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追跡
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1階に降りて、掃除をしていた20代ぐらいの男の方へと歩いていく。男も降りて来た俺の存在に気付いたようだ。
「お客様、どうなさいました?」
テーブルの拭き掃除を行っていた手を止めて話しかけてくる。
「少し聞きたいことがあるのだが、金髪に水色の目をした少年と、橙に近い赤髪に俺みたいな色をした目の少年を見てないか?」
「いいえ、見てませんよ。ずっとここで仕事をしていましたが、そのような少年たちは見ていませんね」
なるほど、2人は宿から出ていないことになっているのか。だがこの男が嘘をついているようには見えない。嘘の可能性もあるが、今は手がかりが少ない。可能性の高いところから潰していくか。
「では、この宿に滞在している3人組の冒険者パーティがどこに行ったか知らないか?まだ帰って来てないようなんだが」
「ええ!あ、えーとそのー」
「何だ?知っているのか?なら教えてくれ」
「その、すみません!ゴミ出しに行ってくれるというのでお願いしたんです!お客様にお願いするのはダメだと分かっているのですが、他にも仕事があってつい。すみません!オーナーには言わないでください!怒られちゃいます!」
この慌てっぷりは嘘ではないだろう。3人の足取りから追うか。謝り、黙っていてほしいと何度も頼み込む声が聞こえるが、ゴミのことなどどうでもいい。裏口に向かって歩く。扉を開けて再び閉めるまで、背後からの嘆きが聞こえ続けた。
扉の外には宿の裏庭になっており、学園の馬車が綺麗に並べられていた。そして別のところに、宿のもの置き場であろうスペースがあり、丁度馬車1台分の空きスペースがあった。
さて、もう遠慮はいらないだろう。身体強化を施し、街中を移動して、村のゴミ捨て場まで走る。その途中にある酒場で馬車を見かけたか聞き込みを行うと、見たという証言があり、やはりゴミ捨て場の方に向かったとの事だった。
昼間にフラフラと村を見学しておいて良かった。大体の位置は分かる。あの時、窓の外から見えたのはゴミ出しに行く馬車だったのかもしれない。
しかし、村のゴミ捨て場までは大して遠くもないのに、これだけ時間が経っても戻ってきていないのはおかしい。やっぱり、もしかしたらあの荷馬車に乗せていた大量の袋は、ゴミ出しに偽装したレオとシゼの誘拐なのではないだろうか。あの袋のどれかに2人が詰め込まれていたのではないか。元々こちかが本命で、昼間の襲撃事件は目を眩ませ、2人の心身の疲労を高め、誘拐しやすくするための下準備だったのではないだろうか。でも、まだそうと決まったわけではない。決めつけてはいけない。もしかしたらスティピードの3人は、ゴミ出しの帰りに酒場に寄っているのかもしれない。見かけていないけど。
どこにいるんだ2人とも。手を強く握りしめる。
駆け抜けること暫し。
ゴミ捨て場に到着したが、誰の姿も気配もなかった。ここではない?馬車など目立つはずだ。あんな大きなものがどこに消えたというのだ?引き返し、村中を隈なく探そう。
『リュゼ、ちょっと待て』
「どうしたんだ?ここには何もないぞ?」
『いや、あるのが分からないか?あそのに魔力の残滓が、ってすまない。高められた魔力の気配ならともかく、残留している僅かな魔力は今のリュゼが感知するのは厳しいか」
ゴミ捨て場の奥の壁の方を鼻先で示す。俺には何も感じないが、魔力を使用した後には魔力の残滓が残るのか。それは知らなかったな。だが、俺には感知出来ないとは残念だ。しかし今の俺、か。
「今の俺ってことは、将来的には俺でも感知出来るようになれるのか?」
『多分な。外部の魔力を感知するわけだから、その動きを把握出来ないといけないんだ。だけど、今のリュゼは魔封じのせいで、外部に魔力を自在に放出して制御出来ないだろ?自分の魔力でさえ制御して把握出来ないのに、外部のさらに言えば他人の残した魔力残滓を認識することは出来ないんだよ。でも俺としてはリュゼの魔力制御技術はかなりのものだから、その魔封じが外れたら習得出来ると思うけどな』
「そうなのか。それは習得出来るように頑張らないとな」
本当に、魔封じのせいで出来ることが限られてくるのは忌々しい。おかげで数少ない手がかりを見落とすところだった。
「それでその残滓とやらから何か分かるか?」
『そうだな。ちょっと調べて見よう』
奥の方には、村を取り囲む外壁の一部があった。
『どうやら地属性の魔術師の仕業だな。この壁、一度崩されて新しく作り直されている。それにゴミ捨て場の正面から壁の前の道までの、車輪の跡を消すのにも使われているな。ここまで丁寧に証拠を消しているのに、詰めが甘いな。思いっきり魔力残滓が残っているぞ。時間経過のせいでだいぶ薄れているが』
壁の向こう側ってことは、村の外か。この辺りの近場には何もないはずだ。どこに行ったんだ。分からないが追うしかないだろう。壁を飛び越え、村の外に出る。車輪の跡を探すが見当たらない。
『なるほどな』
「何か分かったのか?」
『進みながら車輪の跡は消して行っているようだ。もしも追跡者がいても、村からどこに向かったか分からないようにするためだろう。けれどやはり、魔力残滓があるから俺たちには無意味だがな』
「てことはつまり、追える?」
『ああ』
「なら追跡は任せるぞ!ズィーリオス!」
『任せろ!』
ズィーリオスに飛び乗り、馬車の追跡を再開する。移動スピードはズィーリオスの方が断然早い。
追跡を開始して30分程経っただろうか。向かっている方向に嫌な予感が沸き上がる。村から近く、スティピードの3人がもし朝までに村に戻るつもりであるのなら、この先にあるのはたった1つしかない。
予想が外れていてくれと願いながら、さらに走ること30分程。
前方に荷馬車が見えた。あれは多分、俺が窓から見た荷馬車で間違いないだろう。そしてその荷馬車は、近づく者を押し返すような、逆に招き入れようとしているような、不思議な雰囲気を漂わせた石造りの門の前に停められていた。
そして月明かりに照らされて、薄暗い中でもその存在を主張するように、門の奥に見える石作りの神殿。
闇の中級ダンジョン。
王都に来た目的だった場所に辿りついていた。こんなタイミングで来る予定ではなかったのに。よりにもよってダンジョンとは。しかし、もしレオとシゼが連れて来られていたとしても、2人は冒険者でもなくランクもないため入れないはずだ。冒険者ギルドがその入場を管理しているのだから。
ズィーリオスがスピードを落とし、門に近づく。馬車の中はもぬけの殻だった。ダンジョンまで来て、他の場所に連れて行ったとは考えられない。中にいるはずだ。だが、どうやって2人を中に連れ込んだんだ?分からないが考えている時間はない。
ダンジョンの入口には結界が張られており、門の前には、魔道具と思わしき20センチほどの大きさの水晶の結晶が置かれていた。水晶は1メートルほどの高さの台座に固定されており、動かすことは出来ないようだ。これが冒険者ギルドの入場制限の装置なのだろう。
ギルドカードをカバンから取り出し、ズィーリオスの上からでは届かないので、地面に降りて水晶にかざす。変化が起きたようには感じないが、ズィーリオスが早く行けとばかりに背中を押してくるので入れるのだろう。
結界を通り抜けると、聖域の結界のように何かの幕を向けたような感覚がした。中に入れたようだ。ズィーリオスも付いて来てるな。さて、急ぐか。
神殿までの道のりを駆け抜ける。闇のダンジョンだが、禍々しさは感じない。神殿内部に、ダンジョン内部に飛び込む。そこは本で勉強した通りの石造りの壁で、迷路のようになっていた。だが月明かりが差し込むのは入口までで、奥は光が無く無限に続くと錯覚してしまいそうな暗闇が続いていた。
「お客様、どうなさいました?」
テーブルの拭き掃除を行っていた手を止めて話しかけてくる。
「少し聞きたいことがあるのだが、金髪に水色の目をした少年と、橙に近い赤髪に俺みたいな色をした目の少年を見てないか?」
「いいえ、見てませんよ。ずっとここで仕事をしていましたが、そのような少年たちは見ていませんね」
なるほど、2人は宿から出ていないことになっているのか。だがこの男が嘘をついているようには見えない。嘘の可能性もあるが、今は手がかりが少ない。可能性の高いところから潰していくか。
「では、この宿に滞在している3人組の冒険者パーティがどこに行ったか知らないか?まだ帰って来てないようなんだが」
「ええ!あ、えーとそのー」
「何だ?知っているのか?なら教えてくれ」
「その、すみません!ゴミ出しに行ってくれるというのでお願いしたんです!お客様にお願いするのはダメだと分かっているのですが、他にも仕事があってつい。すみません!オーナーには言わないでください!怒られちゃいます!」
この慌てっぷりは嘘ではないだろう。3人の足取りから追うか。謝り、黙っていてほしいと何度も頼み込む声が聞こえるが、ゴミのことなどどうでもいい。裏口に向かって歩く。扉を開けて再び閉めるまで、背後からの嘆きが聞こえ続けた。
扉の外には宿の裏庭になっており、学園の馬車が綺麗に並べられていた。そして別のところに、宿のもの置き場であろうスペースがあり、丁度馬車1台分の空きスペースがあった。
さて、もう遠慮はいらないだろう。身体強化を施し、街中を移動して、村のゴミ捨て場まで走る。その途中にある酒場で馬車を見かけたか聞き込みを行うと、見たという証言があり、やはりゴミ捨て場の方に向かったとの事だった。
昼間にフラフラと村を見学しておいて良かった。大体の位置は分かる。あの時、窓の外から見えたのはゴミ出しに行く馬車だったのかもしれない。
しかし、村のゴミ捨て場までは大して遠くもないのに、これだけ時間が経っても戻ってきていないのはおかしい。やっぱり、もしかしたらあの荷馬車に乗せていた大量の袋は、ゴミ出しに偽装したレオとシゼの誘拐なのではないだろうか。あの袋のどれかに2人が詰め込まれていたのではないか。元々こちかが本命で、昼間の襲撃事件は目を眩ませ、2人の心身の疲労を高め、誘拐しやすくするための下準備だったのではないだろうか。でも、まだそうと決まったわけではない。決めつけてはいけない。もしかしたらスティピードの3人は、ゴミ出しの帰りに酒場に寄っているのかもしれない。見かけていないけど。
どこにいるんだ2人とも。手を強く握りしめる。
駆け抜けること暫し。
ゴミ捨て場に到着したが、誰の姿も気配もなかった。ここではない?馬車など目立つはずだ。あんな大きなものがどこに消えたというのだ?引き返し、村中を隈なく探そう。
『リュゼ、ちょっと待て』
「どうしたんだ?ここには何もないぞ?」
『いや、あるのが分からないか?あそのに魔力の残滓が、ってすまない。高められた魔力の気配ならともかく、残留している僅かな魔力は今のリュゼが感知するのは厳しいか」
ゴミ捨て場の奥の壁の方を鼻先で示す。俺には何も感じないが、魔力を使用した後には魔力の残滓が残るのか。それは知らなかったな。だが、俺には感知出来ないとは残念だ。しかし今の俺、か。
「今の俺ってことは、将来的には俺でも感知出来るようになれるのか?」
『多分な。外部の魔力を感知するわけだから、その動きを把握出来ないといけないんだ。だけど、今のリュゼは魔封じのせいで、外部に魔力を自在に放出して制御出来ないだろ?自分の魔力でさえ制御して把握出来ないのに、外部のさらに言えば他人の残した魔力残滓を認識することは出来ないんだよ。でも俺としてはリュゼの魔力制御技術はかなりのものだから、その魔封じが外れたら習得出来ると思うけどな』
「そうなのか。それは習得出来るように頑張らないとな」
本当に、魔封じのせいで出来ることが限られてくるのは忌々しい。おかげで数少ない手がかりを見落とすところだった。
「それでその残滓とやらから何か分かるか?」
『そうだな。ちょっと調べて見よう』
奥の方には、村を取り囲む外壁の一部があった。
『どうやら地属性の魔術師の仕業だな。この壁、一度崩されて新しく作り直されている。それにゴミ捨て場の正面から壁の前の道までの、車輪の跡を消すのにも使われているな。ここまで丁寧に証拠を消しているのに、詰めが甘いな。思いっきり魔力残滓が残っているぞ。時間経過のせいでだいぶ薄れているが』
壁の向こう側ってことは、村の外か。この辺りの近場には何もないはずだ。どこに行ったんだ。分からないが追うしかないだろう。壁を飛び越え、村の外に出る。車輪の跡を探すが見当たらない。
『なるほどな』
「何か分かったのか?」
『進みながら車輪の跡は消して行っているようだ。もしも追跡者がいても、村からどこに向かったか分からないようにするためだろう。けれどやはり、魔力残滓があるから俺たちには無意味だがな』
「てことはつまり、追える?」
『ああ』
「なら追跡は任せるぞ!ズィーリオス!」
『任せろ!』
ズィーリオスに飛び乗り、馬車の追跡を再開する。移動スピードはズィーリオスの方が断然早い。
追跡を開始して30分程経っただろうか。向かっている方向に嫌な予感が沸き上がる。村から近く、スティピードの3人がもし朝までに村に戻るつもりであるのなら、この先にあるのはたった1つしかない。
予想が外れていてくれと願いながら、さらに走ること30分程。
前方に荷馬車が見えた。あれは多分、俺が窓から見た荷馬車で間違いないだろう。そしてその荷馬車は、近づく者を押し返すような、逆に招き入れようとしているような、不思議な雰囲気を漂わせた石造りの門の前に停められていた。
そして月明かりに照らされて、薄暗い中でもその存在を主張するように、門の奥に見える石作りの神殿。
闇の中級ダンジョン。
王都に来た目的だった場所に辿りついていた。こんなタイミングで来る予定ではなかったのに。よりにもよってダンジョンとは。しかし、もしレオとシゼが連れて来られていたとしても、2人は冒険者でもなくランクもないため入れないはずだ。冒険者ギルドがその入場を管理しているのだから。
ズィーリオスがスピードを落とし、門に近づく。馬車の中はもぬけの殻だった。ダンジョンまで来て、他の場所に連れて行ったとは考えられない。中にいるはずだ。だが、どうやって2人を中に連れ込んだんだ?分からないが考えている時間はない。
ダンジョンの入口には結界が張られており、門の前には、魔道具と思わしき20センチほどの大きさの水晶の結晶が置かれていた。水晶は1メートルほどの高さの台座に固定されており、動かすことは出来ないようだ。これが冒険者ギルドの入場制限の装置なのだろう。
ギルドカードをカバンから取り出し、ズィーリオスの上からでは届かないので、地面に降りて水晶にかざす。変化が起きたようには感じないが、ズィーリオスが早く行けとばかりに背中を押してくるので入れるのだろう。
結界を通り抜けると、聖域の結界のように何かの幕を向けたような感覚がした。中に入れたようだ。ズィーリオスも付いて来てるな。さて、急ぐか。
神殿までの道のりを駆け抜ける。闇のダンジョンだが、禍々しさは感じない。神殿内部に、ダンジョン内部に飛び込む。そこは本で勉強した通りの石造りの壁で、迷路のようになっていた。だが月明かりが差し込むのは入口までで、奥は光が無く無限に続くと錯覚してしまいそうな暗闇が続いていた。
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