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隠し通路
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現在、目の前にはズィーリオスがお座りの状態で座っていた。尻尾を体に巻き付け、耳が後ろにペタンとなっていた。そして、目をウルウルさせながら俺を見上げていた。
うっ!可愛いぃ!!可愛いが我慢だ!緩みそうになる顔を意志の力で何とか抑え込む。
「おい。お前もだ」
すると目を見開いて、ズィーリオスが立ち上がりかけたので視線で制する。
『リュゼ!?見えてるの!?なんでこいつだけ逃げようとしているのが分かったの!?』
姿も見えない、気配も感じ取れない謎の存在だが、この場を離れようとしている気がした。ただの勘だ。てか、俺ならそうする。
「ただの勘だ」
そしてズィーリオスの視線の先から、謎の存在のおおよその位置を推測し顎をクイッと動かして、ズィーリオスの隣に座るように促す。
その間に、レオとシゼは休憩をしながら周囲の魔石を集めている様で、何故か気配を押し殺して作業をしていた。
ズィーリオスの視線が自身の隣に向いたので、きちんと座ったのだろう。ズィーリオスだけしか見えないが、両者に説教を行う。謎の存在の正体?今はそんなものはどうでもいい。とりあえず座れ。
これまでのズィーリオスの反応から、この謎の存在と念話での会話を行っているようだ。俺はその念話の声が聞こえないので会話の内容は分からないが、意思疎通は出来ているとみて間違いない。
言い分としては、初めの頃はじゃれ合いという名の軽い気持ちだったのが、どんどんヒートアップしてしまいあのような事態になってしまったらしい。きちんと反省しているようなので、今後は自分たちの行動が、周囲へどの様な影響を与えてしまうのか考えるようにきつく言って終わりとした。
それにズィーリオスの様子を見ていると、この謎の存在は悪い奴ではなさそうだ。ズィーリオスが説明する気はなさそうなので、そのことについては追及しなかった。何となくだが、想像がついたのも原因ではある。
反省しているなら、このような場所で長時間説教をする必要はないだろう。
「無駄に時間を食った。先に進むぞ」
説教後、軽く武器の点検を行い、座り込んでいた状態から立ち上がる。
アサシンスライムの分泌液の被害を受けたはずの剣は、全くどこも溶けたりするようなこともなく、綺麗な状態のままであった。やはりミスリル合金は、ミスリルという希少金属を材質として使用しているだけあって、素材自体のレベルが他とは段違いに良いのだろう。
特に魔力親和性が高い金属としても有名なので、俺の魔力を剣に流し纏わせることも出来たら、あの黒毒蠍の外殻も切れたりしないだろうか。
現状で俺が倒す方法としては、関節部に狙いを定めて切りつけることだが、なかなかに難しい。僅かにズレるだけで硬い外殻に阻まれ、多少の傷をつけることだけで終わてしまう。傷をつけることも難しいと言われるほどの硬さらしいが、出来そうで出来ないものというのは挑戦したくなる。正確な剣捌きを身に付けられれば、外殻に当たってしまうこともないだろう。外殻に傷がつくのは剣の質がいいからで、俺の実力ではない。まだまだ俺の剣の腕は伸びる可能性があるとわかったのは、魔法攻撃が出来ない俺にってはかなり嬉しい発見だった。このダンジョンでの戦闘は良い経験となるだろう。
今後の成長への足掛かりにやる気を出していると、おずおずとズィーリオスが俺に近づいて来た。
『なあ、リュゼ』
『なんだ?』
『こいつから話があるようなんだが・・・』
そう言ってズィーリオスは、何もない空中を見つめる。まだいたのか。
「何の用だ?」
『この騒動のお詫びに何か手伝うって言ってるぞ』
ズィーリオスが伝言をしてくれる。先ほどの戦闘?と言うよりも蹂躙を見たら戦えることは分かるが、正直ズィーリオスがいれば事足りるだろう。あっ。そうだ。遁走の花が咲いている場所を知らないだろうか?ダンジョン内にいたということは、俺たちの知らない所を知っているだろうし。
「では、遁走の花を知っていないか?知っているならその場所を教えてほしい」
『お!知っているそうだぞ!』
「本当か!?」
ダメ元だったが本当に知っているとは。これから先に進むにつれてさらに敵は手強くなるだろうし、ちょっとの寄り道なら許されるだろうか。
「レオ!シゼ!いいか?」
2人を振り返り確認を取る。俺が遁走の花を探しているのは伝えていた。未だに俺の耳についている魔封じ耳飾りを見て、即座に頷く。
「ありがとな!」
そろそろこのような所から出たいだろうに、遠回りになる俺個人の用事に、嫌な顔一つせず了承してくれるのは本当にありがたい。
「ならズィーリオスに付いて行くから案内してくれ!」
そして俺たちは謎の存在の案内に付いて行った。
そして付いて行った先は、行き止まりだった。俺がどういうことだと言葉を発しようとした瞬間、ズィーリオスの可愛い肉球が通路の壁に押し付けられ、・・・・・壁が崩れた。崩れた壁の先にも道が続いている。そしてズィーリオスは一切気にすることもなく先に進んで行き、俺は慌てて瓦礫を飛び越えて後を追いかける。
「ズィー、今のは?」
『隠し通路だ。どうやらこの先に、遁走の花の群生地があるらしい。』
群生地なんてあったのか。幻と言えるほどのレア度の高い花が、そんなにたくさん集まっている所があったとは。レオとシゼにも状況を説明すると、数日ぶりに見るキラキラした目をしていた。ここ最近の代わり映えのしない状況に飽きていたようだ。
すると突然、ズィーリオスから静かにするようにと言われ、レオとシゼにも身振り手振りで伝える。ゆっくりと進んでいった先には、30階層のボス部屋よりは狭いが、それに近い広さの開けた空間があった。俺たちがいる通路だけではなく、部屋の奥の反対側、左右に繋がる通路との合流地点のようだ。入口からそっと中を覗いて見ると、暗闇の中、淡く光を発する白く美しい花が咲いていた。草丈が1メートル近くあり、1本の太い茎を中心として花が咲いていた。1つ1つの花はまるで鳥の姿をしているようにも見える。
「ラークスパーに似ているね。」
ボソッと呟かれたシゼの言葉は、側にいる俺でも辛うじて聞き取れるほどの小さなものだった。きっと花の名前のことを言っているのだろうが、花に興味のなかった俺は、全く想像出来なかった。天才のシゼのことだ。図鑑でも見て覚えたのだろう。
この美しい景色だからこそ、静かにしなければいけないのだろうと感じる雰囲気があった。そして、そっと身を乗り出して花の下へと歩いていく。採取用の鋏は持ってなかったので、抜き身の剣を右手に、左手を花へと伸ばした。
「なんでこんなことになっているんだよーーーーーー!こんなの聞いてねぇーーー!」
思いの丈を叫びながら、走っている速度を落とさないように通路の角を急旋回する。完全に想定外だった。目の前を、有り得ない速さで走って逃げている”遁走の花”を追いかける。
あの時、俺が採取しようとした瞬間に、あの空間にいた全ての遁走の花が立った。そう、立ち上がったのだ。根を足のように動かしながら、蜘蛛の子を散らすように一斉に散らばっていった。想像にしていなかった光景に誰もすぐには動くことが出来ず、ほとんどの花が部屋から出て行く頃になって、はっと我に返った。
そしてズィーリオスと俺の二手に分かれて追いかけ中だ。レオとシゼはあの場所で待機してもらい、もし遁走の花がそこに逃げてきた時のために、四方の道の1つを封鎖するように立ってもらっている。
どうやらこの隠し通路内は魔物がいない安全地帯らしく、レオとシゼを2人だけにしても大丈夫なようなのだ。なのでそのあたりの心配はいらない。
そして走り回ることで何となくわかったが、ここはどの道を進もうと、必ずあの部屋に繋がるように出来ている。しかし、脇道も多いためなかなか捕まえるまでにはいかない。
また、ズィーリオスが植物魔法で操ろうとしたが、この遁走の花は魔物の一種のようで、植物認定はされずに直接どうにかすることは出来なかった。他の魔物はいないが、唯一存在する魔物と言えるが、彼らは攻撃手段を持っておらず、ただただひたすら逃げるのに特化した能力を有しているだけだった。
そのため、この隠し通路内は魔物がいない安全地帯と言えるだろう。
よって、現在は別の作戦を実行中である。そろそろだ。時間は掛かったが逃げる道を誘導し、あの部屋へと導いていた。ズィーリオスとタイミングを合わせるために。
そして部屋へと飛び込んだ時にズィーリオスとも合流したことを確認し、俺とズィーリオス、遁走の花を閉じ込めるように四方の入口が地魔法で封鎖される。完全に逃げ場をなくした遁走の花を1本?1匹?確保した。
うっ!可愛いぃ!!可愛いが我慢だ!緩みそうになる顔を意志の力で何とか抑え込む。
「おい。お前もだ」
すると目を見開いて、ズィーリオスが立ち上がりかけたので視線で制する。
『リュゼ!?見えてるの!?なんでこいつだけ逃げようとしているのが分かったの!?』
姿も見えない、気配も感じ取れない謎の存在だが、この場を離れようとしている気がした。ただの勘だ。てか、俺ならそうする。
「ただの勘だ」
そしてズィーリオスの視線の先から、謎の存在のおおよその位置を推測し顎をクイッと動かして、ズィーリオスの隣に座るように促す。
その間に、レオとシゼは休憩をしながら周囲の魔石を集めている様で、何故か気配を押し殺して作業をしていた。
ズィーリオスの視線が自身の隣に向いたので、きちんと座ったのだろう。ズィーリオスだけしか見えないが、両者に説教を行う。謎の存在の正体?今はそんなものはどうでもいい。とりあえず座れ。
これまでのズィーリオスの反応から、この謎の存在と念話での会話を行っているようだ。俺はその念話の声が聞こえないので会話の内容は分からないが、意思疎通は出来ているとみて間違いない。
言い分としては、初めの頃はじゃれ合いという名の軽い気持ちだったのが、どんどんヒートアップしてしまいあのような事態になってしまったらしい。きちんと反省しているようなので、今後は自分たちの行動が、周囲へどの様な影響を与えてしまうのか考えるようにきつく言って終わりとした。
それにズィーリオスの様子を見ていると、この謎の存在は悪い奴ではなさそうだ。ズィーリオスが説明する気はなさそうなので、そのことについては追及しなかった。何となくだが、想像がついたのも原因ではある。
反省しているなら、このような場所で長時間説教をする必要はないだろう。
「無駄に時間を食った。先に進むぞ」
説教後、軽く武器の点検を行い、座り込んでいた状態から立ち上がる。
アサシンスライムの分泌液の被害を受けたはずの剣は、全くどこも溶けたりするようなこともなく、綺麗な状態のままであった。やはりミスリル合金は、ミスリルという希少金属を材質として使用しているだけあって、素材自体のレベルが他とは段違いに良いのだろう。
特に魔力親和性が高い金属としても有名なので、俺の魔力を剣に流し纏わせることも出来たら、あの黒毒蠍の外殻も切れたりしないだろうか。
現状で俺が倒す方法としては、関節部に狙いを定めて切りつけることだが、なかなかに難しい。僅かにズレるだけで硬い外殻に阻まれ、多少の傷をつけることだけで終わてしまう。傷をつけることも難しいと言われるほどの硬さらしいが、出来そうで出来ないものというのは挑戦したくなる。正確な剣捌きを身に付けられれば、外殻に当たってしまうこともないだろう。外殻に傷がつくのは剣の質がいいからで、俺の実力ではない。まだまだ俺の剣の腕は伸びる可能性があるとわかったのは、魔法攻撃が出来ない俺にってはかなり嬉しい発見だった。このダンジョンでの戦闘は良い経験となるだろう。
今後の成長への足掛かりにやる気を出していると、おずおずとズィーリオスが俺に近づいて来た。
『なあ、リュゼ』
『なんだ?』
『こいつから話があるようなんだが・・・』
そう言ってズィーリオスは、何もない空中を見つめる。まだいたのか。
「何の用だ?」
『この騒動のお詫びに何か手伝うって言ってるぞ』
ズィーリオスが伝言をしてくれる。先ほどの戦闘?と言うよりも蹂躙を見たら戦えることは分かるが、正直ズィーリオスがいれば事足りるだろう。あっ。そうだ。遁走の花が咲いている場所を知らないだろうか?ダンジョン内にいたということは、俺たちの知らない所を知っているだろうし。
「では、遁走の花を知っていないか?知っているならその場所を教えてほしい」
『お!知っているそうだぞ!』
「本当か!?」
ダメ元だったが本当に知っているとは。これから先に進むにつれてさらに敵は手強くなるだろうし、ちょっとの寄り道なら許されるだろうか。
「レオ!シゼ!いいか?」
2人を振り返り確認を取る。俺が遁走の花を探しているのは伝えていた。未だに俺の耳についている魔封じ耳飾りを見て、即座に頷く。
「ありがとな!」
そろそろこのような所から出たいだろうに、遠回りになる俺個人の用事に、嫌な顔一つせず了承してくれるのは本当にありがたい。
「ならズィーリオスに付いて行くから案内してくれ!」
そして俺たちは謎の存在の案内に付いて行った。
そして付いて行った先は、行き止まりだった。俺がどういうことだと言葉を発しようとした瞬間、ズィーリオスの可愛い肉球が通路の壁に押し付けられ、・・・・・壁が崩れた。崩れた壁の先にも道が続いている。そしてズィーリオスは一切気にすることもなく先に進んで行き、俺は慌てて瓦礫を飛び越えて後を追いかける。
「ズィー、今のは?」
『隠し通路だ。どうやらこの先に、遁走の花の群生地があるらしい。』
群生地なんてあったのか。幻と言えるほどのレア度の高い花が、そんなにたくさん集まっている所があったとは。レオとシゼにも状況を説明すると、数日ぶりに見るキラキラした目をしていた。ここ最近の代わり映えのしない状況に飽きていたようだ。
すると突然、ズィーリオスから静かにするようにと言われ、レオとシゼにも身振り手振りで伝える。ゆっくりと進んでいった先には、30階層のボス部屋よりは狭いが、それに近い広さの開けた空間があった。俺たちがいる通路だけではなく、部屋の奥の反対側、左右に繋がる通路との合流地点のようだ。入口からそっと中を覗いて見ると、暗闇の中、淡く光を発する白く美しい花が咲いていた。草丈が1メートル近くあり、1本の太い茎を中心として花が咲いていた。1つ1つの花はまるで鳥の姿をしているようにも見える。
「ラークスパーに似ているね。」
ボソッと呟かれたシゼの言葉は、側にいる俺でも辛うじて聞き取れるほどの小さなものだった。きっと花の名前のことを言っているのだろうが、花に興味のなかった俺は、全く想像出来なかった。天才のシゼのことだ。図鑑でも見て覚えたのだろう。
この美しい景色だからこそ、静かにしなければいけないのだろうと感じる雰囲気があった。そして、そっと身を乗り出して花の下へと歩いていく。採取用の鋏は持ってなかったので、抜き身の剣を右手に、左手を花へと伸ばした。
「なんでこんなことになっているんだよーーーーーー!こんなの聞いてねぇーーー!」
思いの丈を叫びながら、走っている速度を落とさないように通路の角を急旋回する。完全に想定外だった。目の前を、有り得ない速さで走って逃げている”遁走の花”を追いかける。
あの時、俺が採取しようとした瞬間に、あの空間にいた全ての遁走の花が立った。そう、立ち上がったのだ。根を足のように動かしながら、蜘蛛の子を散らすように一斉に散らばっていった。想像にしていなかった光景に誰もすぐには動くことが出来ず、ほとんどの花が部屋から出て行く頃になって、はっと我に返った。
そしてズィーリオスと俺の二手に分かれて追いかけ中だ。レオとシゼはあの場所で待機してもらい、もし遁走の花がそこに逃げてきた時のために、四方の道の1つを封鎖するように立ってもらっている。
どうやらこの隠し通路内は魔物がいない安全地帯らしく、レオとシゼを2人だけにしても大丈夫なようなのだ。なのでそのあたりの心配はいらない。
そして走り回ることで何となくわかったが、ここはどの道を進もうと、必ずあの部屋に繋がるように出来ている。しかし、脇道も多いためなかなか捕まえるまでにはいかない。
また、ズィーリオスが植物魔法で操ろうとしたが、この遁走の花は魔物の一種のようで、植物認定はされずに直接どうにかすることは出来なかった。他の魔物はいないが、唯一存在する魔物と言えるが、彼らは攻撃手段を持っておらず、ただただひたすら逃げるのに特化した能力を有しているだけだった。
そのため、この隠し通路内は魔物がいない安全地帯と言えるだろう。
よって、現在は別の作戦を実行中である。そろそろだ。時間は掛かったが逃げる道を誘導し、あの部屋へと導いていた。ズィーリオスとタイミングを合わせるために。
そして部屋へと飛び込んだ時にズィーリオスとも合流したことを確認し、俺とズィーリオス、遁走の花を閉じ込めるように四方の入口が地魔法で封鎖される。完全に逃げ場をなくした遁走の花を1本?1匹?確保した。
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追記
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