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人類進歩の大役
83話 神は信奉されるほどに力が増す
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カーンが蜘蛛を殺した後、あの灰色の世界の事を聴いてみた。
あの世界の名前は「ガプス」というらしい。
様々な世界の隙間に存在していて、インフルドが多く生息しているようだ。
「ただいま」
「ボス!一体何をしたんだ?」
「んん?何をって?」
「ん....周さんが消えてからほどなくして、凛子さんの様子に変化がありました。
瓜子ちゃんが泣き止んだ後、また、ソファーでスマホを観ていたのですが、急にソワソワと瓜子ちゃんの様子が気になってきたようで、今も一緒に長く遊んでいます」
「そうなのか」
画面を眺めてみたら、凛子さんと瓜子ちゃんが楽しそうに遊んでいる。
さっき遊んでいた時の、”心ここにあらず”といった感じとは違い、今は瓜子ちゃんとの時間を本当に楽しんでいるように感じる。
3人に、インフルドに関して話そうかと思ったが止めておいた。
そもそも3人はインフルドの存在を感知することができなかったから、知った所で対応策は出てこないだろう。
すると、俺を頼るしか無くなってしまう。
あと、それに、凛子さんが瓜子ちゃんの育児に真剣になれない根本原因は、凛子さんの幼少期の環境にある。その環境による人格の影響を消すような何かをしなければ、根本解決にならないだろう。
おそらく、凛子さんには今後も何らかのインフルドの影響がおよぶのではないか?
どうもインフルド退治はいたちごっこになるだけな気がする。
二人の関係が良好なのを見届け、俺達はその日の導きを終えた。
・・・・・・・・・
そして、3000人の領民がフルブライドに来る日になった。
俺は街の広場のステージに立ち、目の前に群衆がひしめいている。
やはりというか、全体的に赤髪の人間が多い。
あの3人のように、赤をベースに様々な色の頭髪の男女が集まっている。
少し緊張するかと思ったが、なぜだか緊張しない。
以前の俺だったら確実に緊張している場面だが......やはり、真相界に来てから俺自身は別人になっているのだろう。
壇上から声をかける。
「えーっと。自己紹介って難しいですね。自分が何者かなんて言葉にしたって現実味がないですよね。ですので、これから語る内容から判断して、それぞれの方で俺のことを自由に定義して頂けたらと思います」
俺はアースにいた頃から自己紹介が苦手だった。
職業や学歴、趣味、性格を語ろうにも、それは俺自身ではない。
何を語ろうにも現実味がないからだ。
真相界に来た今なら、その理由が分かる。
実体にくらべ、言葉はあまりにも情報量が乏しい。
だから、何を語ろうとも実体とかけ離れてしまうので、言葉で自分のことをあまり語りたくなかったのだ。
なぜか分からないが、群衆は俺のことを見つめて微動だにしない。
何か不可解な天体現象を目の当たりにしているかのような反応だ。
「まだ経験は浅いですが、俺は人間の見守り役の仕事が好きです。
そんな好きな仕事をこれだけ多くの人と行える事を幸せに思っています」
「それで、見守り役の仕事をするにあたって、全体的に少しだけ統制をとる必要があります。
そのために俺がいます。
人間の導きのベースになる知識を全員にシェアしようと思います。
しかし、最終的なやり方はそれぞれの自由意志に任せます。
何かを盲信する人間が進歩しないのと同じで、俺達も何かを盲信したら進歩しないでしょう。
ですので、俺は全体的な統制に少し関わりますが、俺の意見や様々な固定観念に対して疑問を持つことを忘れないようにしてください。
堅苦しい挨拶になりましたが、これから楽しくやっていきましょう。
仕事以外にも色々なイベントをやれたら面白いですね。
では、挨拶は以上とさせて頂きます」
戸惑ったように拍手が始まり、パチパチと拍手の音が辺り中に響き渡った。
・・・・・・・・・
そして、夜になった。
見渡す限りの家々に灯りがともっている。
誰がどこに入居するか、どう決まったのか分からないが、俺の家周辺の家々には全て灯りがともっている。
3000人では街全体が埋まるには到底足りないが、俺の家周辺は埋まっているようだ。
俺は外庭にあるベンチに座り、紺色の空に広がる星雲や惑星やらを眺めながら、明日から始める研修のことを考えていた。
人間の導きの知識を伝えるための研修だ。
ぶっちゃけ何を伝えるか焦っていたが、3000人がフルブライドに来る日が近づくにつれ、俺の内側から研修で何をやったらいいか答えが出てきていた。
すると、突然、隣から声がした。
「興味深い挨拶だったよ。周君」
「................」
なんでいるんだよ。
ギラギラしたアロハに短パンなのに、少しも気配を感じなかった。
「そうですか」
「優れたリーダーには大きく分けて3つのタイプがいる。
自分の意見を聴くべきと、ぐいぐい部下を引っ張っていくタイプ。
縁の下の力持ちとして部下を陰から支えようというタイプ。
二つのどちらでもなく、全体に不足したものを理解し、必要な役をするタイプだ」
「へぇ~、そうなんですか」
「まぁ.....タイプ分けなんてあてにならないけどね!」
じゃあ、なんでこの話をしたんだよ。
「君は、自分なんていない方がいい.....とか本当は思ってるんじゃないか?」
「!!??」
不覚にも、俺は驚きの表情を浮かべてしまった。
「図星か。.....自分がいなければ部下はもっと自信を持ち、自分の頭で考えられるのに、とか」
「すごいですね」
正直、カーンの事をだいぶ甘くみていた。
俺の心の深部にある思いまで見抜かれているとは。
「で、君の存在を少しでも消すための要素として、僕に領民へのアドバイザー役を頼んだというわけか」
「ぜんぜーん、僕には理解できない考えだけどね。
本来、神というのは自分の信奉者を増やそうとするものなんだが......」
「え!?」
神が自分の信奉者を増やす?
今まで考えた事も無い。
「ん?当たり前の事なんだが、君にとってフレッシュな考え方だったかな?
神は信奉者が増えるほど力も知恵も増していくんだ。
だから、神は人間に対して信仰を持つように勧めていく。
信仰対象が宗教的なものであれ、物や知識や価値観であれ、それらの根源にはいずれかの神がいる。
末端にある物が人間に信奉される場合でも、その根源である神の力が増していくことになる」
「.......だから、アースには様々な宗教があるんですか?
信奉者を増やすために?」
「いや、全部がそうじゃないよん。
信奉されようと思っているのは神だけじゃないからね。
妖怪や精霊、悪魔や邪神なんかもそうじゃないか?」
「何だか不思議な構造ですね」
神が人間に知識を与え、それで人間を助けるにしても、何だか.....
人間を囚われの身にして、搾取するかのような仕組みだと思った。
「さらに言えば、信奉者が与えられた知識で他の人間を助けたりすれば、その分まで神の力や知恵は増すことになる」
カーンは爽やかに笑いながら言った。
俺がこの構造に対し不快に思ったようなので、受け入れやすそうな言葉を補足した感じか。
「まあ、君がこの構造を好きかどうかは別として、神である僕からすると君の行動こそ不思議に思っている。......しかし、同時に、興味深い」
「う~ん、俺としてはもっとチームのメンバーや人間達を自由にしてあげたいだけなんですがね。
俺の考えに染まってたら、到達できる点といえば、俺の見えている世界ぐらいでしょう。
他にもっと広い世界があると思っています」
「いい!!うん、いいよぉ~!!周君!!!
君はじつにおもしろい」
急にはしゃぎだした。
カーンが足をバタバタさせるのでベンチが揺れる。
「はぁ、何やら喜んでもらえたようで何よりです。
......ちなみに、神は信奉されるほど力が増すって仕組みはみんな知ってるんですか?」
「天使達は知らないが、悪魔や邪神といった連中は知ってることが多いな。
神としても、自由意志による信仰が必要だから、あえて天使達に伝えようとはしないし」
うん?
悪魔達は自身に対する信仰により力を増すことを知っていて、天使達は知らない....
これは何を意味するんだろうか。
何気なくカーンの方を振り向くと....ハイビスカスの花びらが散っていた。
どうやら転移して帰っていったらしい。
その転移のエフェクト、一体どんな意味があるんだよ。
あの世界の名前は「ガプス」というらしい。
様々な世界の隙間に存在していて、インフルドが多く生息しているようだ。
「ただいま」
「ボス!一体何をしたんだ?」
「んん?何をって?」
「ん....周さんが消えてからほどなくして、凛子さんの様子に変化がありました。
瓜子ちゃんが泣き止んだ後、また、ソファーでスマホを観ていたのですが、急にソワソワと瓜子ちゃんの様子が気になってきたようで、今も一緒に長く遊んでいます」
「そうなのか」
画面を眺めてみたら、凛子さんと瓜子ちゃんが楽しそうに遊んでいる。
さっき遊んでいた時の、”心ここにあらず”といった感じとは違い、今は瓜子ちゃんとの時間を本当に楽しんでいるように感じる。
3人に、インフルドに関して話そうかと思ったが止めておいた。
そもそも3人はインフルドの存在を感知することができなかったから、知った所で対応策は出てこないだろう。
すると、俺を頼るしか無くなってしまう。
あと、それに、凛子さんが瓜子ちゃんの育児に真剣になれない根本原因は、凛子さんの幼少期の環境にある。その環境による人格の影響を消すような何かをしなければ、根本解決にならないだろう。
おそらく、凛子さんには今後も何らかのインフルドの影響がおよぶのではないか?
どうもインフルド退治はいたちごっこになるだけな気がする。
二人の関係が良好なのを見届け、俺達はその日の導きを終えた。
・・・・・・・・・
そして、3000人の領民がフルブライドに来る日になった。
俺は街の広場のステージに立ち、目の前に群衆がひしめいている。
やはりというか、全体的に赤髪の人間が多い。
あの3人のように、赤をベースに様々な色の頭髪の男女が集まっている。
少し緊張するかと思ったが、なぜだか緊張しない。
以前の俺だったら確実に緊張している場面だが......やはり、真相界に来てから俺自身は別人になっているのだろう。
壇上から声をかける。
「えーっと。自己紹介って難しいですね。自分が何者かなんて言葉にしたって現実味がないですよね。ですので、これから語る内容から判断して、それぞれの方で俺のことを自由に定義して頂けたらと思います」
俺はアースにいた頃から自己紹介が苦手だった。
職業や学歴、趣味、性格を語ろうにも、それは俺自身ではない。
何を語ろうにも現実味がないからだ。
真相界に来た今なら、その理由が分かる。
実体にくらべ、言葉はあまりにも情報量が乏しい。
だから、何を語ろうとも実体とかけ離れてしまうので、言葉で自分のことをあまり語りたくなかったのだ。
なぜか分からないが、群衆は俺のことを見つめて微動だにしない。
何か不可解な天体現象を目の当たりにしているかのような反応だ。
「まだ経験は浅いですが、俺は人間の見守り役の仕事が好きです。
そんな好きな仕事をこれだけ多くの人と行える事を幸せに思っています」
「それで、見守り役の仕事をするにあたって、全体的に少しだけ統制をとる必要があります。
そのために俺がいます。
人間の導きのベースになる知識を全員にシェアしようと思います。
しかし、最終的なやり方はそれぞれの自由意志に任せます。
何かを盲信する人間が進歩しないのと同じで、俺達も何かを盲信したら進歩しないでしょう。
ですので、俺は全体的な統制に少し関わりますが、俺の意見や様々な固定観念に対して疑問を持つことを忘れないようにしてください。
堅苦しい挨拶になりましたが、これから楽しくやっていきましょう。
仕事以外にも色々なイベントをやれたら面白いですね。
では、挨拶は以上とさせて頂きます」
戸惑ったように拍手が始まり、パチパチと拍手の音が辺り中に響き渡った。
・・・・・・・・・
そして、夜になった。
見渡す限りの家々に灯りがともっている。
誰がどこに入居するか、どう決まったのか分からないが、俺の家周辺の家々には全て灯りがともっている。
3000人では街全体が埋まるには到底足りないが、俺の家周辺は埋まっているようだ。
俺は外庭にあるベンチに座り、紺色の空に広がる星雲や惑星やらを眺めながら、明日から始める研修のことを考えていた。
人間の導きの知識を伝えるための研修だ。
ぶっちゃけ何を伝えるか焦っていたが、3000人がフルブライドに来る日が近づくにつれ、俺の内側から研修で何をやったらいいか答えが出てきていた。
すると、突然、隣から声がした。
「興味深い挨拶だったよ。周君」
「................」
なんでいるんだよ。
ギラギラしたアロハに短パンなのに、少しも気配を感じなかった。
「そうですか」
「優れたリーダーには大きく分けて3つのタイプがいる。
自分の意見を聴くべきと、ぐいぐい部下を引っ張っていくタイプ。
縁の下の力持ちとして部下を陰から支えようというタイプ。
二つのどちらでもなく、全体に不足したものを理解し、必要な役をするタイプだ」
「へぇ~、そうなんですか」
「まぁ.....タイプ分けなんてあてにならないけどね!」
じゃあ、なんでこの話をしたんだよ。
「君は、自分なんていない方がいい.....とか本当は思ってるんじゃないか?」
「!!??」
不覚にも、俺は驚きの表情を浮かべてしまった。
「図星か。.....自分がいなければ部下はもっと自信を持ち、自分の頭で考えられるのに、とか」
「すごいですね」
正直、カーンの事をだいぶ甘くみていた。
俺の心の深部にある思いまで見抜かれているとは。
「で、君の存在を少しでも消すための要素として、僕に領民へのアドバイザー役を頼んだというわけか」
「ぜんぜーん、僕には理解できない考えだけどね。
本来、神というのは自分の信奉者を増やそうとするものなんだが......」
「え!?」
神が自分の信奉者を増やす?
今まで考えた事も無い。
「ん?当たり前の事なんだが、君にとってフレッシュな考え方だったかな?
神は信奉者が増えるほど力も知恵も増していくんだ。
だから、神は人間に対して信仰を持つように勧めていく。
信仰対象が宗教的なものであれ、物や知識や価値観であれ、それらの根源にはいずれかの神がいる。
末端にある物が人間に信奉される場合でも、その根源である神の力が増していくことになる」
「.......だから、アースには様々な宗教があるんですか?
信奉者を増やすために?」
「いや、全部がそうじゃないよん。
信奉されようと思っているのは神だけじゃないからね。
妖怪や精霊、悪魔や邪神なんかもそうじゃないか?」
「何だか不思議な構造ですね」
神が人間に知識を与え、それで人間を助けるにしても、何だか.....
人間を囚われの身にして、搾取するかのような仕組みだと思った。
「さらに言えば、信奉者が与えられた知識で他の人間を助けたりすれば、その分まで神の力や知恵は増すことになる」
カーンは爽やかに笑いながら言った。
俺がこの構造に対し不快に思ったようなので、受け入れやすそうな言葉を補足した感じか。
「まあ、君がこの構造を好きかどうかは別として、神である僕からすると君の行動こそ不思議に思っている。......しかし、同時に、興味深い」
「う~ん、俺としてはもっとチームのメンバーや人間達を自由にしてあげたいだけなんですがね。
俺の考えに染まってたら、到達できる点といえば、俺の見えている世界ぐらいでしょう。
他にもっと広い世界があると思っています」
「いい!!うん、いいよぉ~!!周君!!!
君はじつにおもしろい」
急にはしゃぎだした。
カーンが足をバタバタさせるのでベンチが揺れる。
「はぁ、何やら喜んでもらえたようで何よりです。
......ちなみに、神は信奉されるほど力が増すって仕組みはみんな知ってるんですか?」
「天使達は知らないが、悪魔や邪神といった連中は知ってることが多いな。
神としても、自由意志による信仰が必要だから、あえて天使達に伝えようとはしないし」
うん?
悪魔達は自身に対する信仰により力を増すことを知っていて、天使達は知らない....
これは何を意味するんだろうか。
何気なくカーンの方を振り向くと....ハイビスカスの花びらが散っていた。
どうやら転移して帰っていったらしい。
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