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アルバの高等学園編
最推しが入学式に来てくれました
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いつも楽しんでくださりありがとうございます。
久々の連載再開ですが、よければ楽しんでください。
所々五月発売の四巻に書かれている内容がチラリと出ると思いますが、ぜひそちらも楽しんで貰えたら嬉しいです。
アルバ高等学園編を書くにあたり、記念SSをそのまま持ってきたところもありますので、「あれ? これ読んだことある」という場合(特に最初の方はSSの方から始まりますので)おさらいのつもりで読んでいただけますと幸いです。
よろしくお願いします
重複にあたり、高等学園関連のSSは非公開になっておりますので、流れでその場面に行くまでお待ちください(^◇^;)
-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
兄様が卒業してヴォルフラム陛下の側近になって一年。
俺もとうとうあの制服を身に着ける時が来た。
『光臨夢幻∞デスティニー』の表紙を飾ったあの制服を。
兄様がこの制服を身に着けているのを見ては感涙にむせび、学園を背景に笑顔を見せた時には心臓が止まりそうなったあの制服だ。
デザインもとても洗練されていて、どんな人が身に着けてもかっこよさ二割り増しと思われるその制服を身に着けた俺は、大きな姿見の前でうなだれていた。
「に、似合わない……」
そう、兄様たちにはとても似合っていた制服は、俺にはとことん相性が悪かった。
そこまで伸びなかった身長、および、歳をとるごとに母に似てくる童顔な顔。
どちらかというと女性用制服の方が普通にしっくりくるんじゃないかと思う程に、男性用制服が似合わなかった。
「アルバ、おめでとう。今日からとうとう高等学園生だね。とてもよく似合うよ」
義父に声を掛けられて、力なく笑う。お世辞ですねありがとうございます。
ははは、はぁ~……と溜め息を吐くと、義父が少しだけ屈んでネクタイを直してくれた。
「どうしたんだい? 浮かない顔だね。オルシスとおそろいの制服を着ることができると大喜びすると思っていたんだが」
「それはとても嬉しいのですが……むしろ僕が着ることで残念感が漂うと言いますか……」
「残念感?」
「兄様があれほどに素晴らしく着こなしていた制服が、僕が着ることによってその素晴らしさを損なってしまうと思うと……っ」
あああ口惜しい、と嘆けば、義父がクスクスと笑いだした。
そこ笑うところじゃない。
口を尖らせていると、義父が俺の前に膝をついた。
そして、兄様とそっくりの紫色の目で俺を見上げ、俺の手を取った。
「大丈夫。私の目から見ても、アルバはとても素敵だ。出来立ての制服など、似合う者などほぼいないんだ。けれど、一月それを着て学園に通ってごらん、似合わなかった生徒たちは、全員その制服がとてもしっくりくる顔立ちになるんだよ。アルバも絶対に一月後にはオルシス以上にその制服が似合う高等学園生になる」
「そうでしょうか……」
義父の言葉は、まるで癒しの水のように、俺の胸にジワリと染み込んだ。
兄様そっくりの優しい笑顔が、下降していた気分を浮上させてくれる。
俺がホッと息を吐いて肩の力を抜いたのに気付いた義父は、そっと立ち上がり、今度は俺の肩を片腕で包み込んだ。
「オルシスの制服姿を見てアルバが泣いたように、私も今、アルバの制服姿を見て、感動で泣きそうだよ」
「父様……」
「ここまで大きくなってくれてありがとう。これはきっと、この館にいる者すべてが思っている。皆、アルバが大きくなった姿を待ち望んでいた」
微笑する義父の目は、言葉通り薄っすらと涙が浮かんでいた。
どんな時でも頼りになる義父の目に涙が浮かんだことで、胸がギュッと締め付けられる。
俺は思わず、義父の身体に腕を回した。
ここに来た時には、膝の上程しかなかった身長。今はもう、視線は義父の胸。
ここまで何不自由なく生きて来られたのは、この義父のお陰で。
「父様の子になれて、僕は幸せです」
「私も、アルバの父になれて幸せだよ」
入学式の朝、俺は義父と熱い抱擁を交わしたのだった。
義父の言う様に、中等学園で同じ学年だった者たちが高等学園の制服を着ているというのは、俺から見ても違和感がすごかった。
それは大人びていたセドリック君然り。
壇上で挨拶する新入生代表のセドリック君は、進級試験も難なく一位を取ったようだ。
兄様もここで挨拶していたなあ、なんて思い出している間に、セドリック君は壇上から引っ込んでいた。
そしてそっと俺の隣に座ると、トンと脇腹を突いてきた。
「僕の挨拶全く聞いてなかっただろ」
「ごめんなさい」
小さな声で抗議されたので、同じように小さな声で返すと、セドリック君は俺がいる方の口だけをクッと持ち上げた。相変わらず顔芸素晴らしいね。
「そこで謝るってことは全く聞いてなかったって認めるってことだよな」
「兄様のご挨拶を思い出していまして」
「あはい。ごちそうさま」
俺の答えを聞いた瞬間、セドリック君は真顔になった。
学園長のありがたい話を聞き流しながら終えた入学式。退場時保護者席を見ると、義父たちの中に、麗しの兄様が座っているのを見て、俺の足が止まった。
え、待って。今日も兄様は仕事で忙しいから朝からお顔を見れなかったのに。
何でここに?
どうして?
兄様が入学式に来てくれた? マジで?
「ほらアルバ、足が止まってる」
後ろからセドリック君が突いてくるけれど、俺はそれどころじゃないんだ。だって今日はまだ一度も見ていなかった兄様のご尊顔があるんだよ。
兄様はしっかりと俺を見ていてくれて、とても素晴らしい笑顔で「似合っているよ」と口を動かした。
「あとで思う存分間近で見ればいいから。アルバ、列が止まってるから早く進めって」
セドリック君に肩をガシッと掴まれて、そのままぐいぐい進まされた俺は、それでも視線は兄様に釘付けで、手を振る兄様に同じように手を振り返しながら講堂を後にした。
「兄様をもっと見ていたかった……」
「はいはい。家に帰ってゆっくりじっくり見ればいいだろ」
「だって兄様仕事が忙しいから……あの正式な側近の服を着ていたのに。とても似合っていて物凄くかっこよかったのに……」
「はいはいそうだね」
そのままぐいぐいセドリック君に押されて、俺は(無事?)教室に戻ったのだった。
教室での話も終わり、校舎入口に向かう。
セドリック君と共に校舎から出ると、フッと身体が持ち上がり、目の前に麗しのご尊顔が。
「アルバの制服姿、とても素敵だよ」
「兄様……!」
外で待ち構えていた兄様に抱き上げられた俺は、兄様の肩越しにセドリック君とツヴァイト公爵閣下に呆れたような目を向けられた。
「あれ、閣下も今日来てたんですか」
兄様の腕の中からツヴァイト閣下に声を掛けると、閣下は声を出して笑い始めた。
「いやいや、さっきオルシスの横に座ってたからな、俺。気付いてないとは思ったけど、やっぱりアルバの目にはオルシスしか映ってなかった」
「アルバは入学式の列を堰き止めるくらいオルシス様のしか目に入ってなかったですよ、兄上」
「しょっぱなからやらかしてるなあ、アルバは」
笑いの収まりきらない閣下に言われて、俺は初めて今日のやらかしを自覚した。
兄様に見惚れて、退場の列を堰き止める俺。後ろの人たちごめんなさい。俺が先頭でした。
「だって今日は兄様のお姿を一度も見れていなかったから」
他のことはどうでもよくなっちゃったんです。という心情は口から出さずにとどめたけれど、二人にはバレているようだった。二人はそっくりな顔で笑いをこらえていた。
「今日はどうしてもアルバの雄姿を見たかったから、朝一で仕事を引き継いで来たんだ。だから帰りは一緒に帰ろう」
「嬉しいです! でも陛下は大丈夫なんですか? 側近お二人ともいなくなって」
「新人の側近が一人や二人いなくても、陛下はどうということはないよ。大丈夫。それと、ミラ妃殿下から入学おめでとうと伝えて欲しいと頼まれたよ。今度王宮でお茶をしようって」
「ありがとうございます。ぜひ!」
兄様は俺の返事に頷くと、そっと俺を下ろしてくれた。そして、少しだけ乱れた制服の裾を直すために少しかがむと、ちゅ、と俺の頬にキスをした。
「~~~~」
いきなりの親愛のキスに、俺の頬に血が上る。
兄様の! 可愛らしいちゅう、いただきました!
「もう顔を洗わない」
「いくらでもキスするから、ちゃんと洗おうね」
覗き込んでくる兄様の愛らしい表情に、俺はもう瀕死だった。
久々の連載再開ですが、よければ楽しんでください。
所々五月発売の四巻に書かれている内容がチラリと出ると思いますが、ぜひそちらも楽しんで貰えたら嬉しいです。
アルバ高等学園編を書くにあたり、記念SSをそのまま持ってきたところもありますので、「あれ? これ読んだことある」という場合(特に最初の方はSSの方から始まりますので)おさらいのつもりで読んでいただけますと幸いです。
よろしくお願いします
重複にあたり、高等学園関連のSSは非公開になっておりますので、流れでその場面に行くまでお待ちください(^◇^;)
-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
兄様が卒業してヴォルフラム陛下の側近になって一年。
俺もとうとうあの制服を身に着ける時が来た。
『光臨夢幻∞デスティニー』の表紙を飾ったあの制服を。
兄様がこの制服を身に着けているのを見ては感涙にむせび、学園を背景に笑顔を見せた時には心臓が止まりそうなったあの制服だ。
デザインもとても洗練されていて、どんな人が身に着けてもかっこよさ二割り増しと思われるその制服を身に着けた俺は、大きな姿見の前でうなだれていた。
「に、似合わない……」
そう、兄様たちにはとても似合っていた制服は、俺にはとことん相性が悪かった。
そこまで伸びなかった身長、および、歳をとるごとに母に似てくる童顔な顔。
どちらかというと女性用制服の方が普通にしっくりくるんじゃないかと思う程に、男性用制服が似合わなかった。
「アルバ、おめでとう。今日からとうとう高等学園生だね。とてもよく似合うよ」
義父に声を掛けられて、力なく笑う。お世辞ですねありがとうございます。
ははは、はぁ~……と溜め息を吐くと、義父が少しだけ屈んでネクタイを直してくれた。
「どうしたんだい? 浮かない顔だね。オルシスとおそろいの制服を着ることができると大喜びすると思っていたんだが」
「それはとても嬉しいのですが……むしろ僕が着ることで残念感が漂うと言いますか……」
「残念感?」
「兄様があれほどに素晴らしく着こなしていた制服が、僕が着ることによってその素晴らしさを損なってしまうと思うと……っ」
あああ口惜しい、と嘆けば、義父がクスクスと笑いだした。
そこ笑うところじゃない。
口を尖らせていると、義父が俺の前に膝をついた。
そして、兄様とそっくりの紫色の目で俺を見上げ、俺の手を取った。
「大丈夫。私の目から見ても、アルバはとても素敵だ。出来立ての制服など、似合う者などほぼいないんだ。けれど、一月それを着て学園に通ってごらん、似合わなかった生徒たちは、全員その制服がとてもしっくりくる顔立ちになるんだよ。アルバも絶対に一月後にはオルシス以上にその制服が似合う高等学園生になる」
「そうでしょうか……」
義父の言葉は、まるで癒しの水のように、俺の胸にジワリと染み込んだ。
兄様そっくりの優しい笑顔が、下降していた気分を浮上させてくれる。
俺がホッと息を吐いて肩の力を抜いたのに気付いた義父は、そっと立ち上がり、今度は俺の肩を片腕で包み込んだ。
「オルシスの制服姿を見てアルバが泣いたように、私も今、アルバの制服姿を見て、感動で泣きそうだよ」
「父様……」
「ここまで大きくなってくれてありがとう。これはきっと、この館にいる者すべてが思っている。皆、アルバが大きくなった姿を待ち望んでいた」
微笑する義父の目は、言葉通り薄っすらと涙が浮かんでいた。
どんな時でも頼りになる義父の目に涙が浮かんだことで、胸がギュッと締め付けられる。
俺は思わず、義父の身体に腕を回した。
ここに来た時には、膝の上程しかなかった身長。今はもう、視線は義父の胸。
ここまで何不自由なく生きて来られたのは、この義父のお陰で。
「父様の子になれて、僕は幸せです」
「私も、アルバの父になれて幸せだよ」
入学式の朝、俺は義父と熱い抱擁を交わしたのだった。
義父の言う様に、中等学園で同じ学年だった者たちが高等学園の制服を着ているというのは、俺から見ても違和感がすごかった。
それは大人びていたセドリック君然り。
壇上で挨拶する新入生代表のセドリック君は、進級試験も難なく一位を取ったようだ。
兄様もここで挨拶していたなあ、なんて思い出している間に、セドリック君は壇上から引っ込んでいた。
そしてそっと俺の隣に座ると、トンと脇腹を突いてきた。
「僕の挨拶全く聞いてなかっただろ」
「ごめんなさい」
小さな声で抗議されたので、同じように小さな声で返すと、セドリック君は俺がいる方の口だけをクッと持ち上げた。相変わらず顔芸素晴らしいね。
「そこで謝るってことは全く聞いてなかったって認めるってことだよな」
「兄様のご挨拶を思い出していまして」
「あはい。ごちそうさま」
俺の答えを聞いた瞬間、セドリック君は真顔になった。
学園長のありがたい話を聞き流しながら終えた入学式。退場時保護者席を見ると、義父たちの中に、麗しの兄様が座っているのを見て、俺の足が止まった。
え、待って。今日も兄様は仕事で忙しいから朝からお顔を見れなかったのに。
何でここに?
どうして?
兄様が入学式に来てくれた? マジで?
「ほらアルバ、足が止まってる」
後ろからセドリック君が突いてくるけれど、俺はそれどころじゃないんだ。だって今日はまだ一度も見ていなかった兄様のご尊顔があるんだよ。
兄様はしっかりと俺を見ていてくれて、とても素晴らしい笑顔で「似合っているよ」と口を動かした。
「あとで思う存分間近で見ればいいから。アルバ、列が止まってるから早く進めって」
セドリック君に肩をガシッと掴まれて、そのままぐいぐい進まされた俺は、それでも視線は兄様に釘付けで、手を振る兄様に同じように手を振り返しながら講堂を後にした。
「兄様をもっと見ていたかった……」
「はいはい。家に帰ってゆっくりじっくり見ればいいだろ」
「だって兄様仕事が忙しいから……あの正式な側近の服を着ていたのに。とても似合っていて物凄くかっこよかったのに……」
「はいはいそうだね」
そのままぐいぐいセドリック君に押されて、俺は(無事?)教室に戻ったのだった。
教室での話も終わり、校舎入口に向かう。
セドリック君と共に校舎から出ると、フッと身体が持ち上がり、目の前に麗しのご尊顔が。
「アルバの制服姿、とても素敵だよ」
「兄様……!」
外で待ち構えていた兄様に抱き上げられた俺は、兄様の肩越しにセドリック君とツヴァイト公爵閣下に呆れたような目を向けられた。
「あれ、閣下も今日来てたんですか」
兄様の腕の中からツヴァイト閣下に声を掛けると、閣下は声を出して笑い始めた。
「いやいや、さっきオルシスの横に座ってたからな、俺。気付いてないとは思ったけど、やっぱりアルバの目にはオルシスしか映ってなかった」
「アルバは入学式の列を堰き止めるくらいオルシス様のしか目に入ってなかったですよ、兄上」
「しょっぱなからやらかしてるなあ、アルバは」
笑いの収まりきらない閣下に言われて、俺は初めて今日のやらかしを自覚した。
兄様に見惚れて、退場の列を堰き止める俺。後ろの人たちごめんなさい。俺が先頭でした。
「だって今日は兄様のお姿を一度も見れていなかったから」
他のことはどうでもよくなっちゃったんです。という心情は口から出さずにとどめたけれど、二人にはバレているようだった。二人はそっくりな顔で笑いをこらえていた。
「今日はどうしてもアルバの雄姿を見たかったから、朝一で仕事を引き継いで来たんだ。だから帰りは一緒に帰ろう」
「嬉しいです! でも陛下は大丈夫なんですか? 側近お二人ともいなくなって」
「新人の側近が一人や二人いなくても、陛下はどうということはないよ。大丈夫。それと、ミラ妃殿下から入学おめでとうと伝えて欲しいと頼まれたよ。今度王宮でお茶をしようって」
「ありがとうございます。ぜひ!」
兄様は俺の返事に頷くと、そっと俺を下ろしてくれた。そして、少しだけ乱れた制服の裾を直すために少しかがむと、ちゅ、と俺の頬にキスをした。
「~~~~」
いきなりの親愛のキスに、俺の頬に血が上る。
兄様の! 可愛らしいちゅう、いただきました!
「もう顔を洗わない」
「いくらでもキスするから、ちゃんと洗おうね」
覗き込んでくる兄様の愛らしい表情に、俺はもう瀕死だった。
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