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『薬師マックからの依頼報酬すっごーい薬めっちゃ気になる』
しおりを挟む「【朗報!】薬師マック特製ハイポーションが手に入る!」
「詳しく」
「詳しく!」
「詳細に!」
「ギルドの掲示板に張り付けられてた依頼の中に、ポツンとあった」
「それはトレ限定か」
「俺、まだトレの魔法陣登録してねえよ!」
「いや、俺が見たのはオットの街のギルドだから、もしかしたら全街に配布されてるかも」
「お、俺丁度ギルド内。あ、あった。マジだ……」
「詳細よろ」
「いや自分で見に行けよ」
「俺は見に行く時間も惜しい。『謎素材』を溜めないといけないのでな……」
「しっかり見てるんじゃねえか。俺も『謎素材』集めに行く。ところでその素材ってどうやって手に入れるんだ?」
「壁向こうの魔物をだな。100匹くらい倒すと、運がいいと一回くらい落とすんじゃねえか?」
「壁向こうの魔物を100匹……俺まだ壁向こうの魔物に勝てねえよ」
「レベルを上げるしかねえな。そういう俺はまだ辺境に着いたばっかり」
「私『謎素材』5個納品してきた。丁度持ってたから。そして、『薬師マック依頼限定入手可能の秘薬』手に入れた!」
「な、なんだそりゃ……欲しい(ゴクリ」
「詳細は伝えちゃダメなんですって。そして、自身でしか使っちゃダメってギルドの方から言われた。もちろん戦闘中に一緒に戦ってる人に使うのはいいんだけど、転売が見つかったらもう渡すことは出来ないって念を押された。だから、あげれないんだごめーん」
「いやお前人にあげる気全くねえだろ」
「だってこれ、すっごーいのよ。ほんとにすっごーいの。また『謎素材』ゲットして貰ってくる。もう、癖になりそう」
「ど、どんなすっごーい秘薬なんだ……薬師マックは成人してるのか……? (ゴクリ」
「俺も癖になりてえ……!」
「俺もすっごーいって言ってみてえ……! ちなみに俺は成人済みだ!」
「そんなの聞いてねえよ。それにあの姿、まだ未成年なんじゃないのか?」
「いやでも門番さんとすっごーい薬を使ってるかもしれねえじゃねえか!(血涙)」
「きっとあの二人はアレだ。ピュアピュアだ」
「ああ、見るからに微笑ましいピュアピュアだな……」
「すっごーい薬なんて、まだ早いくらいのぴゅあっピュアだ」
「よし、どんなすっごーい薬か調べるためにも『謎素材』ゲットしてくる」
「俺、レベル上げて来る」
「ちょっと三徹くらいしてくるかな」
「有給取って来る」
「うわあ、本腰入れたわね。私も負けないでゲットしないと」
「くそ、俺は何でまだレベルが60なんだ……」
「逆にトレで門番さんたちのイチャイチャチェックして魔物狩りしたらいいんじゃねえのかな」
「Σ(゜Д゜)その手があったか……」
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