10 / 340
変わった日常
しおりを挟む
うぅ。苦しい。体が押さえつけられ、身動きが取れない。何事だ。
覚醒し出した意識が、体に起こっている異常を伝える。ゆっくりと重たい瞼を開くと、可愛らしいシゼの寝顔があった。シゼ、何でそうなったんだ。良く見てみると、シゼは何故か、私の体を両腕ごと拘束するように抱き着きながら、体半分乗っかかって寝ていた。いつものことながら、いい朝である。勿論、可愛いシゼの寝顔が見れるからだ。Mじゃないからね?拘束されているからじゃないよ?断じて違う!
・・・はぁー。なんかテンションおかしいし、変なこと考えてしまった。
昨日あった事を思い出し、憂鬱な気分になる。先程までの変なテンションは、きっと昨日のことが原因だ。だから私の感性がおかしくなった訳ではないだろう。うん。
そうして脳内を騷しくしてると、シゼが起きたようだ。いつも通り準備を整え、朝食をとりに部屋を出る。すると廊下には、今出てきたばっかりだろうカイザス兄様がいた。向こうもこちらの存在を認識したようだ。
「おはようございます。カイザス兄様。」
「おはようございます。カイジャスにぃさま。」
「ふんっ。まだいたのか、バルネリアの面汚し。"無能"はさっさと出てけ。」
いつも通り、挨拶だけして立ち去ろうすると、意外にも返答があった。内容は酷いものだけど。普段は無視して、自分から関わろうとはしないのに。あ然と呆けているうちに、さっさと立ち去ったようだ。
姿が見えなくなると、シゼがプリプリと怒り出した。可愛い。何故反論しないのか、と勢いそのままに詰め寄られる。あの類の人は、言いたいことを言うだけで、実害がないのなら反応しない方がいい。反応したら、更に逆上するだけだ。その反応が正論の内容なら尚更である。つまりだ、わざわさ相手にしない方が良い。
前世からそう私は学んでいた。その考えを、前世のあたりは触れずシゼに伝える。渋々ではあるが納得したようだ。納得は出来るが、感情はそうもいかないのだろう。
カイザス兄様の嫌味はその後も続き、会うたびに言ってくる様になった。1度、姉様や母様の前で言ったときに注意されてからは、2人の前で言ってくることはなくなった。
ただ、これはカイザス兄様に限ったことではなくなった。昨日までとは、明らかに周りが変わってしまったのだ。
側付きの侍女たちは、世話が結構雑になった。朝は起こされることがなくなった。
しかしシゼがいる為、シゼ付きの侍女がシゼを起こしに来る。その際に私も目が覚めたり、シゼが起こしてくれたりする。
朝食を食べている間に、部屋のベッドメイキングをしていたのが、されなくなった。休憩中のお茶の準備はしても、冷めたカップを入れ直してくれなくなり、空になったカップに新しく注ぐこともしなくなった。
部屋の掃除は、シゼが来るため全くしなくなったわけではないが、ホコリが目立つようになった。この辺りは、前世の経験があるので自分で出来るから問題はないんだけど。
他の使用人たちは、廊下ですれ違っても挨拶をしてくれなくなった。皆無視なのだ。シゼには挨拶をするので、まだ良かった。私と一緒にいるからと、シゼまで無視されては困る。だからこれは不幸中の幸いである。しかし、この状態に納得出来なかったのがシゼであり、使用人達の挨拶を無視する様になってしまった。だが、貴族はこういう者の方が多かったりするので、あまり注意も出来ない。というか、注意しても聞いてくれない。兄様を無視する人は無視です!だと。
だが、この様な状況の使用人達も、これを母様や姉様に見られ、注意されてからは、カイザス兄様と同じように、2人、またはどちらか一方がいる時は、以前のように挨拶してくれた。それでもやはり、シゼは無視である。
父様も、以前は見かけると声をかけてくれていたが、スルーされるようになってしまった。
また、毎日あった授業は失くなった。おかげでシゼとの時間は増えたが、何かを聞きたくても周りが無視をするため、疑問が出来ても質問できない。だから1度シゼを挟むことになるが、そうすれば解答が得られる。
その影響か、シゼが今までに増して勉強する様になった。質問は全部、シゼが解決出来るようになりたいらしい。嬉しいのだが、色々聞いてくれるという、あの時間は結構好きだったし、何でも知っているという、兄の威厳がなくなってしまうのは悲しい。
シゼの誕生日パーティーが行われ、シゼは4歳になったのだが、そのパーティーに出席させてもらえなかった。会場は家だったのだが、自室から出て来るなと言われ、僅かに聞こえる来客たちの声などのパーティーの音が、余計今の状況を虚しくさせた。
パーティー会場では祝ってあげられなかったので、シゼがパーティーから帰って来てから、2人だけでお祝いした。
だが私が属性なしと判断されて、1番の影響があったのは、専属護衛契約に関してだろう。
魔法の使えない者に専属護衛を任せる訳にはいかないということだった。よって契約は解消されることになり、今後レオに会いに行くことは出来なくなった。そして、空いてしまったレオの専属護衛契約相手として、シゼが入ることとなった。
決まった時は、私から奪ったと感じてしまったようで、慰めるのにとても大変だった。それでも今は、きちんと役割を果たしており、3日に1回はレオのもとへ出かけている。
忙しくなったシゼとは反対に、暇になっていく私は、シゼがいない間は、ふて寝という名の惰眠をする様になった。寝るのは前世から好きなため、嫌ではないが、変わっていく環境に不安を覚えてしまうのは仕方ないだろう。
以前の、シゼの専属護衛契約予定相手であった王女殿下は、あの日見かけた、師匠のお孫さんが専属護衛契約相手になるようだ。
他の分家には、10歳以上の者しかおらず、王女殿下との歳が離れ過ぎているため、彼女に白羽の矢が立った。気の弱そうな彼女がやっていけるのだろうか、と思うこともあったが、どうやら彼女、魔力量が普通の人よりも多少多く、短剣の扱いに長けているらしい。
そして、同じ女の子ということで決定したようだ。2人はもう顔合わせが済んだようで、王女殿下が姉のように懐いており、関係は良好のようだ。
だが、1番私にとって堪えたのが食事だ。
食事は、母様と姉様のおかげで一緒に食べることは出来ているが、何よりも味が酷い。バレない様に、見た目は皆と同じなのだが、味が全然今までと違うのだ。よく言えば、素朴な食材本来の味。悪く言えば、味がないのだ。
更に、食材に火が通っていないことも多い。野菜は生だったり、肉は元々加工するタイプの調理法がないため、ステーキなのだが、ミディアムだったのが、レアぐらいになった。レアは苦手だ。そして臭み消しがされてなかったりする。だから、食べれる物だけを食べるということをしていたため、食事を残す事が増え、常に空腹を感じる様になっていった。
それを心配したシゼが、育ち盛りでお腹がすいたと言って、侍女に軽食を頼んでくれる様になった。それらを少し食べた後、お腹いっぱいだからとそのほとんどを私にくれる。おかげで何とか飢えは凌げている。
この状況をシゼに聞いているらしいレオが、いつも心配してくれているようだった。王家とバルネリア家の関係上、レオはバルネリア家に乗り込んでくることが出来ず、毎度イライラしてるらしい。
だが、その感情をシゼ以外の前では見せないというので、流石だと思う。
そして、この様な日々を送りながら時は過ぎ、再びあの儀式を行う日になった。
覚醒し出した意識が、体に起こっている異常を伝える。ゆっくりと重たい瞼を開くと、可愛らしいシゼの寝顔があった。シゼ、何でそうなったんだ。良く見てみると、シゼは何故か、私の体を両腕ごと拘束するように抱き着きながら、体半分乗っかかって寝ていた。いつものことながら、いい朝である。勿論、可愛いシゼの寝顔が見れるからだ。Mじゃないからね?拘束されているからじゃないよ?断じて違う!
・・・はぁー。なんかテンションおかしいし、変なこと考えてしまった。
昨日あった事を思い出し、憂鬱な気分になる。先程までの変なテンションは、きっと昨日のことが原因だ。だから私の感性がおかしくなった訳ではないだろう。うん。
そうして脳内を騷しくしてると、シゼが起きたようだ。いつも通り準備を整え、朝食をとりに部屋を出る。すると廊下には、今出てきたばっかりだろうカイザス兄様がいた。向こうもこちらの存在を認識したようだ。
「おはようございます。カイザス兄様。」
「おはようございます。カイジャスにぃさま。」
「ふんっ。まだいたのか、バルネリアの面汚し。"無能"はさっさと出てけ。」
いつも通り、挨拶だけして立ち去ろうすると、意外にも返答があった。内容は酷いものだけど。普段は無視して、自分から関わろうとはしないのに。あ然と呆けているうちに、さっさと立ち去ったようだ。
姿が見えなくなると、シゼがプリプリと怒り出した。可愛い。何故反論しないのか、と勢いそのままに詰め寄られる。あの類の人は、言いたいことを言うだけで、実害がないのなら反応しない方がいい。反応したら、更に逆上するだけだ。その反応が正論の内容なら尚更である。つまりだ、わざわさ相手にしない方が良い。
前世からそう私は学んでいた。その考えを、前世のあたりは触れずシゼに伝える。渋々ではあるが納得したようだ。納得は出来るが、感情はそうもいかないのだろう。
カイザス兄様の嫌味はその後も続き、会うたびに言ってくる様になった。1度、姉様や母様の前で言ったときに注意されてからは、2人の前で言ってくることはなくなった。
ただ、これはカイザス兄様に限ったことではなくなった。昨日までとは、明らかに周りが変わってしまったのだ。
側付きの侍女たちは、世話が結構雑になった。朝は起こされることがなくなった。
しかしシゼがいる為、シゼ付きの侍女がシゼを起こしに来る。その際に私も目が覚めたり、シゼが起こしてくれたりする。
朝食を食べている間に、部屋のベッドメイキングをしていたのが、されなくなった。休憩中のお茶の準備はしても、冷めたカップを入れ直してくれなくなり、空になったカップに新しく注ぐこともしなくなった。
部屋の掃除は、シゼが来るため全くしなくなったわけではないが、ホコリが目立つようになった。この辺りは、前世の経験があるので自分で出来るから問題はないんだけど。
他の使用人たちは、廊下ですれ違っても挨拶をしてくれなくなった。皆無視なのだ。シゼには挨拶をするので、まだ良かった。私と一緒にいるからと、シゼまで無視されては困る。だからこれは不幸中の幸いである。しかし、この状態に納得出来なかったのがシゼであり、使用人達の挨拶を無視する様になってしまった。だが、貴族はこういう者の方が多かったりするので、あまり注意も出来ない。というか、注意しても聞いてくれない。兄様を無視する人は無視です!だと。
だが、この様な状況の使用人達も、これを母様や姉様に見られ、注意されてからは、カイザス兄様と同じように、2人、またはどちらか一方がいる時は、以前のように挨拶してくれた。それでもやはり、シゼは無視である。
父様も、以前は見かけると声をかけてくれていたが、スルーされるようになってしまった。
また、毎日あった授業は失くなった。おかげでシゼとの時間は増えたが、何かを聞きたくても周りが無視をするため、疑問が出来ても質問できない。だから1度シゼを挟むことになるが、そうすれば解答が得られる。
その影響か、シゼが今までに増して勉強する様になった。質問は全部、シゼが解決出来るようになりたいらしい。嬉しいのだが、色々聞いてくれるという、あの時間は結構好きだったし、何でも知っているという、兄の威厳がなくなってしまうのは悲しい。
シゼの誕生日パーティーが行われ、シゼは4歳になったのだが、そのパーティーに出席させてもらえなかった。会場は家だったのだが、自室から出て来るなと言われ、僅かに聞こえる来客たちの声などのパーティーの音が、余計今の状況を虚しくさせた。
パーティー会場では祝ってあげられなかったので、シゼがパーティーから帰って来てから、2人だけでお祝いした。
だが私が属性なしと判断されて、1番の影響があったのは、専属護衛契約に関してだろう。
魔法の使えない者に専属護衛を任せる訳にはいかないということだった。よって契約は解消されることになり、今後レオに会いに行くことは出来なくなった。そして、空いてしまったレオの専属護衛契約相手として、シゼが入ることとなった。
決まった時は、私から奪ったと感じてしまったようで、慰めるのにとても大変だった。それでも今は、きちんと役割を果たしており、3日に1回はレオのもとへ出かけている。
忙しくなったシゼとは反対に、暇になっていく私は、シゼがいない間は、ふて寝という名の惰眠をする様になった。寝るのは前世から好きなため、嫌ではないが、変わっていく環境に不安を覚えてしまうのは仕方ないだろう。
以前の、シゼの専属護衛契約予定相手であった王女殿下は、あの日見かけた、師匠のお孫さんが専属護衛契約相手になるようだ。
他の分家には、10歳以上の者しかおらず、王女殿下との歳が離れ過ぎているため、彼女に白羽の矢が立った。気の弱そうな彼女がやっていけるのだろうか、と思うこともあったが、どうやら彼女、魔力量が普通の人よりも多少多く、短剣の扱いに長けているらしい。
そして、同じ女の子ということで決定したようだ。2人はもう顔合わせが済んだようで、王女殿下が姉のように懐いており、関係は良好のようだ。
だが、1番私にとって堪えたのが食事だ。
食事は、母様と姉様のおかげで一緒に食べることは出来ているが、何よりも味が酷い。バレない様に、見た目は皆と同じなのだが、味が全然今までと違うのだ。よく言えば、素朴な食材本来の味。悪く言えば、味がないのだ。
更に、食材に火が通っていないことも多い。野菜は生だったり、肉は元々加工するタイプの調理法がないため、ステーキなのだが、ミディアムだったのが、レアぐらいになった。レアは苦手だ。そして臭み消しがされてなかったりする。だから、食べれる物だけを食べるということをしていたため、食事を残す事が増え、常に空腹を感じる様になっていった。
それを心配したシゼが、育ち盛りでお腹がすいたと言って、侍女に軽食を頼んでくれる様になった。それらを少し食べた後、お腹いっぱいだからとそのほとんどを私にくれる。おかげで何とか飢えは凌げている。
この状況をシゼに聞いているらしいレオが、いつも心配してくれているようだった。王家とバルネリア家の関係上、レオはバルネリア家に乗り込んでくることが出来ず、毎度イライラしてるらしい。
だが、その感情をシゼ以外の前では見せないというので、流石だと思う。
そして、この様な日々を送りながら時は過ぎ、再びあの儀式を行う日になった。
52
お気に入りに追加
1,854
あなたにおすすめの小説

お願いだから俺に構わないで下さい
大味貞世氏
ファンタジー
高校2年の9月。
17歳の誕生日に甲殻類アレルギーショックで死去してしまった燻木智哉。
高校1年から始まったハブりイジメが原因で自室に引き籠もるようになっていた彼は。
本来の明るい楽観的な性格を失い、自棄から自滅願望が芽生え。
折角貰った転生のチャンスを不意に捨て去り、転生ではなく自滅を望んだ。
それは出来ないと天使は言い、人間以外の道を示した。
これは転生後の彼の魂が辿る再生の物語。
有り触れた異世界で迎えた新たな第一歩。その姿は一匹の…
ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異世界生活
天三津空らげ
ファンタジー
日本の田舎で平凡な会社員だった松田理奈は、不慮の事故で亡くなり10歳のマグダリーナに異世界転生した。転生先の子爵家は、どん底の貧乏。父は転生前の自分と同じ歳なのに仕事しない。二十五歳の青年におまるのお世話をされる最悪の日々。転生チートもないマグダリーナが、美しい魔法使いの少女に出会った時、失われた女神と幻の種族にふりまわされつつQOLが爆上がりすることになる――

幼女と執事が異世界で
天界
ファンタジー
宝くじを握り締めオレは死んだ。
当選金額は約3億。だがオレが死んだのは神の過失だった!
謝罪と称して3億分の贈り物を貰って転生したら異世界!?
おまけで貰った執事と共に異世界を満喫することを決めるオレ。
オレの人生はまだ始まったばかりだ!
転生少女、運の良さだけで生き抜きます!
足助右禄
ファンタジー
【9月10日を持ちまして完結致しました。特別編執筆中です】
ある日、災害に巻き込まれて命を落とした少女ミナは異世界の女神に出会い、転生をさせてもらう事になった。
女神はミナの体を創造して問う。
「要望はありますか?」
ミナは「運だけ良くしてほしい」と望んだ。
迂闊で残念な少女ミナが剣と魔法のファンタジー世界で様々な人に出会い、成長していく物語。
鋼なるドラーガ・ノート ~S級パーティーから超絶無能の烙印を押されて追放される賢者、今更やめてくれと言われてももう遅い~
月江堂
ファンタジー
― 後から俺の実力に気付いたところでもう遅い。絶対に辞めないからな ―
“賢者”ドラーガ・ノート。鋼の二つ名で知られる彼がSランク冒険者パーティー、メッツァトルに加入した時、誰もが彼の活躍を期待していた。
だが蓋を開けてみれば彼は無能の極致。強い魔法は使えず、運動神経は鈍くて小動物にすら勝てない。無能なだけならばまだしも味方の足を引っ張って仲間を危機に陥れる始末。
当然パーティーのリーダー“勇者”アルグスは彼に「無能」の烙印を押し、パーティーから追放する非情な決断をするのだが、しかしそこには彼を追い出すことのできない如何ともしがたい事情が存在するのだった。
ドラーガを追放できない理由とは一体何なのか!?
そしてこの賢者はなぜこんなにも無能なのに常に偉そうなのか!?
彼の秘められた実力とは一体何なのか? そもそもそんなもの実在するのか!?
力こそが全てであり、鋼の教えと闇を司る魔が支配する世界。ムカフ島と呼ばれる火山のダンジョンの攻略を通して彼らはやがて大きな陰謀に巻き込まれてゆく。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています

チートな親から生まれたのは「規格外」でした
真那月 凜
ファンタジー
転生者でチートな母と、王族として生まれた過去を神によって抹消された父を持つシア。幼い頃よりこの世界では聞かない力を操り、わずか数年とはいえ前世の記憶にも助けられながら、周りのいう「規格外」の道を突き進む。そんなシアが双子の弟妹ルークとシャノンと共に冒険の旅に出て…
これは【ある日突然『異世界を発展させて』と頼まれました】の主人公の子供達が少し大きくなってからのお話ですが、前作を読んでいなくても楽しめる作品にしているつもりです…
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-
2024/7/26 95.静かな場所へ、97.寿命 を少し修正してます
時々さかのぼって部分修正することがあります
誤字脱字の報告大歓迎です(かなり多いかと…)
感想としての掲載が不要の場合はその旨記載いただけると助かります

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる