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初仕事
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依頼掲示板の前に行って見ると、色々と面白そうなものがたくさんあった。特に多い依頼がDランクのようなので、今の俺でも結構出来そうなものはある。が、近場のものでサクッと帰って来れそうな、魔物討伐案件は意外と少ない。やはり昼過ぎだからというのもあるだろう。
だいぶ選択肢が減った依頼を眺める。
Eランク ゴブリン討伐 1体につき銅貨1枚
ホーンラビット討伐 1体につき銅貨5枚
Dランク コボルト討伐 1体につき銅貨8枚
グレーウルフ討伐 1体につき小銀貨1枚
ゴブリンの巣の発生調査 小銀貨5枚
+巣の消滅が出来た場合 銀貨5枚
オーク討伐 1体につき小銀貨5枚
討伐のさいの証明は、基本魔石となっている。その為、必然的に魔石を取り出すという作業をしなければならない。
ゴブリン系はなしだな。近くに聖域があれば、汚れが完璧に落ちるからまだしも、ここにはズィーリオス曰く無いようだし。そもそも、1度にいくつ受けられるんだ?候補を全部持って行ってみようか。
掲示板から4枚の紙を剥がし、カウンターへ向かう。カウンターに並んでいる人も居らず、直ぐに受付嬢に話しかける。
「こんにちは。初めて依頼を受けるのだが、1度にいくつまで受けられるんだ?」
「こんにちは。3つまでですよ」
「そうか」
3つ。1つ減らす必要があるな。なら、全てDランクのものにするか。
「これらを受けたい」
「はい。では、ギルドカードの提示をお願いします」
依頼書を3枚渡し、その後にギルドカードも手渡す。
「依頼の受理を完了しました。では頑張って下さい」
ギルドカードを返してもらい、ホーンラビットの依頼を掲示板に戻しに行き、ギルドを出てそのまま街を出た。
門を出て暫く。
ズィーリオスに乗って狩場の森へ移動していると、目的地の森が見えてくる。
この森はネーデの森と呼ばれている。俺が狩る予定の魔物以外にも多くの魔物がおり、ネーデの冒険者達のいい狩場になっていた。そして、掲示板で見た限り奥の方のには、CランクだけでなくBランクの魔物もいるようなのだ。ズィーリオスの食事には丁度いいだろう。
『到着次第、各自単独行動でいいか?』
『いいぞ』
『遅くとも日が沈む前に集合な』
『了解だ』
森の中に入って出口が見えなくなってきた頃、ズィーリオスから飛び降り二手に分かれる。
ネーデの森は英雄の森よりも明るく、多くの音に溢れていた。
小鳥たちの声に、風に揺れる木々のざわめき、頬に当たる心地よい風に、暖かな陽射し。ちょっとだけ、木の根元に座ろう。
ふぁー。気持ちー。ね、むぃー。すぴー。
はっ!殺気を感じて起きるが、身動きをせず寝たフリをする。
周りを複数の存在に囲まれていた。ゆっくりと距離をつめられている。前方に3,左右に2ずつか。いや、もっと後方の方からも何か近づいて来ているのがいるな。
様子を伺っていると、左側の1体を除き周囲の魔物たちが足を止めたようだった。けれど、後方の存在は、まだ遠いが近づいて来ている。
もしかすると、漁夫の利を狙った別の魔物かもしれない。用心するに越したことはないだろう。
近づいていた左の魔物が、スピードを上げて飛び掛かったのを感じた瞬間に、全身に身体強化を掛け、攻撃を避ける。
敵はコボルトだった。二足歩行で斤を両手に構え、涎を垂らしながら犬歯剥き出しにした犬であった。犬は可愛いが、コボルトは殺しに来ているし、可愛くない。躊躇うことなく、避けた勢いを利用し相手の背後を取り、首の骨を握り折る。掌に骨が折れた感触が伝わり、相手が絶命したことを把握する。
コボルトが倒れた音を聞き、仲間が殺られたと気付いた他のコボルト達が襲い掛かって来る。が、正直言って遅い。
英雄の森にもコボルトはいたが、あいつらは剣を片手で持ち、簡易的な武装をしていたぞ。剣は簡単に折れるし紙防具だったので、手こずることはなかったが。だがここのコボルトは、斤でしか武装していない。しかも両手持ちとなると、動きが鈍るだろうに。
時間をかけることもなく、さくっと残り6体の首を、部位強化した手刀で切り飛ばす。
出来るとは思ってなかったが、部位強化の手刀で首を刎ね飛ばせるとは。折るつもりだったが、結果は同じなのだから良しとしよう。逆に、血の臭いで勝手に魔物が集まって来てくれるかもしれない。可能性が高いのはやっぱり・・・。
ガサガサッ。
「グルァッ。ガーーー!」
やって来たのは予想通りグレーウルフだった。後方から近づいて来ていた正体だ。動きは素早いが、魔法が使えるわけでもないので、見切れさえすれば簡単に倒せる魔物だ。数は全部で11か。
1体は他よりも大きいため、この群れのボスだろう。他の10体は5体ずつに分かれ、俺の左右に展開しながら距離を縮めて来る。
お互いの距離感が5メートルほどになった瞬間、左から2、右から3匹のグレーウルフがとびかかって来た。残りは俺が避けた場合に備えているのだろう。だがここはコボルトと戦っていた場所だ。地面に落ちている斧をグレーウルフが来る前に3つ拾っていたので、右から飛び掛かって来ていたグレーウルフの頭に向かって投げ、3匹を処理。左の2匹は避け、走りながら落ちている斧を2つ拾い、飛び掛からずに待機していた左側のグレーウルフの頭に投げつける。げっ!1つ外した!外してしまった方は目にあたったようで、左目だけ潰すことに成功していた。もう1匹は絶命したようだ。
残り7匹。うち1匹は手負いだ。短時間で仲間が4匹やられたからかかなり警戒している。まあそんなこと関係ないけど。
一瞬で一番近くにいた個体に接近し、手刀で首を落とし、勢いそのままに飛び掛かってきていた個体をボスの方向へ蹴とばす。肋骨何本か折れたな、あの感触は。
片足だけになっている所に、俺の喉笛を噛み切ろうとしている個体を、軸足のステップに切り替え飛び上がって避ける。着地と同時に、尻尾を掴み、遠心力に任せ振り回し、周囲にいた3匹を吹き飛ばす。振り回していた個体は、肋骨が折れ立ち上がれなくなっている個体に向けてぶん投げる。生死の確認を取る前に、振り回し事故に巻き込まれ、脳震盪起こしてるっぽい哀れな被害者たちに、手刀を落とす。これで8匹。衝突事故の方も、どうやら問題なく済んだようだ。
これで残りはボス1匹だけだ。
仲間が全てやられ、かなり怒っている。駆け出してくるが、やっぱり遅い。他のグレーウルフに比べたらそりゃあ速いが、トレントの攻撃の方が圧倒的に速い。
爪の攻撃を避けながら、手刀で手首を落とす。バランスを崩したところで首を落とし、倒しきった。
面倒だったがやっと終わった。近くに他の魔物もいないので、当分は大丈夫だろう。
倒したコボルトとグレーウルフの魔石を、手刀を利用して毛皮を切り、手を突っ込んで取り出していく。手は血だらけになってしまったが、手刀、便利だ。
魔石をすべて取りだし、一息入れることにした。
だいぶ選択肢が減った依頼を眺める。
Eランク ゴブリン討伐 1体につき銅貨1枚
ホーンラビット討伐 1体につき銅貨5枚
Dランク コボルト討伐 1体につき銅貨8枚
グレーウルフ討伐 1体につき小銀貨1枚
ゴブリンの巣の発生調査 小銀貨5枚
+巣の消滅が出来た場合 銀貨5枚
オーク討伐 1体につき小銀貨5枚
討伐のさいの証明は、基本魔石となっている。その為、必然的に魔石を取り出すという作業をしなければならない。
ゴブリン系はなしだな。近くに聖域があれば、汚れが完璧に落ちるからまだしも、ここにはズィーリオス曰く無いようだし。そもそも、1度にいくつ受けられるんだ?候補を全部持って行ってみようか。
掲示板から4枚の紙を剥がし、カウンターへ向かう。カウンターに並んでいる人も居らず、直ぐに受付嬢に話しかける。
「こんにちは。初めて依頼を受けるのだが、1度にいくつまで受けられるんだ?」
「こんにちは。3つまでですよ」
「そうか」
3つ。1つ減らす必要があるな。なら、全てDランクのものにするか。
「これらを受けたい」
「はい。では、ギルドカードの提示をお願いします」
依頼書を3枚渡し、その後にギルドカードも手渡す。
「依頼の受理を完了しました。では頑張って下さい」
ギルドカードを返してもらい、ホーンラビットの依頼を掲示板に戻しに行き、ギルドを出てそのまま街を出た。
門を出て暫く。
ズィーリオスに乗って狩場の森へ移動していると、目的地の森が見えてくる。
この森はネーデの森と呼ばれている。俺が狩る予定の魔物以外にも多くの魔物がおり、ネーデの冒険者達のいい狩場になっていた。そして、掲示板で見た限り奥の方のには、CランクだけでなくBランクの魔物もいるようなのだ。ズィーリオスの食事には丁度いいだろう。
『到着次第、各自単独行動でいいか?』
『いいぞ』
『遅くとも日が沈む前に集合な』
『了解だ』
森の中に入って出口が見えなくなってきた頃、ズィーリオスから飛び降り二手に分かれる。
ネーデの森は英雄の森よりも明るく、多くの音に溢れていた。
小鳥たちの声に、風に揺れる木々のざわめき、頬に当たる心地よい風に、暖かな陽射し。ちょっとだけ、木の根元に座ろう。
ふぁー。気持ちー。ね、むぃー。すぴー。
はっ!殺気を感じて起きるが、身動きをせず寝たフリをする。
周りを複数の存在に囲まれていた。ゆっくりと距離をつめられている。前方に3,左右に2ずつか。いや、もっと後方の方からも何か近づいて来ているのがいるな。
様子を伺っていると、左側の1体を除き周囲の魔物たちが足を止めたようだった。けれど、後方の存在は、まだ遠いが近づいて来ている。
もしかすると、漁夫の利を狙った別の魔物かもしれない。用心するに越したことはないだろう。
近づいていた左の魔物が、スピードを上げて飛び掛かったのを感じた瞬間に、全身に身体強化を掛け、攻撃を避ける。
敵はコボルトだった。二足歩行で斤を両手に構え、涎を垂らしながら犬歯剥き出しにした犬であった。犬は可愛いが、コボルトは殺しに来ているし、可愛くない。躊躇うことなく、避けた勢いを利用し相手の背後を取り、首の骨を握り折る。掌に骨が折れた感触が伝わり、相手が絶命したことを把握する。
コボルトが倒れた音を聞き、仲間が殺られたと気付いた他のコボルト達が襲い掛かって来る。が、正直言って遅い。
英雄の森にもコボルトはいたが、あいつらは剣を片手で持ち、簡易的な武装をしていたぞ。剣は簡単に折れるし紙防具だったので、手こずることはなかったが。だがここのコボルトは、斤でしか武装していない。しかも両手持ちとなると、動きが鈍るだろうに。
時間をかけることもなく、さくっと残り6体の首を、部位強化した手刀で切り飛ばす。
出来るとは思ってなかったが、部位強化の手刀で首を刎ね飛ばせるとは。折るつもりだったが、結果は同じなのだから良しとしよう。逆に、血の臭いで勝手に魔物が集まって来てくれるかもしれない。可能性が高いのはやっぱり・・・。
ガサガサッ。
「グルァッ。ガーーー!」
やって来たのは予想通りグレーウルフだった。後方から近づいて来ていた正体だ。動きは素早いが、魔法が使えるわけでもないので、見切れさえすれば簡単に倒せる魔物だ。数は全部で11か。
1体は他よりも大きいため、この群れのボスだろう。他の10体は5体ずつに分かれ、俺の左右に展開しながら距離を縮めて来る。
お互いの距離感が5メートルほどになった瞬間、左から2、右から3匹のグレーウルフがとびかかって来た。残りは俺が避けた場合に備えているのだろう。だがここはコボルトと戦っていた場所だ。地面に落ちている斧をグレーウルフが来る前に3つ拾っていたので、右から飛び掛かって来ていたグレーウルフの頭に向かって投げ、3匹を処理。左の2匹は避け、走りながら落ちている斧を2つ拾い、飛び掛からずに待機していた左側のグレーウルフの頭に投げつける。げっ!1つ外した!外してしまった方は目にあたったようで、左目だけ潰すことに成功していた。もう1匹は絶命したようだ。
残り7匹。うち1匹は手負いだ。短時間で仲間が4匹やられたからかかなり警戒している。まあそんなこと関係ないけど。
一瞬で一番近くにいた個体に接近し、手刀で首を落とし、勢いそのままに飛び掛かってきていた個体をボスの方向へ蹴とばす。肋骨何本か折れたな、あの感触は。
片足だけになっている所に、俺の喉笛を噛み切ろうとしている個体を、軸足のステップに切り替え飛び上がって避ける。着地と同時に、尻尾を掴み、遠心力に任せ振り回し、周囲にいた3匹を吹き飛ばす。振り回していた個体は、肋骨が折れ立ち上がれなくなっている個体に向けてぶん投げる。生死の確認を取る前に、振り回し事故に巻き込まれ、脳震盪起こしてるっぽい哀れな被害者たちに、手刀を落とす。これで8匹。衝突事故の方も、どうやら問題なく済んだようだ。
これで残りはボス1匹だけだ。
仲間が全てやられ、かなり怒っている。駆け出してくるが、やっぱり遅い。他のグレーウルフに比べたらそりゃあ速いが、トレントの攻撃の方が圧倒的に速い。
爪の攻撃を避けながら、手刀で手首を落とす。バランスを崩したところで首を落とし、倒しきった。
面倒だったがやっと終わった。近くに他の魔物もいないので、当分は大丈夫だろう。
倒したコボルトとグレーウルフの魔石を、手刀を利用して毛皮を切り、手を突っ込んで取り出していく。手は血だらけになってしまったが、手刀、便利だ。
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