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一家団欒
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まだ寝足りないけど、もう夜だしいいか。でもまさかだったなー。
来る時は重い足取りで来た廊下を、軽い足取りで進む。その顔には、昼時に想像していた疲れ果てた表情はなく、微笑が浮かんでいた。
本人は気付いていないが、この様子を見た廊下にいた侍女達が、直立不動になってしまっているのを、ルーデリオ付きの侍女達が通り過ぎざまに、肩を叩いていて意識を戻してやっていた。
姉様の部屋に行くと、すぐに捕まり、髪を乾かされ、着替えさせられたのだが、普段の七五三のようなドレスではなく、どちらかと言えばパジャマに近かった。いくつか着せ替えられたが、最終的に、黄色いモコモコのレインボーシープという、羊の魔物の羊毛で出来た、耳と尻尾、フードにフェルトの角が付いたものに決定した。レインボーシープは、かなり臆病なため、普段群れており、その様子を見るとカラフルなため、そう呼ばれている。
あまりにも疲れ果てていたため、あったかく着心地の良い服を着て直ぐに寝落ちしてしまった。そのため、起きて聞いたのだが、どうやら師匠から、今日はかなり疲れているはずだから、よく休ませてやるように、と話があったらしい。
夕飯の時間近くになるまで、寝かせてくれたのだ。姉様に膝枕をされていたのだが、起きると目の前に美少女の顔、という状況は心臓に悪かった。
先程のことを考えながら歩く。
現在、服装は来た時の服に着替えなおしているため、男の子らしいが、姉様の侍女のリーナに髪をアップに結ばれたため、男装の麗人みたいな感じになっている。5歳児だけど。短い脚で頑張ること十数分。シゼの部屋の前に到着する。
コンコン。
「シゼ、僕だけど、夕ご飯食べに行こう?」
扉をノックし、中からの反応を待つ。
ガチャっ。
「りゅーにぃ!」
「ッ!」
扉が開けられたと同時にシゼが飛び出し、そのままの勢いで私に抱き着く。後ろに倒れそうになるが、稽古で身に付けた体幹をフルに活かし、耐えきる。あっぶなー!良かった!兄としての威厳は保たれた!
「フフッ。どうしたんだい、シゼ。そんなにご飯が待ちきれないのかな?」
内心の焦りを悟らせないように、柔らかな笑みを浮かべる。
「ううん、ちがうよ。りゅーにぃにあうのが、うれしかっただけ。」
可愛い!嬉しいこと言ってくれるじゃないか!目を合わせようとシゼの顔を覗き込むと、何だか顔が赤い。もしかして熱?おでこを触るも、熱がある感じはしない。
「シゼ?どうしたの?」
「なんか・・・・・、その・・・・・、りゅーにぃがかわいい。」
なっ!可愛い!?思わず全身を確認するも、おかしなところはない。まさか、ただアップにしたからって理由じゃないよね?後ろを振り返り、私付きの侍女たちに目で、どういうことだ、と問う。
「髪が編み込みになっております。」
「・・・・・・・・。」
そっと手で確認すると、確かに、髪で髪をまとめるという、どうやったらそうなったのか全く分からない状態になっていた。テキトーに髪を引っ張り、形を崩し、全部の髪を下ろす。
「紐はある?」
「はい、こちらに。」
侍女はきちんと、髪紐を受け取っていたようだ。そのまま、普段通り首の後ろで結ぶ。シゼはその様子を見て、残念そうな、でも安心したような、良くわからない表情を浮かべていた。
兄としての威厳を守った後のことである。明日になったら忘れてくれないかなー?と思いながら、そろそろ行こう、と気持ちを切り替えたらしいシゼが、私の手をとって歩き出し、シゼに引かれるままに歩き出した。
先ほどの出来事を、やっと頭の奥にねじ込めた頃、食堂に到着し、扉を開ける。中には、父様以外の全員が揃っていた。
「母様、姉様、兄様方、お待たせ致しました。」
「おまたしぇしました。」
到着したことを告げ、席に向かい、シゼと共に座って父様が来るのを待つ。
「あらー。髪の毛解いちゃったの?可愛かったのに。」
「そうよ。リーナが力作って言ってたわよ。」
こちらを見ながら、手を頬に当て言う母様に続き、姉様が言う。
「落ち着かなかったもので。」
「そうだったの?なら仕方ないわね。」
母様は納得したようだが、納得しきれない姉様が母様に宥められていると、扉が開く音がし、父様が入って来る。父様が着席すると、給仕の者達が動き出し、食事が運ばれてきた。食事をそれぞれ食べ始めて、父様が一番上の兄様に話しかける。
父様は、このバルネリア家の現当主であり、国王陛下の専属護衛だ。
専属護衛の仕事は、常に陛下の傍におり、その御身をお守りすることである。ただ、陛下の政務が終了すると、専属護衛の仕事も終了となるので、夜から朝にかけては近衛騎士団が守っている。国王の専属護衛と近衛などの騎士の立場は、似ているようで異なる。
契約上、専属護衛は”国王”ではなく、国王の地位を持つ、”王家の人間その人”を守る。だが、騎士団は国に属し、”国”を守るのが仕事なのだ。近衛騎士団は、国に属し、守るのが”国王”に変わるだけだ。
職務中は、常に目を光らせていないといけないのは大変そうだ。
一番上の兄様は、ロベルトといい、現在10歳の次期バルネリア家当主だ。姉様のような真っ赤な髪に、ルビーのような瞳をした美少年だが、その燃えるような見た目とは裏腹に、何を考えているかわからない冷たい表情がデフォだ。
そして現在、王立学園の小等部に通っている。王立学園は、小等部、中等部、高等部と3つに分かれており、それぞれ3年間の学習期間が設けられている。小等部は10歳からの入学であるため、来年は姉様が入学予定だ。余談だが、16歳から入学できる高等部は全寮制らしい。
いつの間にかロベルト兄様と話し終わり、別の人と話していた父様が、私に声をかけてきた。
「ルーデリオ、今日から1週間後に、判定の儀が行われることになった。服は手配済みだから特に準備はないが、そのつもりでいるように。結果が楽しみだな。」
師匠が言っていた通り、父様は私の判定の儀の結果にかなり期待しているようで、今まで見たことがない程、そのルビーのような目がキラキラと輝いていた。
のんびりと紅茶を手に、会話を始め出した父様たちを目の端で確認し、もう寝ると断りを入れ、食事を終えたシゼと共に、自室へと向かった。
お風呂に入り、モコモコではなく簡素だが上質な寝間着を身に付け、シゼと共にベッドに上がる。
シゼは自室で寝ることはあまりなく、夜は私と一緒に寝ることが当たり前になっていた。侍女たちはもう部屋にいないため、2人きりである。
そう、2人っきりなのだ。そして今はもう夜である。やることと言ったら1つしかない。
「シゼ君。今日も始めるが、準備は出来てるかね?」
「はい!できてます、りゅーせんせー!」
シゼの両手は、ノートが抱えられペンが握られている。準備が出来てることを確認し、お互い顔を見合わせ笑いあう。
これから行うのは、秘密の夜の勉強会である。
教える内容は何か、それは
数学、を含む現代地球の知識だ。
昔、算数を教えていると、どんどん新しいことを吸収していくシゼの理解力に、面白半分で数学を教えてみると、これもどんどん吸収していったのだ。中学校の内容までいくと、どこまでいけるのか興味が出てきて、色々なことを教え始めた。勿論、この世界にはない考えだったり、レベルであるため、私から教えてもらったということは内緒にしてもらい、毎晩教え続けている。
因みに今は、数Ⅲの範囲の三角関数の微積である。この時ほど、理系で良かったと思ったことはない。毎晩、尊敬の眼差しで見つめられるのだ。可愛すぎて辛い。
暫く勉強を続け、きりがいいところで切り上げる。一緒に布団に潜り込み、師匠に褒められたことを話しながら、眠りにつくのだった。
来る時は重い足取りで来た廊下を、軽い足取りで進む。その顔には、昼時に想像していた疲れ果てた表情はなく、微笑が浮かんでいた。
本人は気付いていないが、この様子を見た廊下にいた侍女達が、直立不動になってしまっているのを、ルーデリオ付きの侍女達が通り過ぎざまに、肩を叩いていて意識を戻してやっていた。
姉様の部屋に行くと、すぐに捕まり、髪を乾かされ、着替えさせられたのだが、普段の七五三のようなドレスではなく、どちらかと言えばパジャマに近かった。いくつか着せ替えられたが、最終的に、黄色いモコモコのレインボーシープという、羊の魔物の羊毛で出来た、耳と尻尾、フードにフェルトの角が付いたものに決定した。レインボーシープは、かなり臆病なため、普段群れており、その様子を見るとカラフルなため、そう呼ばれている。
あまりにも疲れ果てていたため、あったかく着心地の良い服を着て直ぐに寝落ちしてしまった。そのため、起きて聞いたのだが、どうやら師匠から、今日はかなり疲れているはずだから、よく休ませてやるように、と話があったらしい。
夕飯の時間近くになるまで、寝かせてくれたのだ。姉様に膝枕をされていたのだが、起きると目の前に美少女の顔、という状況は心臓に悪かった。
先程のことを考えながら歩く。
現在、服装は来た時の服に着替えなおしているため、男の子らしいが、姉様の侍女のリーナに髪をアップに結ばれたため、男装の麗人みたいな感じになっている。5歳児だけど。短い脚で頑張ること十数分。シゼの部屋の前に到着する。
コンコン。
「シゼ、僕だけど、夕ご飯食べに行こう?」
扉をノックし、中からの反応を待つ。
ガチャっ。
「りゅーにぃ!」
「ッ!」
扉が開けられたと同時にシゼが飛び出し、そのままの勢いで私に抱き着く。後ろに倒れそうになるが、稽古で身に付けた体幹をフルに活かし、耐えきる。あっぶなー!良かった!兄としての威厳は保たれた!
「フフッ。どうしたんだい、シゼ。そんなにご飯が待ちきれないのかな?」
内心の焦りを悟らせないように、柔らかな笑みを浮かべる。
「ううん、ちがうよ。りゅーにぃにあうのが、うれしかっただけ。」
可愛い!嬉しいこと言ってくれるじゃないか!目を合わせようとシゼの顔を覗き込むと、何だか顔が赤い。もしかして熱?おでこを触るも、熱がある感じはしない。
「シゼ?どうしたの?」
「なんか・・・・・、その・・・・・、りゅーにぃがかわいい。」
なっ!可愛い!?思わず全身を確認するも、おかしなところはない。まさか、ただアップにしたからって理由じゃないよね?後ろを振り返り、私付きの侍女たちに目で、どういうことだ、と問う。
「髪が編み込みになっております。」
「・・・・・・・・。」
そっと手で確認すると、確かに、髪で髪をまとめるという、どうやったらそうなったのか全く分からない状態になっていた。テキトーに髪を引っ張り、形を崩し、全部の髪を下ろす。
「紐はある?」
「はい、こちらに。」
侍女はきちんと、髪紐を受け取っていたようだ。そのまま、普段通り首の後ろで結ぶ。シゼはその様子を見て、残念そうな、でも安心したような、良くわからない表情を浮かべていた。
兄としての威厳を守った後のことである。明日になったら忘れてくれないかなー?と思いながら、そろそろ行こう、と気持ちを切り替えたらしいシゼが、私の手をとって歩き出し、シゼに引かれるままに歩き出した。
先ほどの出来事を、やっと頭の奥にねじ込めた頃、食堂に到着し、扉を開ける。中には、父様以外の全員が揃っていた。
「母様、姉様、兄様方、お待たせ致しました。」
「おまたしぇしました。」
到着したことを告げ、席に向かい、シゼと共に座って父様が来るのを待つ。
「あらー。髪の毛解いちゃったの?可愛かったのに。」
「そうよ。リーナが力作って言ってたわよ。」
こちらを見ながら、手を頬に当て言う母様に続き、姉様が言う。
「落ち着かなかったもので。」
「そうだったの?なら仕方ないわね。」
母様は納得したようだが、納得しきれない姉様が母様に宥められていると、扉が開く音がし、父様が入って来る。父様が着席すると、給仕の者達が動き出し、食事が運ばれてきた。食事をそれぞれ食べ始めて、父様が一番上の兄様に話しかける。
父様は、このバルネリア家の現当主であり、国王陛下の専属護衛だ。
専属護衛の仕事は、常に陛下の傍におり、その御身をお守りすることである。ただ、陛下の政務が終了すると、専属護衛の仕事も終了となるので、夜から朝にかけては近衛騎士団が守っている。国王の専属護衛と近衛などの騎士の立場は、似ているようで異なる。
契約上、専属護衛は”国王”ではなく、国王の地位を持つ、”王家の人間その人”を守る。だが、騎士団は国に属し、”国”を守るのが仕事なのだ。近衛騎士団は、国に属し、守るのが”国王”に変わるだけだ。
職務中は、常に目を光らせていないといけないのは大変そうだ。
一番上の兄様は、ロベルトといい、現在10歳の次期バルネリア家当主だ。姉様のような真っ赤な髪に、ルビーのような瞳をした美少年だが、その燃えるような見た目とは裏腹に、何を考えているかわからない冷たい表情がデフォだ。
そして現在、王立学園の小等部に通っている。王立学園は、小等部、中等部、高等部と3つに分かれており、それぞれ3年間の学習期間が設けられている。小等部は10歳からの入学であるため、来年は姉様が入学予定だ。余談だが、16歳から入学できる高等部は全寮制らしい。
いつの間にかロベルト兄様と話し終わり、別の人と話していた父様が、私に声をかけてきた。
「ルーデリオ、今日から1週間後に、判定の儀が行われることになった。服は手配済みだから特に準備はないが、そのつもりでいるように。結果が楽しみだな。」
師匠が言っていた通り、父様は私の判定の儀の結果にかなり期待しているようで、今まで見たことがない程、そのルビーのような目がキラキラと輝いていた。
のんびりと紅茶を手に、会話を始め出した父様たちを目の端で確認し、もう寝ると断りを入れ、食事を終えたシゼと共に、自室へと向かった。
お風呂に入り、モコモコではなく簡素だが上質な寝間着を身に付け、シゼと共にベッドに上がる。
シゼは自室で寝ることはあまりなく、夜は私と一緒に寝ることが当たり前になっていた。侍女たちはもう部屋にいないため、2人きりである。
そう、2人っきりなのだ。そして今はもう夜である。やることと言ったら1つしかない。
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シゼの両手は、ノートが抱えられペンが握られている。準備が出来てることを確認し、お互い顔を見合わせ笑いあう。
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昔、算数を教えていると、どんどん新しいことを吸収していくシゼの理解力に、面白半分で数学を教えてみると、これもどんどん吸収していったのだ。中学校の内容までいくと、どこまでいけるのか興味が出てきて、色々なことを教え始めた。勿論、この世界にはない考えだったり、レベルであるため、私から教えてもらったということは内緒にしてもらい、毎晩教え続けている。
因みに今は、数Ⅲの範囲の三角関数の微積である。この時ほど、理系で良かったと思ったことはない。毎晩、尊敬の眼差しで見つめられるのだ。可愛すぎて辛い。
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