妖精の女王様と出会って、自分がハーフエルフということが判明しました！！

はじまりの湖

とある霧たった  深い深い森の奥

一人の少女が道に迷いました。

「あれ？おかしいなー、どこで迷っちゃったんだろう。ここら辺は来たことなかったから迷わないように気を付けてたのに……」

少女にもう体力は残っていません。すぐ側にあったら土手に背を付けて朝を待とうと座り込むと…。

「ん？なんだろう」

土手の上から光が差してきました。不思議に思いながら土手を登ってみるとそこには、とても綺麗で大きな湖がありました。月の光に反射して、湖が光ります。そして、何故か底の方も輝いていました。ホタルのような生き物がいろんな色に光っていてとても美しかったのでした。その光景に見とれていると湖からメロディーが聞こえてきました。少女は、不思議に思い。メロディーが聞こえる方に向かいました。そこでは、1人の女性が湖の真ん中の土が盛り上がっている小島の様な場所で歌を歌っていたのでした。少女は違和感を覚えました。女性の背中からは蝶の羽が生えており、色素がとても薄かった。恐らくは妖精族…だろうと少女はおもった。その子妖精族らしい女性の歌う歌は芯から虜になる様な歌声でした。

「何て綺麗な歌声・・・・・」
少女は思わず声を出してハッとしました。
妖精族らしい女性は、キレイなエメラルド色の瞳で少女を見ました。
そして、少女の方へ・・・・。
妖精族らしい女性の少し茶色がかった白く美しい膝まで伸びた髪がふわっとなびくのでした。
妖精族らしい女性は「あら、こんなところに可愛らしい人の子が来るなんて・・珍しいこともあるのね。うふふ。」と、笑いました。
少女は「あなたは妖精族の方ですか ？」と今目の前にいる女性にたずねました。
「いいえ、違うわ。私は妖精族ではなく妖精の長…妖精の女王よ。今日は満月、妖精の国への扉が開く日。たぶん、あなたは、迷い混んでしまったのでしょうね。今日は新人の訓練だったから、繋げるところが曖昧だったのでしょう。」女王様は優しげに笑いながら教えてくれた。そして「あ、そうだわ！これも何かの縁！よかったら、私の国へ遊びに来ない？きっと気に入るわ！さあ！一緒に行きましょ～！」

そして、ほぼ強引に少女は妖精の国へ行くことになりました。