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再会 〈???/リュゼ 視点〉
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目の前で振り下ろされる刃が、やけにゆっくりと見えた。
俺はまた友を失うのか?それも今度は目の前で?当時、あいつだけが唯一第4王子の俺ではなく、”レオナード”として見てくれた。礼儀を無視した対等な扱いをされたのは、喧嘩して言葉をぶつけあって、謝るという人としての礼儀を教えてくれたのはあいつしかいなかった。だから俺はあいつのことを唯一の親友だと思えた。
なのにあの時、俺は親友の危機に何も出来なかった。骨も残らずに燃え尽きてしまったと、後日あいつの弟が号泣しながら報告してきた時、もっと強くなろうと誓って努力してきたはずだ。剣や魔法の腕だけでなく、権力も必要だからと色々あいつの弟と一緒に頑張って来たのに。なのに、俺の力不足でその弟さえも守れないのか?
また友を失う?嫌だ。嫌だ嫌だ嫌だ!
「止めろ!止めてくれ!!!」
俺の声は届かず、無慈悲にも襲撃者の剣があいつの弟、”シゼルス”の心臓目掛け突き刺さる、まさにその瞬間、その剣が弾き飛ばされる。え?
目の前には、全身黒い服に白く美しい長髪を髪紐でまとめて腰まで伸ばした、体格的に少年と思われる人物の後ろ姿が見えた。
予想外の出来事に唖然としていたが、はっと我に返り、シゼルスの方へ視線を向けると、襲撃者の側にはいなかった。その代わり、助けてくれた人物に抱えられていた。だが、様子がおかしい。目が零れ落ちるのではないかというほど大きい見開いており、その視線の先には、抱えている人物の顔に固定されて動かない。
くるりと振り返り、シゼルスを俺の側に下ろす。そしてこちらを見る白髪の少年は、俺の姿を一瞥し、振り返りざまに、剣を拾い上げ襲い掛かっていたリーダーの男をありえない程の力で吹き飛ばす。そのまま、じりじりと剣を構え様子を窺っていた残り2人の襲撃者に肉薄し、相手が反応することも出来ない程の速さでそれぞれの首を切り落とす。
ありえなかった。少しだけ振り返り俺の方に向けた顔は、ずっと会いたかった、2度と会えないと思っていた人物にそっくりだった。ずっと後悔していたのだ。判定の儀の時、言葉をかけてあげることも出来ず、つらいはずなのに笑顔で祝福してくれた親友に俺は何も出来なかった。結果なんて俺は気にしない!なんで笑ってられるんだよっ!!って声を掛けたかった。それが最後の邂逅になるなんて思ってもなかった。自分から会いに行くことも出来ず、ただ毎日親友がすり減っていく様子を、シゼルスから聞くことしか出来ない自身の立場を恨んだ。
親友が死んだと聞かされた時なんて、魔力が暴走して、城の一角を破壊したほどに荒れた。
そっくりさん?ううん、そんなことはない。見間違えるはずがない。成長していたって、髪の色が変わっていたって、見間違えることなどありえない!だってだって、君はっ!
「「ルー(兄)!!」」
シゼルスと声が重なる。吹き飛ばされ壁に衝突し、立ち上がろうとしていた男に近づいていた少年の、いや、ルーデリオの歩みが止まる。しかし、こちらに振り向くことなく再び歩き出し、男の胸倉を掴み反対側の壁に向かって投げつける。
そしてルーデリオがこちらに向かった歩いて来る。しかし、俺たちから5メートルほど離れた位置で止まる。まるでそこに見えない壁があるかの様な距離感に、胸が張り裂けそうになる。その距離感に、痛む傷口を無視して走り寄ろうとしたシゼルスが、思いとどまったのを横から感じる。
「ルー!お前生きて、生きてたのか!良かった。本当に良かった」
「ルー兄ぃー!良かったー!ルー兄ぃ。ルー兄ぃーー!!」
言葉で思いを伝えようと思うのに、上手く言えない。普段は、相手との交渉を有利に進めることが出来るだけの会話力はあるのに、なんで上手く言葉に出来ないんだ!
「俺はリュゼだ。人違いだろう」
「そんな!!」
「ありえない!」
だが、ルーデリオから返ってきた言葉は、否定の言葉だった。見間違えなはずはない!その目の色をしている人物は、シゼルスとルーデリオしかいないのだから。それにその中性的な顔。どう見たって、かつての面影を残したルーデリオだ。
問い詰めようと開きかけた口は、ルーデリオの目に宿る感情を捉えた瞬間、閉じざるを得なかった。
安堵。不安。喜び。悲しみ。そして覚悟。様々な感情が入り混じり、不安定に揺らぐが、それでも確固とした意志を感じた。ああ、覚えている。俺たちのことはきちんと覚えてくれている。
本当にあの日、ルーデリオ・バルネリアは死んだのだろう。そして、新しくリュゼという人物が生まれたのだ。
この3年間の間にルーデリオに何があったのかは分からない。想像すらできないだろう。ルーデリオ
は変わった。いや、変わらないと生き残れなかったのだろう。それでも、芯となる部分は変わらない。いくら取り繕って冷たい人物に見せていても、俺たちを助けた優しい部分は昔のままだ。
ルーデリオを殺そうとし、そして殺したと思っているバルネリア家の人間には、バレてはいけない。だからこのことは、秘密にしなければいけない。”レオナード・ハーデル”の名に懸けて。
隣のシゼルスを見ると視線が合った。そして静かにお互い頷き合う。天才のシゼルスのことだ。俺が至った考えにとっくに至っていたのだろう。その目には決意を浮かべていた。
「直ぐに人がやって来る。だからもう少し我慢しろ。幸い怪我はそこまで深くないようだしな。無事、ではないが、大した怪我がなくて良かった。街中を歩くときは護衛を付けろ。じゃあな」
言うだけ言ってルーデリオは、いや、リュゼは去って行った。
確かに、これだけ騒げば衛兵に連絡がいくだろう。魔力切れで動けないシゼルスと会話をしながら待つ。
本格的に動こう。この3年間、ずっとバルネリア家がルーデリオを殺したと分かってはいたが、その証拠が何一つ見つからず、罰することが出来ずにいた。シゼルスに至っては、もうかなり前からバルネリア家を見限っており、家に戻るのはルーデリオがいるからという理由だけだった。しかし、ルーデリオが死に、帰る意味がないと考えたシゼルスは、俺の専属護衛でさらにその天才的な優秀さで、俺の側で王城内で生活する許可を国王から得ていた。復讐に燃えるシゼルスは、バルネリア家をさっさと潰そうとしていたので、俺が本格的に動くということに手を貸してくれるそうだ。
そう、長くからハーデル王国に尽くしてくれている、英雄の家系の公爵家を潰すのだ。並みの労力では不可能だろう。しかし、リュゼが生きていたのなら、精神的な辛さが消えたので動きやすい。脳の処理能力をフルで活用出来るだろう。
暫くして衛兵がやって来て、さらに王城からも兵士がよこされ、大騒ぎになる。それもそうだろう、王族が襲われて、公爵子息が怪我を負ってぐったりしているのだからな。
馬車に乗り、王城へと帰る。しかし、俺は気付いていなかった。壁にぶん投げられ、地面で伸びていたはずのリーダーの男がいなくなっていたことを。
▷
はあ。ズィーリオスの居場所に向かいながら、内心溜息を吐く。まさかのまさかだった。ローブの隙間から見えた、金色の髪に水色の瞳と、橙に近い赤髪に俺よりは濃いべっ甲飴色の瞳。この色を見た瞬間、追いかけられているという状況を放置することが出来なかった。だから、遠くから様子を見守るだけで手を出す気もなかったのに、相手が思っていたよりも2人より強かった。そしてその剣がシゼルスの胸に突き刺さる瞬間に、耐え切れず飛び出してしまったのだった。
2人のあの目は、完全に俺が誰か分かっている目だった。だけど最後の別れ際の表情と瞳からは、俺のことを言いふらすようには思えず、逆に何かを決意する目だった。そして、俺がリュゼということを受け入れたようだった。
はっきりと言えば、2人の態度は嬉しかった。心の底から、俺が生きていたことを喜んでくれている反応だった。変わってしまった冷たい態度の俺を見ても、2人が俺に向けてくれる目に、嫌悪感の類は一切なかった。
ああ、やっぱりあいつらは良い奴等だ。それに健康的に成長したようだ。予想通りにイケメンに成長していた。令嬢たちからのアピールが凄そうだな。ふふっ。無意識に顔の表情が柔らかくなる。
さて。ならまだ残っているお仕事を片付けますか!どうせ2人を助けるのに片足突っ込んだんだ。やれるだけやってみるか。
現場から逃げ出した、リーダーの男を追いかけているズィーリオスの下へ向かう。誰かの依頼って言ってたし、依頼人のところに向かってくれるよな?案内よろしくね、哀れな子ネズミさん?
俺はまた友を失うのか?それも今度は目の前で?当時、あいつだけが唯一第4王子の俺ではなく、”レオナード”として見てくれた。礼儀を無視した対等な扱いをされたのは、喧嘩して言葉をぶつけあって、謝るという人としての礼儀を教えてくれたのはあいつしかいなかった。だから俺はあいつのことを唯一の親友だと思えた。
なのにあの時、俺は親友の危機に何も出来なかった。骨も残らずに燃え尽きてしまったと、後日あいつの弟が号泣しながら報告してきた時、もっと強くなろうと誓って努力してきたはずだ。剣や魔法の腕だけでなく、権力も必要だからと色々あいつの弟と一緒に頑張って来たのに。なのに、俺の力不足でその弟さえも守れないのか?
また友を失う?嫌だ。嫌だ嫌だ嫌だ!
「止めろ!止めてくれ!!!」
俺の声は届かず、無慈悲にも襲撃者の剣があいつの弟、”シゼルス”の心臓目掛け突き刺さる、まさにその瞬間、その剣が弾き飛ばされる。え?
目の前には、全身黒い服に白く美しい長髪を髪紐でまとめて腰まで伸ばした、体格的に少年と思われる人物の後ろ姿が見えた。
予想外の出来事に唖然としていたが、はっと我に返り、シゼルスの方へ視線を向けると、襲撃者の側にはいなかった。その代わり、助けてくれた人物に抱えられていた。だが、様子がおかしい。目が零れ落ちるのではないかというほど大きい見開いており、その視線の先には、抱えている人物の顔に固定されて動かない。
くるりと振り返り、シゼルスを俺の側に下ろす。そしてこちらを見る白髪の少年は、俺の姿を一瞥し、振り返りざまに、剣を拾い上げ襲い掛かっていたリーダーの男をありえない程の力で吹き飛ばす。そのまま、じりじりと剣を構え様子を窺っていた残り2人の襲撃者に肉薄し、相手が反応することも出来ない程の速さでそれぞれの首を切り落とす。
ありえなかった。少しだけ振り返り俺の方に向けた顔は、ずっと会いたかった、2度と会えないと思っていた人物にそっくりだった。ずっと後悔していたのだ。判定の儀の時、言葉をかけてあげることも出来ず、つらいはずなのに笑顔で祝福してくれた親友に俺は何も出来なかった。結果なんて俺は気にしない!なんで笑ってられるんだよっ!!って声を掛けたかった。それが最後の邂逅になるなんて思ってもなかった。自分から会いに行くことも出来ず、ただ毎日親友がすり減っていく様子を、シゼルスから聞くことしか出来ない自身の立場を恨んだ。
親友が死んだと聞かされた時なんて、魔力が暴走して、城の一角を破壊したほどに荒れた。
そっくりさん?ううん、そんなことはない。見間違えるはずがない。成長していたって、髪の色が変わっていたって、見間違えることなどありえない!だってだって、君はっ!
「「ルー(兄)!!」」
シゼルスと声が重なる。吹き飛ばされ壁に衝突し、立ち上がろうとしていた男に近づいていた少年の、いや、ルーデリオの歩みが止まる。しかし、こちらに振り向くことなく再び歩き出し、男の胸倉を掴み反対側の壁に向かって投げつける。
そしてルーデリオがこちらに向かった歩いて来る。しかし、俺たちから5メートルほど離れた位置で止まる。まるでそこに見えない壁があるかの様な距離感に、胸が張り裂けそうになる。その距離感に、痛む傷口を無視して走り寄ろうとしたシゼルスが、思いとどまったのを横から感じる。
「ルー!お前生きて、生きてたのか!良かった。本当に良かった」
「ルー兄ぃー!良かったー!ルー兄ぃ。ルー兄ぃーー!!」
言葉で思いを伝えようと思うのに、上手く言えない。普段は、相手との交渉を有利に進めることが出来るだけの会話力はあるのに、なんで上手く言葉に出来ないんだ!
「俺はリュゼだ。人違いだろう」
「そんな!!」
「ありえない!」
だが、ルーデリオから返ってきた言葉は、否定の言葉だった。見間違えなはずはない!その目の色をしている人物は、シゼルスとルーデリオしかいないのだから。それにその中性的な顔。どう見たって、かつての面影を残したルーデリオだ。
問い詰めようと開きかけた口は、ルーデリオの目に宿る感情を捉えた瞬間、閉じざるを得なかった。
安堵。不安。喜び。悲しみ。そして覚悟。様々な感情が入り混じり、不安定に揺らぐが、それでも確固とした意志を感じた。ああ、覚えている。俺たちのことはきちんと覚えてくれている。
本当にあの日、ルーデリオ・バルネリアは死んだのだろう。そして、新しくリュゼという人物が生まれたのだ。
この3年間の間にルーデリオに何があったのかは分からない。想像すらできないだろう。ルーデリオ
は変わった。いや、変わらないと生き残れなかったのだろう。それでも、芯となる部分は変わらない。いくら取り繕って冷たい人物に見せていても、俺たちを助けた優しい部分は昔のままだ。
ルーデリオを殺そうとし、そして殺したと思っているバルネリア家の人間には、バレてはいけない。だからこのことは、秘密にしなければいけない。”レオナード・ハーデル”の名に懸けて。
隣のシゼルスを見ると視線が合った。そして静かにお互い頷き合う。天才のシゼルスのことだ。俺が至った考えにとっくに至っていたのだろう。その目には決意を浮かべていた。
「直ぐに人がやって来る。だからもう少し我慢しろ。幸い怪我はそこまで深くないようだしな。無事、ではないが、大した怪我がなくて良かった。街中を歩くときは護衛を付けろ。じゃあな」
言うだけ言ってルーデリオは、いや、リュゼは去って行った。
確かに、これだけ騒げば衛兵に連絡がいくだろう。魔力切れで動けないシゼルスと会話をしながら待つ。
本格的に動こう。この3年間、ずっとバルネリア家がルーデリオを殺したと分かってはいたが、その証拠が何一つ見つからず、罰することが出来ずにいた。シゼルスに至っては、もうかなり前からバルネリア家を見限っており、家に戻るのはルーデリオがいるからという理由だけだった。しかし、ルーデリオが死に、帰る意味がないと考えたシゼルスは、俺の専属護衛でさらにその天才的な優秀さで、俺の側で王城内で生活する許可を国王から得ていた。復讐に燃えるシゼルスは、バルネリア家をさっさと潰そうとしていたので、俺が本格的に動くということに手を貸してくれるそうだ。
そう、長くからハーデル王国に尽くしてくれている、英雄の家系の公爵家を潰すのだ。並みの労力では不可能だろう。しかし、リュゼが生きていたのなら、精神的な辛さが消えたので動きやすい。脳の処理能力をフルで活用出来るだろう。
暫くして衛兵がやって来て、さらに王城からも兵士がよこされ、大騒ぎになる。それもそうだろう、王族が襲われて、公爵子息が怪我を負ってぐったりしているのだからな。
馬車に乗り、王城へと帰る。しかし、俺は気付いていなかった。壁にぶん投げられ、地面で伸びていたはずのリーダーの男がいなくなっていたことを。
▷
はあ。ズィーリオスの居場所に向かいながら、内心溜息を吐く。まさかのまさかだった。ローブの隙間から見えた、金色の髪に水色の瞳と、橙に近い赤髪に俺よりは濃いべっ甲飴色の瞳。この色を見た瞬間、追いかけられているという状況を放置することが出来なかった。だから、遠くから様子を見守るだけで手を出す気もなかったのに、相手が思っていたよりも2人より強かった。そしてその剣がシゼルスの胸に突き刺さる瞬間に、耐え切れず飛び出してしまったのだった。
2人のあの目は、完全に俺が誰か分かっている目だった。だけど最後の別れ際の表情と瞳からは、俺のことを言いふらすようには思えず、逆に何かを決意する目だった。そして、俺がリュゼということを受け入れたようだった。
はっきりと言えば、2人の態度は嬉しかった。心の底から、俺が生きていたことを喜んでくれている反応だった。変わってしまった冷たい態度の俺を見ても、2人が俺に向けてくれる目に、嫌悪感の類は一切なかった。
ああ、やっぱりあいつらは良い奴等だ。それに健康的に成長したようだ。予想通りにイケメンに成長していた。令嬢たちからのアピールが凄そうだな。ふふっ。無意識に顔の表情が柔らかくなる。
さて。ならまだ残っているお仕事を片付けますか!どうせ2人を助けるのに片足突っ込んだんだ。やれるだけやってみるか。
現場から逃げ出した、リーダーの男を追いかけているズィーリオスの下へ向かう。誰かの依頼って言ってたし、依頼人のところに向かってくれるよな?案内よろしくね、哀れな子ネズミさん?
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