上 下
5 / 32
第1章 最強の父と最愛の娘 編

第3話 父、ギルドへ行く

しおりを挟む
「これで良し。父とのお約束、守れるかな?」

「あいっ♡  おやくそくなのだ!」

 出掛ける前、ラディオが玄関先で娘に問い掛ける。
 すると、元気良く手を上げながら、しっかりと返事をしたグレナダ。
 いつもの様に頭を撫でて褒めてやると、フニャリと幸せ一杯の笑顔を見せる。

「くまさんっ♡」

 背中に縞模様の入った黄色い着ぐるみ―顔部分が途轍もなく不細工だが―を身に纏い、ご機嫌に尻尾をフリフリする娘。
 顔部分の耳を触りながら熊だと信じて疑わず、嬉しそうにしているのだが――


「……猫ちゃんだよ」
  
「ねこちゃんっ!?」


 中年の切ない声が、青空に吹き抜けて行く。
 その横では、目を見開き、『やっちまった!!』という顔で固まってしまったグレナダ。
 分かっている……自分に可愛い物を作る才能が無い事ぐらい。

「……ちち?」

 静かに微笑みながら、遠~くの方を見つめていたラディオは、娘に呼ばれハッと我に返った。

「これは……ふむ」

 少しの心配を宿す紅玉の瞳。
 ちちのズボンをギュッと掴み、上目遣いで此方を見上げる小さな姿……何と愛らしいのだろう。

 最早、フードが如何に不細工であろうと問題無い。
 娘には、それを補って余りある魅力があるのだから。
 自己完結した中年は微笑みを浮かべ、待っている娘に手を差し出した。

「ごめんよ、待たせてしまったね。行こうか」

「あいっ♡」

 とびきりの笑顔を咲かせ、即座に手を握り締めたグレナダ。
 頭をフリフリ、尻尾をフリフリ、とても上機嫌である。
 そんな娘をデレデレ見つめながら、ラディオはふと考えた。

(髭は良いとして、髪はもう少しか)

 実は、短く綺麗に整えてあった髪を、ラディオはこの1ヶ月伸ばしっぱなしにしている。
 目的は、少しでも人相を分かりづらくする為。
 だが、まだまだ短いと言わざる負えない。
 目元が隠れるぐらいまでは……前髪を摘みながらそんな事を考えていると、下から呼ぶ声が聞こえて来た。

「ちーちっ♡」

「うん?」

 すると、グレナダは瞳をキラキラと輝かせ、ラディオの足に抱き付く。
 そして、幸せ一杯にこう答えたのだ。

「だいすきなのだぁ♡」

「……父も大好きだよ」

 英雄を育て上げた、世界最強の力を持つラディオ。
 だが、3歳に満たない娘の不意の攻撃には成す術が無い。
 原型を留めない程に、しまりの無い顔になってしまっているのだから。
 2人同じ顔でデレデレしながら、娘の歩幅に合わせてゆっくりと、親子は街道を歩いていく。


 ▽▼▽


 下段中央・『城門前』――


(いつ見ても、見事な造りだ)

 ランサリオンに到着したラディオは、都市の外観を見上げながら、感心した様に頷いた。
 聳える2つの見張り台に守られた、高さ凡そ50m程の堅牢な門。
 其処から、ぐるりと都市を囲む様に設けられた城壁。
 そう、ランサリオンは所謂『城郭都市』である。

 だが、通称はその特異性に則って付けられていた。
 その名は『迷宮都市』。
 世界で唯一、迷宮の上に造られた都市という意味である。

 更には、住民の多様性も他に類を見ない。
 人口は約6万人であり、大国に比べればやはり一都市に過ぎない。
 だが、様々な種族が混在しながら共生する為に、大国にも引けを取らない生活基盤が築かれていた。

 三日月型に都市が形成されるランサリオンは、元々の地形の起伏を利用して、3つの階層に分けられている。
 それらは、下段・中段・上段と呼ばれ、其々に特色を有していた。

 先ず、城門から向かって右手に入ると、食品、雑貨、日用品や工芸品、武器防具からペットに至るまで、多種多様な商店が乱雑に立ち並ぶ『バザール』へ通じている。

 一方、左手に入ると酒場や飲食店、宿屋等が密集した『宿場街』がお目見えだ。
 三日月の両端に向かう程、主に住民や下位ランク冒険者の居住スペースとなる。
 加えて、城門から直進すると見えてくる『大広場』までを、『下段』と呼んでいる。

 次に、下段区画の上が『中段』となっている。
 城門から向かって右手には『教会』が、左手には『娼館街』が、それぞれ区画分けされていた。

 更にその上には、有名な冒険者チームの拠点ホームが多く立ち並ぶ『上段』がある。
 それだけで無く、高級な品々を扱う商店や、貴族等の有力者御用達の五ツ星ホテル等が建ち並んでいる事も、上段の特色の1つとなっている。

 三段の間に通行制限等は存在せず、住民達は気ままに往来している。
 どんな種族でも分け隔てなく、『自由』に生きるランサリオン。
 だからこそ、ラディオは此処を選んだのだ。
 最愛の娘が、安心して暮らせる様にと。

 番兵に挨拶をしつつ城門をくぐった親子は、いつものバザールでは無く、『大広場』の更に先を目指して歩き出す。
 何故なら、今日の目的は冒険者登録。
 父として、娘の為にも何時までも無職では居られない。
 その意気込みを見せつける様に、しっかりと前方に向かって――


「ちちぃ!  あっちがいいのだぁ~!」

「先に父の用事を済ませてからでも良いかい?  その後で、お菓子を買いに行こうね」


 ……歩けなかった。
 お気に入りの焼き菓子店の匂いにつられたグレナダが、ジリジリと右側に寄って行ってしまうのだ。
 なんとか娘を宥めながら、ラディオもジリジリと歩を進める。
 大丈夫……概ね前方には向かっている。

 そうこうしている内に、『大広場』が見えて来た。
 初代ギルドマスターの銅像を中央に配置した、大きく見事な噴水。
 其処を中心として、半径200mは優に超える巨大な敷地。

 その活用性は幅広く、ギルド主催で催し物をする際は、大概の会場に此処が選ばれる程。
 加えて、世界各地から露天商が集まり、毎日の様にしのぎを削る。
 癒しと活気を兼ね備えた大広場は、住民達の大切な憩いの場である。

 大広場を抜けると、魔石製の巨大な跳ね橋が見えて来た。
 その奥には、これまた巨大な湖の様な水堀が設けられている。
 そして、その中央には雲を突き破る程の高さを持つ、白蠟の円柱が聳え立つ。

 これぞランサリオンの象徴、通称『タワー』。
 迷宮に潜る冒険者の玄関口であり、都市機能の管理を一手に担う、ギルドの総本部である。
 その歴史は古く、嘗ての『英雄』の中にはタワー出身の冒険者も居る程。

 ランサリオンが定義する、決して曲げない信念は『自由』。
 どの国にも属さず、どんな軍事介入も許さない。
 そんな、初代から変わらぬ想いを護るのは、現ギルドマスターと、12人の選ばれし補佐官である。


 ▽▼▽


  タワー1階・『ギルド受付』――


「これは……中々だな」

「はむっ!  あまいのだぁ♡」

 室内を見渡し、ラディオは感嘆の声を漏らす。
 横ではグレナダが、買って貰ったリンゴ飴―露店の前で、ねだる娘にラディオが根負けした結果―を夢中で頬張っている。

 昼過ぎという事もあってか、人でごった返しているギルド内。
 入り口から、向かって右側一番奥の新規受付カウンターは長蛇の列を成し、その左隣の鑑定所も何やら怒号が聞こえる。
 中央の通路の奥は、迷宮への入り口。
 多種多様な冒険者達が、続々と足を踏み入れていく。

 向かって左は、迷宮へ行く際の申請カウンター。
 4つある窓口は、どれもそこそこに混雑している。
 中には、受付嬢を口説いている者もいるが、軽くあしらわれていた。

 左奥の壁面には大きな掲示板が吊るされ、何百という依頼書が隙間なく貼られている。
 冒険者達は、日々更新されるこれらを受注し、迷宮に潜るという訳だ。

 ドーム型の天井はとても高く、壁一面に立体的な彫刻が施されている。
 床は白と黒の大理石マーブルを使い、美しい市松模様に装飾されていた。

 掲示板から向かって左には、広く取れられた談話スペースがある。
 その奥には地下へ続く階段があり、『酒場』と『大浴場』が併設してある。
 迷宮で一仕事終えた冒険者が、汗を流し、酒を流し込みながら戦果を語る、常に賑やかな空間だ。

(見知った顔は……居ないな)

 不自然にならぬ様気を配りながら、周囲を確認するラディオ。
 過去には、冒険者と共闘した事もある。
 顔見知りがいないかどうか、事前に調べる事も忘れてはいけない。
 全ては身バレを未然に防ぐ為。
 思わず、娘を握る手に力が入る。

(!……ちちっ♡)

 すると、不意に手をギュッとされて、グレナダは嬉しくなってしまった様だ。
 ラディオの腕を引っ張り、両手を高く伸ばす。
 それに気付いた中年は、即座に娘を抱き上げた。

「ちちにもあげるのだ!  あ~ん♡」

 大きく太い腕の中で、齧ったリンゴ飴を幸せそうに差し出すグレナダ。
 そんな娘を見ていると、心が和んでいくのを感じる。
 どうやら、身バレの心配も杞憂に終わってくれそうだ。

「有難う――うん、甘くて美味しいね」

「あいっ♡」

 満開に笑顔を咲かせ、再びリンゴ飴を頬張るグレナダ。
 しかし、これは困った。
 娘を連れたままでは、登録の列に並ぶに並べない。
 無駄に注目を集めるのは避けたい所だ。

(どうしたものか……ん?)

 そんな事を考えていた矢先、登録の列から罵声が響いて来る。

「この野郎!   順番は守りやがれっ!」

「あんだぁ!  俺が先に並んでたろーがっ!」

 割り込みだ何だと、若い男2人が喧嘩を始めてしまったのだ。
 周囲は止める事もせず、囃し立てる声まで聞こえる始末。
 その間にも喧嘩はドンドン大きくなり、職員の制止も掻き消されてしまう。

(これは……日を改めるか)

 空気の悪さに、更なるトラブルの予感を感じたラディオ。
 ギルドを出ようと歩き出すが、喧嘩で吹き飛ばされた男が此方に飛んで来てしまった。
 ラディオは瞬時にそれを躱したが、突然の速過ぎる動きにグレナダは対応出来ず、リンゴ飴を落としてしまう。

「あっ!?  うぅ……うわぁぁぁぁん!!」

 そのショックから、大きな声で泣き始めてしまったグレナダ。
 ラディオは体を揺らして必死にあやすが、泣き止む気配は無い。

(しまった……視線が集まっている)

 もう限界だ。
 直ぐに此処から出なければ。

「うわぁぁぁん!  うわぁぁぁん!」

「ごめんよ、父がいけなかったね。また買おうね」

 娘に申し訳無く思いながら、玄関へ向かっていたその時――


「あらぁん、どうしちゃったのかしらぁ~ん?」


 玄関前から、ドスの効いた声がギルド内に木霊する。
 見ると、180cmを超えるラディオより頭一つ飛び出た大男が立っているのだ。
 その男は、グレナダ、床に落ちたリンゴ飴、吹き飛ばされた男、受付と瞬時に視線を走らせる。
 そして、後ろに控えている連れの1人に何かを伝えると、真っ直ぐラディオ達の方へ歩いて来た。

「あらまっ!  このおバカさん達のせいで飴が落ちちゃったのねぇん。でぇも!  大丈夫よぉん♡」

 グレナダに目線を合わせる為、中腰になりながら和かに話し掛ける大男。
 すると、先程の連れが戻って来た。
 その手に、新品のリンゴ飴を握り締めて。
 大男は飴を受け取ると、ピンと小指を立てながらグレナダに差し出した。

「はぁ~い、お待ちどうさまぁん♡」

 見る見る内に、グレナダの泣き声が止んでいく。
 少ししゃくり上げながら指を咥え、飴とラディオを交互に見やるのだ。

「そんな……頂く訳にはいきません」

「んん~、良いのよぉん。これは、ギルドからのお・わ・びぃん♡」

 遠慮するラディオに、大男はバッサバサの睫毛でウインクを繰り出し始める。
 暫し同じ問答を繰り返したが、ラディオは迷った末に頂戴する事にした。

「では……有難く。レナン、ちゃんとお礼を言うんだよ」

「……あいっ♡」

 ちちの了承を得たグレナダは、瞳を輝かせてリンゴ飴に手を伸ばす。
 そして、満面の笑みで大男にお礼を述べた。

「ありがとうなのだ!」

「あらまっ!  偉いわぁ~ん♡  ちゃーんとパパの事待ってたのねぇ~ん♡  おほほほほほほっ!」

 手をパチパチと叩きながら褒める大男。
 すると、グレナダはリンゴ飴を咥えながら、後頭部を手で摩り、嬉しそうに照れていた。

「可愛いわねぇ~ん♡  あっ、ちょ~っとだけ待っててくれるかしらぁん?」

 思い出した様にそう言うと、大男は転がっている男の元へ歩いていく。
 まるで糸屑の如く男を片手で拾い上げると、今度は登録の列へ向かった。
 大男が発する異様なオーラにあてられて、気付けば騒ぎは沈静化している。
 もう1人の騒ぎの男の肩を掴み、これまた軽々と持ち上げ――


「元気なのは良い事だけどぉん、他の人に迷惑を掛けちゃダメよぉん。それに、あんな小さな天使を泣かすなんて……何考えとんじゃぁぁぁぁ!!」


 柔かな笑顔から一転、野獣の様な咆哮が轟いた。
 両手に握られている男達は、小動物の様に震え上がってしまう。
 大男はまた笑顔に戻ると、連れに男達を投げ渡した。

「貴方達はあっちで少~しお話ねぇん。はいはい、皆もこれで終わりよぉ~ん!  お仕事に戻ってちょうだぁい♡」

 快活な号令を受け、ギルド内は通常営業へ戻っていく。
 引きずられていく男達を見届けた後、大男は再びラディオ達の方へやって来た。

「ごめんなさいねぇん。しっかり教育しとくから、許してやってくれないかしらぁん。そうそう、アタシはレイ・マキュリ。何かあったら、いつでも相談に来てちょうだいなぁん♡」

(マキュリ……成る程。ならば、この風格も納得だな)

 差し出された手を握り返しながら、胸元で光る金のプレートと名前で合点がいったラディオ。
 大男の名は、ドレイオス・マキュリ。
 元Sランク冒険者にして、現・治安部隊隊長を務める猛者。
 そして、ギルドマスターを補佐する役目を担う、選ばれし12人の1人だった。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

死んだと思ったら異世界に

トワイライト
ファンタジー
18歳の時、世界初のVRMMOゲーム『ユグドラシルオンライン』を始めた事がきっかけで二つの世界を救った主人公、五十嵐祐也は一緒にゲームをプレイした仲間達と幸せな日々を過ごし…そして死んだ。 祐也は家族や親戚に看取られ、走馬灯の様に流れる人生を振り替える。 だが、死んだはず祐也は草原で目を覚ました。 そして自分の姿を確認するとソコにはユグドラシルオンラインでの装備をつけている自分の姿があった。 その後、なんと体は若返り、ゲーム時代のステータス、装備、アイテム等を引き継いだ状態で異世界に来たことが判明する。 20年間プレイし続けたゲームのステータスや道具などを持った状態で異世界に来てしまった祐也は異世界で何をするのか。 「取り敢えず、この世界を楽しもうか」 この作品は自分が以前に書いたユグドラシルオンラインの続編です。

「残念でした~。レベル1だしチートスキルなんてありませ~ん笑」と女神に言われ異世界転生させられましたが、転移先がレベルアップの実の宝庫でした

御浦祥太
ファンタジー
どこにでもいる高校生、朝比奈結人《あさひなゆいと》は修学旅行で京都を訪れた際に、突然清水寺から落下してしまう。不思議な空間にワープした結人は女神を名乗る女性に会い、自分がこれから異世界転生することを告げられる。 異世界と聞いて結人は、何かチートのような特別なスキルがもらえるのか女神に尋ねるが、返ってきたのは「残念でした~~。レベル1だしチートスキルなんてありませ~~ん(笑)」という強烈な言葉だった。 女神の言葉に落胆しつつも異世界に転生させられる結人。 ――しかし、彼は知らなかった。 転移先がまさかの禁断のレベルアップの実の群生地であり、その実を食べることで自身のレベルが世界最高となることを――

異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜

KeyBow
ファンタジー
 間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。  何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。  召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!  しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・  いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。  その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。  上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。  またぺったんこですか?・・・

エラーから始まる異世界生活

KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。 本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。 高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。 冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。 その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。 某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。 実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。 勇者として活躍するのかしないのか? 能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。 多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。 初めての作品にお付き合い下さい。

キモオタ レベル0★世界最弱のオタク高校生の僕だけレベルアップ!美女に囲まれハーレム青春物語

さかいおさむ
ファンタジー
街中にダンジョンが現れた現代日本。 人々には戦士としてのレベルが与えられる。 主人公は世界最弱のレベル0。 レベルの低さに絶望していたある日、戦士のレベルの10倍の強さになるというボスが現れる。 世界で倒せるのレベル0の主人公だけ。 ダンジョンで戦うことは諦めていた主人公だが、その日から自分だけがレベルアップできることに。 最強戦士になって、美女の仲間たちとダンジョンの秘密を解き明かす。

俺のギフト【草】は草を食うほど強くなるようです ~クズギフトの息子はいらないと追放された先が樹海で助かった~

草乃葉オウル
ファンタジー
★お気に入り登録お願いします!★ 男性向けHOTランキングトップ10入り感謝! 王国騎士団長の父に自慢の息子として育てられた少年ウォルト。 だが、彼は14歳の時に行われる儀式で【草】という謎のギフトを授かってしまう。 周囲の人間はウォルトを嘲笑し、強力なギフトを求めていた父は大激怒。 そんな父を「顔真っ赤で草」と煽った結果、ウォルトは最果ての樹海へ追放されてしまう。 しかし、【草】には草が持つ効能を増幅する力があった。 そこらへんの薬草でも、ウォルトが食べれば伝説級の薬草と同じ効果を発揮する。 しかも樹海には高額で取引される薬草や、絶滅したはずの幻の草もそこら中に生えていた。 あらゆる草を食べまくり最強の力を手に入れたウォルトが樹海を旅立つ時、王国は思い知ることになる。 自分たちがとんでもない人間を解き放ってしまったことを。

スキル喰らい(スキルイーター)がヤバすぎた 他人のスキルを食らって底辺から最強に駆け上がる

けんたん
ファンタジー
レイ・ユーグナイト 貴族の三男で産まれたおれは、12の成人の儀を受けたら家を出ないと行けなかった だが俺には誰にも言ってない秘密があった 前世の記憶があることだ  俺は10才になったら現代知識と貴族の子供が受ける継承の義で受け継ぐであろうスキルでスローライフの夢をみる  だが本来受け継ぐであろう親のスキルを何一つ受け継ぐことなく能無しとされひどい扱いを受けることになる だが実はスキルは受け継がなかったが俺にだけ見えるユニークスキル スキル喰らいで俺は密かに強くなり 俺に対してひどい扱いをしたやつを見返すことを心に誓った

創造眼〜異世界転移で神の目を授かり無双する。勇者は神眼、魔王は魔眼だと?強くなる為に努力は必須のようだ〜

ファンタジー
【HOTランキング入り!】【ファンタジーランキング入り!】 【次世代ファンタジーカップ参加】応援よろしくお願いします。 異世界転移し創造神様から【創造眼】の力を授かる主人公あさひ! そして、あさひの精神世界には女神のような謎の美女ユヅキが現れる! 転移した先には絶世の美女ステラ! ステラとの共同生活が始まり、ステラに惹かれながらも、強くなる為に努力するあさひ! 勇者は神眼、魔王は魔眼を持っているだと? いずれあさひが無双するお話です。 二章後半からちょっとエッチな展開が増えます。 あさひはこれから少しずつ強くなっていきます!お楽しみください。 ざまぁはかなり後半になります。 小説家になろう様、カクヨム様にも投稿しています。

処理中です...