「これを見ずして薬師マックは語れない」『【トレ】薬師マックスレ【名物】』

朝陽天満

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『薬師辞めないでくれええええええええ』

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「久々に二人が手を繋いで歩いてたよ」

「マジ? どこ?」

「トレの街。皆で夜狩り行こうぜって盛り上がって外出たら、二人でほのぼの道を歩いてた。今日はレア待ったなしだ」

「俺も今トレ。でも今日はトレの雑貨屋休みなんだよ。店主に何があったのか心配だ……」

「あれじゃね? 皆が寄ってたかって薬師マック作ポーション類を買い漁ったから売りもんなくなったんじゃね?」

「なるほど」

「それだ」

「マジかー……そろそろハイポなくなるから買いに行こうと思ってたのに」

「いやいや、確定じゃなくて単なる推測だからな?」

「っつうか聞いてくれ。今、たった今目の前をめっちゃ階級が高そうな教会の人が通った。門番さんのところで薬師マックの所在訊いてるんだけど。薬師マックとうとう僧侶をメインにする気かよ……」

「Σ(゜Д゜)」

「Σ(゜Д゜)」

「まて!早まるな薬師マック!!!」

「そうだ早まるな!君は薬師が一番似合うし才能がある!」

「そうだそうだ」

「薬師マックが薬師じゃなくなったら俺らどうすりゃいいんだよ………!」

「うおおお……!」

「薬、薬をくれえええええ!」

「やばいやつ出てきた。気持ちは一緒だけどな」

「落ち着け。まだ何一つ推測の域を出てないから。想像で騒ぐなんて薬師マックに迷惑がかかるだろ」

「そうか……」

「そうだな……」

「すまない、取り乱した」

「決めるのは薬師マックなんだから、何にせよここで騒いでもむだよ。見守りましょ」



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