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帰宅
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外に出ると、バルネリア家の馬車は1台しかなく、先に出たはずの父様達の姿は何処にもなかった。
「あら?何故、お父様達がいないのかしら?まさか、我が子を置いて行った、なんてことはないわよね?」
姉様が再起動したようだ。私達全員が思ったであろうことを、代わりに代弁してくれる。
「残念ながら、そのまさかでございます。おかえりなさいませ。リルシーア様、ルーデリオ様、シゼルス様。」
姉様の声に、馬車の陰から現れたリーナが答える。それを聞いた姉様が憤慨しだし、リーナも含めた他の使用人達に、何故止めなかったのかと詰め寄る。みんな困惑してしまっている。一介の使用人に、公爵家当主を止めることが出来ないことは、姉様もわかっているだろうに。それでも、言わずにはいられなかったのかもしれない。
言いたいことを言い切ってスッキリしたのか、姉様が落ち着く。
「はあ、ここで何を言っても変わらないわね。もう帰りましょう。」
姉様が馬車に向かって歩き出したので、私とシゼもついて行く。先程からチラホラと、教会から出て来た貴族達の姿が増えて来ていたので助かった。遠くから、ヒソヒソと話しながら視線を向けられるのは、貴族に転生した今でも慣れることはない。
シゼを馬車に乗せ、奥側の席の姉様の対面に座らせ、その隣に座る。少しして、リーナが乗り込んで姉様の隣に座り、外側から扉が閉められる。そして馬車が動き出した。
走り出してから、1時間程たっただろうか。その間誰も喋ることがなく、車内は沈黙に包まれた状態だった。ふと気付くと、窓から夕日が差し込んでいた。もうそんな時間なのか。夜までに戻れるのだろうか?
「姉様。もう夕方ですが、今日はどこかの街に泊まるのでしょうか。」
「いいえ、宿はとらないわ。日は落ちてしまうでしょうが、遅くならないうちに戻れるわよ。」
「そうなのですか。わかりました。」
何かを考え込んでいた姉様だったが、顔を上げ答えてくれる。そこでタイミングが良いと思ったのか、リーナが、教会で何があったのかと聞いてきた。
「・・・・・。」
「黙っていても直ぐに分かると思うけど、ルーちゃん、属性なしだったのよ。」
「えっ!?それは・・・。」
姉様が、私からは話さないと悟ったのか、姉様が答えた。そして、予想通りのリアクションをしてくれる。あっ、ケモミミがピンと立っている。
だが何を思ったのか、次の瞬間には先程の姉様の様に、深く考え込んでしまう。
やっぱり異常なんだね。前世に魔力事態が無い世界で生きていたからか、魔法が使えないだけで、と思ってしまう。
科学技術が発展してない代わりに、魔法文化が発展していて、庶民の生活にも魔法が浸透している。日常生活で使う、様々なことに魔法が使われている為、魔法が使えないのは死活問題とも言えるだろう。
しかし、貴族は自らの富を示すために、魔道具を利用することが多い。そしてこれらの魔道具は、魔石で動くため、魔力を流さないと使えない。魔力だけは大量にあるので、現状で生活が成り立たなくなる、という訳ではない。
だが、父様は家族に対していつも優しかった。もしかしたら、馬車の上限である4人が乗って、後は帰るだけだからと、先に出発したのかもしれない。それか、速く帰り、邸宅の使用人達に事情を話し、この件に触れないようお触れを出して、私を気遣っているのかもしれないし・・・。
「りゅーにぃ。」
シゼに呼ばれ振り向くと、とても辛そうな、今にも泣いてしまいそうな顔をしていた。
「どうしたの?そんな顔しないで。可愛い顔が台無しだよ?シゼには笑っててほしいな。シゼの笑顔を見ると、僕まで笑顔になれるんだよ?」
そっと顔に手を当て、親指で優しく顔を解す。ゆっくりと笑顔が形づくられていく。うん、そうだよ。シゼが悲しむ必要なんてないんだ。
「それにね、もしこれから何かあったとしても、シゼは側にいてくれるでしょ?」
「っ!?あたりまえだよ!!ずっと、りゅーにぃのそばにいるっ!!」
シゼの頭を撫でながら尋ねると、跳ねるように答え、飛びついて来たので抱きしめる。その温もりが何よりも安心した。座席の背もたれの方に顔を向け、静かに頬を濡らす。その間、シゼは文句1つなく、抱き締めさせてくれたのだった。
日が落ちて夜に入り、少しした頃、馬車が到着した。馬車を降り、玄関を抜けると、姉様が母様に会ってくると言うので、分かれる。
使用人達が、こちらをチラっと見た後目を逸らすので、もう既に知っているのだろう。真っ直ぐに自室へと向かう。
シゼと共に部屋に入り、ソファに座り込んだところで、ぐぅぅ、と可愛らしい音が隣から聞こえた。そういうば、休憩も挟まずに急いで帰って来たため、夕ご飯を食べていない。今の時間は、普段の夕食時間を過ぎている。食堂に行っても意味はないだろう。
侍女に2人分の軽食を持って来るように言い、冷めてしまった紅茶を飲み干す。苦い。新しく注がれた紅茶に、角砂糖をトポンッ、トポンッ、トポンッと入れる。そのまま口に運ぶ。甘い。めちゃくちゃ甘い。けれど今はこれぐらい甘ったるいものがいい。
2杯目の残り僅かな紅茶が冷めてしまった頃、頼んでいた軽食が届く。サンドイッチだ。レタスではないレタスに、ハムではないハムとキノコを焼いたパンで挟んで、酸味のある濃い目の味のソースが間にかけられていた。異世界食材なため、名前は違うのだが、見た目も味もほとんど変わらないので、地球の時の名称のままで認識している。覚える気が無いとも言うが。
食事が終わると、今日の疲れもあり、早々とベッドに横たわるのだった。
~~リルシーア視点~~
「ーーーと、考えておりますの。如何でしょう。」
私は先程帰って来てから、直ぐにお母様の部屋まで向かいました。そして、馬車の中で考えていたことを伝えたのです。お母様は聞き終わると、私の考えに賛同して下さいました。
「あら、それはいい考えね。私も混ざっていいかしら?」
「はい。もちろんです。」
その後、お母様から更にいい方法があると聞きました。そのような面白い方法があるとは知りませんでしたので、是非ともその案で通させていただくことにしました。
顔を見合わせて微笑み合う。これからは、慎重に動かないといけませんね。
「では、これからはルーデリオの味方として、側にいて支えてあげましょう。」
「はい。特に、カイザスが以前から、ルーデリオにいい感情を抱いてなかったようです。今回のことで、ルーデリオに手を出す様になっても、お父様に何か言われることはないと思われます。注意していた方がいいですね。」
今後の動きが決まり、長期に渡るこの計画の先にある未来を、そこに見える高みを想像して、薄く笑みを浮かべ、扉の外に待機させていたリーナと共に、自室へと戻って行ったのでした。
「あら?何故、お父様達がいないのかしら?まさか、我が子を置いて行った、なんてことはないわよね?」
姉様が再起動したようだ。私達全員が思ったであろうことを、代わりに代弁してくれる。
「残念ながら、そのまさかでございます。おかえりなさいませ。リルシーア様、ルーデリオ様、シゼルス様。」
姉様の声に、馬車の陰から現れたリーナが答える。それを聞いた姉様が憤慨しだし、リーナも含めた他の使用人達に、何故止めなかったのかと詰め寄る。みんな困惑してしまっている。一介の使用人に、公爵家当主を止めることが出来ないことは、姉様もわかっているだろうに。それでも、言わずにはいられなかったのかもしれない。
言いたいことを言い切ってスッキリしたのか、姉様が落ち着く。
「はあ、ここで何を言っても変わらないわね。もう帰りましょう。」
姉様が馬車に向かって歩き出したので、私とシゼもついて行く。先程からチラホラと、教会から出て来た貴族達の姿が増えて来ていたので助かった。遠くから、ヒソヒソと話しながら視線を向けられるのは、貴族に転生した今でも慣れることはない。
シゼを馬車に乗せ、奥側の席の姉様の対面に座らせ、その隣に座る。少しして、リーナが乗り込んで姉様の隣に座り、外側から扉が閉められる。そして馬車が動き出した。
走り出してから、1時間程たっただろうか。その間誰も喋ることがなく、車内は沈黙に包まれた状態だった。ふと気付くと、窓から夕日が差し込んでいた。もうそんな時間なのか。夜までに戻れるのだろうか?
「姉様。もう夕方ですが、今日はどこかの街に泊まるのでしょうか。」
「いいえ、宿はとらないわ。日は落ちてしまうでしょうが、遅くならないうちに戻れるわよ。」
「そうなのですか。わかりました。」
何かを考え込んでいた姉様だったが、顔を上げ答えてくれる。そこでタイミングが良いと思ったのか、リーナが、教会で何があったのかと聞いてきた。
「・・・・・。」
「黙っていても直ぐに分かると思うけど、ルーちゃん、属性なしだったのよ。」
「えっ!?それは・・・。」
姉様が、私からは話さないと悟ったのか、姉様が答えた。そして、予想通りのリアクションをしてくれる。あっ、ケモミミがピンと立っている。
だが何を思ったのか、次の瞬間には先程の姉様の様に、深く考え込んでしまう。
やっぱり異常なんだね。前世に魔力事態が無い世界で生きていたからか、魔法が使えないだけで、と思ってしまう。
科学技術が発展してない代わりに、魔法文化が発展していて、庶民の生活にも魔法が浸透している。日常生活で使う、様々なことに魔法が使われている為、魔法が使えないのは死活問題とも言えるだろう。
しかし、貴族は自らの富を示すために、魔道具を利用することが多い。そしてこれらの魔道具は、魔石で動くため、魔力を流さないと使えない。魔力だけは大量にあるので、現状で生活が成り立たなくなる、という訳ではない。
だが、父様は家族に対していつも優しかった。もしかしたら、馬車の上限である4人が乗って、後は帰るだけだからと、先に出発したのかもしれない。それか、速く帰り、邸宅の使用人達に事情を話し、この件に触れないようお触れを出して、私を気遣っているのかもしれないし・・・。
「りゅーにぃ。」
シゼに呼ばれ振り向くと、とても辛そうな、今にも泣いてしまいそうな顔をしていた。
「どうしたの?そんな顔しないで。可愛い顔が台無しだよ?シゼには笑っててほしいな。シゼの笑顔を見ると、僕まで笑顔になれるんだよ?」
そっと顔に手を当て、親指で優しく顔を解す。ゆっくりと笑顔が形づくられていく。うん、そうだよ。シゼが悲しむ必要なんてないんだ。
「それにね、もしこれから何かあったとしても、シゼは側にいてくれるでしょ?」
「っ!?あたりまえだよ!!ずっと、りゅーにぃのそばにいるっ!!」
シゼの頭を撫でながら尋ねると、跳ねるように答え、飛びついて来たので抱きしめる。その温もりが何よりも安心した。座席の背もたれの方に顔を向け、静かに頬を濡らす。その間、シゼは文句1つなく、抱き締めさせてくれたのだった。
日が落ちて夜に入り、少しした頃、馬車が到着した。馬車を降り、玄関を抜けると、姉様が母様に会ってくると言うので、分かれる。
使用人達が、こちらをチラっと見た後目を逸らすので、もう既に知っているのだろう。真っ直ぐに自室へと向かう。
シゼと共に部屋に入り、ソファに座り込んだところで、ぐぅぅ、と可愛らしい音が隣から聞こえた。そういうば、休憩も挟まずに急いで帰って来たため、夕ご飯を食べていない。今の時間は、普段の夕食時間を過ぎている。食堂に行っても意味はないだろう。
侍女に2人分の軽食を持って来るように言い、冷めてしまった紅茶を飲み干す。苦い。新しく注がれた紅茶に、角砂糖をトポンッ、トポンッ、トポンッと入れる。そのまま口に運ぶ。甘い。めちゃくちゃ甘い。けれど今はこれぐらい甘ったるいものがいい。
2杯目の残り僅かな紅茶が冷めてしまった頃、頼んでいた軽食が届く。サンドイッチだ。レタスではないレタスに、ハムではないハムとキノコを焼いたパンで挟んで、酸味のある濃い目の味のソースが間にかけられていた。異世界食材なため、名前は違うのだが、見た目も味もほとんど変わらないので、地球の時の名称のままで認識している。覚える気が無いとも言うが。
食事が終わると、今日の疲れもあり、早々とベッドに横たわるのだった。
~~リルシーア視点~~
「ーーーと、考えておりますの。如何でしょう。」
私は先程帰って来てから、直ぐにお母様の部屋まで向かいました。そして、馬車の中で考えていたことを伝えたのです。お母様は聞き終わると、私の考えに賛同して下さいました。
「あら、それはいい考えね。私も混ざっていいかしら?」
「はい。もちろんです。」
その後、お母様から更にいい方法があると聞きました。そのような面白い方法があるとは知りませんでしたので、是非ともその案で通させていただくことにしました。
顔を見合わせて微笑み合う。これからは、慎重に動かないといけませんね。
「では、これからはルーデリオの味方として、側にいて支えてあげましょう。」
「はい。特に、カイザスが以前から、ルーデリオにいい感情を抱いてなかったようです。今回のことで、ルーデリオに手を出す様になっても、お父様に何か言われることはないと思われます。注意していた方がいいですね。」
今後の動きが決まり、長期に渡るこの計画の先にある未来を、そこに見える高みを想像して、薄く笑みを浮かべ、扉の外に待機させていたリーナと共に、自室へと戻って行ったのでした。
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---------
掲載は不定期になります。
追記
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