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合同訓練開始
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「そうだな。襲われたのは俺の知り合いだ。だから襲ってきた相手がどこの誰か気になったんだよ」
「ふむ。だとすると、合同訓練に参加するのは、その知り合いも参加するからか。しかし、リュゼのように腕のある者ではないとすれば、相手は貴族の「アイゼン」」
「それ以上の詮索はやめてもらおうか」
どんどん核心に近づいて来るアイゼンの思考を止める。例え俺が元貴族だということがバレていなかったとしても、俺に貴族の知り合いがいるということはもうバレてしまっただろう。これ以上はしゃべるな、という圧を込めて睨みつける。伊達に3年もの間、サバイバル生活を過ごしてきていない。
部屋の空気が張り詰め、アイゼンが冷や汗を浮かべているが構わず睨みつける。
「リュゼ君、そこまでにしなさい」
そんな状況下で、唯一平然としていたのがシェルだった。そのシェルが声を上げる。それでも無視し続けた。
「リュゼ!」
シェルに怒鳴られ、渋々視線を逸らし睨みつけるのを止める。視線の端では、アイゼンが大きく深呼吸を繰り返しているのが映る。息が整ってきたころ、テーブルの上の覚めた紅茶を一気飲みして、俺へと視線を向ける。
「リュゼ、すまなかった。俺は君を見くびっていたようだ。誰しも他人に踏み込まれたくない部分があるというのに、君の気持ちを考えずに好き勝手話してしまった。本当にすまない」
チラッと視線を向けると、座った状態で両手を膝に付け、頭を下げていた。貴族の割にはかなり好感が持てる態度だ。
「本当にすまないと思っているなら、今後一切の詮索をしないでくれ」
「わかった。約束しよう」
その後、アイゼンが依頼を発注し、そのまま受注までの手続きを済ませる。本来護衛の冒険者は、学園が依頼を発注し、ギルドが受注希望者を募ってリスト化し、学園がそのリストから選考するというのが決まりらしい。しかしそこに、高位貴族の依頼及び推薦状が加わることで、あっさりと学園側の選考に通るようなのだ。一応学園側からの依頼でもある為、学園からの報酬も出るらしい。まさに一石二鳥だ。
合同訓練当日までの間は、自力で裏ギルドに関しての情報収集に費やした。逃がした男から、顔の特徴などがバレている可能性が高いと判断したので、フード付きのマントを購入し、目立つ白髪を隠しながら情報収集をした。しかし、やはり情報を得ることは出来ず、時間だけが過ぎていった。
そして、3泊4日の合同訓練の当日となった。
出発当日の朝は早かった。日が昇り始める前に起き、いつも通りの服装に着替え、ズィーリオスに乗って集合場所の学園の正門前の広場に向かう。道中はまだ暗いというのに、僅かに起き出している人の気配があった。だが、道はとても空いていたのであっという間に目的地へ到着する。
到着する頃には日が顔を出し始めており、明るく眩しい日差しが後方から指していた。集合場所には、同じ服を身にまとった多くの学生がおり、ざわめきと共に視線が向けられるのが感じられる。とりあえず責任者に到着を知らせないといけないので、近くにいた教師らしき人を捕まえ、護衛の冒険者だと伝え管理者の下へ案内してもらう。その際にギルドカードを見せたのだが、カードと俺の顔を交互に何度も見られたことは、乗ったままのズィーリオスをもふることで忘れることにする。
責任者の下に着くと挨拶を交わし、再びギルドカードを見せる。その後別の案内人がやって来て、今回俺が護衛する学生たちのところに連れて行ってくれる。
学生たちの合間を縫って移動していたのだが、どうやら既にグループで分かれているようだった。
物凄い数の視線がビシバシ突き刺さってくるが、全てを無視してあの2人を探す。お!いた!
向こうも俺の視線に気づいたのか、俺を目にして、その目を面白いくらい真ん丸にする。だが次の瞬間には表情を取り繕い、周りに集まっていた同級生たちに視線を戻していた。俺たちが知り合いということは周りにはバレていないようだ。
どうやら俺の担当する、学生のグループのところに到着したようだ。グループは全員で6人のようで、女子3、男子3という配分だった。その中には勿論、アンナもいた。
「お久しぶりですね!リュゼ!貴方なら来て下さると思ってましたわ!」
「ああ、久しぶり。来たのはたまたまだ」
「そうだとしてもですわ!」
アンナが近づいて来て、ズィーリオスとも挨拶をした後、ズィーリオスの首筋を撫でる。そして、こちらを見たままひそひそと話し合っているグループメンバーの方へ視線を向ける。
「あの方たちが、今回私のグループのメンバーの学生です。護衛の方は基本、平民の方ですからあのように挨拶しようとしないんです。代わりに私が謝罪致しますわ」
頭を下げようとしたアンナを、ズィーリオスから降りて止める。
「お前が謝ることじゃないだろ。止めろ」
「しかしっ」
「自分の命を守ってくれる人に挨拶すらしないのは、守られるほど弱くないという意思表示なのだろう。仕事だから守りはするが、命に関わる事態にならない限り手は出さんよ」
「それだと命に関わらない限り、守らないと言っているように聞こえますけど」
「そう言っているんだが?」
「・・・」
「ああ!安心しろ。お前はちゃんと守るから」
急に顔を伏せてアンナは黙りこくってしまう。何も言わないということは、理解してくれたのだろう。
丁度その時、出発準備をするようにと合図が入り、正門前に準備されていた馬車の列に人が流れていく。どうやら今回用意されている馬車は特別性のようで、普通の馬車よりも少し大きく、中には6人も座れるようだ。だからグループメンバーは6人なのか。そしてその後ろには普通サイズの馬車があり、この2種類の馬車が交互に並んでいた。普通サイズの馬車は冒険者用らしい。
どうしよう。俺も馬車に乗らなければいけないのだろうか。うわー。嫌だな、お尻がやられてしまう。でも乗らないと、この馬車どうするってなるよな。別に良い思うんだけど。そのまま走らせても。
それに、この合同訓練は戦闘も経験させるのが目的だよな。だけどズィーリオスに乗って、そのまま護衛していたら絶対に魔物なんて寄ってこないよな。この辺の魔物は弱いし。だが、人化してもらったら、お前誰だ状態になるだろうし。うーん。ううーーーん。
そうだ。移動始めと終わりごろは、ズィーリオスに乗って移動しながら護衛して、それ以外の時は人化してもらって、一緒に馬車の中に入っていよう。お尻は・・・もう諦めるしかないな。クッションでも買っておけば良かった。いや、かばんの中に入らないからダメだ!
移動中のことに関して色々考えていると、どうやらこのグループは最後尾のようだ。ズィーリオスに乗って、全員の出発準備が出来るのを待つ。
そして何気なく、レオとシゼの馬車の位置を確認する。一番前か。分かりやすい。それにやっぱり同じグループなようだ。
他の護衛の冒険者は、パーティで受けている所が多いようだ。彼らのほとんどが俺の側を通っていくが、その度に挨拶をしてくるので言葉を返す。それも何だか彼らは俺のことを知っているような反応だった。こっちは彼らのことを全く知らないのに、一体どうなっているんだ。ギルドに行くたびにシェルに呼び出しされて、俺が問題児だとでも思われているのだろうか。まあ、そんなことはないだろう。白髪が目立つということは理解しているから、そんな冒険者をギルドで見かけて覚えていた、とかそれぐらいだろう。きっと。
そして、日が昇ってしばらくして。明るい朝日に照らされながら、一行は出発した。
「ふむ。だとすると、合同訓練に参加するのは、その知り合いも参加するからか。しかし、リュゼのように腕のある者ではないとすれば、相手は貴族の「アイゼン」」
「それ以上の詮索はやめてもらおうか」
どんどん核心に近づいて来るアイゼンの思考を止める。例え俺が元貴族だということがバレていなかったとしても、俺に貴族の知り合いがいるということはもうバレてしまっただろう。これ以上はしゃべるな、という圧を込めて睨みつける。伊達に3年もの間、サバイバル生活を過ごしてきていない。
部屋の空気が張り詰め、アイゼンが冷や汗を浮かべているが構わず睨みつける。
「リュゼ君、そこまでにしなさい」
そんな状況下で、唯一平然としていたのがシェルだった。そのシェルが声を上げる。それでも無視し続けた。
「リュゼ!」
シェルに怒鳴られ、渋々視線を逸らし睨みつけるのを止める。視線の端では、アイゼンが大きく深呼吸を繰り返しているのが映る。息が整ってきたころ、テーブルの上の覚めた紅茶を一気飲みして、俺へと視線を向ける。
「リュゼ、すまなかった。俺は君を見くびっていたようだ。誰しも他人に踏み込まれたくない部分があるというのに、君の気持ちを考えずに好き勝手話してしまった。本当にすまない」
チラッと視線を向けると、座った状態で両手を膝に付け、頭を下げていた。貴族の割にはかなり好感が持てる態度だ。
「本当にすまないと思っているなら、今後一切の詮索をしないでくれ」
「わかった。約束しよう」
その後、アイゼンが依頼を発注し、そのまま受注までの手続きを済ませる。本来護衛の冒険者は、学園が依頼を発注し、ギルドが受注希望者を募ってリスト化し、学園がそのリストから選考するというのが決まりらしい。しかしそこに、高位貴族の依頼及び推薦状が加わることで、あっさりと学園側の選考に通るようなのだ。一応学園側からの依頼でもある為、学園からの報酬も出るらしい。まさに一石二鳥だ。
合同訓練当日までの間は、自力で裏ギルドに関しての情報収集に費やした。逃がした男から、顔の特徴などがバレている可能性が高いと判断したので、フード付きのマントを購入し、目立つ白髪を隠しながら情報収集をした。しかし、やはり情報を得ることは出来ず、時間だけが過ぎていった。
そして、3泊4日の合同訓練の当日となった。
出発当日の朝は早かった。日が昇り始める前に起き、いつも通りの服装に着替え、ズィーリオスに乗って集合場所の学園の正門前の広場に向かう。道中はまだ暗いというのに、僅かに起き出している人の気配があった。だが、道はとても空いていたのであっという間に目的地へ到着する。
到着する頃には日が顔を出し始めており、明るく眩しい日差しが後方から指していた。集合場所には、同じ服を身にまとった多くの学生がおり、ざわめきと共に視線が向けられるのが感じられる。とりあえず責任者に到着を知らせないといけないので、近くにいた教師らしき人を捕まえ、護衛の冒険者だと伝え管理者の下へ案内してもらう。その際にギルドカードを見せたのだが、カードと俺の顔を交互に何度も見られたことは、乗ったままのズィーリオスをもふることで忘れることにする。
責任者の下に着くと挨拶を交わし、再びギルドカードを見せる。その後別の案内人がやって来て、今回俺が護衛する学生たちのところに連れて行ってくれる。
学生たちの合間を縫って移動していたのだが、どうやら既にグループで分かれているようだった。
物凄い数の視線がビシバシ突き刺さってくるが、全てを無視してあの2人を探す。お!いた!
向こうも俺の視線に気づいたのか、俺を目にして、その目を面白いくらい真ん丸にする。だが次の瞬間には表情を取り繕い、周りに集まっていた同級生たちに視線を戻していた。俺たちが知り合いということは周りにはバレていないようだ。
どうやら俺の担当する、学生のグループのところに到着したようだ。グループは全員で6人のようで、女子3、男子3という配分だった。その中には勿論、アンナもいた。
「お久しぶりですね!リュゼ!貴方なら来て下さると思ってましたわ!」
「ああ、久しぶり。来たのはたまたまだ」
「そうだとしてもですわ!」
アンナが近づいて来て、ズィーリオスとも挨拶をした後、ズィーリオスの首筋を撫でる。そして、こちらを見たままひそひそと話し合っているグループメンバーの方へ視線を向ける。
「あの方たちが、今回私のグループのメンバーの学生です。護衛の方は基本、平民の方ですからあのように挨拶しようとしないんです。代わりに私が謝罪致しますわ」
頭を下げようとしたアンナを、ズィーリオスから降りて止める。
「お前が謝ることじゃないだろ。止めろ」
「しかしっ」
「自分の命を守ってくれる人に挨拶すらしないのは、守られるほど弱くないという意思表示なのだろう。仕事だから守りはするが、命に関わる事態にならない限り手は出さんよ」
「それだと命に関わらない限り、守らないと言っているように聞こえますけど」
「そう言っているんだが?」
「・・・」
「ああ!安心しろ。お前はちゃんと守るから」
急に顔を伏せてアンナは黙りこくってしまう。何も言わないということは、理解してくれたのだろう。
丁度その時、出発準備をするようにと合図が入り、正門前に準備されていた馬車の列に人が流れていく。どうやら今回用意されている馬車は特別性のようで、普通の馬車よりも少し大きく、中には6人も座れるようだ。だからグループメンバーは6人なのか。そしてその後ろには普通サイズの馬車があり、この2種類の馬車が交互に並んでいた。普通サイズの馬車は冒険者用らしい。
どうしよう。俺も馬車に乗らなければいけないのだろうか。うわー。嫌だな、お尻がやられてしまう。でも乗らないと、この馬車どうするってなるよな。別に良い思うんだけど。そのまま走らせても。
それに、この合同訓練は戦闘も経験させるのが目的だよな。だけどズィーリオスに乗って、そのまま護衛していたら絶対に魔物なんて寄ってこないよな。この辺の魔物は弱いし。だが、人化してもらったら、お前誰だ状態になるだろうし。うーん。ううーーーん。
そうだ。移動始めと終わりごろは、ズィーリオスに乗って移動しながら護衛して、それ以外の時は人化してもらって、一緒に馬車の中に入っていよう。お尻は・・・もう諦めるしかないな。クッションでも買っておけば良かった。いや、かばんの中に入らないからダメだ!
移動中のことに関して色々考えていると、どうやらこのグループは最後尾のようだ。ズィーリオスに乗って、全員の出発準備が出来るのを待つ。
そして何気なく、レオとシゼの馬車の位置を確認する。一番前か。分かりやすい。それにやっぱり同じグループなようだ。
他の護衛の冒険者は、パーティで受けている所が多いようだ。彼らのほとんどが俺の側を通っていくが、その度に挨拶をしてくるので言葉を返す。それも何だか彼らは俺のことを知っているような反応だった。こっちは彼らのことを全く知らないのに、一体どうなっているんだ。ギルドに行くたびにシェルに呼び出しされて、俺が問題児だとでも思われているのだろうか。まあ、そんなことはないだろう。白髪が目立つということは理解しているから、そんな冒険者をギルドで見かけて覚えていた、とかそれぐらいだろう。きっと。
そして、日が昇ってしばらくして。明るい朝日に照らされながら、一行は出発した。
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