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別荘編
37-みつかった※
しおりを挟むアーノルドに訳の分からぬまま横抱きにされ、寝室と思われる部屋の大きなベッドに投げられる。
頭が朦朧としていて身体に力が入らず、アーノルドから逃げることも抵抗することも出来ない。
アーノルドが僕の服を脱がせていく。
「ぅ…ぁんッ…」
脱がせられる際にラルクに開発されかけている胸の飾りが擦れ、思わず声が出てしまう。
からだあつい…あつい…。なんだこれ…なんでこんなになって…?
「脱がせるだけで感じてるの?ここ、もうキツそうなくらい勃ってるけど」
そう言って僕のものをズボン越しに撫であげる。
「…ッぁあ…!」
頭が一瞬で真っ白になる。記憶が飛んだような感覚に陥り、何が起きたか理解できない。
「…信じられない、撫でただけでイったの?薬が効いてるとはいえ、淫乱だね。ルーク」
イった…?
アーノルドにそう罵られようやっとふわふわした頭で理解する。
気づけばズボンの中がグチョグチョして気持ち悪い。
「あ…れ?ぼく、おかしい…」
僕が混乱して戸惑っている間にアーノルドが僕のシャツに手をかけ、ボタンをポツポツと手際良く外していく。
「…はぁぁ……ルーク。これ、やったの誰?」
アーノルドが忌々しそうにため息を吐き、顕になった僕の胸に手を滑らせながら問う。
アーノルドが撫でている箇所には赤くなって腫れている乳首と、その周りに付いているキスマークがあった。
「ぁ…んん…らるく、ラルクが…っあ」
怒っていることを隠しもしない冷たい目に睨まれ確実に恐怖を感じているはずなのに、場違いに撫でられただけで快感を感じ取ってしまう身体がにくい。
「へぇ、やっぱりあの弟君か。初めて会った時凄い顔して僕のこと見てたからね。
本当に…殺してやろうかと思うくらい」
ラルクをころす…?それはだめ。だめ。ころすならぼく。ぼくにして。
「だめ…らるくころさないで…ッぃあ゛ぁ!」
ころさないでと言った途端に怖い顔のアーノルドが怒りのまま僕の乳首を引っ張る。
痛いはずなのに今は不思議と全ての刺激が快楽になってしまう。
「なぜ?僕の婚約者に僕の許可なく勝手に手を出したんだ。
僕が王だったら処刑ものだよ。
良かったね。僕がまだ王子で」
アーノルドが乱暴に僕のズボンを脱がせる。
プルンッとさっき出したばかりなのにまた起きはじめている僕のものが透明な糸を引いてパンツから飛び出す。
お腹までさっき出した僕の精液で汚れていた。
僕のズボンとパンツを脱がせたアーノルドの動きがある一点を見つめピタッと止まる。
「……やっぱり殺そうかな。君の弟。
…腹が立ちすぎておかしくなりそう」
僕のお尻に刺さっているアナルプラグを掴み引き抜く。
グチュッ!
「ぁあ゛ぅッ…!」
プラグが抜ける感覚にまたイきそうになる。
「僕より先に婚約者の身体の中まで暴こうとするなんて…チッ……本ッ当にイライラさせられる…!
君も君だよ。ルーク。ここまであの男に許すなんて……妃としての教育が必要みたいだね?」
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