teenager 〜overage〜


 高校3年生で別れた1組の恋人。

 4年の月日が経って、もう彼のことは忘れ去れたと思っていた。大学4年の春、就活の場で綾乃(綾乃)は高校の時の彼を偶然見かけてしまう。
 もう恋愛感情は無くてもお互いの4年を知ってみたい。
 でも本当に好きだったから、深入りするのは怖い。きっと良くないことになってしまう。また苦しい思いをするかもしれない。本当にもう好きじゃないのかなんて分からなくなって、気づけば本当はまだ好きなんじゃないかなんて風に少しだけ思ってしまうはず。



 高校生の時、身勝手な事情で大好きな彼女を諦めた守人(もりと)。彼女には非がなく、一切がこっちの都合だった。そんな引け目は、4年間の沈黙を作った。もし会っても許してもらえるわけではない。許されても戻れるわけではない。終わった縁はもう戻らない。言い聞かせて言い聞かせて、やっと自分の頭から追い出した。
 就活の二次面接、その元彼女が同じ会場にいるのを見つけてしまう。心臓が跳ねている。もう好かれなくても構わない。そんな風に願える立場ではない。それでも今の彼女はどんな風か、知りたい気持ちが止まるわけない。






綾乃目線→守人目線→綾乃目線・・・
を繰り返して進みます。
24h.ポイント 0pt
0
小説 195,570 位 / 195,570件 恋愛 58,066 位 / 58,066件

あなたにおすすめの小説

どこかに愛情を

今日から閻魔
エッセイ・ノンフィクション
 自分の中や外にある愛情について考えたことはありますか?    最近よく考えるようになったのですが、愛情を大切にするのはなかなか難しいなぁと思う日々で。考えるだけでも心が少し温まるので、読んで頂いてどなたかの刺激になれば幸いです。

交通量調査物語

がしげげ
恋愛
消滅しそうな職業に常にランクインする交通量調査。 歩道上でパイプ椅子に座ってカチカチカチカチ計測している風景を見たことはありませんか? それです。 実はこの交通量調査には独自の世界があります。 その世界に足を踏み入れた青年が出会う様々な人間と出来事。青年の歩む道を描きました。 実話や交通量調査の内容も盛り込んでいますので、是非交通量調査への理解を深めていただけますと幸いです。

私達は、若くて清い

茜琉ぴーたん
恋愛
 15歳の小笠原桃には若くて美しい母がいる。離れて暮らす母はまだ女盛りで、仕事もしゃきしゃきこなす理想の女性で…自身の体験を元に口酸っぱく言付けをくれる。  父、進路、母の恋愛、そして幼馴染みとの関係…淡々とした思春期の日常がぐらりと揺らぐ、ある10代の一年の話。 (44話+おまけ) *続編あります。 *キャラクター画像は、自作原画をAI出力し編集したものです。

【完結】王太子殿下が幼馴染を溺愛するので、あえて応援することにしました。

かとるり
恋愛
王太子のオースティンが愛するのは婚約者のティファニーではなく、幼馴染のリアンだった。 ティファニーは何度も傷つき、一つの結論に達する。 二人が結ばれるよう、あえて応援する、と。

【完結】君はバラより美しく!     ドクダミよりもたくましい?

愚者 (フール)
恋愛
彼はどうして、女のような心を持ってしまったのか? それには、家族の問題があった。 彼、彼女は無事に男性として戻り普通の生活かできるのか?!    そして、そんな彼があることを通じて知り会う令嬢との関係は?! 夢と愛を求めて歩きだす主人公たち。 そんな彼らが出会う人々との交流を通じて、成長していく青春物語。 まったり進行!ゆったりお読み下さいませ。 完結作品 全59話 ★ 本編の 「無意識 悪役公爵令嬢は成長途中でございます!」 本編のネタバレが少しだけ書かれてますが お許しください。 番外編になりますが、この小説だけでも楽しめます。 ご興味ございましたら、本編も宜しくお願い致します。(*^_^*) ご愛読、宜しくお願いします。

人違いラブレターに慣れていたので今回の手紙もスルーしたら、片思いしていた男の子に告白されました。この手紙が、間違いじゃないって本当ですか?

石河 翠
恋愛
クラス内に「ワタナベ」がふたりいるため、「可愛いほうのワタナベさん」宛のラブレターをしょっちゅう受け取ってしまう「そうじゃないほうのワタナベさん」こと主人公の「わたし」。 ある日「わたし」は下駄箱で、万年筆で丁寧に宛名を書いたラブレターを見つける。またかとがっかりした「わたし」は、その手紙をもうひとりの「ワタナベ」の下駄箱へ入れる。 ところが、その話を聞いた隣のクラスのサイトウくんは、「わたし」が驚くほど動揺してしまう。 実はその手紙は本当に彼女宛だったことが判明する。そしてその手紙を書いた「地味なほうのサイトウくん」にも大きな秘密があって……。 「真面目」以外にとりえがないと思っている「わたし」と、そんな彼女を見守るサイトウくんの少女マンガのような恋のおはなし。 小説家になろう及びエブリスタにも投稿しています。 扉絵は汐の音さまに描いていただきました。

無垢・Aeg17

四色美美
恋愛
愛すること。信じること。守るべき人の存在する喜びも、君に出逢って俺は知ったんだ。 就活で東京に来た少女が体験する恐怖と愛。

もう2度と関わりたくなかった

鳴宮鶉子
恋愛
もう2度と関わりたくなかった