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アルバの高等学園編
新入生レクリエーションの内容
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食堂のランチを美味しく食べて、下に向かうと、ちょうどジュール君たちも席を立ったところだった。
今日の皆さんは昨日と違ってさっぱりした顔をしている。食堂を使えることにホッとしているみたいだった。
食堂を出たところで、セドリック君がジュール君に声を掛けた。
「ジュール、調子はどうだい?」
「あ、セドリック様。おかげさまで元気です」
ニコッと笑ってジュール君も挨拶してくれる。
「後ろにいるのは今年から採用された市井の優秀な人達かな。よければ紹介してくれるかな」
「はい。皆さん、こちらの方はセネット公爵家嫡男セドリック様とサリエンテ公爵家ご子息アルバ様です」
ジュール君が後ろの人達に俺たちを紹介してくれる。そして後ろにいる人達を俺たちに紹介した。
一番背の高い人が街の大手商会の次男ダミアン。そばかすがある赤毛の人が市井の学校でとても優秀で一も二もなくここに推薦されたというトミィ。やっぱり成績優秀で市井の学校から推薦された小柄な人がルーツ。猫背で黒髪の人が平民だけど男爵家と親戚の両親がいるマルタ。黒髪眼鏡で医者を目指しているという人がフレッド。
皆、俺たちの家格を聞いて、慄いていた。はっきりと下を向いて震えている人もいる。
ジュール君も侯爵家だからあんまり俺たちと変わりないんだけど、それは言わない方がいいね。
「よろしく。何か困ったことがあったら声を掛けて」
セドリック君が気さくに手を上げる。俺もそれに頷いておいた。俺に出来ることなんて殆どないんだけどね。セドリック君なら嫌がらせとかされても止められるけど、俺はむしろ嫌がらせされる方だからね。
皆深々と頭を下げて、そそくさと教室に向かっていってしまった。
「怖がられてましたね。僕怖くないのに」
「アルバはある意味怖い」
「セドリック君酷い」
ニヤリと笑ってそんなことを言うセドリック君に笑いながら拗ねてみせると、セドリック君がだってそうじゃん、と流し目をくれた。
「僕たちの学年が落ち着いたのってアルバのせいじゃないか」
「僕のせいって、僕はなにもしていないですよ」
「いや、してただろ。中等学園の五年のとき、Aクラスの皆にめちゃくちゃ圧を掛けてたじゃないか」
あの時は正直アルバを敵に回しちゃだめだって思ったもん、と溜息とともに溢したセドリック君に、そんなことしてないよ、と笑顔を見せた。
中等学園最終学年は、ちょうど王宮の大改革が始まったばかりで、様々なところが混乱していたから。
俺が所属していたAクラスには、今はもう表に出ることのないアイン殿下の下で働いていた人の子息令嬢たちが結構多かったんだ。
教室で誰かと会話を交わすこともない無視状態になってしまって、教室移動にも苦労する毎日。それを解消したら今度は幼稚な嫌がらせが発生。うちのことを悪し様に言われた挙句兄様とのおそろいの特製万年筆を踏まれて壊されて、ブチ切れた俺。でもそこで感情が高まりすぎたのかなんなのか、魔法が暴走。一人ではどうすることもできない俺が目の前で倒れても、クラスの生徒たちは誰一人動かなかったということがあったんだ。
ちょうど早上がりして学園に来てくれた兄様に俺がクラスの真ん中で倒れているところを発見されて、激怒した兄様が学園の半分を凍らせてしまったんだけれど。人一人の命がかかっているときに誰一人動かず見殺しにするところだったとぶち切れたリコル先生がAクラス全員を停学にしてしまったんだ。
首謀者だった二人の生徒はその後学園に帰ってくることはなくて、俺も学園長にクラス替えを示唆されたんだけれど、でも皆また戻って来ても俺がいなかったらそんなことがあったことすら忘れてのうのうと暮らしそうだったのが腹が立って、ひたすら「もう倒れないよう頑張るので大丈夫です」「もうすぐ卒業ですし、一つくらいはいい思い出がつくりたいんです」と罪悪感をつつきまくったんだ。
そうしたら皆大人しくなって、すっかりうちのことを悪し様に言う人もいなくなったんだ。やっぱり最後まで俺と面と向かって会話する人はそんなにいなかったけれど。
俺たちの年の子息令嬢たちは結構選民意識が強い人が多いんだけれど、最終学年クラス全員停学事件でちょっとはましになったはず。
父様と兄様も睨みを利かせてくれたしね。魔王のような表情の二人は本当に素晴らしすぎて胸に何かがブッ刺さったよ……最高でした。
でもその時の俺の行動を見ていたセドリック君は、俺の行動がとても怖く映ったらしい。ことあるごとに「アルバお前、役者も出来るかもな……でも僕にはそういう対応しないで」とまるで懇願のように言ってくるのがちょっと困った。
数日後からは、ジュール君も無事サロンに合流できるようになった。市井の生徒たちはちゃんと落ち着いてお昼を食べられるようになったらしい。良かった。
久しぶりに三人でサロンに集まりランチを広げると、早速と言うようにセドリック君が口を開いた。
「もうすぐ新入生レクリエーションがあるだろ? どんなことをするのか、誰かから聞いたか?」
目を輝かせながらセドリック君が身を乗り出した。
新入生レクリエーションとは、一年の入学式後初めてのイベントだ。
アプリゲームでは校内探索をして、攻略対象者と会える場所がマップ上に追加されるというシステムだった。このイベントが終わらないと、お相手とデートしたり鍛錬したり出来ない仕様になっていた。
学園内の攻略対象者と共に行ける場所を次々見て回り、ランダムで誰かとのイベントが一度だけ発生するという、ラッキースケベ的イベント。これは単なるスチル回収だけで、好感度には影響がなかったので、俺の場合はオルシス様以外が出てきた時は直前セーブまでもどり、ロードを繰り返していた気がする。
俺の時もそういうものだと思っていたんだけれど、セドリック君の台詞から考えると、違うパターンもあるのかな。
「どんなこと……って、学園内探索とかそういうものではないんですか?」
首を捻りながら訊くと、セドリック君は「そうなんだけど」とニヤリと笑った。
「毎年趣向を凝らした案内をするらしいんだよ。オルシス様から聞いてないか? 兄上たちの代は決められた場所にチェックポイントを置いて、班ごとにチェックポイントごとのお題をクリアしつつ全てを回り、その時間を競ったそうだよ。そのお題を考えるのが上級生たちらしくて、たまに二年三年に兄弟がいる生徒から情報を貰えたりするんだそうだよ」
兄様たち、そんなことをやっていたのか。その時の兄様のこと見たかったなあ。
「あ、僕、今年は兄上たちの代と同じことをやるのではっていう話をチラリとクラスで聞きましたよ。確定ではないでしょうけど。その話をしていた方が、内緒だぞと言いつつ、結構大きな声でダミアン君たちに教えていたのを聞いてしまって」
苦笑顔は、その時の状況を思い出していたらしい。最後にクラスメイトに「全然内緒になってないぞ」と突っ込まれたんだとか。
市井の人達もいい感じでクラスに馴染んで来たらしいのは、ジュールくんの話の端々から感じられる。
「へえええ! めっちゃ楽しそう! アルバは僕と同じ班な! 無駄な知識とかめちゃくちゃ多そうだし」
「なんですかその無駄な知識って」
「いや、無駄じゃないな。有意義だけれど表に出ない知識だな」
改めて思うけれど、セドリック君の俺への分析が侮れないなと思う。でも、同じ班になりたいって言ってくれるのは、素直に嬉しかった。
「改めて勉強し直さないとですね。どんな問題が出るんでしょうか。ちなみに、そのチェックポイントってどこに置かれていたのかって聞いてますか?」
俺の問いに、セドリック君はちょっと得意げな顔をして教えてくれた。
「食堂だろ、闘技場だろ、図書室だろ、特別教室棟だろ、クラブ棟、魔術訓練所、メノウの森の入り口、自主学習教室の八カ所だって」
あはい。それはアレですね、まんまアプリゲームと同じ場所ですね。
◆◆◆◆◆
※途中中等学園最終学年の事件は、来月発売の『最推し』④巻にはいっていますので、気になる方はぜひ四巻を手に取って貰えたら嬉しいです。
今日の皆さんは昨日と違ってさっぱりした顔をしている。食堂を使えることにホッとしているみたいだった。
食堂を出たところで、セドリック君がジュール君に声を掛けた。
「ジュール、調子はどうだい?」
「あ、セドリック様。おかげさまで元気です」
ニコッと笑ってジュール君も挨拶してくれる。
「後ろにいるのは今年から採用された市井の優秀な人達かな。よければ紹介してくれるかな」
「はい。皆さん、こちらの方はセネット公爵家嫡男セドリック様とサリエンテ公爵家ご子息アルバ様です」
ジュール君が後ろの人達に俺たちを紹介してくれる。そして後ろにいる人達を俺たちに紹介した。
一番背の高い人が街の大手商会の次男ダミアン。そばかすがある赤毛の人が市井の学校でとても優秀で一も二もなくここに推薦されたというトミィ。やっぱり成績優秀で市井の学校から推薦された小柄な人がルーツ。猫背で黒髪の人が平民だけど男爵家と親戚の両親がいるマルタ。黒髪眼鏡で医者を目指しているという人がフレッド。
皆、俺たちの家格を聞いて、慄いていた。はっきりと下を向いて震えている人もいる。
ジュール君も侯爵家だからあんまり俺たちと変わりないんだけど、それは言わない方がいいね。
「よろしく。何か困ったことがあったら声を掛けて」
セドリック君が気さくに手を上げる。俺もそれに頷いておいた。俺に出来ることなんて殆どないんだけどね。セドリック君なら嫌がらせとかされても止められるけど、俺はむしろ嫌がらせされる方だからね。
皆深々と頭を下げて、そそくさと教室に向かっていってしまった。
「怖がられてましたね。僕怖くないのに」
「アルバはある意味怖い」
「セドリック君酷い」
ニヤリと笑ってそんなことを言うセドリック君に笑いながら拗ねてみせると、セドリック君がだってそうじゃん、と流し目をくれた。
「僕たちの学年が落ち着いたのってアルバのせいじゃないか」
「僕のせいって、僕はなにもしていないですよ」
「いや、してただろ。中等学園の五年のとき、Aクラスの皆にめちゃくちゃ圧を掛けてたじゃないか」
あの時は正直アルバを敵に回しちゃだめだって思ったもん、と溜息とともに溢したセドリック君に、そんなことしてないよ、と笑顔を見せた。
中等学園最終学年は、ちょうど王宮の大改革が始まったばかりで、様々なところが混乱していたから。
俺が所属していたAクラスには、今はもう表に出ることのないアイン殿下の下で働いていた人の子息令嬢たちが結構多かったんだ。
教室で誰かと会話を交わすこともない無視状態になってしまって、教室移動にも苦労する毎日。それを解消したら今度は幼稚な嫌がらせが発生。うちのことを悪し様に言われた挙句兄様とのおそろいの特製万年筆を踏まれて壊されて、ブチ切れた俺。でもそこで感情が高まりすぎたのかなんなのか、魔法が暴走。一人ではどうすることもできない俺が目の前で倒れても、クラスの生徒たちは誰一人動かなかったということがあったんだ。
ちょうど早上がりして学園に来てくれた兄様に俺がクラスの真ん中で倒れているところを発見されて、激怒した兄様が学園の半分を凍らせてしまったんだけれど。人一人の命がかかっているときに誰一人動かず見殺しにするところだったとぶち切れたリコル先生がAクラス全員を停学にしてしまったんだ。
首謀者だった二人の生徒はその後学園に帰ってくることはなくて、俺も学園長にクラス替えを示唆されたんだけれど、でも皆また戻って来ても俺がいなかったらそんなことがあったことすら忘れてのうのうと暮らしそうだったのが腹が立って、ひたすら「もう倒れないよう頑張るので大丈夫です」「もうすぐ卒業ですし、一つくらいはいい思い出がつくりたいんです」と罪悪感をつつきまくったんだ。
そうしたら皆大人しくなって、すっかりうちのことを悪し様に言う人もいなくなったんだ。やっぱり最後まで俺と面と向かって会話する人はそんなにいなかったけれど。
俺たちの年の子息令嬢たちは結構選民意識が強い人が多いんだけれど、最終学年クラス全員停学事件でちょっとはましになったはず。
父様と兄様も睨みを利かせてくれたしね。魔王のような表情の二人は本当に素晴らしすぎて胸に何かがブッ刺さったよ……最高でした。
でもその時の俺の行動を見ていたセドリック君は、俺の行動がとても怖く映ったらしい。ことあるごとに「アルバお前、役者も出来るかもな……でも僕にはそういう対応しないで」とまるで懇願のように言ってくるのがちょっと困った。
数日後からは、ジュール君も無事サロンに合流できるようになった。市井の生徒たちはちゃんと落ち着いてお昼を食べられるようになったらしい。良かった。
久しぶりに三人でサロンに集まりランチを広げると、早速と言うようにセドリック君が口を開いた。
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目を輝かせながらセドリック君が身を乗り出した。
新入生レクリエーションとは、一年の入学式後初めてのイベントだ。
アプリゲームでは校内探索をして、攻略対象者と会える場所がマップ上に追加されるというシステムだった。このイベントが終わらないと、お相手とデートしたり鍛錬したり出来ない仕様になっていた。
学園内の攻略対象者と共に行ける場所を次々見て回り、ランダムで誰かとのイベントが一度だけ発生するという、ラッキースケベ的イベント。これは単なるスチル回収だけで、好感度には影響がなかったので、俺の場合はオルシス様以外が出てきた時は直前セーブまでもどり、ロードを繰り返していた気がする。
俺の時もそういうものだと思っていたんだけれど、セドリック君の台詞から考えると、違うパターンもあるのかな。
「どんなこと……って、学園内探索とかそういうものではないんですか?」
首を捻りながら訊くと、セドリック君は「そうなんだけど」とニヤリと笑った。
「毎年趣向を凝らした案内をするらしいんだよ。オルシス様から聞いてないか? 兄上たちの代は決められた場所にチェックポイントを置いて、班ごとにチェックポイントごとのお題をクリアしつつ全てを回り、その時間を競ったそうだよ。そのお題を考えるのが上級生たちらしくて、たまに二年三年に兄弟がいる生徒から情報を貰えたりするんだそうだよ」
兄様たち、そんなことをやっていたのか。その時の兄様のこと見たかったなあ。
「あ、僕、今年は兄上たちの代と同じことをやるのではっていう話をチラリとクラスで聞きましたよ。確定ではないでしょうけど。その話をしていた方が、内緒だぞと言いつつ、結構大きな声でダミアン君たちに教えていたのを聞いてしまって」
苦笑顔は、その時の状況を思い出していたらしい。最後にクラスメイトに「全然内緒になってないぞ」と突っ込まれたんだとか。
市井の人達もいい感じでクラスに馴染んで来たらしいのは、ジュールくんの話の端々から感じられる。
「へえええ! めっちゃ楽しそう! アルバは僕と同じ班な! 無駄な知識とかめちゃくちゃ多そうだし」
「なんですかその無駄な知識って」
「いや、無駄じゃないな。有意義だけれど表に出ない知識だな」
改めて思うけれど、セドリック君の俺への分析が侮れないなと思う。でも、同じ班になりたいって言ってくれるのは、素直に嬉しかった。
「改めて勉強し直さないとですね。どんな問題が出るんでしょうか。ちなみに、そのチェックポイントってどこに置かれていたのかって聞いてますか?」
俺の問いに、セドリック君はちょっと得意げな顔をして教えてくれた。
「食堂だろ、闘技場だろ、図書室だろ、特別教室棟だろ、クラブ棟、魔術訓練所、メノウの森の入り口、自主学習教室の八カ所だって」
あはい。それはアレですね、まんまアプリゲームと同じ場所ですね。
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※途中中等学園最終学年の事件は、来月発売の『最推し』④巻にはいっていますので、気になる方はぜひ四巻を手に取って貰えたら嬉しいです。
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