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アルバの高等学園編
サリエンテ公爵領
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男爵領は栄えてはいないけれど、農地として高い値段で義父が買い上げてくれているので苦しい生活をすることはなくなったと教えて貰った。祖父母が引退したら義父がここを男爵位ごと引き継いでくれるんだそうだ。欲しいならあげるよと言われたけど、領地をそんな簡単に欲しいはいあげるなんてやりとりしちゃダメでしょ。慌てて辞退した。
散歩がてらお祖父様案内の元長閑な領都を見て回り、郊外の農地を見て回り、邸に帰って来る頃には領民にもらった野菜で両腕が塞がっていた。皆とてもフレンドリーで、俺たち兄弟をめちゃくちゃ歓迎してくれたんだ。そして、領民とお祖父様の距離も近くて、こういうのいいな、なんて嬉しくなった。
「また来ます。次もお元気な顔を見せて下さい」
「お祖父様、お祖母様、今度は私のおうちに遊びに来て下さい」
俺とルーナにハグをされて、祖父母が涙ぐみながらお別れの挨拶をする。
やっぱり義父と兄様は横で俺たちを温かく見守ってくれていた。けれど、お祖父様が兄様に向かって両手を広げた。
「オルシス君も、私たちの孫だと思ってもいいかな?」
兄様はその言葉に嬉しそうに目を細めてはにかむと、そっと近寄ってお祖父様に腕を回した。
「ありがとうございます、お祖父様。また是非アルバと共にここに訪問させてください」
「もちろんだとも。歓迎しよう」
目尻を下げたお祖父様と兄様を見て、俺も一緒ににへらっと笑ってしまった。
来てよかった、本当にそう思った。
◆◆◆
馬車に乗り、今度はサリエンテ公爵領に寄る。王都へ行く道を途中まで進み、王都に入らずに迂回するような道をとる。サリエンテ公爵領は王都のすぐ近くなので、ここでは一泊しかしない。とはいえ、領地には兄様の祖父母がいるのでちょっと憂鬱だ。
と思ったら、義父と兄様が声をそろえて「あんな人達のいる館に泊まるわけがないだろう」と断言した。
二人は領地の奥の方にある別荘に詰め込まれているらしい。
二度と会わせないよと綺麗な笑顔で声をそろえる親子に、胸が高鳴った。兄様も義父もたまに降臨する魔王が最高に滾る。
と言う訳で、なんの問題もなくサリエンテ公爵領の館に堪能させてもらった。こっちにも温室を作る予定らしく、ルーナが大きくなったらブルーノ君と二人でこっちに腰を据えさせ、ついでに義父も王宮を辞して母と一緒にこっちに越してくるのを予定しているんだって。夜に皆でくつろいでいるときに義父がそう言っていた。なるほど。ルーナを手放すことは出来ないのか……。
ルーナはお父様とご一緒嬉しいとニコニコしているし、義父はその顔にデレッとなっていて、見ていて楽しい。
「王都の館は僕とアルバの住処になるんですね」
「そうだね。二人は王宮に通わないといけないから、そのままあそこを使えばいいだろう」
「ありがとうございます。ああでも、敷地内に新居を建てようとも思ったのですが」
「作ればいい。私たちがこっちに来るのはまだ先だ。二人でいる時間も必要だろう」
兄様も酒を片手に義父と談笑している。
なるほど兄様と俺の新居を建設と。
……。
新居。
ああそういう。
ゆっくりと『新居』という言葉が脳裏に浸透した瞬間、俺の顔は瞬間湯沸かし器と化した。
あっつい頬を両手で押さえて、ソファにパタリと倒れる。
頭から絶対に湯気が出てると思う。
新居。そうね。俺と兄様、結婚の約束してるもんね。
えええ結婚したらどうなるの。っていうか何を、ナニをするの俺たち。今の生活と変わりない、むしろちょっとだけ戸籍の内容が変わるくらいで兄様と一緒に暮らす、くらいにしか考えてなかった。
ふと脳裏に思い浮かぶのは、最近ではすっかり忘れ去っていた薄い本。解釈違いだった薄い本。
あああああああいう好意を、間違えた、行為をするんですねわかります!!! 新婚となるとそうですよね!
「アルバ! 大丈夫?」
茹で上がった俺を心配するように、兄様が飴を手に俺の前に跪く。
「……ダイジョウブデス、ちょっと新居に反応してしまったダケデス」
俺の言葉に、全員の安堵の溜息が響いた。
サリエンテ公爵領の領都は王都と遜色ない程に都会だった。
高い建物が並び、大きな商会の店舗が建ち並び。
アパートメントのような建物が並んでいて、街並みも清潔でとても洗練されている。
皆の服もどことなく上等で、たまに見たことのあるようなデザインの上着を着ている若者なんかも歩いている。あれは俺がデザイナーと話し合って考えたデザインのデフォルメでは? 王都ではあまり出回ってなかったけど、こっちで流行っていたのか。
広い通りを馬車で進むと、道行く人達が俺たちの乗る馬車を見ては頭を下げて行く。
義父と母が外に向かって手を振っているけれど、それはファンサかな。二人とも顔がいいから人気でそうだね。
義父が言うには、領都の周りにはやっぱり広大な農地が広がっているらしい。実にこの国の三割ほどの小麦を生産しているんだそうだ。その分雇用も多くて、浮浪者などはいないんだって。むしろまだ働く人が足りないんだって。確かに領都に入るまでの道は、一面青々とした小麦の畑が広がっていた。あれを手作業でするのはすごく大変そう、と呟いたら、ちゃんと牛などを使って農耕するんだそうだ。勿論魔道具なんかも各種取りそろえていて、ちゃんと各村に行き渡るようにそろえているんだそうだ。
昨日は夕方に駆け抜けるように領都を通り過ぎたから、帰り道の今日は領都を堪能しながら王都に帰ることになっている。
「すごい、ケーキ屋さんとかもある。行ってみたいなあ」
「私も可愛いケーキ食べたいなあ」
ルーナと並んで外をじっと見ていると、兄様が笑いながら「あとで寄って帰ろう」と提案してくれた。ちゃんとお店で食べられるカフェらしい。楽しみ。途中馬車を止めると、義父と母とルーナは早速近くの店に入っていった。
俺も馬車を降りようと腰を上げたところで、兄様がそっとドアを閉め、声が漏れなくなる魔法を掛けた。
内緒話があるんだ、と、俺は居住まいを正した。
「アルバが前に教えてくれたメノウの森の刻魔法のことを伝えるね。義母上とルーナには内緒で」
「はい。そういえばどうなったのか気になっていました」
遮音の魔法が掛かっていても、兄様はそっと耳に口を近付けて、囁くように言葉を紡いだ。その声と吐息に少しだけドキッとするけれど、必死で耐える。
「この国が原因ではないみたいなんだ。山脈を挟んだむこうの国が、どうやら宝玉の魔力が底をつきかけているようで、辺境に出てくる魔物が溢れてメノウの森の方まで来ようとしていたみたいなんだ」
伝えられた重大事項に、俺を目を見開いた。
「北西、南の二つの国が魔物の発生率が上がっていて、挟まれているこの国はどう対応しようと陛下が頭を悩ませているんだ。どうやらその二つの国では魔力が多い者が今はいないらしくて」
ってことは、まだまだ魔物が溢れてこの国まで来るかもしれないってことなのかな。あのアビスガーディアンみたいな終焉の魔物も出たりしたら、その国は宝玉に魔力補充する間もなく滅ぶ。
そして魔力を満たせる程の魔力保持者もいないってことは、軽く詰んでるってことでは。
もし兄様達が派遣とかされたらめちゃくちゃ危ないのでは? ようやく回避出来たばかりなのに。
思わず兄様の手をぎゅっと握ると、兄様は目を細めてその手をぎゅっと握り返してくれた。
「アルバに教えて貰ったから、まだ大丈夫だったよ。きっと本格的に魔核が発生するのは、この国を参照すると一、二年後くらいだろうって意見が一致して、今のうちに隣国と情報交換をすることになったんだ。そしてメノウの森の魔物駆除も今の長期休暇中に終える予定だから、安心して」
「……はい。アビスガーディアンとか、出てこないといいのですが……」
「一応対処方法はまとめたから、それを渡すよ。僕たちはもう国の中枢だから、その国に出向いて倒すなんて出来ないから」
「そうですよね。陛下と側近二人、そして妃殿下と専属護衛、世界的に大発明をした時の人、回復特化の治癒師」
「そう、そして、刻属性持ちのラオネン病克服第一人者。いくら恐ろしい魔物が出ても、派遣して欲しいなんて言えないから……僕も正直もう一度戦えと言われても、自信を持って倒せるとは言えないからね」
そうだよね。あの時は本当に運もこっちに味方してくれたから。偶然全員が揃って。倒す手立てを知ってる俺がいて。一人でも欠けていたら絶対に倒せなかった魔物だから。
「でも……心配ですね」
「アルバはやっぱり優しいね。僕は……」
兄様がフッと外を見た。その視線は、町の景色じゃなくて、もっと遠くを見ているようだった。
「もしアルバを貸し出せとか言われたら、きっとその国の滅びを願うと思う……」
薄く微笑んだ兄様の顔は、あまりにも綺麗で儚げで、それでいて憂いを帯びていてとても美しかった。
散歩がてらお祖父様案内の元長閑な領都を見て回り、郊外の農地を見て回り、邸に帰って来る頃には領民にもらった野菜で両腕が塞がっていた。皆とてもフレンドリーで、俺たち兄弟をめちゃくちゃ歓迎してくれたんだ。そして、領民とお祖父様の距離も近くて、こういうのいいな、なんて嬉しくなった。
「また来ます。次もお元気な顔を見せて下さい」
「お祖父様、お祖母様、今度は私のおうちに遊びに来て下さい」
俺とルーナにハグをされて、祖父母が涙ぐみながらお別れの挨拶をする。
やっぱり義父と兄様は横で俺たちを温かく見守ってくれていた。けれど、お祖父様が兄様に向かって両手を広げた。
「オルシス君も、私たちの孫だと思ってもいいかな?」
兄様はその言葉に嬉しそうに目を細めてはにかむと、そっと近寄ってお祖父様に腕を回した。
「ありがとうございます、お祖父様。また是非アルバと共にここに訪問させてください」
「もちろんだとも。歓迎しよう」
目尻を下げたお祖父様と兄様を見て、俺も一緒ににへらっと笑ってしまった。
来てよかった、本当にそう思った。
◆◆◆
馬車に乗り、今度はサリエンテ公爵領に寄る。王都へ行く道を途中まで進み、王都に入らずに迂回するような道をとる。サリエンテ公爵領は王都のすぐ近くなので、ここでは一泊しかしない。とはいえ、領地には兄様の祖父母がいるのでちょっと憂鬱だ。
と思ったら、義父と兄様が声をそろえて「あんな人達のいる館に泊まるわけがないだろう」と断言した。
二人は領地の奥の方にある別荘に詰め込まれているらしい。
二度と会わせないよと綺麗な笑顔で声をそろえる親子に、胸が高鳴った。兄様も義父もたまに降臨する魔王が最高に滾る。
と言う訳で、なんの問題もなくサリエンテ公爵領の館に堪能させてもらった。こっちにも温室を作る予定らしく、ルーナが大きくなったらブルーノ君と二人でこっちに腰を据えさせ、ついでに義父も王宮を辞して母と一緒にこっちに越してくるのを予定しているんだって。夜に皆でくつろいでいるときに義父がそう言っていた。なるほど。ルーナを手放すことは出来ないのか……。
ルーナはお父様とご一緒嬉しいとニコニコしているし、義父はその顔にデレッとなっていて、見ていて楽しい。
「王都の館は僕とアルバの住処になるんですね」
「そうだね。二人は王宮に通わないといけないから、そのままあそこを使えばいいだろう」
「ありがとうございます。ああでも、敷地内に新居を建てようとも思ったのですが」
「作ればいい。私たちがこっちに来るのはまだ先だ。二人でいる時間も必要だろう」
兄様も酒を片手に義父と談笑している。
なるほど兄様と俺の新居を建設と。
……。
新居。
ああそういう。
ゆっくりと『新居』という言葉が脳裏に浸透した瞬間、俺の顔は瞬間湯沸かし器と化した。
あっつい頬を両手で押さえて、ソファにパタリと倒れる。
頭から絶対に湯気が出てると思う。
新居。そうね。俺と兄様、結婚の約束してるもんね。
えええ結婚したらどうなるの。っていうか何を、ナニをするの俺たち。今の生活と変わりない、むしろちょっとだけ戸籍の内容が変わるくらいで兄様と一緒に暮らす、くらいにしか考えてなかった。
ふと脳裏に思い浮かぶのは、最近ではすっかり忘れ去っていた薄い本。解釈違いだった薄い本。
あああああああいう好意を、間違えた、行為をするんですねわかります!!! 新婚となるとそうですよね!
「アルバ! 大丈夫?」
茹で上がった俺を心配するように、兄様が飴を手に俺の前に跪く。
「……ダイジョウブデス、ちょっと新居に反応してしまったダケデス」
俺の言葉に、全員の安堵の溜息が響いた。
サリエンテ公爵領の領都は王都と遜色ない程に都会だった。
高い建物が並び、大きな商会の店舗が建ち並び。
アパートメントのような建物が並んでいて、街並みも清潔でとても洗練されている。
皆の服もどことなく上等で、たまに見たことのあるようなデザインの上着を着ている若者なんかも歩いている。あれは俺がデザイナーと話し合って考えたデザインのデフォルメでは? 王都ではあまり出回ってなかったけど、こっちで流行っていたのか。
広い通りを馬車で進むと、道行く人達が俺たちの乗る馬車を見ては頭を下げて行く。
義父と母が外に向かって手を振っているけれど、それはファンサかな。二人とも顔がいいから人気でそうだね。
義父が言うには、領都の周りにはやっぱり広大な農地が広がっているらしい。実にこの国の三割ほどの小麦を生産しているんだそうだ。その分雇用も多くて、浮浪者などはいないんだって。むしろまだ働く人が足りないんだって。確かに領都に入るまでの道は、一面青々とした小麦の畑が広がっていた。あれを手作業でするのはすごく大変そう、と呟いたら、ちゃんと牛などを使って農耕するんだそうだ。勿論魔道具なんかも各種取りそろえていて、ちゃんと各村に行き渡るようにそろえているんだそうだ。
昨日は夕方に駆け抜けるように領都を通り過ぎたから、帰り道の今日は領都を堪能しながら王都に帰ることになっている。
「すごい、ケーキ屋さんとかもある。行ってみたいなあ」
「私も可愛いケーキ食べたいなあ」
ルーナと並んで外をじっと見ていると、兄様が笑いながら「あとで寄って帰ろう」と提案してくれた。ちゃんとお店で食べられるカフェらしい。楽しみ。途中馬車を止めると、義父と母とルーナは早速近くの店に入っていった。
俺も馬車を降りようと腰を上げたところで、兄様がそっとドアを閉め、声が漏れなくなる魔法を掛けた。
内緒話があるんだ、と、俺は居住まいを正した。
「アルバが前に教えてくれたメノウの森の刻魔法のことを伝えるね。義母上とルーナには内緒で」
「はい。そういえばどうなったのか気になっていました」
遮音の魔法が掛かっていても、兄様はそっと耳に口を近付けて、囁くように言葉を紡いだ。その声と吐息に少しだけドキッとするけれど、必死で耐える。
「この国が原因ではないみたいなんだ。山脈を挟んだむこうの国が、どうやら宝玉の魔力が底をつきかけているようで、辺境に出てくる魔物が溢れてメノウの森の方まで来ようとしていたみたいなんだ」
伝えられた重大事項に、俺を目を見開いた。
「北西、南の二つの国が魔物の発生率が上がっていて、挟まれているこの国はどう対応しようと陛下が頭を悩ませているんだ。どうやらその二つの国では魔力が多い者が今はいないらしくて」
ってことは、まだまだ魔物が溢れてこの国まで来るかもしれないってことなのかな。あのアビスガーディアンみたいな終焉の魔物も出たりしたら、その国は宝玉に魔力補充する間もなく滅ぶ。
そして魔力を満たせる程の魔力保持者もいないってことは、軽く詰んでるってことでは。
もし兄様達が派遣とかされたらめちゃくちゃ危ないのでは? ようやく回避出来たばかりなのに。
思わず兄様の手をぎゅっと握ると、兄様は目を細めてその手をぎゅっと握り返してくれた。
「アルバに教えて貰ったから、まだ大丈夫だったよ。きっと本格的に魔核が発生するのは、この国を参照すると一、二年後くらいだろうって意見が一致して、今のうちに隣国と情報交換をすることになったんだ。そしてメノウの森の魔物駆除も今の長期休暇中に終える予定だから、安心して」
「……はい。アビスガーディアンとか、出てこないといいのですが……」
「一応対処方法はまとめたから、それを渡すよ。僕たちはもう国の中枢だから、その国に出向いて倒すなんて出来ないから」
「そうですよね。陛下と側近二人、そして妃殿下と専属護衛、世界的に大発明をした時の人、回復特化の治癒師」
「そう、そして、刻属性持ちのラオネン病克服第一人者。いくら恐ろしい魔物が出ても、派遣して欲しいなんて言えないから……僕も正直もう一度戦えと言われても、自信を持って倒せるとは言えないからね」
そうだよね。あの時は本当に運もこっちに味方してくれたから。偶然全員が揃って。倒す手立てを知ってる俺がいて。一人でも欠けていたら絶対に倒せなかった魔物だから。
「でも……心配ですね」
「アルバはやっぱり優しいね。僕は……」
兄様がフッと外を見た。その視線は、町の景色じゃなくて、もっと遠くを見ているようだった。
「もしアルバを貸し出せとか言われたら、きっとその国の滅びを願うと思う……」
薄く微笑んだ兄様の顔は、あまりにも綺麗で儚げで、それでいて憂いを帯びていてとても美しかった。
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