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動き出した者達
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いつになったら到着するんだ?襲撃者を追跡中の俺たちは相変わらず、屋根の上から尾行していた。襲撃者の男は、一直線に依頼者の下または拠点に戻るということもなく、フラフラと王都内を移動していた。そろそろ夜の帳が降りて来る頃合いである。
辺りは飲み屋が灯りを点しだし、昼とは違ったにぎやかさが溢れてきていた。この辺りは来たことないな。
冒険者らしき人達が騒ぎながら、今日の収穫の話を綺麗なお姉さんたちに自慢げに話していたり、それを見た同じパーティらしき女性メンバーに小言を言われたり、制裁を受けていたりして何だかんだ楽しげだ。
うん?気付けばここは、飲み屋街の端、さらに王都の端の方に来ていた。それも明らかにスラム街と思われる場所の近くだ。
すると男は急に立ち止まり、辺りを用心深く見渡した後、すぐそばの建物の中に入っていく。窓越しに中の様子を窺おうとしたが、中は暗く屋根の上からは覗き込めなかったので、辺りに人がいないことを確認し地面に飛び降り、壁に背中を付けつつ中の様子を窺う。だが、どうやらカーテンが閉められている様で見れず、さらに中に明かりは付けていないのか、隙間から光が漏れ出てきていなかった。
耳に部位強化を掛け、意識を傾け聞き取ろうと試みるが、話し声が聞こえるような気がするという程度しか聞き取れなかった。気配を探ると、どうやら地下があるようでそこに2人の人物の気配がした。中に侵入して情報を盗み聞きする手もあるが、それでは余計な音を立ててしまった場合、危険が大きすぎる。
『ズィー、出番だ』
『お!何すればいいんだ?』
『風魔法で中の人物たちの会話を運んでくれ』
『こんな狭い所からか!?隙間が僅かにしかないぞ』
『大丈夫。お前なら出来る!』
『・・・はあ。わかった。やってみよう』
言い終わると同時に隣から魔力が高まり、一方向に指向性を持ちながら拡散されるのが分かった。
「・・・もういい。言い訳は聞きたくない。失敗したのなら次の作戦に移るだけだ。全く、お前たちであればガキの1人や2人ぐらい簡単に始末してくれると思ったのだがな」
「も、申し訳ありません」
「これだから薄汚い奴等は使えない」
流石ズィーリオスだ。やっぱりこれぐらいなら簡単にこなしてくれた。会話の内容に集中しよう。
「まあ、これもあのお方の予想の範疇だ。次で決めろ。その次はない」
「わかりました!次こそは必ず殺やります。お任せください」
「ふんっ」
「それで、次はどのタイミングで実行すればよろしいでしょうか」
「6日後に行われる王立学園の合同訓練の時だ。グループに分かれて行動し、護衛も大して強くない冒険者が付くだけだ。簡単に殺やれるだろう」
はぁ!?合同訓練だ!?ってそうか!レオナードは今年で13で、中等部の1年のはずだ!そしてシゼルスの実力なら、1年ぐらいの飛び級は簡単に申請が許可されるだろう。専属護衛でもあるのだし。
それに王都郊外であれば、魔物に殺されたという言い訳も効く。まずい。このままではまずい。
「証拠隠滅もかねて、ターゲットの2人以外の奴らも殺して構わない。好きにしていい。あの方から許可も得ている」
「へへっ。了解しました。十分に準備しておきます」
1人の気配が動き、地上に上がって来るようだったので、そっと壁際から離れ再び屋根の上に飛び乗る。そしてそのまま、宿のある王都の中央方向に向けて移動する。
「リュゼ、これはもう合同訓練に行かないわけにはいかなくなったな」
「ああ、そうだな。明日にでもアイゼンに連絡を入れて、準備をしよう」
明日には合同訓練まで残り5日。馬車で片道2日かかるダンジョンには、ぎりぎり行けるかどうかといったところか。ズィーリオスであれば、馬車より圧倒的に速く着くので、行くことにより何かしらのアイテムを手に入れて、戦力強化になるんじゃないだろうか。いや、急ぎ過ぎて怪我をしてしまってはどうしようもない。大人しく敵に関する情報を集める方がいいだろう。”あの方”とか言っていたし、まだ後ろに人がいるようだ。敵に関する情報を集めて、あわよくば実行される前に潰してしまおう。
宿に戻りベッドに横になる。明日は朝に起きよう。朝からの方が、アイゼンとのアポは取りやすそうだからな。ズィーリオスに朝に起こしてもらう様に頼み、もふもふに埋まりながらズィーリオスの驚きを無視して意識を手放した。
翌朝。一切の悪夢を見ることもなく、眠気に目をこすりながら体を起こし、宿の裏にある井戸の水で顔を洗う。出かける準備をしつつ昨日のことを考える。
親友と弟との邂逅。そして、人生で初めて人を殺したということだ。だがあの時何も思わなく、悪夢に苛まれるということもなかった。人型の魔物を殺しまくっていたことによる慣れだろうか。それとも、バルネリアの血の影響か。
バルネリアが他の貴族たちと一線を画すのは、単に英雄の家系だからというわけではない。そもそも流れているその血が問題なのだ。身体の頑丈さ、回復力の高さ、魔力の量、属性の数だけでなくその精神性にもある。
特に顕著なのが血への反応だ。血を見ても恐怖感も嫌悪感も抱くことはない。それどころか、戦えば戦うほど、相手が強ければ強い程、多くの血が流れるほど、気分が高揚しバーサーカーのような状態になっていく。そんな血が通っているからか、人を殺す瞬間に躊躇いを感じることもなく、明らかに格上の変異種に対して戦うことが楽しくなってしまったのだろう。
これらの血の影響は、かつて存在した魔族と呼ばれる種の血が混じっているからだとか、元々バルネリアがそういう血だったとか何とか、色々言われている。
実際がどうなのかは知らないが、流れている血は変えることが出来ないので、病気になりにくい体でラッキー!ぐらいにしか思っていないが。
まあ、この世界では人を殺すことが出来ないと生きていけないのだ。普通に街中で普通の人を殺すのはアウトだが、盗賊や犯罪者を殺しても罪に問われることはなく、相手によっては賞金が支払われることもあるくらいだ。特に問題があるわけでもないし、気にしないでおこう。
出かける支度を整え、宿を出る。向かう先はそう、冒険者ギルドだ。アイゼンはいつでも来いとか言っていたが、貴族街のどこに住んでいるかとか知らないのだ。行っても無意味だろう。だから冒険者ギルドに行く。何となく知っている気がしたから、という以外の理由はない。
朝のギルドは混んでおり、やっぱり一度帰って昼まで寝てから再び来ようと思ったが、ズィーリオス
に鼻先で制止され、仕方なく受付のカウンターに並んでズィーリオスをもふりながら順番を待った。並んでいる間は多くの好奇の視線を浴びたが、ズィーリオスがいるからか誰も近づいてこない。最高の護衛だ。
「おはようございます。数日ぶりですね」
そして回ってきた順番に受付に顔を向ければ、初日に俺の担当をしてくれた職員だった。
「おはよう。久しぶりだ」
「本日はどのようなご用件ですか?」
「人にメッセージを頼みたいのだが」
「伝言ですね。お相手のお名前をお願いします」
「アイゼン・・・うーん何だっけ?ああ!アイゼン・カストレア、だ」
「カ、カストレア伯、ですか!?すみません!席を外しますので、少々お待ちください!!」
暫く待たされて、相変わらず目の下に隈を付けたロイがやって来た。
「リュゼ君、おはよう、ございます。やっと来た、と思ったら、貴族に、伝言、ですか。とりあえず、ついて来て、ください」
なぜか有無を言わさず腕を掴まれ、引っ張られる。え!?見た目に反して力強っ!疲れていると思っていたが、案外元気なのかもしれないと引き連れられながら思った。
辺りは飲み屋が灯りを点しだし、昼とは違ったにぎやかさが溢れてきていた。この辺りは来たことないな。
冒険者らしき人達が騒ぎながら、今日の収穫の話を綺麗なお姉さんたちに自慢げに話していたり、それを見た同じパーティらしき女性メンバーに小言を言われたり、制裁を受けていたりして何だかんだ楽しげだ。
うん?気付けばここは、飲み屋街の端、さらに王都の端の方に来ていた。それも明らかにスラム街と思われる場所の近くだ。
すると男は急に立ち止まり、辺りを用心深く見渡した後、すぐそばの建物の中に入っていく。窓越しに中の様子を窺おうとしたが、中は暗く屋根の上からは覗き込めなかったので、辺りに人がいないことを確認し地面に飛び降り、壁に背中を付けつつ中の様子を窺う。だが、どうやらカーテンが閉められている様で見れず、さらに中に明かりは付けていないのか、隙間から光が漏れ出てきていなかった。
耳に部位強化を掛け、意識を傾け聞き取ろうと試みるが、話し声が聞こえるような気がするという程度しか聞き取れなかった。気配を探ると、どうやら地下があるようでそこに2人の人物の気配がした。中に侵入して情報を盗み聞きする手もあるが、それでは余計な音を立ててしまった場合、危険が大きすぎる。
『ズィー、出番だ』
『お!何すればいいんだ?』
『風魔法で中の人物たちの会話を運んでくれ』
『こんな狭い所からか!?隙間が僅かにしかないぞ』
『大丈夫。お前なら出来る!』
『・・・はあ。わかった。やってみよう』
言い終わると同時に隣から魔力が高まり、一方向に指向性を持ちながら拡散されるのが分かった。
「・・・もういい。言い訳は聞きたくない。失敗したのなら次の作戦に移るだけだ。全く、お前たちであればガキの1人や2人ぐらい簡単に始末してくれると思ったのだがな」
「も、申し訳ありません」
「これだから薄汚い奴等は使えない」
流石ズィーリオスだ。やっぱりこれぐらいなら簡単にこなしてくれた。会話の内容に集中しよう。
「まあ、これもあのお方の予想の範疇だ。次で決めろ。その次はない」
「わかりました!次こそは必ず殺やります。お任せください」
「ふんっ」
「それで、次はどのタイミングで実行すればよろしいでしょうか」
「6日後に行われる王立学園の合同訓練の時だ。グループに分かれて行動し、護衛も大して強くない冒険者が付くだけだ。簡単に殺やれるだろう」
はぁ!?合同訓練だ!?ってそうか!レオナードは今年で13で、中等部の1年のはずだ!そしてシゼルスの実力なら、1年ぐらいの飛び級は簡単に申請が許可されるだろう。専属護衛でもあるのだし。
それに王都郊外であれば、魔物に殺されたという言い訳も効く。まずい。このままではまずい。
「証拠隠滅もかねて、ターゲットの2人以外の奴らも殺して構わない。好きにしていい。あの方から許可も得ている」
「へへっ。了解しました。十分に準備しておきます」
1人の気配が動き、地上に上がって来るようだったので、そっと壁際から離れ再び屋根の上に飛び乗る。そしてそのまま、宿のある王都の中央方向に向けて移動する。
「リュゼ、これはもう合同訓練に行かないわけにはいかなくなったな」
「ああ、そうだな。明日にでもアイゼンに連絡を入れて、準備をしよう」
明日には合同訓練まで残り5日。馬車で片道2日かかるダンジョンには、ぎりぎり行けるかどうかといったところか。ズィーリオスであれば、馬車より圧倒的に速く着くので、行くことにより何かしらのアイテムを手に入れて、戦力強化になるんじゃないだろうか。いや、急ぎ過ぎて怪我をしてしまってはどうしようもない。大人しく敵に関する情報を集める方がいいだろう。”あの方”とか言っていたし、まだ後ろに人がいるようだ。敵に関する情報を集めて、あわよくば実行される前に潰してしまおう。
宿に戻りベッドに横になる。明日は朝に起きよう。朝からの方が、アイゼンとのアポは取りやすそうだからな。ズィーリオスに朝に起こしてもらう様に頼み、もふもふに埋まりながらズィーリオスの驚きを無視して意識を手放した。
翌朝。一切の悪夢を見ることもなく、眠気に目をこすりながら体を起こし、宿の裏にある井戸の水で顔を洗う。出かける準備をしつつ昨日のことを考える。
親友と弟との邂逅。そして、人生で初めて人を殺したということだ。だがあの時何も思わなく、悪夢に苛まれるということもなかった。人型の魔物を殺しまくっていたことによる慣れだろうか。それとも、バルネリアの血の影響か。
バルネリアが他の貴族たちと一線を画すのは、単に英雄の家系だからというわけではない。そもそも流れているその血が問題なのだ。身体の頑丈さ、回復力の高さ、魔力の量、属性の数だけでなくその精神性にもある。
特に顕著なのが血への反応だ。血を見ても恐怖感も嫌悪感も抱くことはない。それどころか、戦えば戦うほど、相手が強ければ強い程、多くの血が流れるほど、気分が高揚しバーサーカーのような状態になっていく。そんな血が通っているからか、人を殺す瞬間に躊躇いを感じることもなく、明らかに格上の変異種に対して戦うことが楽しくなってしまったのだろう。
これらの血の影響は、かつて存在した魔族と呼ばれる種の血が混じっているからだとか、元々バルネリアがそういう血だったとか何とか、色々言われている。
実際がどうなのかは知らないが、流れている血は変えることが出来ないので、病気になりにくい体でラッキー!ぐらいにしか思っていないが。
まあ、この世界では人を殺すことが出来ないと生きていけないのだ。普通に街中で普通の人を殺すのはアウトだが、盗賊や犯罪者を殺しても罪に問われることはなく、相手によっては賞金が支払われることもあるくらいだ。特に問題があるわけでもないし、気にしないでおこう。
出かける支度を整え、宿を出る。向かう先はそう、冒険者ギルドだ。アイゼンはいつでも来いとか言っていたが、貴族街のどこに住んでいるかとか知らないのだ。行っても無意味だろう。だから冒険者ギルドに行く。何となく知っている気がしたから、という以外の理由はない。
朝のギルドは混んでおり、やっぱり一度帰って昼まで寝てから再び来ようと思ったが、ズィーリオス
に鼻先で制止され、仕方なく受付のカウンターに並んでズィーリオスをもふりながら順番を待った。並んでいる間は多くの好奇の視線を浴びたが、ズィーリオスがいるからか誰も近づいてこない。最高の護衛だ。
「おはようございます。数日ぶりですね」
そして回ってきた順番に受付に顔を向ければ、初日に俺の担当をしてくれた職員だった。
「おはよう。久しぶりだ」
「本日はどのようなご用件ですか?」
「人にメッセージを頼みたいのだが」
「伝言ですね。お相手のお名前をお願いします」
「アイゼン・・・うーん何だっけ?ああ!アイゼン・カストレア、だ」
「カ、カストレア伯、ですか!?すみません!席を外しますので、少々お待ちください!!」
暫く待たされて、相変わらず目の下に隈を付けたロイがやって来た。
「リュゼ君、おはよう、ございます。やっと来た、と思ったら、貴族に、伝言、ですか。とりあえず、ついて来て、ください」
なぜか有無を言わさず腕を掴まれ、引っ張られる。え!?見た目に反して力強っ!疲れていると思っていたが、案外元気なのかもしれないと引き連れられながら思った。
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