47 / 340
合同訓練1日目夜・2日目
しおりを挟む
今日のキャンプ地に着くと学生たちは各々のグループで、指導学生の指導の下テントを設営し始めた。ほとんどやっているのは、下級貴族と思われる学生たちばかりだが。特に、令嬢たちはまたしてもレオとシゼのところに行っているので、グループメンバーと一緒にテント設営を頑張ろうとしている2人からしたらとても迷惑そうだ。
冒険者組もテント設営を始めている。思っていたよりも、見た目の厳つさで選ばれたようではなく、普通の冒険者たちが選ばれていた。メンバーに女性がいるパーティもあるので、テントの設営は慣れている様でさっさと終わっていた。因みに俺はテントではない。寝袋だ。ミノムシ状態になり、緊急事態の時に素早く動けないから嫌なのだが、テントはカバンに入らないし、寝袋だけでも絶対に買えとガルムにネーデで買わされたのだ。それに、そのまま寝るのは慣れているし。
よし、では今のうちに。
『ズィー、今のうちに狩りに行って来てくれ。今回は一人でな。気配を消す練習に丁度いいだろ。あと、俺の分もよろしく』
『うーん。分かった。だったらあれをくれ。あのいつも肉に振りかけている、白と黒の粉だ。あれがある方が上手い!』
『塩と胡椒な。いいけど掛け過ぎるなよ?』
『分かってるって!』
塩と胡椒の瓶をそのまま渡すわけにはいかないので、カバンごとズィーリオスに渡す。そんなに塩胡椒が嬉しかったのか、尻尾をゆらゆらと振りながら森の中へ入って行った。昨日それぞれ買い足したが、帰ったらまた買い足さないといけなさそうだな。
辺りを見渡すとテント設営は終わっており、焚火が2つ出来ていた。その周りに学生たちが好きに集まって座っている。勿論、敷物を敷いてだ。ボッチが2人いるな。あれは・・・アンナか?
声を掛けるために近づこうとした時、冒険者は集まるように指示が出される。仕事なら仕方ない。アンナから目を逸らして、冒険者たちが集合している所に向かう。そこに学園関係者の姿はなく、冒険者のみで集まっているようだった。
1つのパーティが他のパーティの前に立ち、全員が集まるのを待っていた。そして俺が到着したのを確認すると、前に立っているパーティから男が1人さらに前に出てくる。どうやらこのパーティは3人組のようで、出てきた男がリーダーのようだ。
「パーティ”スティピード”のリーダー、Cランクのアソードです。多分この中で一番ランクが高いと思うから、僕がまとめ役をしてもいいですか?」
男の自己紹介と共に、皆が頷き賛成したことでまとめ役となることが決定する。冒険者同士で協力する時は、基本的にランクが1番高い人がまとめ役になるのがルールだとガルムが言ってたな。となると、本来は俺がまとめ役をしないといけなかったのか。だけどみんなのこの反応は、俺がBランクだということは知らないようだ。それに、この護衛依頼のランクはDランクであるため、参加者のほとんどはDランクなのだろう。そんな中にCランクがいれば、必然と1番上のランクだと認識されるのだろう。まとめ役という面倒なことはしたくないから、やりたい奴に任せるとしよう。俺はDランクだ。そういうことにしよう。
「では、今夜の寝ずの番の順番を決めたいと思います。日の入りから日の出までと考えて、1つのパーティでだいたい2時間ぐらいですね。こちらの砂時計は1回あたり15分なので、8回落ち切った時に次の人と交換としましょう。この砂時計をお使い下さい」
他のパーティたちが騒ぎ出す。確かに15分の砂時計は大きくて持ち運びに不便だが、そんなに珍しいというわけではないのに。
「そこで、1番初めの寝ずの番はあの子にしたいのですが、皆さん宜しいでしょうか」
アソードが俺を指し示す。そこで一斉に視線が集まるが、皆俺がまだ子どもだからなのか、二つ返事で了承していた。俺としてもその時間はありがたい。
その後、他の冒険者達だけの話し合いが始まり、パーティ関係なく、俺の次に女性たち、そして各パーティの男たちが順番に担当することになった。そのうち2つのパーティは合同で行うようだ。途中、俺は誰かと一緒に組まされそうになったが、断固として拒否したため、1人で担当することが出来た。知らない人と2時間一緒なのは辛い。
話し合いが終わったころには学生たちの夕食は終わっており、移動や戦いの疲れが溜まっているのか、ほとんどの学生が眠っているようだった。
冒険者たちの夕食時間になり、その間やたらとズィーリオスについて質問してくるので、面倒週くさく感じのらりくらりと質問をはぐらかしていた。何だか探るような質問の仕方だったので、真面目にその可愛さを語ってあげようとは思えなかったのだ。
やっと全ての学生と冒険者達が眠りにつき、タイミングを図ったかのようにズィーリオスが帰って来る。ご丁寧にも、調理済みの串肉を葉っぱで包み持って来てくれた。それも人化した状態で。だから人がいないタイミングを狙ったのか。まあ、俺に荷物と肉を手渡した瞬間に元に戻ったが。
肉を食べ、ズィーリオスに砂時計の説明をして時間管理を託す。その後、時間になるまでひたすら剣を振るい鍛錬を行った。
時間になり、ズィーリオスにクリーンで汗をかいた体を綺麗にしてもらい、女性たちのテントの外から声をかけ、出てきたのを確認して役目を引き継ぐ。
寝袋を取り出し中に入り、身動きが取れなくなった俺を包むようにズィーリオスが側に横たわり、合同訓練1日目を終えた。
翌朝。朝日が顔面を直撃し、眠っていられず目を覚ます。めちゃくちゃ眠い。もっと光量には気を付けろよ、全く。
『リュゼ起きたんだ。今日は自分でこんなに早く起きるなんてどうした。襲撃あるとしたら今日だろうな』
『眩しすぎて起きただけだ』
辺りを見渡すと、まだ日が顔を出し始めたばかりのようで、冒険者は皆起きておりテントの片づけを行っていた。ズィーリオスにクリーンをしてもらい、寝袋を片付ける。出発までまだまだ時間がありそうだ。身支度を終え、横たわっているズィーリオスに座り込みながら抱き着き、顔をもふもふの毛に埋める。はい、お休み。
『いつまで2度寝しているつもりだ。起きろ。出発するぞ』
もふんと毛から体ごと顔を離し、欠伸をしながら開き切らない目で周りを確認する。確かに皆荷物を片付け、馬車へと運んでいた。一部の学生からは良くわからない視線を向けられている。寝ぼけているせいで頭が回っていないようだ。アンナが半目でこちらを見ている気がするが、きっとアンナも眠いのだろう。
各自昨日と同じ馬車に乗り、街道を進む。予定ではお昼前には村に着くようだ。ズィーリオスの背中で大きな欠伸をする。やっぱり寝足りない。あと30時間は寝ないといけない。ふあーぁ。
『リュゼ、来たぞ!襲撃だ。両サイドから挟み込むように近づいて来ている。このまま行けば、1番前の馬車と鉢合わせだ』
『っ!来たか。フォロー頼む』
とうとうこの時が来たようだ。両頬を叩いて眠気を吹き飛ばし、息を大きく吸い込む。
「全車止まれ!!敵襲だ!!」
ズィーリオスの風魔法のフォローにより、最前列まで声が届いただろうが直ぐには止まらない。玉突き事故にならないように、前から止まらないといけないからか、なかなか完全停車しない。
これでは間に合わない!気配を発する俺の探知圏内に入った者達は、すぐそばまで近づいて来ているが、両サイドの一段高い斜面と森の木々に遮られ、その襲撃者たちの姿が見えずにいた。
すると急に、森の中から魔力の気配が高まり出し、そのタイミングで1番前の馬車が完全停止した。
だが、停止するのが遅かった。両サイドの森から無数の魔法攻撃が飛び出してきた。直ぐに冒険者たちが出てくるが、そのあとから外に出てきた学生たちを守りながら、この数を捌き切るのはきついだろう。
中央から後方付近の馬車は、ズィーリオスの風の結界で守られたが、中央から前の方は無防備だ。無防備なところに飛んでくる攻撃を、最低限の範囲で剣で切り、魔力を霧散させる。しかし数が多く、1番前の馬車まで行けない。まずい!そして前方の、まるでわざと狙っているかのように、実際狙っているのだろうが集中的に、1番前の馬車に攻撃の雨が降り注いだ。
冒険者組もテント設営を始めている。思っていたよりも、見た目の厳つさで選ばれたようではなく、普通の冒険者たちが選ばれていた。メンバーに女性がいるパーティもあるので、テントの設営は慣れている様でさっさと終わっていた。因みに俺はテントではない。寝袋だ。ミノムシ状態になり、緊急事態の時に素早く動けないから嫌なのだが、テントはカバンに入らないし、寝袋だけでも絶対に買えとガルムにネーデで買わされたのだ。それに、そのまま寝るのは慣れているし。
よし、では今のうちに。
『ズィー、今のうちに狩りに行って来てくれ。今回は一人でな。気配を消す練習に丁度いいだろ。あと、俺の分もよろしく』
『うーん。分かった。だったらあれをくれ。あのいつも肉に振りかけている、白と黒の粉だ。あれがある方が上手い!』
『塩と胡椒な。いいけど掛け過ぎるなよ?』
『分かってるって!』
塩と胡椒の瓶をそのまま渡すわけにはいかないので、カバンごとズィーリオスに渡す。そんなに塩胡椒が嬉しかったのか、尻尾をゆらゆらと振りながら森の中へ入って行った。昨日それぞれ買い足したが、帰ったらまた買い足さないといけなさそうだな。
辺りを見渡すとテント設営は終わっており、焚火が2つ出来ていた。その周りに学生たちが好きに集まって座っている。勿論、敷物を敷いてだ。ボッチが2人いるな。あれは・・・アンナか?
声を掛けるために近づこうとした時、冒険者は集まるように指示が出される。仕事なら仕方ない。アンナから目を逸らして、冒険者たちが集合している所に向かう。そこに学園関係者の姿はなく、冒険者のみで集まっているようだった。
1つのパーティが他のパーティの前に立ち、全員が集まるのを待っていた。そして俺が到着したのを確認すると、前に立っているパーティから男が1人さらに前に出てくる。どうやらこのパーティは3人組のようで、出てきた男がリーダーのようだ。
「パーティ”スティピード”のリーダー、Cランクのアソードです。多分この中で一番ランクが高いと思うから、僕がまとめ役をしてもいいですか?」
男の自己紹介と共に、皆が頷き賛成したことでまとめ役となることが決定する。冒険者同士で協力する時は、基本的にランクが1番高い人がまとめ役になるのがルールだとガルムが言ってたな。となると、本来は俺がまとめ役をしないといけなかったのか。だけどみんなのこの反応は、俺がBランクだということは知らないようだ。それに、この護衛依頼のランクはDランクであるため、参加者のほとんどはDランクなのだろう。そんな中にCランクがいれば、必然と1番上のランクだと認識されるのだろう。まとめ役という面倒なことはしたくないから、やりたい奴に任せるとしよう。俺はDランクだ。そういうことにしよう。
「では、今夜の寝ずの番の順番を決めたいと思います。日の入りから日の出までと考えて、1つのパーティでだいたい2時間ぐらいですね。こちらの砂時計は1回あたり15分なので、8回落ち切った時に次の人と交換としましょう。この砂時計をお使い下さい」
他のパーティたちが騒ぎ出す。確かに15分の砂時計は大きくて持ち運びに不便だが、そんなに珍しいというわけではないのに。
「そこで、1番初めの寝ずの番はあの子にしたいのですが、皆さん宜しいでしょうか」
アソードが俺を指し示す。そこで一斉に視線が集まるが、皆俺がまだ子どもだからなのか、二つ返事で了承していた。俺としてもその時間はありがたい。
その後、他の冒険者達だけの話し合いが始まり、パーティ関係なく、俺の次に女性たち、そして各パーティの男たちが順番に担当することになった。そのうち2つのパーティは合同で行うようだ。途中、俺は誰かと一緒に組まされそうになったが、断固として拒否したため、1人で担当することが出来た。知らない人と2時間一緒なのは辛い。
話し合いが終わったころには学生たちの夕食は終わっており、移動や戦いの疲れが溜まっているのか、ほとんどの学生が眠っているようだった。
冒険者たちの夕食時間になり、その間やたらとズィーリオスについて質問してくるので、面倒週くさく感じのらりくらりと質問をはぐらかしていた。何だか探るような質問の仕方だったので、真面目にその可愛さを語ってあげようとは思えなかったのだ。
やっと全ての学生と冒険者達が眠りにつき、タイミングを図ったかのようにズィーリオスが帰って来る。ご丁寧にも、調理済みの串肉を葉っぱで包み持って来てくれた。それも人化した状態で。だから人がいないタイミングを狙ったのか。まあ、俺に荷物と肉を手渡した瞬間に元に戻ったが。
肉を食べ、ズィーリオスに砂時計の説明をして時間管理を託す。その後、時間になるまでひたすら剣を振るい鍛錬を行った。
時間になり、ズィーリオスにクリーンで汗をかいた体を綺麗にしてもらい、女性たちのテントの外から声をかけ、出てきたのを確認して役目を引き継ぐ。
寝袋を取り出し中に入り、身動きが取れなくなった俺を包むようにズィーリオスが側に横たわり、合同訓練1日目を終えた。
翌朝。朝日が顔面を直撃し、眠っていられず目を覚ます。めちゃくちゃ眠い。もっと光量には気を付けろよ、全く。
『リュゼ起きたんだ。今日は自分でこんなに早く起きるなんてどうした。襲撃あるとしたら今日だろうな』
『眩しすぎて起きただけだ』
辺りを見渡すと、まだ日が顔を出し始めたばかりのようで、冒険者は皆起きておりテントの片づけを行っていた。ズィーリオスにクリーンをしてもらい、寝袋を片付ける。出発までまだまだ時間がありそうだ。身支度を終え、横たわっているズィーリオスに座り込みながら抱き着き、顔をもふもふの毛に埋める。はい、お休み。
『いつまで2度寝しているつもりだ。起きろ。出発するぞ』
もふんと毛から体ごと顔を離し、欠伸をしながら開き切らない目で周りを確認する。確かに皆荷物を片付け、馬車へと運んでいた。一部の学生からは良くわからない視線を向けられている。寝ぼけているせいで頭が回っていないようだ。アンナが半目でこちらを見ている気がするが、きっとアンナも眠いのだろう。
各自昨日と同じ馬車に乗り、街道を進む。予定ではお昼前には村に着くようだ。ズィーリオスの背中で大きな欠伸をする。やっぱり寝足りない。あと30時間は寝ないといけない。ふあーぁ。
『リュゼ、来たぞ!襲撃だ。両サイドから挟み込むように近づいて来ている。このまま行けば、1番前の馬車と鉢合わせだ』
『っ!来たか。フォロー頼む』
とうとうこの時が来たようだ。両頬を叩いて眠気を吹き飛ばし、息を大きく吸い込む。
「全車止まれ!!敵襲だ!!」
ズィーリオスの風魔法のフォローにより、最前列まで声が届いただろうが直ぐには止まらない。玉突き事故にならないように、前から止まらないといけないからか、なかなか完全停車しない。
これでは間に合わない!気配を発する俺の探知圏内に入った者達は、すぐそばまで近づいて来ているが、両サイドの一段高い斜面と森の木々に遮られ、その襲撃者たちの姿が見えずにいた。
すると急に、森の中から魔力の気配が高まり出し、そのタイミングで1番前の馬車が完全停止した。
だが、停止するのが遅かった。両サイドの森から無数の魔法攻撃が飛び出してきた。直ぐに冒険者たちが出てくるが、そのあとから外に出てきた学生たちを守りながら、この数を捌き切るのはきついだろう。
中央から後方付近の馬車は、ズィーリオスの風の結界で守られたが、中央から前の方は無防備だ。無防備なところに飛んでくる攻撃を、最低限の範囲で剣で切り、魔力を霧散させる。しかし数が多く、1番前の馬車まで行けない。まずい!そして前方の、まるでわざと狙っているかのように、実際狙っているのだろうが集中的に、1番前の馬車に攻撃の雨が降り注いだ。
24
お気に入りに追加
1,778
あなたにおすすめの小説
幼女と執事が異世界で
天界
ファンタジー
宝くじを握り締めオレは死んだ。
当選金額は約3億。だがオレが死んだのは神の過失だった!
謝罪と称して3億分の贈り物を貰って転生したら異世界!?
おまけで貰った執事と共に異世界を満喫することを決めるオレ。
オレの人生はまだ始まったばかりだ!
ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異世界生活
天三津空らげ
ファンタジー
日本の田舎で平凡な会社員だった松田理奈は、不慮の事故で亡くなり10歳のマグダリーナに異世界転生した。転生先の子爵家は、どん底の貧乏。父は転生前の自分と同じ歳なのに仕事しない。二十五歳の青年におまるのお世話をされる最悪の日々。転生チートもないマグダリーナが、美しい魔法使いの少女に出会った時、失われた女神と幻の種族にふりまわされつつQOLが爆上がりすることになる――
転生先ではゆっくりと生きたい
ひつじ
ファンタジー
勉強を頑張っても、仕事を頑張っても誰からも愛されなかったし必要とされなかった藤田明彦。
事故で死んだ明彦が出会ったのは……
転生先では愛されたいし必要とされたい。明彦改めソラはこの広い空を見ながらゆっくりと生きることを決めた
小説家になろうでも連載中です。
なろうの方が話数が多いです。
https://ncode.syosetu.com/n8964gh/
まさか転生?
花菱
ファンタジー
気付いたら異世界? しかも身体が?
一体どうなってるの…
あれ?でも……
滑舌かなり悪く、ご都合主義のお話。
初めてなので作者にも今後どうなっていくのか分からない……
クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される
こたろう文庫
ファンタジー
日頃からいじめにあっていた影宮 灰人は授業中に突如現れた転移陣によってクラスごと転移されそうになるが、咄嗟の機転により転移を一人だけ回避することに成功する。しかし女神の説得?により結局異世界転移するが、転移先の国王から職業[逃亡者]が無能という理由にて処刑されることになる
初執筆作品になりますので日本語などおかしい部分があるかと思いますが、温かい目で読んで頂き、少しでも面白いと思って頂ければ幸いです。
なろう・カクヨム・アルファポリスにて公開しています
こちらの作品も宜しければお願いします
[イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で学園最強に・・・]
悪役令息に転生したけど、静かな老後を送りたい!
えながゆうき
ファンタジー
妹がやっていた乙女ゲームの世界に転生し、自分がゲームの中の悪役令息であり、魔王フラグ持ちであることに気がついたシリウス。しかし、乙女ゲームに興味がなかった事が仇となり、断片的にしかゲームの内容が分からない!わずかな記憶を頼りに魔王フラグをへし折って、静かな老後を送りたい!
剣と魔法のファンタジー世界で、精一杯、悪足搔きさせていただきます!
転生貴族のスローライフ
マツユキ
ファンタジー
現代の日本で、病気により若くして死んでしまった主人公。気づいたら異世界で貴族の三男として転生していた
しかし、生まれた家は力主義を掲げる辺境伯家。自分の力を上手く使えない主人公は、追放されてしまう事に。しかも、追放先は誰も足を踏み入れようとはしない場所だった
これは、転生者である主人公が最凶の地で、国よりも最強の街を起こす物語である
*基本は1日空けて更新したいと思っています。連日更新をする場合もありますので、よろしくお願いします
お前じゃないと、追い出されたが最強に成りました。ざまぁ~見ろ(笑)
いくみ
ファンタジー
お前じゃないと、追い出されたので楽しく復讐させて貰いますね。実は転生者で今世紀では貴族出身、前世の記憶が在る、今まで能力を隠して居たがもう我慢しなくて良いな、開き直った男が楽しくパーティーメンバーに復讐していく物語。
---------
掲載は不定期になります。
追記
「ざまぁ」までがかなり時間が掛かります。
お知らせ
カクヨム様でも掲載中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる