72 / 340
ヴァルードの過去
しおりを挟む
「ヴァルードってなんでこんなところにいるんだ?」
『ふむ。そのことか。それは・・・かつての聖域の管理者に閉じ込められたからじゃ』
「へ?ヴァルードって同格のドラゴンか王位精霊にしか、どうにか出来ない程の強者だったんじゃないのか?」
ヴァルードは目をあちらこちらに向けた後、一度目を閉じて見開き、こちらに視線を向けながら告げる。
『今からどれ程昔だったかのぉ?かなり昔のーわしの若かりし頃、当時の管理者は、あまり真面目な奴じゃなくてな。わしが暴れていても排除には動かなかったんじゃ。それをわしは、わしのことを恐れて勝てないから逃げているだけだと思っとったんじゃよ。だから調子に乗ってのぉ。確かロザロ山だったかのぉ?ある時、ロザロ山に聖域があると聞いてな。丁度この辺りで暴れとったんじゃ。そこを草木のない丸裸にしてみたり、山の一部を吹き飛ばしてギザギザにしてみたりして遊んでたんじゃ。聖域が見つからないかと思ってな』
そこでヴァルードは一息つく。
昔はロザロ山脈ではなく山だったのか。ギザギザにして遊んでたって、山脈にしたのはヴァルードの仕業なのか!しかも今の草木が生えない山脈の現状の元凶だったとは。相当羽目を外していたようだな。
そして伏し目がちに再び口を開く。
『だがそれが間違いじゃった。流石に管理者がキレてな。完膚なきまでに叩き潰された。あれは酷い重症じゃった。おかげで完治するまでに200年ぐらいかかったわい』
再生能力が肉体を持つ生命体の中でトップクラスの存在が、完治するのに200年もかかる傷を負うとは、一体どれほどの大怪我だったんだ。あまりの異次元の話に開いた口が塞がらない。
『もう暴れないから見逃してくれと泣き叫んでのぉ。その交換条件で、ここの聖域の守護者をすることになって、強制的に閉じ込められたのじゃ。わし用の結界を張られてな。守護者は知っておるかのぉ?言葉通りの聖域を守る者のことじゃ』
どこか遠い目をしてヴァルードはぽつりと呟く。閉じ込められて出られないということは、死刑ではなく終身刑を言い渡されたということか。5000年程生きると言われているドラゴンの終身刑は、かなり辛いものであろう。
歴史書の書いている通りなら、4000年もの間閉じ込められていたということだ。想像もつかないほどの苦痛だ。世界を混沌に叩き落したのなら仕方ないのかもしれないが、もう十分に反省をしているのだし、残りの余生ぐらい自由にさせてあげてもいいのではないだろうか。
『人の子の言う通り、わしに対抗出来たのは同格の同類と、そこにいる闇のと同じだけの力を持つ精霊じゃったのも事実じゃ。他の聖獣もわしに対抗することは出来ても、止めることは出来なかったのじゃからな。されど聖域の管理者は別格じゃったということじゃ。このことは人の世ではあまり知られていないのかもしれぬがな』
消滅の邪龍を食い止めたのは聖域の管理者だったとは驚愕の話だ。聖獣の存在自体が世に伝わっていないから、あのような歴史書になっていたのかもしれないが、当時の聖域の管理者は凄いな。それほどの相手を単独で沈めて、結界に閉じ込めてしまうとは。
ん?だが、ちょっと待てよ。聖域の結界ですら維持出来るのは600年程だ。なのにヴァルードを閉じ込めている結界は4000年を超えるのか?え??
「なあー、ズィー。ヴァルードを閉じ込めている結界は4000年以上も持つほど強力なのか?当時の管理者、凄すぎじゃないか?」
俺を包み、温めてくれているズィーリオスに向けて顔を向けながら聞く。
『そんなわけないじゃん!そいつはそんなに強くないよ!魔力が多い強い奴を食べまくれば、俺だってそれぐらい出来るし!こいつの結界は毎回、管理者が聖域の結界を張り替えるのと同時に、張り替えているよ!』
何故そんなに怒っているんだ?急に怒り出したズィーリオスに付いていけない。自分の発言のどこに怒らせる要素があったんだ?思い返してみるが、自分がどんな発言をしたかなんて正直覚えていない。
『リュゼぇ。そこの聖獣はただ嫉妬しているだけよぉー?気にしなくていいわぁ』
「嫉妬?」
『うるさいな!虫は黙ってろよ!』
『なんですってぇ!?』
『歳とって耳が遠くなったんだね!』
『お主ら、仲が良いのぉ』
言い合いを始めたズィーリオスと精霊王を見て、おかしそうに笑うヴァルード。精霊王と知り合いということは、お互いに昔に交流があったということだ。知り合いが楽しそうにしている姿に時の流れを感じるのか。僅かに浮かぶ涙は、時の流れにより涙腺が緩くなったもの原因かもしれない。
「ヴァルード」
『どうしたんじゃ?』
「長い間ずっとここに1人だったんだろ?過去の過ちを消すことは出来ないけど、十分に反省したんだから残りの余生は自由に生きたらどうだ?今回のヴァルードの結界は張らないように、俺からズィーに伝えるから。外に出てやりたいことをやった方が良い。勿論、また世界を壊すようなことはダメだけどな?」
俺の提案に黙ったまま、目を細めて見つめてくる。どうしたんだ?見つめ合っていると、ズィーリオスと精霊王が、俺たちの様子を不思議そうに眺め出した。視線は外せない。どうすればいいんだ?
ヴァルードの細められた目が完全に閉じ、ふるふると首を振った。
『その必要はないのぉ。お主たちが来てくれただけで嬉しかった。久方ぶりに楽しい時間を過ごせたわい』
「外に出たくないのか?」
『わしが外に出ると多くの生き物たちが怯えるだろうて。特に行きたい所もないしのぉ。お主の気持ちだけ、ありがたく受け取っておこうかのぉ』
「やりたいこと。やりたいことはないのか!?長い人生、じゃなくて龍生?の最期がつまらないままで良いのか!?残りの老後に費やす時間を、何かに熱中して過ごした方が絶対に楽しいものになるはずだ!悔いはないのか?」
やりたいことがあるのならやってから死ぬ方が良い。俺は前世での、もふもふと暮らしたかったという願いを今世で叶えることが出来た。だが、俺のように来世があるとは限らないのだ。虚無感に苛まれて死ぬよりは、余生だけでも、満足できる程楽しく過ごして死ぬ方が良い。我慢など無用だ。今世では好きに生きると決めたのだ。いつ死ぬかもわからない。けれど好きな者達と共に、自分の好奇心を満たせる旅を出来るならやらない選択肢はない。
だからこそ俺は、引きこもっていた森を出て、ズィーリオスと旅をする選択をしたのだ。
『そうじゃのぉ。悔いか』
ヴァルードは顔を上げ、鍾乳洞内を見上げながら考えこむ。邪魔しないように視線を外し、精霊王にこそっと小声で話しかける。
「精霊王はヴァルードと昔からの知り合いだったんだろ?何か好きな物とか知らないか?」
精霊王はズィーリオスに腰掛けるように座る。それを嫌そうに犬歯を剥き出しにしてズィーリオスは睨みつけるが、どこ吹く風という様子で俺へ顔を向ける。左手で体を支え、右手の人差し指で自身の頬を押しながら、首を傾げる。
『知り合いではあるけれどぉ、そんなに仲がいいわけではなかったのよねぇ。わからないわぁ』
「そうか」
そりゃそうか。仲が良ければ、ヴァルードに会いにここに来ることがあったはず。しかし、仲がそれほど良くなかったのであれば、会いに来ることもなく、お互いのことはあまり知らないだろう。
するとヴァルードから声がかかる。そちらに顔を向けると、徐にヴァルードが話し出す。
『老龍の戯言と聞き流してくれて構わぬのじゃが、願わくば・・・、暫くここに滞在してくれぬかのぉ』
『ふむ。そのことか。それは・・・かつての聖域の管理者に閉じ込められたからじゃ』
「へ?ヴァルードって同格のドラゴンか王位精霊にしか、どうにか出来ない程の強者だったんじゃないのか?」
ヴァルードは目をあちらこちらに向けた後、一度目を閉じて見開き、こちらに視線を向けながら告げる。
『今からどれ程昔だったかのぉ?かなり昔のーわしの若かりし頃、当時の管理者は、あまり真面目な奴じゃなくてな。わしが暴れていても排除には動かなかったんじゃ。それをわしは、わしのことを恐れて勝てないから逃げているだけだと思っとったんじゃよ。だから調子に乗ってのぉ。確かロザロ山だったかのぉ?ある時、ロザロ山に聖域があると聞いてな。丁度この辺りで暴れとったんじゃ。そこを草木のない丸裸にしてみたり、山の一部を吹き飛ばしてギザギザにしてみたりして遊んでたんじゃ。聖域が見つからないかと思ってな』
そこでヴァルードは一息つく。
昔はロザロ山脈ではなく山だったのか。ギザギザにして遊んでたって、山脈にしたのはヴァルードの仕業なのか!しかも今の草木が生えない山脈の現状の元凶だったとは。相当羽目を外していたようだな。
そして伏し目がちに再び口を開く。
『だがそれが間違いじゃった。流石に管理者がキレてな。完膚なきまでに叩き潰された。あれは酷い重症じゃった。おかげで完治するまでに200年ぐらいかかったわい』
再生能力が肉体を持つ生命体の中でトップクラスの存在が、完治するのに200年もかかる傷を負うとは、一体どれほどの大怪我だったんだ。あまりの異次元の話に開いた口が塞がらない。
『もう暴れないから見逃してくれと泣き叫んでのぉ。その交換条件で、ここの聖域の守護者をすることになって、強制的に閉じ込められたのじゃ。わし用の結界を張られてな。守護者は知っておるかのぉ?言葉通りの聖域を守る者のことじゃ』
どこか遠い目をしてヴァルードはぽつりと呟く。閉じ込められて出られないということは、死刑ではなく終身刑を言い渡されたということか。5000年程生きると言われているドラゴンの終身刑は、かなり辛いものであろう。
歴史書の書いている通りなら、4000年もの間閉じ込められていたということだ。想像もつかないほどの苦痛だ。世界を混沌に叩き落したのなら仕方ないのかもしれないが、もう十分に反省をしているのだし、残りの余生ぐらい自由にさせてあげてもいいのではないだろうか。
『人の子の言う通り、わしに対抗出来たのは同格の同類と、そこにいる闇のと同じだけの力を持つ精霊じゃったのも事実じゃ。他の聖獣もわしに対抗することは出来ても、止めることは出来なかったのじゃからな。されど聖域の管理者は別格じゃったということじゃ。このことは人の世ではあまり知られていないのかもしれぬがな』
消滅の邪龍を食い止めたのは聖域の管理者だったとは驚愕の話だ。聖獣の存在自体が世に伝わっていないから、あのような歴史書になっていたのかもしれないが、当時の聖域の管理者は凄いな。それほどの相手を単独で沈めて、結界に閉じ込めてしまうとは。
ん?だが、ちょっと待てよ。聖域の結界ですら維持出来るのは600年程だ。なのにヴァルードを閉じ込めている結界は4000年を超えるのか?え??
「なあー、ズィー。ヴァルードを閉じ込めている結界は4000年以上も持つほど強力なのか?当時の管理者、凄すぎじゃないか?」
俺を包み、温めてくれているズィーリオスに向けて顔を向けながら聞く。
『そんなわけないじゃん!そいつはそんなに強くないよ!魔力が多い強い奴を食べまくれば、俺だってそれぐらい出来るし!こいつの結界は毎回、管理者が聖域の結界を張り替えるのと同時に、張り替えているよ!』
何故そんなに怒っているんだ?急に怒り出したズィーリオスに付いていけない。自分の発言のどこに怒らせる要素があったんだ?思い返してみるが、自分がどんな発言をしたかなんて正直覚えていない。
『リュゼぇ。そこの聖獣はただ嫉妬しているだけよぉー?気にしなくていいわぁ』
「嫉妬?」
『うるさいな!虫は黙ってろよ!』
『なんですってぇ!?』
『歳とって耳が遠くなったんだね!』
『お主ら、仲が良いのぉ』
言い合いを始めたズィーリオスと精霊王を見て、おかしそうに笑うヴァルード。精霊王と知り合いということは、お互いに昔に交流があったということだ。知り合いが楽しそうにしている姿に時の流れを感じるのか。僅かに浮かぶ涙は、時の流れにより涙腺が緩くなったもの原因かもしれない。
「ヴァルード」
『どうしたんじゃ?』
「長い間ずっとここに1人だったんだろ?過去の過ちを消すことは出来ないけど、十分に反省したんだから残りの余生は自由に生きたらどうだ?今回のヴァルードの結界は張らないように、俺からズィーに伝えるから。外に出てやりたいことをやった方が良い。勿論、また世界を壊すようなことはダメだけどな?」
俺の提案に黙ったまま、目を細めて見つめてくる。どうしたんだ?見つめ合っていると、ズィーリオスと精霊王が、俺たちの様子を不思議そうに眺め出した。視線は外せない。どうすればいいんだ?
ヴァルードの細められた目が完全に閉じ、ふるふると首を振った。
『その必要はないのぉ。お主たちが来てくれただけで嬉しかった。久方ぶりに楽しい時間を過ごせたわい』
「外に出たくないのか?」
『わしが外に出ると多くの生き物たちが怯えるだろうて。特に行きたい所もないしのぉ。お主の気持ちだけ、ありがたく受け取っておこうかのぉ』
「やりたいこと。やりたいことはないのか!?長い人生、じゃなくて龍生?の最期がつまらないままで良いのか!?残りの老後に費やす時間を、何かに熱中して過ごした方が絶対に楽しいものになるはずだ!悔いはないのか?」
やりたいことがあるのならやってから死ぬ方が良い。俺は前世での、もふもふと暮らしたかったという願いを今世で叶えることが出来た。だが、俺のように来世があるとは限らないのだ。虚無感に苛まれて死ぬよりは、余生だけでも、満足できる程楽しく過ごして死ぬ方が良い。我慢など無用だ。今世では好きに生きると決めたのだ。いつ死ぬかもわからない。けれど好きな者達と共に、自分の好奇心を満たせる旅を出来るならやらない選択肢はない。
だからこそ俺は、引きこもっていた森を出て、ズィーリオスと旅をする選択をしたのだ。
『そうじゃのぉ。悔いか』
ヴァルードは顔を上げ、鍾乳洞内を見上げながら考えこむ。邪魔しないように視線を外し、精霊王にこそっと小声で話しかける。
「精霊王はヴァルードと昔からの知り合いだったんだろ?何か好きな物とか知らないか?」
精霊王はズィーリオスに腰掛けるように座る。それを嫌そうに犬歯を剥き出しにしてズィーリオスは睨みつけるが、どこ吹く風という様子で俺へ顔を向ける。左手で体を支え、右手の人差し指で自身の頬を押しながら、首を傾げる。
『知り合いではあるけれどぉ、そんなに仲がいいわけではなかったのよねぇ。わからないわぁ』
「そうか」
そりゃそうか。仲が良ければ、ヴァルードに会いにここに来ることがあったはず。しかし、仲がそれほど良くなかったのであれば、会いに来ることもなく、お互いのことはあまり知らないだろう。
するとヴァルードから声がかかる。そちらに顔を向けると、徐にヴァルードが話し出す。
『老龍の戯言と聞き流してくれて構わぬのじゃが、願わくば・・・、暫くここに滞在してくれぬかのぉ』
46
お気に入りに追加
1,854
あなたにおすすめの小説

お願いだから俺に構わないで下さい
大味貞世氏
ファンタジー
高校2年の9月。
17歳の誕生日に甲殻類アレルギーショックで死去してしまった燻木智哉。
高校1年から始まったハブりイジメが原因で自室に引き籠もるようになっていた彼は。
本来の明るい楽観的な性格を失い、自棄から自滅願望が芽生え。
折角貰った転生のチャンスを不意に捨て去り、転生ではなく自滅を望んだ。
それは出来ないと天使は言い、人間以外の道を示した。
これは転生後の彼の魂が辿る再生の物語。
有り触れた異世界で迎えた新たな第一歩。その姿は一匹の…

幼女と執事が異世界で
天界
ファンタジー
宝くじを握り締めオレは死んだ。
当選金額は約3億。だがオレが死んだのは神の過失だった!
謝罪と称して3億分の贈り物を貰って転生したら異世界!?
おまけで貰った執事と共に異世界を満喫することを決めるオレ。
オレの人生はまだ始まったばかりだ!
ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異世界生活
天三津空らげ
ファンタジー
日本の田舎で平凡な会社員だった松田理奈は、不慮の事故で亡くなり10歳のマグダリーナに異世界転生した。転生先の子爵家は、どん底の貧乏。父は転生前の自分と同じ歳なのに仕事しない。二十五歳の青年におまるのお世話をされる最悪の日々。転生チートもないマグダリーナが、美しい魔法使いの少女に出会った時、失われた女神と幻の種族にふりまわされつつQOLが爆上がりすることになる――
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています

お前じゃないと、追い出されたが最強に成りました。ざまぁ~見ろ(笑)
いくみ
ファンタジー
お前じゃないと、追い出されたので楽しく復讐させて貰いますね。実は転生者で今世紀では貴族出身、前世の記憶が在る、今まで能力を隠して居たがもう我慢しなくて良いな、開き直った男が楽しくパーティーメンバーに復讐していく物語。
---------
掲載は不定期になります。
追記
「ざまぁ」までがかなり時間が掛かります。
お知らせ
カクヨム様でも掲載中です。
転生少女、運の良さだけで生き抜きます!
足助右禄
ファンタジー
【9月10日を持ちまして完結致しました。特別編執筆中です】
ある日、災害に巻き込まれて命を落とした少女ミナは異世界の女神に出会い、転生をさせてもらう事になった。
女神はミナの体を創造して問う。
「要望はありますか?」
ミナは「運だけ良くしてほしい」と望んだ。
迂闊で残念な少女ミナが剣と魔法のファンタジー世界で様々な人に出会い、成長していく物語。

【完結】公爵家の末っ子娘は嘲笑う
たくみ
ファンタジー
圧倒的な力を持つ公爵家に生まれたアリスには優秀を通り越して天才といわれる6人の兄と姉、ちやほやされる同い年の腹違いの姉がいた。
アリスは彼らと比べられ、蔑まれていた。しかし、彼女は公爵家にふさわしい美貌、頭脳、魔力を持っていた。
ではなぜ周囲は彼女を蔑むのか?
それは彼女がそう振る舞っていたからに他ならない。そう…彼女は見る目のない人たちを陰で嘲笑うのが趣味だった。
自国の皇太子に婚約破棄され、隣国の王子に嫁ぐことになったアリス。王妃の息子たちは彼女を拒否した為、側室の息子に嫁ぐことになった。
このあつかいに笑みがこぼれるアリス。彼女の行動、趣味は国が変わろうと何も変わらない。
それにしても……なぜ人は見せかけの行動でこうも勘違いできるのだろう。
※小説家になろうさんで投稿始めました

転生先ではゆっくりと生きたい
ひつじ
ファンタジー
勉強を頑張っても、仕事を頑張っても誰からも愛されなかったし必要とされなかった藤田明彦。
事故で死んだ明彦が出会ったのは……
転生先では愛されたいし必要とされたい。明彦改めソラはこの広い空を見ながらゆっくりと生きることを決めた
小説家になろうでも連載中です。
なろうの方が話数が多いです。
https://ncode.syosetu.com/n8964gh/
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる