49 / 83
2章
2-18 枚数で人を見るなと指導した筈です
しおりを挟む
「……ベルさん?」
何でも屋へと戻る途中、ベルさんの背中を見かけて声を掛けると、こちらを振り返った。一緒に居た、フルゲンスさんも一緒に。
てっきり何でも屋に居ると思っていたのだが、何故ここに居るのだろうか?
「と、フルゲンスさん」
一応付け足したが、二人とも気分を害した様子はない。そして、二人の間に漂っていた険悪な雰囲気も、払しょくされているようだ。
……ケンカのはずみで外に出て、仲直りをした、といったところか。
「ジスさん、その人見つかったのか」
「おかげさまで。ご迷惑をおかけしました」
ベルさんの気遣いに答えていると、突然、フルゲンスさんがバッと腰を直角に折る。
「ジス先輩、サーセンっした!」
謝、られた……のか?
「ええと、これは?」
俺は戸惑いながらも、フルゲンスさんに尋ねた。一体、何が起こっているのだろうか。
「オレ、前の部署の事を引きずってて、でもそれって先輩は関係ねーじゃねーッスか」
「ま、まあ、そうなりますね」
「でも、八つ当たりしてたッス。ジス先輩、全然悪くねーッス」
フルゲンスさんは頭を下げたまま続けた。
そうか、八つ当たりだったのか。八つ当たりだったのは分かったが、突然なんだ?
……あぁ、ベルさんとちゃんと話したお蔭で、彼の中で折り合いと言うか、整理がついた、という事か。
「オレ、ちゃんとするッス。今までサーセンっした!」
「……サーセンが正しい謝り方かどうかはともかくとしても、謝罪は受け取っておきます」
俺は面食らいながらも、彼の謝罪を受ける事にした。
元より、他の人に酷い態度をとらないのであれば、それでよかったのだ。
「まぁ! 13枚なのに、謝りましたわ」
……枚数で人を見るなと。いや、怒り過ぎるな。この件に関しては、今は軽い注意くらいにしておこう。
まずは人によっては言われたくない事がある、という所をしっかり覚えて貰う所からだ。
おそらくだが、彼女は情報が多すぎると混乱し、中に入って行かない。
「んなもん、当然じゃねーッスか。悪い事をした方が謝るんス」
当然のように放たれた言葉は、フルゲンスさんの物だった。
それにネモフィラさんはぽかんと口を開け、目をまん丸くしている。余程、13枚に言われた事に驚いたようだ。
「ネモフィラさん、私は先程、枚数で人を見るなと指導した筈です」
「……申し訳ありませんでした」
俺が注意すると、彼女は驚いた表情をひっこめ、頬を膨らませながらベルさんに頭を下げた。
謝った相手が、俺でもフルゲンスさんでもなかっただけでも、進歩に見える。態度は褒められたものではないのに。
「……別に」
対するベルさんは、ネモフィラさんを一瞥すると直ぐに何でも屋の方向へと歩き出した。
当然だ。
こんな風にふてくされた態度で謝られても、彼の気持ちが動くはずはない。そしてこれも、ネモフィラさんにとって大切な事だろう。
この程度で許されるのは、彼女の為にもならない。いくら進歩といえども、そんな事はベルさんには関係ないのだ。
その態度のまま、フルゲンスさんにのみ「帰ろう」と声を掛けた瞬間――
「だ、誰か! 誰か来て!」
焦った女性の大きな声が耳に入り込んだ。
一斉に四人で顔を見合わせると、誰が何とも言わずとも声の方へと走り出す。
どうやら近くの森――クルトさんとスティアさんと共に模擬戦をした方向から聞こえたようだ。
やがて森の入り口が見える。
そこには、肩口の開いた、この場にはそぐわない程に派手なドレスを来た女性が佇んでいた。
年の頃は、俺と同じくらいか。艶やかな長い黒髪を持つ女性は、不安そうな表情をこちらに向ける。
俺達が完全に近づけば、彼女は口元を片手で覆い、俯き気味に森の奥を指差した。
「何があったのですか?」
「男の子が……背の高い男性に、お、……襲われていて……」
俺の質問に、女性は震える声で答える。
「まあ!」
唐突に声を上げたネモフィラさんの視線は、女性の胸元に注がれている。11枚、のようだ。まだまだ真っ当な管理官としての道のりは長い。
だが、今はそんな事よりも、森の中で襲われているという少年の話だ。
俺はそちらの方向に向かう事を、フルゲンスさんとベルさんに伝えると、二人も一緒に行くと答える。
と、なれば残るはネモフィラさん。
俺達はこの女性に件の場所を教えて貰う必要があり、何の答えも示していない彼女を置いて行けばここに一人になってしまう。流石に、不味いか。
「では、ネモフィラさんもご一緒に」
仕方がなく促せば、意外な事に彼女は大きく頷いた。
「案内をして頂けますか?」
「え、ええ……」
女性はぎこちなく頷いた後、ゆっくりとした足取りでその方向へと案内をする。
足がもつれて歩けない、という状態なのか? いや、それにしてはただ単にゆっくり歩いているような足取り。身体全体のバランスも悪くないところから察するに、怪我もしていないだろう。
どうにも不可解だ。
「ところで、何故こんな所に?」
理由は分からないが、この場で案内を出来るのは彼女だけ。
俺は致し方なく歩調を合わせながら、今出来る質問をぶつけた。
「わ、私、人を探していて……」
オドオドしているような声で彼女は答える。近くで、物珍しげにネモフィラさんがキョロキョロしているのは怖いが、いざという時には首根っこを摑まえる心の準備だけはしておき、女性の声に耳を傾けた。
息の抜ける感じが、まるでワザとらしい。「緊張」や「怯え」とは、僅かながら声の硬さが違う気がするのだ。
気のせいであるのならいいのだが。
「ぎ、義理の姉、何ですけど、……こ、こっちに男性と入っていくのが見えて」
「マジッスかー」
相槌を打ったフルゲンスさんは、口笛を吹かんばかりだ。態度で、おおよその意味くらいは分かる。
こんな状態じゃなければ聞くに堪えず、恥ずかしくなっていただろうが……一回俺の感情は取り外しておく。
「それで、あの、そんな事は止めさせなければ、と」
「そんな事、というと、つまり」
「姉は、奔放な人なので」
確認、しなければよかった。
この場合の奔放とは、おそらく頭に「性に」とつくのだろう。恥ずかしい。
「マジッスかー!」
こいつは何故、ノリノリで返事をするのか。
いや、とにかくこの乱れた感情をどうにかしなければ。俺はこっそりと長く息を吐きだし、続きを傾聴する。
何でも屋へと戻る途中、ベルさんの背中を見かけて声を掛けると、こちらを振り返った。一緒に居た、フルゲンスさんも一緒に。
てっきり何でも屋に居ると思っていたのだが、何故ここに居るのだろうか?
「と、フルゲンスさん」
一応付け足したが、二人とも気分を害した様子はない。そして、二人の間に漂っていた険悪な雰囲気も、払しょくされているようだ。
……ケンカのはずみで外に出て、仲直りをした、といったところか。
「ジスさん、その人見つかったのか」
「おかげさまで。ご迷惑をおかけしました」
ベルさんの気遣いに答えていると、突然、フルゲンスさんがバッと腰を直角に折る。
「ジス先輩、サーセンっした!」
謝、られた……のか?
「ええと、これは?」
俺は戸惑いながらも、フルゲンスさんに尋ねた。一体、何が起こっているのだろうか。
「オレ、前の部署の事を引きずってて、でもそれって先輩は関係ねーじゃねーッスか」
「ま、まあ、そうなりますね」
「でも、八つ当たりしてたッス。ジス先輩、全然悪くねーッス」
フルゲンスさんは頭を下げたまま続けた。
そうか、八つ当たりだったのか。八つ当たりだったのは分かったが、突然なんだ?
……あぁ、ベルさんとちゃんと話したお蔭で、彼の中で折り合いと言うか、整理がついた、という事か。
「オレ、ちゃんとするッス。今までサーセンっした!」
「……サーセンが正しい謝り方かどうかはともかくとしても、謝罪は受け取っておきます」
俺は面食らいながらも、彼の謝罪を受ける事にした。
元より、他の人に酷い態度をとらないのであれば、それでよかったのだ。
「まぁ! 13枚なのに、謝りましたわ」
……枚数で人を見るなと。いや、怒り過ぎるな。この件に関しては、今は軽い注意くらいにしておこう。
まずは人によっては言われたくない事がある、という所をしっかり覚えて貰う所からだ。
おそらくだが、彼女は情報が多すぎると混乱し、中に入って行かない。
「んなもん、当然じゃねーッスか。悪い事をした方が謝るんス」
当然のように放たれた言葉は、フルゲンスさんの物だった。
それにネモフィラさんはぽかんと口を開け、目をまん丸くしている。余程、13枚に言われた事に驚いたようだ。
「ネモフィラさん、私は先程、枚数で人を見るなと指導した筈です」
「……申し訳ありませんでした」
俺が注意すると、彼女は驚いた表情をひっこめ、頬を膨らませながらベルさんに頭を下げた。
謝った相手が、俺でもフルゲンスさんでもなかっただけでも、進歩に見える。態度は褒められたものではないのに。
「……別に」
対するベルさんは、ネモフィラさんを一瞥すると直ぐに何でも屋の方向へと歩き出した。
当然だ。
こんな風にふてくされた態度で謝られても、彼の気持ちが動くはずはない。そしてこれも、ネモフィラさんにとって大切な事だろう。
この程度で許されるのは、彼女の為にもならない。いくら進歩といえども、そんな事はベルさんには関係ないのだ。
その態度のまま、フルゲンスさんにのみ「帰ろう」と声を掛けた瞬間――
「だ、誰か! 誰か来て!」
焦った女性の大きな声が耳に入り込んだ。
一斉に四人で顔を見合わせると、誰が何とも言わずとも声の方へと走り出す。
どうやら近くの森――クルトさんとスティアさんと共に模擬戦をした方向から聞こえたようだ。
やがて森の入り口が見える。
そこには、肩口の開いた、この場にはそぐわない程に派手なドレスを来た女性が佇んでいた。
年の頃は、俺と同じくらいか。艶やかな長い黒髪を持つ女性は、不安そうな表情をこちらに向ける。
俺達が完全に近づけば、彼女は口元を片手で覆い、俯き気味に森の奥を指差した。
「何があったのですか?」
「男の子が……背の高い男性に、お、……襲われていて……」
俺の質問に、女性は震える声で答える。
「まあ!」
唐突に声を上げたネモフィラさんの視線は、女性の胸元に注がれている。11枚、のようだ。まだまだ真っ当な管理官としての道のりは長い。
だが、今はそんな事よりも、森の中で襲われているという少年の話だ。
俺はそちらの方向に向かう事を、フルゲンスさんとベルさんに伝えると、二人も一緒に行くと答える。
と、なれば残るはネモフィラさん。
俺達はこの女性に件の場所を教えて貰う必要があり、何の答えも示していない彼女を置いて行けばここに一人になってしまう。流石に、不味いか。
「では、ネモフィラさんもご一緒に」
仕方がなく促せば、意外な事に彼女は大きく頷いた。
「案内をして頂けますか?」
「え、ええ……」
女性はぎこちなく頷いた後、ゆっくりとした足取りでその方向へと案内をする。
足がもつれて歩けない、という状態なのか? いや、それにしてはただ単にゆっくり歩いているような足取り。身体全体のバランスも悪くないところから察するに、怪我もしていないだろう。
どうにも不可解だ。
「ところで、何故こんな所に?」
理由は分からないが、この場で案内を出来るのは彼女だけ。
俺は致し方なく歩調を合わせながら、今出来る質問をぶつけた。
「わ、私、人を探していて……」
オドオドしているような声で彼女は答える。近くで、物珍しげにネモフィラさんがキョロキョロしているのは怖いが、いざという時には首根っこを摑まえる心の準備だけはしておき、女性の声に耳を傾けた。
息の抜ける感じが、まるでワザとらしい。「緊張」や「怯え」とは、僅かながら声の硬さが違う気がするのだ。
気のせいであるのならいいのだが。
「ぎ、義理の姉、何ですけど、……こ、こっちに男性と入っていくのが見えて」
「マジッスかー」
相槌を打ったフルゲンスさんは、口笛を吹かんばかりだ。態度で、おおよその意味くらいは分かる。
こんな状態じゃなければ聞くに堪えず、恥ずかしくなっていただろうが……一回俺の感情は取り外しておく。
「それで、あの、そんな事は止めさせなければ、と」
「そんな事、というと、つまり」
「姉は、奔放な人なので」
確認、しなければよかった。
この場合の奔放とは、おそらく頭に「性に」とつくのだろう。恥ずかしい。
「マジッスかー!」
こいつは何故、ノリノリで返事をするのか。
いや、とにかくこの乱れた感情をどうにかしなければ。俺はこっそりと長く息を吐きだし、続きを傾聴する。
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!
マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。
今後ともよろしくお願いいたします!
トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕!
タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。
男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】
そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】
アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です!
コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】
*****************************
***毎日更新しています。よろしくお願いいたします。***
*****************************
マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。
見てください。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
天日ノ艦隊 〜こちら大和型戦艦、異世界にて出陣ス!〜
八風ゆず
ファンタジー
時は1950年。
第一次世界大戦にあった「もう一つの可能性」が実現した世界線。1950年4月7日、合同演習をする為航行中、大和型戦艦三隻が同時に左舷に転覆した。
大和型三隻は沈没した……、と思われた。
だが、目覚めた先には我々が居た世界とは違った。
大海原が広がり、見たことのない数多の国が支配者する世界だった。
祖国へ帰るため、大海原が広がる異世界を旅する大和型三隻と別世界の艦船達との異世界戦記。
※異世界転移が何番煎じか分からないですが、書きたいのでかいています!
面白いと思ったらブックマーク、感想、評価お願いします!!※
※戦艦など知らない人も楽しめるため、解説などを出し努力しております。是非是非「知識がなく、楽しんで読めるかな……」っと思ってる方も読んでみてください!※

最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる