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ヴァルードの過去
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「ヴァルードってなんでこんなところにいるんだ?」
『ふむ。そのことか。それは・・・かつての聖域の管理者に閉じ込められたからじゃ』
「へ?ヴァルードって同格のドラゴンか王位精霊にしか、どうにか出来ない程の強者だったんじゃないのか?」
ヴァルードは目をあちらこちらに向けた後、一度目を閉じて見開き、こちらに視線を向けながら告げる。
『今からどれ程昔だったかのぉ?かなり昔のーわしの若かりし頃、当時の管理者は、あまり真面目な奴じゃなくてな。わしが暴れていても排除には動かなかったんじゃ。それをわしは、わしのことを恐れて勝てないから逃げているだけだと思っとったんじゃよ。だから調子に乗ってのぉ。確かロザロ山だったかのぉ?ある時、ロザロ山に聖域があると聞いてな。丁度この辺りで暴れとったんじゃ。そこを草木のない丸裸にしてみたり、山の一部を吹き飛ばしてギザギザにしてみたりして遊んでたんじゃ。聖域が見つからないかと思ってな』
そこでヴァルードは一息つく。
昔はロザロ山脈ではなく山だったのか。ギザギザにして遊んでたって、山脈にしたのはヴァルードの仕業なのか!しかも今の草木が生えない山脈の現状の元凶だったとは。相当羽目を外していたようだな。
そして伏し目がちに再び口を開く。
『だがそれが間違いじゃった。流石に管理者がキレてな。完膚なきまでに叩き潰された。あれは酷い重症じゃった。おかげで完治するまでに200年ぐらいかかったわい』
再生能力が肉体を持つ生命体の中でトップクラスの存在が、完治するのに200年もかかる傷を負うとは、一体どれほどの大怪我だったんだ。あまりの異次元の話に開いた口が塞がらない。
『もう暴れないから見逃してくれと泣き叫んでのぉ。その交換条件で、ここの聖域の守護者をすることになって、強制的に閉じ込められたのじゃ。わし用の結界を張られてな。守護者は知っておるかのぉ?言葉通りの聖域を守る者のことじゃ』
どこか遠い目をしてヴァルードはぽつりと呟く。閉じ込められて出られないということは、死刑ではなく終身刑を言い渡されたということか。5000年程生きると言われているドラゴンの終身刑は、かなり辛いものであろう。
歴史書の書いている通りなら、4000年もの間閉じ込められていたということだ。想像もつかないほどの苦痛だ。世界を混沌に叩き落したのなら仕方ないのかもしれないが、もう十分に反省をしているのだし、残りの余生ぐらい自由にさせてあげてもいいのではないだろうか。
『人の子の言う通り、わしに対抗出来たのは同格の同類と、そこにいる闇のと同じだけの力を持つ精霊じゃったのも事実じゃ。他の聖獣もわしに対抗することは出来ても、止めることは出来なかったのじゃからな。されど聖域の管理者は別格じゃったということじゃ。このことは人の世ではあまり知られていないのかもしれぬがな』
消滅の邪龍を食い止めたのは聖域の管理者だったとは驚愕の話だ。聖獣の存在自体が世に伝わっていないから、あのような歴史書になっていたのかもしれないが、当時の聖域の管理者は凄いな。それほどの相手を単独で沈めて、結界に閉じ込めてしまうとは。
ん?だが、ちょっと待てよ。聖域の結界ですら維持出来るのは600年程だ。なのにヴァルードを閉じ込めている結界は4000年を超えるのか?え??
「なあー、ズィー。ヴァルードを閉じ込めている結界は4000年以上も持つほど強力なのか?当時の管理者、凄すぎじゃないか?」
俺を包み、温めてくれているズィーリオスに向けて顔を向けながら聞く。
『そんなわけないじゃん!そいつはそんなに強くないよ!魔力が多い強い奴を食べまくれば、俺だってそれぐらい出来るし!こいつの結界は毎回、管理者が聖域の結界を張り替えるのと同時に、張り替えているよ!』
何故そんなに怒っているんだ?急に怒り出したズィーリオスに付いていけない。自分の発言のどこに怒らせる要素があったんだ?思い返してみるが、自分がどんな発言をしたかなんて正直覚えていない。
『リュゼぇ。そこの聖獣はただ嫉妬しているだけよぉー?気にしなくていいわぁ』
「嫉妬?」
『うるさいな!虫は黙ってろよ!』
『なんですってぇ!?』
『歳とって耳が遠くなったんだね!』
『お主ら、仲が良いのぉ』
言い合いを始めたズィーリオスと精霊王を見て、おかしそうに笑うヴァルード。精霊王と知り合いということは、お互いに昔に交流があったということだ。知り合いが楽しそうにしている姿に時の流れを感じるのか。僅かに浮かぶ涙は、時の流れにより涙腺が緩くなったもの原因かもしれない。
「ヴァルード」
『どうしたんじゃ?』
「長い間ずっとここに1人だったんだろ?過去の過ちを消すことは出来ないけど、十分に反省したんだから残りの余生は自由に生きたらどうだ?今回のヴァルードの結界は張らないように、俺からズィーに伝えるから。外に出てやりたいことをやった方が良い。勿論、また世界を壊すようなことはダメだけどな?」
俺の提案に黙ったまま、目を細めて見つめてくる。どうしたんだ?見つめ合っていると、ズィーリオスと精霊王が、俺たちの様子を不思議そうに眺め出した。視線は外せない。どうすればいいんだ?
ヴァルードの細められた目が完全に閉じ、ふるふると首を振った。
『その必要はないのぉ。お主たちが来てくれただけで嬉しかった。久方ぶりに楽しい時間を過ごせたわい』
「外に出たくないのか?」
『わしが外に出ると多くの生き物たちが怯えるだろうて。特に行きたい所もないしのぉ。お主の気持ちだけ、ありがたく受け取っておこうかのぉ』
「やりたいこと。やりたいことはないのか!?長い人生、じゃなくて龍生?の最期がつまらないままで良いのか!?残りの老後に費やす時間を、何かに熱中して過ごした方が絶対に楽しいものになるはずだ!悔いはないのか?」
やりたいことがあるのならやってから死ぬ方が良い。俺は前世での、もふもふと暮らしたかったという願いを今世で叶えることが出来た。だが、俺のように来世があるとは限らないのだ。虚無感に苛まれて死ぬよりは、余生だけでも、満足できる程楽しく過ごして死ぬ方が良い。我慢など無用だ。今世では好きに生きると決めたのだ。いつ死ぬかもわからない。けれど好きな者達と共に、自分の好奇心を満たせる旅を出来るならやらない選択肢はない。
だからこそ俺は、引きこもっていた森を出て、ズィーリオスと旅をする選択をしたのだ。
『そうじゃのぉ。悔いか』
ヴァルードは顔を上げ、鍾乳洞内を見上げながら考えこむ。邪魔しないように視線を外し、精霊王にこそっと小声で話しかける。
「精霊王はヴァルードと昔からの知り合いだったんだろ?何か好きな物とか知らないか?」
精霊王はズィーリオスに腰掛けるように座る。それを嫌そうに犬歯を剥き出しにしてズィーリオスは睨みつけるが、どこ吹く風という様子で俺へ顔を向ける。左手で体を支え、右手の人差し指で自身の頬を押しながら、首を傾げる。
『知り合いではあるけれどぉ、そんなに仲がいいわけではなかったのよねぇ。わからないわぁ』
「そうか」
そりゃそうか。仲が良ければ、ヴァルードに会いにここに来ることがあったはず。しかし、仲がそれほど良くなかったのであれば、会いに来ることもなく、お互いのことはあまり知らないだろう。
するとヴァルードから声がかかる。そちらに顔を向けると、徐にヴァルードが話し出す。
『老龍の戯言と聞き流してくれて構わぬのじゃが、願わくば・・・、暫くここに滞在してくれぬかのぉ』
『ふむ。そのことか。それは・・・かつての聖域の管理者に閉じ込められたからじゃ』
「へ?ヴァルードって同格のドラゴンか王位精霊にしか、どうにか出来ない程の強者だったんじゃないのか?」
ヴァルードは目をあちらこちらに向けた後、一度目を閉じて見開き、こちらに視線を向けながら告げる。
『今からどれ程昔だったかのぉ?かなり昔のーわしの若かりし頃、当時の管理者は、あまり真面目な奴じゃなくてな。わしが暴れていても排除には動かなかったんじゃ。それをわしは、わしのことを恐れて勝てないから逃げているだけだと思っとったんじゃよ。だから調子に乗ってのぉ。確かロザロ山だったかのぉ?ある時、ロザロ山に聖域があると聞いてな。丁度この辺りで暴れとったんじゃ。そこを草木のない丸裸にしてみたり、山の一部を吹き飛ばしてギザギザにしてみたりして遊んでたんじゃ。聖域が見つからないかと思ってな』
そこでヴァルードは一息つく。
昔はロザロ山脈ではなく山だったのか。ギザギザにして遊んでたって、山脈にしたのはヴァルードの仕業なのか!しかも今の草木が生えない山脈の現状の元凶だったとは。相当羽目を外していたようだな。
そして伏し目がちに再び口を開く。
『だがそれが間違いじゃった。流石に管理者がキレてな。完膚なきまでに叩き潰された。あれは酷い重症じゃった。おかげで完治するまでに200年ぐらいかかったわい』
再生能力が肉体を持つ生命体の中でトップクラスの存在が、完治するのに200年もかかる傷を負うとは、一体どれほどの大怪我だったんだ。あまりの異次元の話に開いた口が塞がらない。
『もう暴れないから見逃してくれと泣き叫んでのぉ。その交換条件で、ここの聖域の守護者をすることになって、強制的に閉じ込められたのじゃ。わし用の結界を張られてな。守護者は知っておるかのぉ?言葉通りの聖域を守る者のことじゃ』
どこか遠い目をしてヴァルードはぽつりと呟く。閉じ込められて出られないということは、死刑ではなく終身刑を言い渡されたということか。5000年程生きると言われているドラゴンの終身刑は、かなり辛いものであろう。
歴史書の書いている通りなら、4000年もの間閉じ込められていたということだ。想像もつかないほどの苦痛だ。世界を混沌に叩き落したのなら仕方ないのかもしれないが、もう十分に反省をしているのだし、残りの余生ぐらい自由にさせてあげてもいいのではないだろうか。
『人の子の言う通り、わしに対抗出来たのは同格の同類と、そこにいる闇のと同じだけの力を持つ精霊じゃったのも事実じゃ。他の聖獣もわしに対抗することは出来ても、止めることは出来なかったのじゃからな。されど聖域の管理者は別格じゃったということじゃ。このことは人の世ではあまり知られていないのかもしれぬがな』
消滅の邪龍を食い止めたのは聖域の管理者だったとは驚愕の話だ。聖獣の存在自体が世に伝わっていないから、あのような歴史書になっていたのかもしれないが、当時の聖域の管理者は凄いな。それほどの相手を単独で沈めて、結界に閉じ込めてしまうとは。
ん?だが、ちょっと待てよ。聖域の結界ですら維持出来るのは600年程だ。なのにヴァルードを閉じ込めている結界は4000年を超えるのか?え??
「なあー、ズィー。ヴァルードを閉じ込めている結界は4000年以上も持つほど強力なのか?当時の管理者、凄すぎじゃないか?」
俺を包み、温めてくれているズィーリオスに向けて顔を向けながら聞く。
『そんなわけないじゃん!そいつはそんなに強くないよ!魔力が多い強い奴を食べまくれば、俺だってそれぐらい出来るし!こいつの結界は毎回、管理者が聖域の結界を張り替えるのと同時に、張り替えているよ!』
何故そんなに怒っているんだ?急に怒り出したズィーリオスに付いていけない。自分の発言のどこに怒らせる要素があったんだ?思い返してみるが、自分がどんな発言をしたかなんて正直覚えていない。
『リュゼぇ。そこの聖獣はただ嫉妬しているだけよぉー?気にしなくていいわぁ』
「嫉妬?」
『うるさいな!虫は黙ってろよ!』
『なんですってぇ!?』
『歳とって耳が遠くなったんだね!』
『お主ら、仲が良いのぉ』
言い合いを始めたズィーリオスと精霊王を見て、おかしそうに笑うヴァルード。精霊王と知り合いということは、お互いに昔に交流があったということだ。知り合いが楽しそうにしている姿に時の流れを感じるのか。僅かに浮かぶ涙は、時の流れにより涙腺が緩くなったもの原因かもしれない。
「ヴァルード」
『どうしたんじゃ?』
「長い間ずっとここに1人だったんだろ?過去の過ちを消すことは出来ないけど、十分に反省したんだから残りの余生は自由に生きたらどうだ?今回のヴァルードの結界は張らないように、俺からズィーに伝えるから。外に出てやりたいことをやった方が良い。勿論、また世界を壊すようなことはダメだけどな?」
俺の提案に黙ったまま、目を細めて見つめてくる。どうしたんだ?見つめ合っていると、ズィーリオスと精霊王が、俺たちの様子を不思議そうに眺め出した。視線は外せない。どうすればいいんだ?
ヴァルードの細められた目が完全に閉じ、ふるふると首を振った。
『その必要はないのぉ。お主たちが来てくれただけで嬉しかった。久方ぶりに楽しい時間を過ごせたわい』
「外に出たくないのか?」
『わしが外に出ると多くの生き物たちが怯えるだろうて。特に行きたい所もないしのぉ。お主の気持ちだけ、ありがたく受け取っておこうかのぉ』
「やりたいこと。やりたいことはないのか!?長い人生、じゃなくて龍生?の最期がつまらないままで良いのか!?残りの老後に費やす時間を、何かに熱中して過ごした方が絶対に楽しいものになるはずだ!悔いはないのか?」
やりたいことがあるのならやってから死ぬ方が良い。俺は前世での、もふもふと暮らしたかったという願いを今世で叶えることが出来た。だが、俺のように来世があるとは限らないのだ。虚無感に苛まれて死ぬよりは、余生だけでも、満足できる程楽しく過ごして死ぬ方が良い。我慢など無用だ。今世では好きに生きると決めたのだ。いつ死ぬかもわからない。けれど好きな者達と共に、自分の好奇心を満たせる旅を出来るならやらない選択肢はない。
だからこそ俺は、引きこもっていた森を出て、ズィーリオスと旅をする選択をしたのだ。
『そうじゃのぉ。悔いか』
ヴァルードは顔を上げ、鍾乳洞内を見上げながら考えこむ。邪魔しないように視線を外し、精霊王にこそっと小声で話しかける。
「精霊王はヴァルードと昔からの知り合いだったんだろ?何か好きな物とか知らないか?」
精霊王はズィーリオスに腰掛けるように座る。それを嫌そうに犬歯を剥き出しにしてズィーリオスは睨みつけるが、どこ吹く風という様子で俺へ顔を向ける。左手で体を支え、右手の人差し指で自身の頬を押しながら、首を傾げる。
『知り合いではあるけれどぉ、そんなに仲がいいわけではなかったのよねぇ。わからないわぁ』
「そうか」
そりゃそうか。仲が良ければ、ヴァルードに会いにここに来ることがあったはず。しかし、仲がそれほど良くなかったのであれば、会いに来ることもなく、お互いのことはあまり知らないだろう。
するとヴァルードから声がかかる。そちらに顔を向けると、徐にヴァルードが話し出す。
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