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地底湖の続く先
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冷え冷えとした冷たさを宿す暗闇の中を進む。
光の届かない地下深く。
俺達は、鍾乳洞の地底湖を潜った先にある聖域へ移動していた。事前の予定通りに俺は、空気の膜に包まれさらにその上に防御結界を張った中で大人しくしている。自分自身の力で、泳いで潜って前に進むことは現状出来ないので、大人しく運ばれているのだ。
ヴァルードに。
初めは、ズィーリオスが俺を押しながら運ぼうとしていたようだが、水の中で動くことがまだ2度目であるので、上手く運ぶことが出来なかったのだ。それを見かねたヴァルードが、ガシっと俺を拉致るようにして掻っ攫い、先に潜って行ったのだ。
流石にベテランなだけはあり、俺がいるからといって負担がかかっている様子もなく、スイスイと潜って行って行った。そんなヴァルードを追いかけるようにズィーリオスが地底湖内に飛び込み、追従している。
ズィーリオスも最初のうちは俺がやると騒いでいたが、ヴァルードがまるで空を滑空しているように、翼を広げることもなく進んでいくのを見て、俺を連れて行く係りをヴァルードに譲ったようだった。ヴァルードは片手で俺を鷲掴みしているので、移動にほとんど支障が無いからだ。
そうしてただ、されるがままに揺られていると、一番近いはずのヴァルードの姿さえ見えない程の暗闇に包まれた。360度暗闇で、ポツンと1人存在しているような孤独感が沸き上がる。しかし、見えなくともズィーリオスがついて来ていることも分かるし、念話で会話が出来るので閑寂ではなかった。
ヴァルードや精霊王の念話も聞こえるので、存外賑やかだ。俺からはズィーリオス以外とは念話が出来ないので、少し寂寥感に苛まれた。そんな俺を気遣ってか、ズィーリオスが俺の言葉を伝えようとしてくれたのは有難かった。そうして色々なことを話しながら進んでいく。
ヴァルード曰く、魔力の扱いが上手く出来るようになれば、契約という方法以外でも念話が出来るようになるらしいのだ。ヴァルードや精霊王のように。
どうやら俺は、今までは押し込めて溢れていた分の魔力だけを扱っていたようなのだ。魔力が全開放されたことで、押し込んでいた分の魔力の扱いを覚えるようにと言われた。
俺の魔力は、聖獣と相性が良い程上質なようなので、そんな魔力は魔力が強い物ほど魅力的に見えるらしい。そんな魔力が駄々洩れで、雑魚の魔物程度なら恐れて寄ってこないだろうが、強い魔物は上質な獲物がいると嗅ぎ取って襲い掛かって来るらしい。
ここに来る前の外でのことを思い出すと、身に覚えのあることばかりであった。
ズィーリオスも精霊王も駄々洩れなことは知っていたようだが、俺がわざと強い魔物をおびき寄せるためにしていると思っていたらしい。そんなわけあるか。
だからこそ、滞在中の間はヴァルードが魔力の扱いの指導をするという提案に、一も二もなく受け入れた。
精霊王もズィーリオスも、本能的に魔力を扱うので、俺に教えられないということが分かったからだ。
ドラゴンも本能的に魔力を扱えるが、存在自体が魔力で出来ている精霊王や、魔法・魔力チートなズィーリオスよりは劣るらしい。扱い方は分かっても、そのコントロールはほとんどの生物と同じく、何度も練習をして努力し身に付けるものだそうだ。その為、ヴァルードが適任者として指導してもらうことになった。
暗闇という場に似つかわしくない、明るい空間が形成されて暫く。その空間を転写するように、突如、暗闇に光が差し込んだ。するとグングン上に引き上げられる感覚と共に、ものの数秒で水面から顔が飛び出た。行よりもかなり浅かったようだ。
久しぶりの光は目に辛く、暫く閉じていたが、次第に慣れてきたためそっと瞼を上げる。そこは、行の鍾乳洞よりも小さい空間だが、とても幻想的だった。
地底湖を囲む壁は、ヒカリゴケで覆われているのは同じだったが、クリスタルのようなものがあちらこちらから生えていて、光が反射しキラキラと輝いていた。控え目に言っても絶景だ。
「・・・・・凄いな」
『中々のものじゃろ?この光景はここでしか見れぬよ。何故かこの魔晶石はここにしかないのじゃよ』
『へぇー。魔晶石なんて珍しいわねぇ。それにこれだけの純度の高い物なんてぇ、そうそうお目にかかれないわぁ。媒介としても有能そうねぇ。加工してアクセサリーにでもしたら持ち歩けるものぉ』
これ、全部魔晶石なのか・・・。目の前にある魔晶石だけでも、50センチほどの長さがある。これ1つで、ハーデル王国の王都内の貴族街に、それも王城の近くに、邸宅が1軒は余裕で建てられるだけの価値に相当する。
魔晶石は透き通るような美しさのある鉱物の一種だ。宝石としても扱われることがあるほど美しく、精霊王がいう通り、アクセサリーにするのは良くある話だ。
ただし採掘量がとても少なく、魔素が濃い場所でしか採掘されない。魔素が濃い場所では、強い魔物が多く存在するため危険だからだ。そして、魔晶石はミスリルよりも脆いが、魔力浸透率が桁違いに高い。そもそも魔力を多く保有している為、魔石の役割を担うことも出来る。出来るが、魔石よりも圧倒的に高品質であるのは間違いない。
小指の爪ほどの大きさで、Bランクの魔石と同等かそれ以上の魔力を有している。その為、魔晶石を加工しアクセサリーにして、魔道具として身に付けることも可能な程のものだ。
「やっぱ聖域って凄いな」
『まだ入ってないけどな』
聖域だからと思考停止させようとしたが、ズィーリオスが即座に否定してくる。分かってる。まだ結界を通った感覚がしてないから、入ってないのは分かっている。だけど聖域のせいにしてしまった方が、俺は納得出来るんだよ。
ヴァルードと出会った場所の魔素濃度も、中々高かった。あれは、その場所の魔素と、ヴァルードが発している魔力が合わさって強くなっている感覚がした。しかし、ここはこの空間全体から魔力が発せられているような、まるで魔晶石から魔力が放出されているのではないかと思ってしまうほどの魔素の濃さだ。
魔晶石は、取り込んだ魔素を魔力として保管する変わった鉱石なのだ。貯め込んだ魔力を自然に放出することはない。吸収はするが、貯め込みはしないのだ。
つまり、魔晶石が吸収しきれない程の濃厚な魔素が、この空間には溢れているということだ。少し気分が悪くなってきた気がする。
魔素の過剰摂取は体に毒だ。魔力酔いに似た症状を引き起こす。
自身の魔力量の多さで今まで魔力酔いになったことはないが、流石に今回は危ないかもしれない。頭痛がしてきた頭を押さえる。
『にしてもおかしいのぉ。先日とは比べ物にならない程魔素に溢れておる。何故じゃ?』
『本当よぉ。ここまで魔素が多い所は来たことがないわぁ。少し気分が悪くなるわぁ』
どうやらこの魔素量はいつものことではないようだ。それを聞いて安心する。こんな状態が通常な場所等、普通の人間である俺には厳しすぎる環境だ。それに精霊王ですら気分が悪くなるほどの魔素濃度の中で、俺は良く意識を保てているものだ。
『・・ゼ!リュゼ!』
「うわっ!なん、だよ」
『顔色が悪い。今だってずっと声をかけているのに、ボーっとしていたじゃないか!』
『いくら聖獣の契約者と言っても人間だものぉ。この魔素濃度は毒よぉ』
『確かにそうじゃ。今すぐ休ませてやらんと。先ほどの部屋まで急ぎ戻るぞ』
『何を言っているのぉ!またあれだけの時間がかかるのよぉ!』
『落ち着けよ!とりあえず魔法をぶっ放して暴れて魔素を減らせばいいだろ!』
『聖獣!貴方が落ち着きなさぁい!生き埋めにするつもりぃ!?』
あー。うるさい。頭の中でガンガン響く。頭痛がさらに酷くなっているような気がする。聞こえる声から逃げるように意識を手放した。
光の届かない地下深く。
俺達は、鍾乳洞の地底湖を潜った先にある聖域へ移動していた。事前の予定通りに俺は、空気の膜に包まれさらにその上に防御結界を張った中で大人しくしている。自分自身の力で、泳いで潜って前に進むことは現状出来ないので、大人しく運ばれているのだ。
ヴァルードに。
初めは、ズィーリオスが俺を押しながら運ぼうとしていたようだが、水の中で動くことがまだ2度目であるので、上手く運ぶことが出来なかったのだ。それを見かねたヴァルードが、ガシっと俺を拉致るようにして掻っ攫い、先に潜って行ったのだ。
流石にベテランなだけはあり、俺がいるからといって負担がかかっている様子もなく、スイスイと潜って行って行った。そんなヴァルードを追いかけるようにズィーリオスが地底湖内に飛び込み、追従している。
ズィーリオスも最初のうちは俺がやると騒いでいたが、ヴァルードがまるで空を滑空しているように、翼を広げることもなく進んでいくのを見て、俺を連れて行く係りをヴァルードに譲ったようだった。ヴァルードは片手で俺を鷲掴みしているので、移動にほとんど支障が無いからだ。
そうしてただ、されるがままに揺られていると、一番近いはずのヴァルードの姿さえ見えない程の暗闇に包まれた。360度暗闇で、ポツンと1人存在しているような孤独感が沸き上がる。しかし、見えなくともズィーリオスがついて来ていることも分かるし、念話で会話が出来るので閑寂ではなかった。
ヴァルードや精霊王の念話も聞こえるので、存外賑やかだ。俺からはズィーリオス以外とは念話が出来ないので、少し寂寥感に苛まれた。そんな俺を気遣ってか、ズィーリオスが俺の言葉を伝えようとしてくれたのは有難かった。そうして色々なことを話しながら進んでいく。
ヴァルード曰く、魔力の扱いが上手く出来るようになれば、契約という方法以外でも念話が出来るようになるらしいのだ。ヴァルードや精霊王のように。
どうやら俺は、今までは押し込めて溢れていた分の魔力だけを扱っていたようなのだ。魔力が全開放されたことで、押し込んでいた分の魔力の扱いを覚えるようにと言われた。
俺の魔力は、聖獣と相性が良い程上質なようなので、そんな魔力は魔力が強い物ほど魅力的に見えるらしい。そんな魔力が駄々洩れで、雑魚の魔物程度なら恐れて寄ってこないだろうが、強い魔物は上質な獲物がいると嗅ぎ取って襲い掛かって来るらしい。
ここに来る前の外でのことを思い出すと、身に覚えのあることばかりであった。
ズィーリオスも精霊王も駄々洩れなことは知っていたようだが、俺がわざと強い魔物をおびき寄せるためにしていると思っていたらしい。そんなわけあるか。
だからこそ、滞在中の間はヴァルードが魔力の扱いの指導をするという提案に、一も二もなく受け入れた。
精霊王もズィーリオスも、本能的に魔力を扱うので、俺に教えられないということが分かったからだ。
ドラゴンも本能的に魔力を扱えるが、存在自体が魔力で出来ている精霊王や、魔法・魔力チートなズィーリオスよりは劣るらしい。扱い方は分かっても、そのコントロールはほとんどの生物と同じく、何度も練習をして努力し身に付けるものだそうだ。その為、ヴァルードが適任者として指導してもらうことになった。
暗闇という場に似つかわしくない、明るい空間が形成されて暫く。その空間を転写するように、突如、暗闇に光が差し込んだ。するとグングン上に引き上げられる感覚と共に、ものの数秒で水面から顔が飛び出た。行よりもかなり浅かったようだ。
久しぶりの光は目に辛く、暫く閉じていたが、次第に慣れてきたためそっと瞼を上げる。そこは、行の鍾乳洞よりも小さい空間だが、とても幻想的だった。
地底湖を囲む壁は、ヒカリゴケで覆われているのは同じだったが、クリスタルのようなものがあちらこちらから生えていて、光が反射しキラキラと輝いていた。控え目に言っても絶景だ。
「・・・・・凄いな」
『中々のものじゃろ?この光景はここでしか見れぬよ。何故かこの魔晶石はここにしかないのじゃよ』
『へぇー。魔晶石なんて珍しいわねぇ。それにこれだけの純度の高い物なんてぇ、そうそうお目にかかれないわぁ。媒介としても有能そうねぇ。加工してアクセサリーにでもしたら持ち歩けるものぉ』
これ、全部魔晶石なのか・・・。目の前にある魔晶石だけでも、50センチほどの長さがある。これ1つで、ハーデル王国の王都内の貴族街に、それも王城の近くに、邸宅が1軒は余裕で建てられるだけの価値に相当する。
魔晶石は透き通るような美しさのある鉱物の一種だ。宝石としても扱われることがあるほど美しく、精霊王がいう通り、アクセサリーにするのは良くある話だ。
ただし採掘量がとても少なく、魔素が濃い場所でしか採掘されない。魔素が濃い場所では、強い魔物が多く存在するため危険だからだ。そして、魔晶石はミスリルよりも脆いが、魔力浸透率が桁違いに高い。そもそも魔力を多く保有している為、魔石の役割を担うことも出来る。出来るが、魔石よりも圧倒的に高品質であるのは間違いない。
小指の爪ほどの大きさで、Bランクの魔石と同等かそれ以上の魔力を有している。その為、魔晶石を加工しアクセサリーにして、魔道具として身に付けることも可能な程のものだ。
「やっぱ聖域って凄いな」
『まだ入ってないけどな』
聖域だからと思考停止させようとしたが、ズィーリオスが即座に否定してくる。分かってる。まだ結界を通った感覚がしてないから、入ってないのは分かっている。だけど聖域のせいにしてしまった方が、俺は納得出来るんだよ。
ヴァルードと出会った場所の魔素濃度も、中々高かった。あれは、その場所の魔素と、ヴァルードが発している魔力が合わさって強くなっている感覚がした。しかし、ここはこの空間全体から魔力が発せられているような、まるで魔晶石から魔力が放出されているのではないかと思ってしまうほどの魔素の濃さだ。
魔晶石は、取り込んだ魔素を魔力として保管する変わった鉱石なのだ。貯め込んだ魔力を自然に放出することはない。吸収はするが、貯め込みはしないのだ。
つまり、魔晶石が吸収しきれない程の濃厚な魔素が、この空間には溢れているということだ。少し気分が悪くなってきた気がする。
魔素の過剰摂取は体に毒だ。魔力酔いに似た症状を引き起こす。
自身の魔力量の多さで今まで魔力酔いになったことはないが、流石に今回は危ないかもしれない。頭痛がしてきた頭を押さえる。
『にしてもおかしいのぉ。先日とは比べ物にならない程魔素に溢れておる。何故じゃ?』
『本当よぉ。ここまで魔素が多い所は来たことがないわぁ。少し気分が悪くなるわぁ』
どうやらこの魔素量はいつものことではないようだ。それを聞いて安心する。こんな状態が通常な場所等、普通の人間である俺には厳しすぎる環境だ。それに精霊王ですら気分が悪くなるほどの魔素濃度の中で、俺は良く意識を保てているものだ。
『・・ゼ!リュゼ!』
「うわっ!なん、だよ」
『顔色が悪い。今だってずっと声をかけているのに、ボーっとしていたじゃないか!』
『いくら聖獣の契約者と言っても人間だものぉ。この魔素濃度は毒よぉ』
『確かにそうじゃ。今すぐ休ませてやらんと。先ほどの部屋まで急ぎ戻るぞ』
『何を言っているのぉ!またあれだけの時間がかかるのよぉ!』
『落ち着けよ!とりあえず魔法をぶっ放して暴れて魔素を減らせばいいだろ!』
『聖獣!貴方が落ち着きなさぁい!生き埋めにするつもりぃ!?』
あー。うるさい。頭の中でガンガン響く。頭痛がさらに酷くなっているような気がする。聞こえる声から逃げるように意識を手放した。
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---------
掲載は不定期になります。
追記
「ざまぁ」までがかなり時間が掛かります。
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