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第六話
心の逃げ場
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私は学校である女の子と出会った。
それは学校の仲良し学級という授業で3年生ぐらいから6年生を混ぜ、学年関係なく遊ぶ授業。
親睦会みたいなものかな・・・?
その子はのんちゃんといって私の1つ下。
教会の家の子で神父さんがお父さんだった。
「日曜教会があるからおいでよ」
のんちゃんに誘われ次の日曜、のんちゃんのお父さんのいる教会へ行った。
そこはボロボロの平家の一軒家。手作りの十字架が取り付けてあり、私の想像する綺麗な感じとは全く違っていた。
そこでは、朝から夕方まで時間に分かれ、(学校の授業のように40分ごとに休憩する感じ)歌を歌ったり聖書を神父さんが読み語るのを聞くとゆう事が行われていた。
時間を区切るのは、自分の来れる時間に参加しやすいようにだろうと思う。
正直内容はほとんど記憶にない・・・
でも私は教会の時間が大好きだった。
のんちゃんのお父さんは神父さん、お母さんはピアノや手話で語りのサポートなどをしていて休憩時間には二人とも優しい笑顔でみんなと話す。
お昼には教会にいる方みんなでボロボロの田舎の家にありそうな机をくっ付けて、子供100円ほどで手作りの昼ごはんを食べる。
神父さんは自分達の家も古くて教会だけでは暮らしていけないからか、朝と夕方新聞配達の仕事もしていた。
そりゃそうだと思う・・・何人にも昼ごはんを準備するけど、おかわりし放題でかなりのボリュウム。
それを100円200円 出す。他にお金を入れるのは回ってくるけど、小銭ほどしか入らない入れものだった。
他で支援はもらってたのかもしれないけど、少なくても悪徳とは程遠い感じだった。
教会には来ている人もとても良い方達で机を囲んで食べるご飯やおやつは本当に楽しく美味しかった。
私は暖かい家庭の雰囲気を苦痛に感じていたけど、のんちゃんの家族はとても仲が良かったのに、のんちゃんのお父さんお母さんは、 他の友達の家族と違い遊びに行った私にも他とは違う優しさをくれた。
あの時私は孤独感から抜け出せたと思っていたんだと思う。
今思えば、のんちゃんの親は教会の人。聖書に罪ある人にも変わらない愛を・・・みたいに書いてあるんだから、教会に来た人にそうなるのは当たり前なんだろう。
でも私は本当に私を必要としていて、本当に大切に思ってくれていると錯覚をおこしていた。
教会に通うたびに、その感情はどんどん増していった。
のんちゃんの家族に依存しだした私は、キリストを信じ出すとゆうより、のんちゃん家族が信じるキリストを信じる事で家族の仲間になれる気がしてたんだろう・・・
夜にはお祈りをした。
そして必ず
「一緒に暮らせますように・・・次に生まれ変わる時もお母さんの子供になれますように・・・」
私は自分の母親が大好きで、今一緒にいられない事が寂しく、寂しさを燃焼できない分、生まれ変わりの世界に託したかったのかも しれない・・・
そしてのんちゃん家族に私の家族への思いを当てはめていく・・・
教会に通いだして数ヶ月が経った時、教会へ行くと、私より長い間通ってる歳の近い仲のよい良い子、島さんが楽しそうに話していた。
詳しくは分からないけど、教会は長い間通うかすると、名前をもらえるらしい。
島さんが今度名前をもらう事になったという話だった。
私は歳も近い島さんにのんちゃん家族を取られた気持ちになって無性に腹が立ち、イライラしていた。
「名前私もほしい!」
そう言ったけど、断られ、その事で私はのんちゃん家族から捨てられた気分になった。
私は苛立ち、また前のように(自分にないものを感じた時、敵になる)選ばれた島さんの悪口をのんちゃん家族に話た。
(島さんなんて嫌われればいいのに・・・)
島さんは本当に良い子なのに私は嫌い妬みだした・・・
散々島さんの悪口を言った私はのんちゃん家族が島さんを嫌いになった事を確かめたくて、のんちゃん家族に聞いた。
「のんちゃん・・島さんと私どっちが大事なの?」
でも私が考えているのと違う答えが返ってきた・・・
「さっちゃん、私たちは島さんもさっちゃんも大好きだよ・・・」
私がいくら島さんを悪く言ってものんちゃん家族には通じなかった・・・
私の陰口は島さんに聞こえてしまい島さんから出た言葉は
「ごめんね・・・仲良くしよう・・・」
島さんは私にそう言った。
のんちゃん家族と島さんの優しい心と言葉は、私を更にゲスにした・・・
私が悪いのに私はそんな優しく偉大な態度と言葉に嫌悪感を抱き裏切られたと感じてしまった。
あんなに良くしてもらっていたのに、 ゲスで馬鹿な私は教会へ行かなくなった・・・
本当私は馬鹿・・・良い人間を感じる度自分の駄目さを痛感して認めたくなくて偉大な人とゆう針の上にいるようで
苦しく逃げたくなる・・・
ゲスな考え方しかできない人間は生き方が正しい人と関わると心の奥で感じている隠したい忘れたい認めたくないダメな自分を外に出されるみたいに苦しくなる・・・
あの時、しっかり受け止め、優しさに感謝をしてあの人たちに関わっていたら 私はもう少し 変わっていたのかもしれない・・・
私は自分から心地の良い場所を捨てた・・・悪態をついた私に手を差し伸べてくれたのに・・・
私は教会へ行かなくなった・・・そして前のように荒んだ生活をしていた。
教会へ行かなくなった後も私は神様に祈った・・・毎日・・・
「一緒に暮らしたい・・・生まれ変わってもお母さんの子供でいたい・・・」
ある時母親は私達に
「今度引っ越すから・・・」
と話してきた。
「一緒に暮らせるの?」
私は心の中で母親の答えはYESだと確信して嬉しさを隠して聞いた。
「別の所に借りてあるから、今より家は小さくなるから必要な物だけで後は捨てていくから、後、お父さんあんまりアンタ達の電話嫌がるからいない時にかけるようにしてね」
私は神様からも裏切られたと思った・・・
私11歳の初め頃だった・・・
人は今の自分次第で、大切な人や大切な何かをいらないモノと間違った決断をしてしまったりする・・・
あの時なんであんな事言ったんだろう・・あんな事したんだろう・・・
今の自分に寄り添い近いものに共感を受けそこに安心を覚えてしまう・・・それが悪だとしても・・・
欲求を満たせない物を不必要にしてしまったり、そう思おうと感じたり・・・
お腹が減っていると、普段食べない物でも美味しく感じるように・・・
私は今まで何人もの大切なモノ、大切な人を見失い、自分から逃げて失ってきた・・・
なくしたものは本当に大きく、もう私の元には戻ってこない・・・
後悔と自分の愚かさに今でも打ちのめされる・・・でも私は思う
あの時の私の愚かさでうしなった人、もの全てに、あの頃は感謝できなかったけど、今私は会えなくなった人、失ったモノに助けられてる・・・
あの時があるから、後悔し自分を見つめる・・・もう二度としないと・・・そして過去の過ちで失った人を今目標にしている・・・
私は過ぎた過去から助けられ、そして立ち直り、今を強く生きる事ができている。
それは学校の仲良し学級という授業で3年生ぐらいから6年生を混ぜ、学年関係なく遊ぶ授業。
親睦会みたいなものかな・・・?
その子はのんちゃんといって私の1つ下。
教会の家の子で神父さんがお父さんだった。
「日曜教会があるからおいでよ」
のんちゃんに誘われ次の日曜、のんちゃんのお父さんのいる教会へ行った。
そこはボロボロの平家の一軒家。手作りの十字架が取り付けてあり、私の想像する綺麗な感じとは全く違っていた。
そこでは、朝から夕方まで時間に分かれ、(学校の授業のように40分ごとに休憩する感じ)歌を歌ったり聖書を神父さんが読み語るのを聞くとゆう事が行われていた。
時間を区切るのは、自分の来れる時間に参加しやすいようにだろうと思う。
正直内容はほとんど記憶にない・・・
でも私は教会の時間が大好きだった。
のんちゃんのお父さんは神父さん、お母さんはピアノや手話で語りのサポートなどをしていて休憩時間には二人とも優しい笑顔でみんなと話す。
お昼には教会にいる方みんなでボロボロの田舎の家にありそうな机をくっ付けて、子供100円ほどで手作りの昼ごはんを食べる。
神父さんは自分達の家も古くて教会だけでは暮らしていけないからか、朝と夕方新聞配達の仕事もしていた。
そりゃそうだと思う・・・何人にも昼ごはんを準備するけど、おかわりし放題でかなりのボリュウム。
それを100円200円 出す。他にお金を入れるのは回ってくるけど、小銭ほどしか入らない入れものだった。
他で支援はもらってたのかもしれないけど、少なくても悪徳とは程遠い感じだった。
教会には来ている人もとても良い方達で机を囲んで食べるご飯やおやつは本当に楽しく美味しかった。
私は暖かい家庭の雰囲気を苦痛に感じていたけど、のんちゃんの家族はとても仲が良かったのに、のんちゃんのお父さんお母さんは、 他の友達の家族と違い遊びに行った私にも他とは違う優しさをくれた。
あの時私は孤独感から抜け出せたと思っていたんだと思う。
今思えば、のんちゃんの親は教会の人。聖書に罪ある人にも変わらない愛を・・・みたいに書いてあるんだから、教会に来た人にそうなるのは当たり前なんだろう。
でも私は本当に私を必要としていて、本当に大切に思ってくれていると錯覚をおこしていた。
教会に通うたびに、その感情はどんどん増していった。
のんちゃんの家族に依存しだした私は、キリストを信じ出すとゆうより、のんちゃん家族が信じるキリストを信じる事で家族の仲間になれる気がしてたんだろう・・・
夜にはお祈りをした。
そして必ず
「一緒に暮らせますように・・・次に生まれ変わる時もお母さんの子供になれますように・・・」
私は自分の母親が大好きで、今一緒にいられない事が寂しく、寂しさを燃焼できない分、生まれ変わりの世界に託したかったのかも しれない・・・
そしてのんちゃん家族に私の家族への思いを当てはめていく・・・
教会に通いだして数ヶ月が経った時、教会へ行くと、私より長い間通ってる歳の近い仲のよい良い子、島さんが楽しそうに話していた。
詳しくは分からないけど、教会は長い間通うかすると、名前をもらえるらしい。
島さんが今度名前をもらう事になったという話だった。
私は歳も近い島さんにのんちゃん家族を取られた気持ちになって無性に腹が立ち、イライラしていた。
「名前私もほしい!」
そう言ったけど、断られ、その事で私はのんちゃん家族から捨てられた気分になった。
私は苛立ち、また前のように(自分にないものを感じた時、敵になる)選ばれた島さんの悪口をのんちゃん家族に話た。
(島さんなんて嫌われればいいのに・・・)
島さんは本当に良い子なのに私は嫌い妬みだした・・・
散々島さんの悪口を言った私はのんちゃん家族が島さんを嫌いになった事を確かめたくて、のんちゃん家族に聞いた。
「のんちゃん・・島さんと私どっちが大事なの?」
でも私が考えているのと違う答えが返ってきた・・・
「さっちゃん、私たちは島さんもさっちゃんも大好きだよ・・・」
私がいくら島さんを悪く言ってものんちゃん家族には通じなかった・・・
私の陰口は島さんに聞こえてしまい島さんから出た言葉は
「ごめんね・・・仲良くしよう・・・」
島さんは私にそう言った。
のんちゃん家族と島さんの優しい心と言葉は、私を更にゲスにした・・・
私が悪いのに私はそんな優しく偉大な態度と言葉に嫌悪感を抱き裏切られたと感じてしまった。
あんなに良くしてもらっていたのに、 ゲスで馬鹿な私は教会へ行かなくなった・・・
本当私は馬鹿・・・良い人間を感じる度自分の駄目さを痛感して認めたくなくて偉大な人とゆう針の上にいるようで
苦しく逃げたくなる・・・
ゲスな考え方しかできない人間は生き方が正しい人と関わると心の奥で感じている隠したい忘れたい認めたくないダメな自分を外に出されるみたいに苦しくなる・・・
あの時、しっかり受け止め、優しさに感謝をしてあの人たちに関わっていたら 私はもう少し 変わっていたのかもしれない・・・
私は自分から心地の良い場所を捨てた・・・悪態をついた私に手を差し伸べてくれたのに・・・
私は教会へ行かなくなった・・・そして前のように荒んだ生活をしていた。
教会へ行かなくなった後も私は神様に祈った・・・毎日・・・
「一緒に暮らしたい・・・生まれ変わってもお母さんの子供でいたい・・・」
ある時母親は私達に
「今度引っ越すから・・・」
と話してきた。
「一緒に暮らせるの?」
私は心の中で母親の答えはYESだと確信して嬉しさを隠して聞いた。
「別の所に借りてあるから、今より家は小さくなるから必要な物だけで後は捨てていくから、後、お父さんあんまりアンタ達の電話嫌がるからいない時にかけるようにしてね」
私は神様からも裏切られたと思った・・・
私11歳の初め頃だった・・・
人は今の自分次第で、大切な人や大切な何かをいらないモノと間違った決断をしてしまったりする・・・
あの時なんであんな事言ったんだろう・・あんな事したんだろう・・・
今の自分に寄り添い近いものに共感を受けそこに安心を覚えてしまう・・・それが悪だとしても・・・
欲求を満たせない物を不必要にしてしまったり、そう思おうと感じたり・・・
お腹が減っていると、普段食べない物でも美味しく感じるように・・・
私は今まで何人もの大切なモノ、大切な人を見失い、自分から逃げて失ってきた・・・
なくしたものは本当に大きく、もう私の元には戻ってこない・・・
後悔と自分の愚かさに今でも打ちのめされる・・・でも私は思う
あの時の私の愚かさでうしなった人、もの全てに、あの頃は感謝できなかったけど、今私は会えなくなった人、失ったモノに助けられてる・・・
あの時があるから、後悔し自分を見つめる・・・もう二度としないと・・・そして過去の過ちで失った人を今目標にしている・・・
私は過ぎた過去から助けられ、そして立ち直り、今を強く生きる事ができている。
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