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亀さん
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ロザロ山脈に到着してから4日目。
ズィーリオスの案内で、聖域に向かって移動していたが未だに到着出来ずにいた。現在は、初めに登った峰から東方向に3つ目の峰に来ている。
道中は事前情報通り、多くの魔物に遭遇した。ここに生息している魔物は基本的に岩系の魔物だった。そして、俺との相性がすこぶる悪い。叩き切る使い方をする剣では、上手く攻撃が入らないのだ。鈍器であれば上手くダメージが入っただろうが、いくらミスリル合金の剣とはいえ、使用法的に合わない。削り取るぐらいは出来るが、逆に言えばその程度しか出来なかった。
魔力を剣に流し、体の一部のように自身の力の影響範囲を広げて、剣の強化を行ってみた。しかし、魔物の体の一部を断ち切るまではいかない。いっそのこと、自身を身体強化し部位強化した拳でぶん殴る方が効果的だった。武器が無かったころの原始的な戦闘に逆戻りだ。
今度武器屋に行くことがあれば、ナックルを買っておくのもありだ。あと、防具も買おう。いつまでもただの服のままでは紙装甲過ぎる。お金がある時に買っておけば良かった。防具の種類に迷って手を出さない間に、こんなことになってしまうとは。
でも今更考えたってもう遅い。過ぎたことは仕様がない。
頭を振って、考えていたことを追い出す。それよりも今は目の前のことに集中だ。そう、目の前の図体のデカい奴の対処法だ。
巨岩亀ジャイアントロックタートル。
目測で高さ約15メートル。マンションの5階建てぐらいの大きさだ。先ほどから両者とも動かず、ただ見つめ合い続けている。相手からしたら睨んでるつもりかもしれないが、表情からはそんなことは全く分からない。目を離したら負けだと感じ、ずっと目を合わせているのだがそろそろ首の限界だ。だが、負けたくない。目を逸らさずに首を動かし、ポキポキと鳴らしながらコリを解す。もうちょいだ。もうちょい粘れ、俺!
ズーン。ん?
ズズーン。んん?
何故に亀さん近づいて来てる?
ズーン。
ズーン。
ズズーン。
合っていた目が丸い大きな何かに遮られ、って足裏!?
後方に飛び退いて距離を取る。この勝負俺の勝ちだな!足を使って視線を逸らしたのはそっちからなんだからな。
そして再び見つめ合い?になる。実はこれ、既に3周目だ。因みに現在3連勝中。踏みつぶしによる視線逸らしは初めてだったが。
というもの、こいつを1人で倒さなければいけない。そこまで仲の良くないはずのズィーリオスと精霊王が結託し、巨岩亀ジャイアントロックタートルを俺にけしかけたのだ。
手助けする気はない様で、かなり離れた所から様子を窺っている。
剣の攻撃は効かないが、魔法攻撃の類の方が効果があったので、俺はズィーリオスに戦闘も移動も任せ、そのもふもふの毛並みの上で寝ていたのだ。すると、突然起こされて亀さんの目の前に放り出されたのである。酷すぎないか!?
巨岩亀ジャイアントロックタートルは足が遅いので逃げ切ることは容易い。しかし、もし逃げたら、聖域にたどり着くまでの間は背中に乗せてあげないとズィーリオスに言われてしまったので、逃げ出すことが出来ずにいる。もふり禁止令は俺にはきつ過ぎる。だが相手は、相性が悪い上にAランクの魔物だ。地属性の魔法で自身の防御力を強化する、防御面に特化した魔物だ。その体は鉄よりも硬く、鋼並みの強度になる。魔法で強化された体は、さらにそれ以上の硬さになる。大した攻撃力のない俺にどうやって倒せと言うのだ?
その為対処法を考えていると、かれこれ数時間は経ち今に至っている。未だに良い考えが浮かばない。
亀、亀なんだよなー。移動のスピードは遅いくせに、身の危険を感じた瞬間の甲羅への閉じこもり速度が尋常じゃないんだよな。甲羅ではない生身の本体を直接ぶん殴れたら、多少はダメージが入ると思うんだけど。生身部分も岩肌でゴツゴツしているが。
えーっと。昔小学生の時の担任が教室で亀を飼っていたな。確かその亀が、放課後先生しかいないときに何かにちゃくちゃ驚いて、甲羅から体がスポッと抜け出したとか言っていた気がする。そして暫く甲羅に戻れてなかったとか何とか。
巨岩亀ジャイアントロックタートルを見据える。
こいつを驚かせるとか無理ゲーじゃないか?岩山のようにどっしりと構えている様は、ちょっとやそっとのことでは全く動じるような相手には見えない。
もう力技で甲羅を破壊する?いや、そんなことをしたら、いくら自己再生出来ると言っても俺の腕がもたない。内部へ衝撃を伝える掌底はやったことないから使えないし。
あ!なるほど!あれがある!
悩みに悩んだ末、やっと突破口が見つかる。出来るかどうかはさておき、試してみよう。
相手に対処する隙を与えないように、素早く体の下に潜り込む。気付かれたら潰されかけたり対応されるだろうので、チャンスは1度きりだ。体の中心部ではなくなるべくギリギリの端の方に入り込む。そして足と拳に全力で部位強化を掛け、思いっきり真上に、亀の内側端の甲羅に拳を振り上げ抜いた。僅かにその巨体が半身だけ浮く。まだだ。飛び上がり、拳を、蹴りを入れてさらに浮かす。
腹面が真横に見えた瞬間に、ダメ押しで全力で蹴りつけた。
ズドガーーーーン。
轟音を立てながら亀が倒れる。砂埃が立ち上がる中、こちらに向かってくる気配はない。風に流され、砂が晴れた後には、ひっくり返った巨岩亀ジャイアントロックタートルがいた。
多少、指の骨が折れたような激痛がしたが、莫大な量の魔力により自己治癒の力で回復出来た。開いて閉じてを繰り返し、違和感がないことを確かめる。自己治癒能力はマジで便利だ。
作戦成功である。亀はひっくり返ったら命に関わる種もいる。自力で戻れないからだ。それを唐突に思い出した。岩だらけの巨体はかなりの重さがあるだろう。自重が重いからこそ簡単にはひっくり返らず、ひっくり返った時は自力で戻ることが不可能だと思った。それを試してみるとビンゴだったようで、もう攻撃してくることはなさそうだ。
時間と共に次第に弱っていくだろう。いや、既に弱り始めている。甲羅の重さが相当なものなのだろう。拳で本体をぶん殴ろうと近づいていくと、首や足を引っ込める。そして中に入って殴られないように魔法で防御される。もうどうしようもないな。
『リュゼ!本当に倒すとは思わなかったよ!やっぱり凄いよ!』
『本当よねぇ。いつ諦めるか待っていたのにぃ』
決着がついたからか、ズィーリオスと精霊王が姿を現す。無理だと分かっていてやらせたのかよ。
「無理だと分かっていて敢えてやらせるとは。あと、一応まだあれは死んでないぞ」
ジト目になりながら抗議の意思を示す。めちゃくちゃ面倒臭かったじゃないか。
鋼を素手で殴るのと変わらないことをしたんだ。良くもったな俺の体。魔力の制限がなくなったからだろうか。魔力ってすげぇー。
『確かにまだ死んではないけれど、後は時間の問題でしょ。勝ったようなものだって』
言葉と同時にズィーリオスが魔法を発動する。巨岩亀ジャイアントロックタートルを覆う様に強大な水の塊が出現し、その中に閉じ込めてしまう。中の巨岩亀ジャイアントロックタートルは暴れているが、次第に抵抗が弱まり動かなくなった。
あれ程俺が苦労した相手に、呆気なく止めを刺す。やっぱり俺は無駄に苦労したと思うんだ。俺が戦う必要ないよな。
ズィーリオスの魔法が解除され、水が飛び散り、巨岩亀ジャイアントロックタートルの周りが水浸しになる。だが乾いた土地の為、直ぐに地中に吸い込まれ乾いていった。
亀のくせに水がダメだったとは。分かっていたとしても、水魔法なんて使えないけれど。
最終的にズィーリオスが止めを刺したとは言え、勝敗の決着は俺についた。そして約束通り、ズィーリオスのもふり禁止令は発動することなく、安堵のあまり思いっきりもふもふを堪能した。よっしゃー!背中に乗る権限を取り返したぞ!
『最初から結果がどうであれ、乗せない選択肢はなかったんだけどね』
は?
ズィーリオスの案内で、聖域に向かって移動していたが未だに到着出来ずにいた。現在は、初めに登った峰から東方向に3つ目の峰に来ている。
道中は事前情報通り、多くの魔物に遭遇した。ここに生息している魔物は基本的に岩系の魔物だった。そして、俺との相性がすこぶる悪い。叩き切る使い方をする剣では、上手く攻撃が入らないのだ。鈍器であれば上手くダメージが入っただろうが、いくらミスリル合金の剣とはいえ、使用法的に合わない。削り取るぐらいは出来るが、逆に言えばその程度しか出来なかった。
魔力を剣に流し、体の一部のように自身の力の影響範囲を広げて、剣の強化を行ってみた。しかし、魔物の体の一部を断ち切るまではいかない。いっそのこと、自身を身体強化し部位強化した拳でぶん殴る方が効果的だった。武器が無かったころの原始的な戦闘に逆戻りだ。
今度武器屋に行くことがあれば、ナックルを買っておくのもありだ。あと、防具も買おう。いつまでもただの服のままでは紙装甲過ぎる。お金がある時に買っておけば良かった。防具の種類に迷って手を出さない間に、こんなことになってしまうとは。
でも今更考えたってもう遅い。過ぎたことは仕様がない。
頭を振って、考えていたことを追い出す。それよりも今は目の前のことに集中だ。そう、目の前の図体のデカい奴の対処法だ。
巨岩亀ジャイアントロックタートル。
目測で高さ約15メートル。マンションの5階建てぐらいの大きさだ。先ほどから両者とも動かず、ただ見つめ合い続けている。相手からしたら睨んでるつもりかもしれないが、表情からはそんなことは全く分からない。目を離したら負けだと感じ、ずっと目を合わせているのだがそろそろ首の限界だ。だが、負けたくない。目を逸らさずに首を動かし、ポキポキと鳴らしながらコリを解す。もうちょいだ。もうちょい粘れ、俺!
ズーン。ん?
ズズーン。んん?
何故に亀さん近づいて来てる?
ズーン。
ズーン。
ズズーン。
合っていた目が丸い大きな何かに遮られ、って足裏!?
後方に飛び退いて距離を取る。この勝負俺の勝ちだな!足を使って視線を逸らしたのはそっちからなんだからな。
そして再び見つめ合い?になる。実はこれ、既に3周目だ。因みに現在3連勝中。踏みつぶしによる視線逸らしは初めてだったが。
というもの、こいつを1人で倒さなければいけない。そこまで仲の良くないはずのズィーリオスと精霊王が結託し、巨岩亀ジャイアントロックタートルを俺にけしかけたのだ。
手助けする気はない様で、かなり離れた所から様子を窺っている。
剣の攻撃は効かないが、魔法攻撃の類の方が効果があったので、俺はズィーリオスに戦闘も移動も任せ、そのもふもふの毛並みの上で寝ていたのだ。すると、突然起こされて亀さんの目の前に放り出されたのである。酷すぎないか!?
巨岩亀ジャイアントロックタートルは足が遅いので逃げ切ることは容易い。しかし、もし逃げたら、聖域にたどり着くまでの間は背中に乗せてあげないとズィーリオスに言われてしまったので、逃げ出すことが出来ずにいる。もふり禁止令は俺にはきつ過ぎる。だが相手は、相性が悪い上にAランクの魔物だ。地属性の魔法で自身の防御力を強化する、防御面に特化した魔物だ。その体は鉄よりも硬く、鋼並みの強度になる。魔法で強化された体は、さらにそれ以上の硬さになる。大した攻撃力のない俺にどうやって倒せと言うのだ?
その為対処法を考えていると、かれこれ数時間は経ち今に至っている。未だに良い考えが浮かばない。
亀、亀なんだよなー。移動のスピードは遅いくせに、身の危険を感じた瞬間の甲羅への閉じこもり速度が尋常じゃないんだよな。甲羅ではない生身の本体を直接ぶん殴れたら、多少はダメージが入ると思うんだけど。生身部分も岩肌でゴツゴツしているが。
えーっと。昔小学生の時の担任が教室で亀を飼っていたな。確かその亀が、放課後先生しかいないときに何かにちゃくちゃ驚いて、甲羅から体がスポッと抜け出したとか言っていた気がする。そして暫く甲羅に戻れてなかったとか何とか。
巨岩亀ジャイアントロックタートルを見据える。
こいつを驚かせるとか無理ゲーじゃないか?岩山のようにどっしりと構えている様は、ちょっとやそっとのことでは全く動じるような相手には見えない。
もう力技で甲羅を破壊する?いや、そんなことをしたら、いくら自己再生出来ると言っても俺の腕がもたない。内部へ衝撃を伝える掌底はやったことないから使えないし。
あ!なるほど!あれがある!
悩みに悩んだ末、やっと突破口が見つかる。出来るかどうかはさておき、試してみよう。
相手に対処する隙を与えないように、素早く体の下に潜り込む。気付かれたら潰されかけたり対応されるだろうので、チャンスは1度きりだ。体の中心部ではなくなるべくギリギリの端の方に入り込む。そして足と拳に全力で部位強化を掛け、思いっきり真上に、亀の内側端の甲羅に拳を振り上げ抜いた。僅かにその巨体が半身だけ浮く。まだだ。飛び上がり、拳を、蹴りを入れてさらに浮かす。
腹面が真横に見えた瞬間に、ダメ押しで全力で蹴りつけた。
ズドガーーーーン。
轟音を立てながら亀が倒れる。砂埃が立ち上がる中、こちらに向かってくる気配はない。風に流され、砂が晴れた後には、ひっくり返った巨岩亀ジャイアントロックタートルがいた。
多少、指の骨が折れたような激痛がしたが、莫大な量の魔力により自己治癒の力で回復出来た。開いて閉じてを繰り返し、違和感がないことを確かめる。自己治癒能力はマジで便利だ。
作戦成功である。亀はひっくり返ったら命に関わる種もいる。自力で戻れないからだ。それを唐突に思い出した。岩だらけの巨体はかなりの重さがあるだろう。自重が重いからこそ簡単にはひっくり返らず、ひっくり返った時は自力で戻ることが不可能だと思った。それを試してみるとビンゴだったようで、もう攻撃してくることはなさそうだ。
時間と共に次第に弱っていくだろう。いや、既に弱り始めている。甲羅の重さが相当なものなのだろう。拳で本体をぶん殴ろうと近づいていくと、首や足を引っ込める。そして中に入って殴られないように魔法で防御される。もうどうしようもないな。
『リュゼ!本当に倒すとは思わなかったよ!やっぱり凄いよ!』
『本当よねぇ。いつ諦めるか待っていたのにぃ』
決着がついたからか、ズィーリオスと精霊王が姿を現す。無理だと分かっていてやらせたのかよ。
「無理だと分かっていて敢えてやらせるとは。あと、一応まだあれは死んでないぞ」
ジト目になりながら抗議の意思を示す。めちゃくちゃ面倒臭かったじゃないか。
鋼を素手で殴るのと変わらないことをしたんだ。良くもったな俺の体。魔力の制限がなくなったからだろうか。魔力ってすげぇー。
『確かにまだ死んではないけれど、後は時間の問題でしょ。勝ったようなものだって』
言葉と同時にズィーリオスが魔法を発動する。巨岩亀ジャイアントロックタートルを覆う様に強大な水の塊が出現し、その中に閉じ込めてしまう。中の巨岩亀ジャイアントロックタートルは暴れているが、次第に抵抗が弱まり動かなくなった。
あれ程俺が苦労した相手に、呆気なく止めを刺す。やっぱり俺は無駄に苦労したと思うんだ。俺が戦う必要ないよな。
ズィーリオスの魔法が解除され、水が飛び散り、巨岩亀ジャイアントロックタートルの周りが水浸しになる。だが乾いた土地の為、直ぐに地中に吸い込まれ乾いていった。
亀のくせに水がダメだったとは。分かっていたとしても、水魔法なんて使えないけれど。
最終的にズィーリオスが止めを刺したとは言え、勝敗の決着は俺についた。そして約束通り、ズィーリオスのもふり禁止令は発動することなく、安堵のあまり思いっきりもふもふを堪能した。よっしゃー!背中に乗る権限を取り返したぞ!
『最初から結果がどうであれ、乗せない選択肢はなかったんだけどね』
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