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あの時の騎士
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ズィーリオスに肉球で顔面をテシテシされて目覚めた、護衛依頼の出発当日の朝。
半開きの目をしたまま、買ったばかりのリュックサックに似たかばんと、剣を持って領主邸のエントランスを出る。
外には馬車が2台並んで待機しており、侍従達が荷物の詰め込み作業をしていた。どうやらまだアンナは到着していないようだ。
大きな欠伸を繰り返す事数回。扉が開き、アンナ、アイゼン、ラウル領主一家が出て来た。一家と言っても、奥さんとその腕に抱かれた赤ちゃんで、赤ちゃんには歳の離れた兄が王都の学園にいるらしい。
アンナは涼しげな白のワンピースを身につけ、もの凄い満面の笑みでこちらを見てくる。きっと、旅好きなんだな。あれ?アイゼンも満面の笑みで見てくるんだが。こっちの笑顔はなんだか嫌な予感がするな。挨拶が済んだのか、アンナとアイゼン、ラウルが近くにやって来る。
「おはようございます、リュゼ。今日からよろしくお願いしますわ」
「おはよー」
「眠そうですわね」
「眠い」
「しっかり護衛してくださいよ?」
「ズィーがやるから大丈夫」
「人任せにしてはいけません、と言いたいのに、ズィーリオスちゃんがやってくださる方が安心出来るのは何故でしょう?」
「ズィーがもふもふだから?」
「もふもふなことは否定しませんわ」
アンナと挨拶を交わし、アンナはズィーリオスとも挨拶し、モフる。この滞在していた僅かな間で、ズィーリオスとアンナはだいぶ仲良くなっていた。アンナも、もふもふが好きなようでズィーリオスの虜になっている。全く、罪な奴だ。
もふもふを堪能していたアンナが、思い返したように顔を上げ、馬車の周りで馬車を引く馬とは別の馬と一緒にいた騎士達の方へ行く。そこから1人を連れて再び戻って来る。
「彼が今回、こちらの護衛騎士たちをまとめる騎士団長のカルイドよ。ゴブリンから助けてもらった時に会ったことがあるわよね。覚えてるかしら?」
「俺に唯一話しかけた奴か?」
「ええ、そうよ。お互いに思うことはあると思うけど協力してね」
以前俺に「お前はなんだ。」と質問してきた男だ。危険だと感じていたため、顔の覚えだけはあった。こいつが護衛のリーダーということなのだろう。騎士団長という立派な役職にいるのだし。必要に迫られたら協力しなければいけないのが嫌だな。全く信用できない。注意しながら戦うことにしよう。
「以前は不快な思いをさせてしまい申し訳なかった。街を守り、間接的とはいえ2度もお嬢様を助けていただいたこと感謝する。くれぐれもお嬢様に怪我をさせないように。今回はよろしく頼む」
カルイドから謝罪され、そしてあることに気付く。もしかしてだが、カルイドは極度の過保護なのではないだろうか。見ず知らずの人間が現れ、自分たちよりも強者だから守るために警戒し、守ってもらったからこそきちんと感謝する。主人に対して礼儀が欠けている相手に嫌悪感を示すのも、忠誠心の厚い騎士であればあり得ることだ。今だってアンナの安全を最優先に考えている発言だった。そのような考えに至ると、もうそのような過保護な騎士にしか見えなくなってしまった。
「もしかしてだが、アンナのこと好きか?」
「勿論だ。当たり前だろう?」
「なっ!?何を言っているの!?」
「何って、当然のことではないですか。私以外の騎士達も、お嬢様のことは敬愛しておりますよ」
「え?ああ、そうなのね。それは嬉しいわ。ありがとう」
「いえ。お嬢様の騎士として当然のことです」
話の内容に思わず肩が震える。もしかしてとは思ったが、本当に過保護なだけのようだ。しかも真面目なタイプの過保護だ。アンナの狼狽具合が面白い。
それにこの騎士も真面目な過保護であるだけで、一貫性があり考えが推測しやすい。大体の人間性が分かれば、とっつき難い相手がとっつき易い相手へと変わる。対応の仕方が分かれば、コミュニケーションは無難にこなすことが出来る。協力をしないといけなくなった時の負担が、だいぶ減ったように感じる。
コミュニケーションが取れたとしても、相手が人である時点で信用までは出来ないが。裏の顔があるのが人だからな。真面目そうに見えても、それが演技の可能性もあるのだ。注意だけはしておくことに変わりはない。
「確かリュゼと言ったか。そちらの相棒は何と呼べばいい?」
「ズィーリオスだ」
「ズィーリオスか。よろしく頼む」
カルイドの言葉にズィーリオスが反応を返す。挨拶が成立したようだ。
「お前が街を救った英雄で、そしてなによりお嬢様が許しているため、とやかく言う気はないが、言葉遣いには注意しろ」
「カルイド。彼は相手によって言葉遣いを変える気はないみたいだから、どれだけ言おうとも無駄だと思うぞ」
「アイゼン様。おはようございます。それでも注意なさるべきでは?」
「意思は堅そうだからな。言っても無駄だろう。それにこの程度の態度なら特に騒ぐ事でもない。上級ランクの冒険者と良い関係が続く方が大事だ」
「そうですね。出過ぎたことを申しました」
「良い。お前がアンナのことを大事に思ってくれていることは分かっている」
俺とカルイドとの会話にアイゼンが入って来て、2人での会話に移る。だから、本人の目の前で言うことではないと思うんだが。
会話が終わったのか、カルイドは持ち場に戻る。アイゼンと隣で黙って会話を聞いていたラウルが、こちらに視線を合わせる。
「リュゼ君、おはようございます。よろしくお願いしますね」
「リュゼ、おはよう。よろしく頼むぞ」
「ああ、おはよう。まあ、受けるからには成功させるよ。じゃあな」
2人との挨拶を終え、馬車の最後方へ向かった。そしてズィーリオスに乗り、馬車の方へと視線を向ける。丁度扉が閉まったようだ。馬車が動き出し、馬車との距離を十分に空けてズィーリオスが走り出す。一定間隔を保ったまま、一行は王都に向けて進み出した。
ズィーリオスの呼び声に反応し、閉じていた目を開け意識を覚醒させる。出発してすぐに、眠気に抗えず撃沈していた。その間の周辺の警戒はズィーリオスが行ってくれており、魔物が襲って来るようなことはなかったようだ。それというのも、ズィーリオス曰く、ズィーリオスとの圧倒的な実力差を本能で感じた魔物達が、恐れて近づいて来なかったようなのだ。
ズィーリオスがいれば戦闘は任せられると思っていたが、まさかの戦闘をすることはなさそうだ。それなりに強い相手、よほどのバカでない限りだが。ゴブリン辺りは突っ込んで来そうだが、ズィーリオスであれば倒せる。そして今回進行する進路は多くの人々が利用する街道であるため、強い魔物が出ることはない。ゆえにズィーリオスだけで問題はないのだ。
どうやらそろそろ昼休憩を挟むようで、だからズィーリオスは俺を起こしたようだ。街道沿いで開けた場所が見えてきた。そこで休憩をとるのだろう。
馬車が止まり、侍女たちが昼食の準備を始める。護衛についていた騎士たちは、カルイドの指示で周囲の安全を確認するために散らばり、確認が終えたのか再びカルイドの下に戻って来る。
そして馬車の扉を開け、中にいるアンナが出て来るが、何故か続けて降りて来たのはネーデで別れたはずのアイゼンだった。
半開きの目をしたまま、買ったばかりのリュックサックに似たかばんと、剣を持って領主邸のエントランスを出る。
外には馬車が2台並んで待機しており、侍従達が荷物の詰め込み作業をしていた。どうやらまだアンナは到着していないようだ。
大きな欠伸を繰り返す事数回。扉が開き、アンナ、アイゼン、ラウル領主一家が出て来た。一家と言っても、奥さんとその腕に抱かれた赤ちゃんで、赤ちゃんには歳の離れた兄が王都の学園にいるらしい。
アンナは涼しげな白のワンピースを身につけ、もの凄い満面の笑みでこちらを見てくる。きっと、旅好きなんだな。あれ?アイゼンも満面の笑みで見てくるんだが。こっちの笑顔はなんだか嫌な予感がするな。挨拶が済んだのか、アンナとアイゼン、ラウルが近くにやって来る。
「おはようございます、リュゼ。今日からよろしくお願いしますわ」
「おはよー」
「眠そうですわね」
「眠い」
「しっかり護衛してくださいよ?」
「ズィーがやるから大丈夫」
「人任せにしてはいけません、と言いたいのに、ズィーリオスちゃんがやってくださる方が安心出来るのは何故でしょう?」
「ズィーがもふもふだから?」
「もふもふなことは否定しませんわ」
アンナと挨拶を交わし、アンナはズィーリオスとも挨拶し、モフる。この滞在していた僅かな間で、ズィーリオスとアンナはだいぶ仲良くなっていた。アンナも、もふもふが好きなようでズィーリオスの虜になっている。全く、罪な奴だ。
もふもふを堪能していたアンナが、思い返したように顔を上げ、馬車の周りで馬車を引く馬とは別の馬と一緒にいた騎士達の方へ行く。そこから1人を連れて再び戻って来る。
「彼が今回、こちらの護衛騎士たちをまとめる騎士団長のカルイドよ。ゴブリンから助けてもらった時に会ったことがあるわよね。覚えてるかしら?」
「俺に唯一話しかけた奴か?」
「ええ、そうよ。お互いに思うことはあると思うけど協力してね」
以前俺に「お前はなんだ。」と質問してきた男だ。危険だと感じていたため、顔の覚えだけはあった。こいつが護衛のリーダーということなのだろう。騎士団長という立派な役職にいるのだし。必要に迫られたら協力しなければいけないのが嫌だな。全く信用できない。注意しながら戦うことにしよう。
「以前は不快な思いをさせてしまい申し訳なかった。街を守り、間接的とはいえ2度もお嬢様を助けていただいたこと感謝する。くれぐれもお嬢様に怪我をさせないように。今回はよろしく頼む」
カルイドから謝罪され、そしてあることに気付く。もしかしてだが、カルイドは極度の過保護なのではないだろうか。見ず知らずの人間が現れ、自分たちよりも強者だから守るために警戒し、守ってもらったからこそきちんと感謝する。主人に対して礼儀が欠けている相手に嫌悪感を示すのも、忠誠心の厚い騎士であればあり得ることだ。今だってアンナの安全を最優先に考えている発言だった。そのような考えに至ると、もうそのような過保護な騎士にしか見えなくなってしまった。
「もしかしてだが、アンナのこと好きか?」
「勿論だ。当たり前だろう?」
「なっ!?何を言っているの!?」
「何って、当然のことではないですか。私以外の騎士達も、お嬢様のことは敬愛しておりますよ」
「え?ああ、そうなのね。それは嬉しいわ。ありがとう」
「いえ。お嬢様の騎士として当然のことです」
話の内容に思わず肩が震える。もしかしてとは思ったが、本当に過保護なだけのようだ。しかも真面目なタイプの過保護だ。アンナの狼狽具合が面白い。
それにこの騎士も真面目な過保護であるだけで、一貫性があり考えが推測しやすい。大体の人間性が分かれば、とっつき難い相手がとっつき易い相手へと変わる。対応の仕方が分かれば、コミュニケーションは無難にこなすことが出来る。協力をしないといけなくなった時の負担が、だいぶ減ったように感じる。
コミュニケーションが取れたとしても、相手が人である時点で信用までは出来ないが。裏の顔があるのが人だからな。真面目そうに見えても、それが演技の可能性もあるのだ。注意だけはしておくことに変わりはない。
「確かリュゼと言ったか。そちらの相棒は何と呼べばいい?」
「ズィーリオスだ」
「ズィーリオスか。よろしく頼む」
カルイドの言葉にズィーリオスが反応を返す。挨拶が成立したようだ。
「お前が街を救った英雄で、そしてなによりお嬢様が許しているため、とやかく言う気はないが、言葉遣いには注意しろ」
「カルイド。彼は相手によって言葉遣いを変える気はないみたいだから、どれだけ言おうとも無駄だと思うぞ」
「アイゼン様。おはようございます。それでも注意なさるべきでは?」
「意思は堅そうだからな。言っても無駄だろう。それにこの程度の態度なら特に騒ぐ事でもない。上級ランクの冒険者と良い関係が続く方が大事だ」
「そうですね。出過ぎたことを申しました」
「良い。お前がアンナのことを大事に思ってくれていることは分かっている」
俺とカルイドとの会話にアイゼンが入って来て、2人での会話に移る。だから、本人の目の前で言うことではないと思うんだが。
会話が終わったのか、カルイドは持ち場に戻る。アイゼンと隣で黙って会話を聞いていたラウルが、こちらに視線を合わせる。
「リュゼ君、おはようございます。よろしくお願いしますね」
「リュゼ、おはよう。よろしく頼むぞ」
「ああ、おはよう。まあ、受けるからには成功させるよ。じゃあな」
2人との挨拶を終え、馬車の最後方へ向かった。そしてズィーリオスに乗り、馬車の方へと視線を向ける。丁度扉が閉まったようだ。馬車が動き出し、馬車との距離を十分に空けてズィーリオスが走り出す。一定間隔を保ったまま、一行は王都に向けて進み出した。
ズィーリオスの呼び声に反応し、閉じていた目を開け意識を覚醒させる。出発してすぐに、眠気に抗えず撃沈していた。その間の周辺の警戒はズィーリオスが行ってくれており、魔物が襲って来るようなことはなかったようだ。それというのも、ズィーリオス曰く、ズィーリオスとの圧倒的な実力差を本能で感じた魔物達が、恐れて近づいて来なかったようなのだ。
ズィーリオスがいれば戦闘は任せられると思っていたが、まさかの戦闘をすることはなさそうだ。それなりに強い相手、よほどのバカでない限りだが。ゴブリン辺りは突っ込んで来そうだが、ズィーリオスであれば倒せる。そして今回進行する進路は多くの人々が利用する街道であるため、強い魔物が出ることはない。ゆえにズィーリオスだけで問題はないのだ。
どうやらそろそろ昼休憩を挟むようで、だからズィーリオスは俺を起こしたようだ。街道沿いで開けた場所が見えてきた。そこで休憩をとるのだろう。
馬車が止まり、侍女たちが昼食の準備を始める。護衛についていた騎士たちは、カルイドの指示で周囲の安全を確認するために散らばり、確認が終えたのか再びカルイドの下に戻って来る。
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