている。俺まで色々と面倒臭がったらこの先やってられなくなる。気を付けないと。
『その魔法書はな、他の魔導書よりも遥かに危険な代物なんだ。詳しい内容までは分からないが、あの魔法書の中の魔法は、どれも高威力の攻撃魔法らしい。一撃で地形を変えることなど訳もない』
あ、ドラゴンが固まった。口を開けたまま微動だにしない。そのドラゴンの顔の周りを、ちょろちょろと闇の精霊王が飛び回っている。うわー、ウザい。お、ドラゴンが再起動した。ゆっくりと口を閉じながら、恐る恐る窺う様に俺に視線を合わせる。
『その攻撃、わしが耐えきれるかのぉ?』
消滅の邪龍と呼ばれる様になる程、魔法攻撃を無効化していたからの質問だろう。笑みを浮かべて答えを返す。
『無理。跡形もなく無くなるだろうね』
『・・・・・』
白目を剥いて気絶したな。倒れかけた体は闇の精霊王によって支えられ、そのまま近くの壁際まで連れて行かれて拘束するように固定される。周囲に魔素が豊富にあるから出来ることだ。暫くすれば魔力も回復するだろう。
離脱したドラゴンに代わり闇の精霊王がクルリとこちらを向き、話し合いの続行を行う。
『その魔法書って、あの"神の聖骸"と呼ばれる物の1つ?』
『そうだ。"神の聖骸"の1つだ』
『本当に本当のことなのね』
『ああ』
闇の精霊王がジーっと見つめてくるが、目を逸らすことはしない。以前にリュゼが言っていたのだ。目が合った時、先に逸らした方が負けだと。俺はこいつに負けるなんて嫌なのだ。見つめ返していると、先に相手が逸らす。よし、勝った。
『つまり、もしリュゼが”神の聖骸”の所有者になってしまえば、平穏な暮らしは出来なくなるということね』
『そうなるだろう。そして、』
『リュゼが所有者である可能性が高い、と』
『ああ』
もぞもぞと動き出し、俺の体に抱き着いたリュゼに視線を向ける。まだ眠っている。身動ぎしただけのようだ。
『俺は、リュゼには”神の聖骸”の所有者にはなってほしくない』
『でもぉ、聖獣の願いだけではどうにもならないわぁ』
闇の精霊王の話し方が普段のように戻る。気持ちが落ち着いて来たのだろう。そして、闇の精霊王の言っていることは分かっている。選ぶのは”神の聖骸”だ。
もし選ばれたら、リュゼの望む、世界の聖域巡りと安眠とは程遠いものが待っているだろう。リュゼの幸せを望むが、”神の聖骸”の所有者が生まれるということは、今後それが必要な事態が起こり得るということと同義なのだ。
幸せのためには”神の聖骸”を使用しないといけない。しかし、”神の聖骸”を使用するのは、幸せとは遠ざかるということ。相反することだ。
どうか、どうか、リュゼが所有者でなければいい。けれど、“俺“の感情ではなく、聖域の管理者としては、リュゼが”神の聖骸”の所有者である可能性が高いと理解している。所有者であれば、”神の聖骸”を持ち出す権限がある。いや、持ち出してもらわなければならない。だとしたら俺は・・・、俺はどうしたらいいんだ?
気付いた時には既に、朝の時間帯らしかった。闇の精霊王に声を掛けられ思考の渦から抜け出す。
その頃にはドラゴンも意識を取り戻しており、拘束から解放されていた。闇の精霊王とドラゴンが交代であの部屋の魔素濃度の確認に行っている間、ひたすらジーっとリュゼを見つめる。
リュゼが”神の聖骸”の所有者の可能性が最も高い理由として、昨日の異常な魔素の多くが、リュゼに引き寄せられるように纏わりついていたからだ。まるで所有者に印を付けるかのように。
闇の精霊王とドラゴンの確認が済み、リュゼが行っても問題ない魔素濃度になっていたことで、リュゼを聖域に連れて行く決意をした。
”神の聖骸”はここ以外にも保管している場所がある。だからこそ、もしここで所有者の確認をせず逃げてしまっても、後々所有者であることが発現してしまうかもしれない。なら、覚悟を決めるしかない。
リュゼを起こし、朝食をとる。なるべく聖域に行く時間を引き伸ばしたかったが、今日は普段よりリュゼの行動がテキパキとしていて、引き伸ばされることはなかった。
そして聖域の結界を抜け、リュゼが結界を抜けるのを確認しようと振り返った瞬間に、リュゼが俺の横を通り抜けて奥へと向かって走り出した。横を通り抜けた瞬間に見えたその目には、俺は映ってなく、どこか焦燥感が浮かんでいた。
走り、追いかけながら、予想が的中してしまったと悲嘆に暮れる。起きてほしくなかった、けれど結果が十分に分かっていた未来だった。
短い通路を抜けた先には、それなりの広さのある空間に、中央にリュゼの顎の高さぐらいの台座があった。そして台座の上には、黒く艶のある表紙をした本があった。その魔法書からは、強烈な力の渦がその台座ごと張られた結界内で荒れ狂っているのが見える。
しかし、どうやらこの力の渦にリュゼは気付いていないようだ。完全に目の前の魔法書に魅入ってしまっている。声をかける暇もなくリュゼが魔法書に手を伸ばし、封じていた結界が破壊される。破壊と同時に発生した、強烈な光と解放された力の渦に耐え切れず、後ろに押されるように下がる。
魔法書がひとりでに浮き、ページが捲られリュゼの手の中へと納まる。流れるような一連の出来事だった。あまりにも神聖で、身動き1つ起こすことさえ憚られる光景だった。
結局、リュゼは選ばれてしまった。”神の聖骸”の所有者になってしまった。
リュゼと言葉を交わし、そして安堵した。リュゼは”神の聖骸”については知らないと。ただ、禁書と言われる、意思を持つ魔法書に選ばれただけと認識していると。
リュゼは”神の聖骸”が何かを知らない。いつかは知るだろう。知らないといけない。けれど今は知らなくていい。
だから俺は全力で、リュゼの側に居続け、共に戦い、その身を守ろう。ずっと一緒に居るために。
闇の精霊王に言われるまで、外では日が落ちていることに気付かず、リュゼを無理させていたことに気付かなかった。聖獣は数日寝なくとも平気で活動できるからか、人間は休みが必要だということを忘れてしまっていた。リュゼは大事な相棒なのだから、しっかり俺が気付いてフォローしなければならかったのに。よりによって、煩わしい闇の精霊王に言われて気付くなんて。はあー。
『どぉー?リュゼは寝たぁ?』
『うん、寝てる』
『それでぇ?聖獣はあの魔素濃度の異常に心当たりがあるんでしょうぉ?』
『わしも気になっとった。気になり過ぎて眠れないわい』
リュゼが寝たら聞かれると思っていたが、こんなにすぐに聞かれるとは。まあ、答えるけど。それに、もしもの時は協力してもらわないといけないだろうし。
『あれだけの異常な魔素を生み出した元凶は、聖域内に封印というか保管している、魔法書の影響だろうな』
『『魔法書?』』
『そうだ。魔法書だ』
『魔法書がそんなこと出来るなんてぇ、聞いたことないわぁ?』
『わしもじゃ』
そりゃあそうだろうな。あの魔法書は普通の魔法書とは別格なのだから。
『アレは、自ら持ち主を決める意思を持っている魔法書だ』
『え?それってまさかぁ!?』
『なんじゃ?闇の。お主知っておるのか?』
腐っても精霊王。流石に知っているか。目をこれでもかというほど見開いているが、肉体を有していたら零れ落ちていそうだな。ドラゴンの方は知っていないようだが。
『ええ。知ってるわ。他の精霊王も知っているはず。私達にとっては、知ってて当然のことだものぉ』
かなり衝撃の事実だったようだ。普段の絡みつくような、イライラする話し方が削ぎ落ちている。それだけの衝撃を含んでいるからな。
『わしだけ仲間外れはずるいぞ!教えるんじゃ!』
駄々をこねて、水面をバシャバシャと波立たせかけたドラゴンを睨みつけ、行動を止める。おい!リュゼが起きちゃうでしょ!?
『す、すまぬ。教えて下され』
はあー。元々教えるつもりだったからいいが、このドラゴン、面倒臭い。あ。リュゼの面倒臭がりが移ってしまっている。俺まで色々と面倒臭がったらこの先やってられなくなる。気を付けないと。
『その魔法書はな、他の魔導書よりも遥かに危険な代物なんだ。詳しい内容までは分からないが、あの魔法書の中の魔法は、どれも高威力の攻撃魔法らしい。一撃で地形を変えることなど訳もない』
あ、ドラゴンが固まった。口を開けたまま微動だにしない。そのドラゴンの顔の周りを、ちょろちょろと闇の精霊王が飛び回っている。うわー、ウザい。お、ドラゴンが再起動した。ゆっくりと口を閉じながら、恐る恐る窺う様に俺に視線を合わせる。
『その攻撃、わしが耐えきれるかのぉ?』
消滅の邪龍と呼ばれる様になる程、魔法攻撃を無効化していたからの質問だろう。笑みを浮かべて答えを返す。
『無理。跡形もなく無くなるだろうね』
『・・・・・』
白目を剥いて気絶したな。倒れかけた体は闇の精霊王によって支えられ、そのまま近くの壁際まで連れて行かれて拘束するように固定される。周囲に魔素が豊富にあるから出来ることだ。暫くすれば魔力も回復するだろう。
離脱したドラゴンに代わり闇の精霊王がクルリとこちらを向き、話し合いの続行を行う。
『その魔法書って、あの"神の聖骸"と呼ばれる物の1つ?』
『そうだ。"神の聖骸"の1つだ』
『本当に本当のことなのね』
『ああ』
闇の精霊王がジーっと見つめてくるが、目を逸らすことはしない。以前にリュゼが言っていたのだ。目が合った時、先に逸らした方が負けだと。俺はこいつに負けるなんて嫌なのだ。見つめ返していると、先に相手が逸らす。よし、勝った。
『つまり、もしリュゼが”神の聖骸”の所有者になってしまえば、平穏な暮らしは出来なくなるということね』
『そうなるだろう。そして、』
『リュゼが所有者である可能性が高い、と』
『ああ』
もぞもぞと動き出し、俺の体に抱き着いたリュゼに視線を向ける。まだ眠っている。身動ぎしただけのようだ。
『俺は、リュゼには”神の聖骸”の所有者にはなってほしくない』
『でもぉ、聖獣の願いだけではどうにもならないわぁ』
闇の精霊王の話し方が普段のように戻る。気持ちが落ち着いて来たのだろう。そして、闇の精霊王の言っていることは分かっている。選ぶのは”神の聖骸”だ。
もし選ばれたら、リュゼの望む、世界の聖域巡りと安眠とは程遠いものが待っているだろう。リュゼの幸せを望むが、”神の聖骸”の所有者が生まれるということは、今後それが必要な事態が起こり得るということと同義なのだ。
幸せのためには”神の聖骸”を使用しないといけない。しかし、”神の聖骸”を使用するのは、幸せとは遠ざかるということ。相反することだ。
どうか、どうか、リュゼが所有者でなければいい。けれど、“俺“の感情ではなく、聖域の管理者としては、リュゼが”神の聖骸”の所有者である可能性が高いと理解している。所有者であれば、”神の聖骸”を持ち出す権限がある。いや、持ち出してもらわなければならない。だとしたら俺は・・・、俺はどうしたらいいんだ?
気付いた時には既に、朝の時間帯らしかった。闇の精霊王に声を掛けられ思考の渦から抜け出す。
その頃にはドラゴンも意識を取り戻しており、拘束から解放されていた。闇の精霊王とドラゴンが交代であの部屋の魔素濃度の確認に行っている間、ひたすらジーっとリュゼを見つめる。
リュゼが”神の聖骸”の所有者の可能性が最も高い理由として、昨日の異常な魔素の多くが、リュゼに引き寄せられるように纏わりついていたからだ。まるで所有者に印を付けるかのように。
闇の精霊王とドラゴンの確認が済み、リュゼが行っても問題ない魔素濃度になっていたことで、リュゼを聖域に連れて行く決意をした。
”神の聖骸”はここ以外にも保管している場所がある。だからこそ、もしここで所有者の確認をせず逃げてしまっても、後々所有者であることが発現してしまうかもしれない。なら、覚悟を決めるしかない。
リュゼを起こし、朝食をとる。なるべく聖域に行く時間を引き伸ばしたかったが、今日は普段よりリュゼの行動がテキパキとしていて、引き伸ばされることはなかった。
そして聖域の結界を抜け、リュゼが結界を抜けるのを確認しようと振り返った瞬間に、リュゼが俺の横を通り抜けて奥へと向かって走り出した。横を通り抜けた瞬間に見えたその目には、俺は映ってなく、どこか焦燥感が浮かんでいた。
走り、追いかけながら、予想が的中してしまったと悲嘆に暮れる。起きてほしくなかった、けれど結果が十分に分かっていた未来だった。
短い通路を抜けた先には、それなりの広さのある空間に、中央にリュゼの顎の高さぐらいの台座があった。そして台座の上には、黒く艶のある表紙をした本があった。その魔法書からは、強烈な力の渦がその台座ごと張られた結界内で荒れ狂っているのが見える。
しかし、どうやらこの力の渦にリュゼは気付いていないようだ。完全に目の前の魔法書に魅入ってしまっている。声をかける暇もなくリュゼが魔法書に手を伸ばし、封じていた結界が破壊される。破壊と同時に発生した、強烈な光と解放された力の渦に耐え切れず、後ろに押されるように下がる。
魔法書がひとりでに浮き、ページが捲られリュゼの手の中へと納まる。流れるような一連の出来事だった。あまりにも神聖で、身動き1つ起こすことさえ憚られる光景だった。
結局、リュゼは選ばれてしまった。”神の聖骸”の所有者になってしまった。
リュゼと言葉を交わし、そして安堵した。リュゼは”神の聖骸”については知らないと。ただ、禁書と言われる、意思を持つ魔法書に選ばれただけと認識していると。
リュゼは”神の聖骸”が何かを知らない。いつかは知るだろう。知らないといけない。けれど今は知らなくていい。
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