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合同訓練1日目夜・2日目
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今日のキャンプ地に着くと学生たちは各々のグループで、指導学生の指導の下テントを設営し始めた。ほとんどやっているのは、下級貴族と思われる学生たちばかりだが。特に、令嬢たちはまたしてもレオとシゼのところに行っているので、グループメンバーと一緒にテント設営を頑張ろうとしている2人からしたらとても迷惑そうだ。
冒険者組もテント設営を始めている。思っていたよりも、見た目の厳つさで選ばれたようではなく、普通の冒険者たちが選ばれていた。メンバーに女性がいるパーティもあるので、テントの設営は慣れている様でさっさと終わっていた。因みに俺はテントではない。寝袋だ。ミノムシ状態になり、緊急事態の時に素早く動けないから嫌なのだが、テントはカバンに入らないし、寝袋だけでも絶対に買えとガルムにネーデで買わされたのだ。それに、そのまま寝るのは慣れているし。
よし、では今のうちに。
『ズィー、今のうちに狩りに行って来てくれ。今回は一人でな。気配を消す練習に丁度いいだろ。あと、俺の分もよろしく』
『うーん。分かった。だったらあれをくれ。あのいつも肉に振りかけている、白と黒の粉だ。あれがある方が上手い!』
『塩と胡椒な。いいけど掛け過ぎるなよ?』
『分かってるって!』
塩と胡椒の瓶をそのまま渡すわけにはいかないので、カバンごとズィーリオスに渡す。そんなに塩胡椒が嬉しかったのか、尻尾をゆらゆらと振りながら森の中へ入って行った。昨日それぞれ買い足したが、帰ったらまた買い足さないといけなさそうだな。
辺りを見渡すとテント設営は終わっており、焚火が2つ出来ていた。その周りに学生たちが好きに集まって座っている。勿論、敷物を敷いてだ。ボッチが2人いるな。あれは・・・アンナか?
声を掛けるために近づこうとした時、冒険者は集まるように指示が出される。仕事なら仕方ない。アンナから目を逸らして、冒険者たちが集合している所に向かう。そこに学園関係者の姿はなく、冒険者のみで集まっているようだった。
1つのパーティが他のパーティの前に立ち、全員が集まるのを待っていた。そして俺が到着したのを確認すると、前に立っているパーティから男が1人さらに前に出てくる。どうやらこのパーティは3人組のようで、出てきた男がリーダーのようだ。
「パーティ”スティピード”のリーダー、Cランクのアソードです。多分この中で一番ランクが高いと思うから、僕がまとめ役をしてもいいですか?」
男の自己紹介と共に、皆が頷き賛成したことでまとめ役となることが決定する。冒険者同士で協力する時は、基本的にランクが1番高い人がまとめ役になるのがルールだとガルムが言ってたな。となると、本来は俺がまとめ役をしないといけなかったのか。だけどみんなのこの反応は、俺がBランクだということは知らないようだ。それに、この護衛依頼のランクはDランクであるため、参加者のほとんどはDランクなのだろう。そんな中にCランクがいれば、必然と1番上のランクだと認識されるのだろう。まとめ役という面倒なことはしたくないから、やりたい奴に任せるとしよう。俺はDランクだ。そういうことにしよう。
「では、今夜の寝ずの番の順番を決めたいと思います。日の入りから日の出までと考えて、1つのパーティでだいたい2時間ぐらいですね。こちらの砂時計は1回あたり15分なので、8回落ち切った時に次の人と交換としましょう。この砂時計をお使い下さい」
他のパーティたちが騒ぎ出す。確かに15分の砂時計は大きくて持ち運びに不便だが、そんなに珍しいというわけではないのに。
「そこで、1番初めの寝ずの番はあの子にしたいのですが、皆さん宜しいでしょうか」
アソードが俺を指し示す。そこで一斉に視線が集まるが、皆俺がまだ子どもだからなのか、二つ返事で了承していた。俺としてもその時間はありがたい。
その後、他の冒険者達だけの話し合いが始まり、パーティ関係なく、俺の次に女性たち、そして各パーティの男たちが順番に担当することになった。そのうち2つのパーティは合同で行うようだ。途中、俺は誰かと一緒に組まされそうになったが、断固として拒否したため、1人で担当することが出来た。知らない人と2時間一緒なのは辛い。
話し合いが終わったころには学生たちの夕食は終わっており、移動や戦いの疲れが溜まっているのか、ほとんどの学生が眠っているようだった。
冒険者たちの夕食時間になり、その間やたらとズィーリオスについて質問してくるので、面倒週くさく感じのらりくらりと質問をはぐらかしていた。何だか探るような質問の仕方だったので、真面目にその可愛さを語ってあげようとは思えなかったのだ。
やっと全ての学生と冒険者達が眠りにつき、タイミングを図ったかのようにズィーリオスが帰って来る。ご丁寧にも、調理済みの串肉を葉っぱで包み持って来てくれた。それも人化した状態で。だから人がいないタイミングを狙ったのか。まあ、俺に荷物と肉を手渡した瞬間に元に戻ったが。
肉を食べ、ズィーリオスに砂時計の説明をして時間管理を託す。その後、時間になるまでひたすら剣を振るい鍛錬を行った。
時間になり、ズィーリオスにクリーンで汗をかいた体を綺麗にしてもらい、女性たちのテントの外から声をかけ、出てきたのを確認して役目を引き継ぐ。
寝袋を取り出し中に入り、身動きが取れなくなった俺を包むようにズィーリオスが側に横たわり、合同訓練1日目を終えた。
翌朝。朝日が顔面を直撃し、眠っていられず目を覚ます。めちゃくちゃ眠い。もっと光量には気を付けろよ、全く。
『リュゼ起きたんだ。今日は自分でこんなに早く起きるなんてどうした。襲撃あるとしたら今日だろうな』
『眩しすぎて起きただけだ』
辺りを見渡すと、まだ日が顔を出し始めたばかりのようで、冒険者は皆起きておりテントの片づけを行っていた。ズィーリオスにクリーンをしてもらい、寝袋を片付ける。出発までまだまだ時間がありそうだ。身支度を終え、横たわっているズィーリオスに座り込みながら抱き着き、顔をもふもふの毛に埋める。はい、お休み。
『いつまで2度寝しているつもりだ。起きろ。出発するぞ』
もふんと毛から体ごと顔を離し、欠伸をしながら開き切らない目で周りを確認する。確かに皆荷物を片付け、馬車へと運んでいた。一部の学生からは良くわからない視線を向けられている。寝ぼけているせいで頭が回っていないようだ。アンナが半目でこちらを見ている気がするが、きっとアンナも眠いのだろう。
各自昨日と同じ馬車に乗り、街道を進む。予定ではお昼前には村に着くようだ。ズィーリオスの背中で大きな欠伸をする。やっぱり寝足りない。あと30時間は寝ないといけない。ふあーぁ。
『リュゼ、来たぞ!襲撃だ。両サイドから挟み込むように近づいて来ている。このまま行けば、1番前の馬車と鉢合わせだ』
『っ!来たか。フォロー頼む』
とうとうこの時が来たようだ。両頬を叩いて眠気を吹き飛ばし、息を大きく吸い込む。
「全車止まれ!!敵襲だ!!」
ズィーリオスの風魔法のフォローにより、最前列まで声が届いただろうが直ぐには止まらない。玉突き事故にならないように、前から止まらないといけないからか、なかなか完全停車しない。
これでは間に合わない!気配を発する俺の探知圏内に入った者達は、すぐそばまで近づいて来ているが、両サイドの一段高い斜面と森の木々に遮られ、その襲撃者たちの姿が見えずにいた。
すると急に、森の中から魔力の気配が高まり出し、そのタイミングで1番前の馬車が完全停止した。
だが、停止するのが遅かった。両サイドの森から無数の魔法攻撃が飛び出してきた。直ぐに冒険者たちが出てくるが、そのあとから外に出てきた学生たちを守りながら、この数を捌き切るのはきついだろう。
中央から後方付近の馬車は、ズィーリオスの風の結界で守られたが、中央から前の方は無防備だ。無防備なところに飛んでくる攻撃を、最低限の範囲で剣で切り、魔力を霧散させる。しかし数が多く、1番前の馬車まで行けない。まずい!そして前方の、まるでわざと狙っているかのように、実際狙っているのだろうが集中的に、1番前の馬車に攻撃の雨が降り注いだ。
冒険者組もテント設営を始めている。思っていたよりも、見た目の厳つさで選ばれたようではなく、普通の冒険者たちが選ばれていた。メンバーに女性がいるパーティもあるので、テントの設営は慣れている様でさっさと終わっていた。因みに俺はテントではない。寝袋だ。ミノムシ状態になり、緊急事態の時に素早く動けないから嫌なのだが、テントはカバンに入らないし、寝袋だけでも絶対に買えとガルムにネーデで買わされたのだ。それに、そのまま寝るのは慣れているし。
よし、では今のうちに。
『ズィー、今のうちに狩りに行って来てくれ。今回は一人でな。気配を消す練習に丁度いいだろ。あと、俺の分もよろしく』
『うーん。分かった。だったらあれをくれ。あのいつも肉に振りかけている、白と黒の粉だ。あれがある方が上手い!』
『塩と胡椒な。いいけど掛け過ぎるなよ?』
『分かってるって!』
塩と胡椒の瓶をそのまま渡すわけにはいかないので、カバンごとズィーリオスに渡す。そんなに塩胡椒が嬉しかったのか、尻尾をゆらゆらと振りながら森の中へ入って行った。昨日それぞれ買い足したが、帰ったらまた買い足さないといけなさそうだな。
辺りを見渡すとテント設営は終わっており、焚火が2つ出来ていた。その周りに学生たちが好きに集まって座っている。勿論、敷物を敷いてだ。ボッチが2人いるな。あれは・・・アンナか?
声を掛けるために近づこうとした時、冒険者は集まるように指示が出される。仕事なら仕方ない。アンナから目を逸らして、冒険者たちが集合している所に向かう。そこに学園関係者の姿はなく、冒険者のみで集まっているようだった。
1つのパーティが他のパーティの前に立ち、全員が集まるのを待っていた。そして俺が到着したのを確認すると、前に立っているパーティから男が1人さらに前に出てくる。どうやらこのパーティは3人組のようで、出てきた男がリーダーのようだ。
「パーティ”スティピード”のリーダー、Cランクのアソードです。多分この中で一番ランクが高いと思うから、僕がまとめ役をしてもいいですか?」
男の自己紹介と共に、皆が頷き賛成したことでまとめ役となることが決定する。冒険者同士で協力する時は、基本的にランクが1番高い人がまとめ役になるのがルールだとガルムが言ってたな。となると、本来は俺がまとめ役をしないといけなかったのか。だけどみんなのこの反応は、俺がBランクだということは知らないようだ。それに、この護衛依頼のランクはDランクであるため、参加者のほとんどはDランクなのだろう。そんな中にCランクがいれば、必然と1番上のランクだと認識されるのだろう。まとめ役という面倒なことはしたくないから、やりたい奴に任せるとしよう。俺はDランクだ。そういうことにしよう。
「では、今夜の寝ずの番の順番を決めたいと思います。日の入りから日の出までと考えて、1つのパーティでだいたい2時間ぐらいですね。こちらの砂時計は1回あたり15分なので、8回落ち切った時に次の人と交換としましょう。この砂時計をお使い下さい」
他のパーティたちが騒ぎ出す。確かに15分の砂時計は大きくて持ち運びに不便だが、そんなに珍しいというわけではないのに。
「そこで、1番初めの寝ずの番はあの子にしたいのですが、皆さん宜しいでしょうか」
アソードが俺を指し示す。そこで一斉に視線が集まるが、皆俺がまだ子どもだからなのか、二つ返事で了承していた。俺としてもその時間はありがたい。
その後、他の冒険者達だけの話し合いが始まり、パーティ関係なく、俺の次に女性たち、そして各パーティの男たちが順番に担当することになった。そのうち2つのパーティは合同で行うようだ。途中、俺は誰かと一緒に組まされそうになったが、断固として拒否したため、1人で担当することが出来た。知らない人と2時間一緒なのは辛い。
話し合いが終わったころには学生たちの夕食は終わっており、移動や戦いの疲れが溜まっているのか、ほとんどの学生が眠っているようだった。
冒険者たちの夕食時間になり、その間やたらとズィーリオスについて質問してくるので、面倒週くさく感じのらりくらりと質問をはぐらかしていた。何だか探るような質問の仕方だったので、真面目にその可愛さを語ってあげようとは思えなかったのだ。
やっと全ての学生と冒険者達が眠りにつき、タイミングを図ったかのようにズィーリオスが帰って来る。ご丁寧にも、調理済みの串肉を葉っぱで包み持って来てくれた。それも人化した状態で。だから人がいないタイミングを狙ったのか。まあ、俺に荷物と肉を手渡した瞬間に元に戻ったが。
肉を食べ、ズィーリオスに砂時計の説明をして時間管理を託す。その後、時間になるまでひたすら剣を振るい鍛錬を行った。
時間になり、ズィーリオスにクリーンで汗をかいた体を綺麗にしてもらい、女性たちのテントの外から声をかけ、出てきたのを確認して役目を引き継ぐ。
寝袋を取り出し中に入り、身動きが取れなくなった俺を包むようにズィーリオスが側に横たわり、合同訓練1日目を終えた。
翌朝。朝日が顔面を直撃し、眠っていられず目を覚ます。めちゃくちゃ眠い。もっと光量には気を付けろよ、全く。
『リュゼ起きたんだ。今日は自分でこんなに早く起きるなんてどうした。襲撃あるとしたら今日だろうな』
『眩しすぎて起きただけだ』
辺りを見渡すと、まだ日が顔を出し始めたばかりのようで、冒険者は皆起きておりテントの片づけを行っていた。ズィーリオスにクリーンをしてもらい、寝袋を片付ける。出発までまだまだ時間がありそうだ。身支度を終え、横たわっているズィーリオスに座り込みながら抱き着き、顔をもふもふの毛に埋める。はい、お休み。
『いつまで2度寝しているつもりだ。起きろ。出発するぞ』
もふんと毛から体ごと顔を離し、欠伸をしながら開き切らない目で周りを確認する。確かに皆荷物を片付け、馬車へと運んでいた。一部の学生からは良くわからない視線を向けられている。寝ぼけているせいで頭が回っていないようだ。アンナが半目でこちらを見ている気がするが、きっとアンナも眠いのだろう。
各自昨日と同じ馬車に乗り、街道を進む。予定ではお昼前には村に着くようだ。ズィーリオスの背中で大きな欠伸をする。やっぱり寝足りない。あと30時間は寝ないといけない。ふあーぁ。
『リュゼ、来たぞ!襲撃だ。両サイドから挟み込むように近づいて来ている。このまま行けば、1番前の馬車と鉢合わせだ』
『っ!来たか。フォロー頼む』
とうとうこの時が来たようだ。両頬を叩いて眠気を吹き飛ばし、息を大きく吸い込む。
「全車止まれ!!敵襲だ!!」
ズィーリオスの風魔法のフォローにより、最前列まで声が届いただろうが直ぐには止まらない。玉突き事故にならないように、前から止まらないといけないからか、なかなか完全停車しない。
これでは間に合わない!気配を発する俺の探知圏内に入った者達は、すぐそばまで近づいて来ているが、両サイドの一段高い斜面と森の木々に遮られ、その襲撃者たちの姿が見えずにいた。
すると急に、森の中から魔力の気配が高まり出し、そのタイミングで1番前の馬車が完全停止した。
だが、停止するのが遅かった。両サイドの森から無数の魔法攻撃が飛び出してきた。直ぐに冒険者たちが出てくるが、そのあとから外に出てきた学生たちを守りながら、この数を捌き切るのはきついだろう。
中央から後方付近の馬車は、ズィーリオスの風の結界で守られたが、中央から前の方は無防備だ。無防備なところに飛んでくる攻撃を、最低限の範囲で剣で切り、魔力を霧散させる。しかし数が多く、1番前の馬車まで行けない。まずい!そして前方の、まるでわざと狙っているかのように、実際狙っているのだろうが集中的に、1番前の馬車に攻撃の雨が降り注いだ。
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